2011年04月

2011年04月07日

東電と労働貴族

フリーライター特報版から

政府官邸と東京電力をつなぐ労働貴族

危険な仕事は下請け協力会社に押し付けている現状

 今回の事故で色々考えさせられることがたくさんある事が分かりました。昨日、東電の協力会社のエンジニア(作業員)3名が被爆して病院に搬送されましたが、下請負いの末端の労働者です。
東電の社員が所属し民主党の最大の支持母体である連合は、同じ労働者が現在過酷な状況下での仕事を強いられていることに関して、何の言葉もないのか。
 この点に関して次のようなコメントがありました。
 東電関連会社の作業員が被ばく、負傷する事故が起こったことに対し、同じ3号機で放水活動を続けてきた自衛隊の幹部らからは東電の安全管理を危ぐする声が上がった。陸上自衛隊幹部は「同じ復旧を目指す立場として、作業員が負傷したことには心が痛む」と顔をしかめた。

 
水に漬かりながらケーブル敷設作業をしていたことに、海上自衛隊幹部は「そんなやり方を誰が認めたのか。東電の指示、監督はどうなっているのか」と憤った。( http://www.sponichi.co.jp/society/news/ 2011/03/25)
笹森清 内閣特別顧問  # 1960年 東京電力入社

# 1982年 全日本民間労働組合協議会 事務局次長
# 1986年 東京電力労働組合 書記長
# 1989年 東京電力労働組合 委員長
# 1993年 全国電力関連産業労働組合総連合 会長  * 日本労働組合総連合会 副会長
 2010年 内閣特別顧問
 連合は自治労、日教組などの公務員労働者と電力・電気・自動車などの大手労働組合などで創られた日本最大の労働組合です。連合は民主党の最大のスポ
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ンサーであり、支援団体ですが、その人物が内閣の特別顧問に就任していた。
≪ 
政府、内閣特別顧問に連合・笹森元会長任命< 2010年10月15日 >
 政府は民主党最大の支持団体「連合」の元会長・笹森清氏を内閣特別顧問に任命した。笹森氏は01年から4年間、連合の会長を務め、現在は労働者福祉中央協議会の会長を務めている。仙谷官房長官は笹森氏起用の理由について、「連合会長を務め、雇用や社会保障など幅広い分野に優れた識見を有している」と述べた。内閣特別顧問は京セラの稲盛和夫名誉会長に続いて2人目になる≫
 官邸と東京電力は仲良しなんですね。菅直人首相の私邸が「計画停電」の除外区になっているのは、このような人脈が機能しているからでしょうか。
 連合よ、君達はヌクヌクとして高給をもらいながら安全なところにいて、危険な仕事は下請け会社の若いエンジニア(作業員)に任せっきりですか。
 労働貴族のダラ幹部が支配する日本の労働運動のデタラメさが今回の事故で露呈されました。これは今に始まったことではありません。
 昔からこうなのです。左の本(堀江邦夫著「原発〜科学」の虚妄を剥ぐ体験ドキュメント『原発ジプシー』私がそこで体験したものは)は私がまだ20歳代の後半頃に出版された本で、著者の堀江邦夫さんと私は何回も会い話をしたことがあります。
 私は当時、福島における原発推進派でした。しかし、同時に私はそこで働く原発労働者の問題に関しては、下請け会社の社員に危険な仕事をやらせる、その有り方に強い疑問を持っていたのです。
だから私は彼らとも積極的に話をしていました。彼は被爆したかもしれないので、長生きは出来ないかも知れないと言っていましたが、現在どこにいるのでしょう。元気でいるのだろうか? もし、この記事を見たなら連絡下さい。貴方が身体を賭けて問題提起したその実態は今も変わりません。しかし、ようやくマスコミで大々的に報じられることになりそうです。




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2011年04月02日

自衛隊の使命感に感動

フリーライター4月号

自衛隊員の使命感に感動

反自衛隊活動をやってきた連中は何と答える?

「自分が行きます!」自衛隊員の半端ではない使命感
「自分が行きます!」隊員が口を揃えた。福島第一原発に放水をするため、陸上自衛隊のヘリコプター「CH-47」が出動することになった時のことだ。「今、無理しなくてどうする」被曝覚悟の作戦にもかかわらず、そんな声があちこちから聞こえてくる。放水作業だけではない、被災現場での救援でも厳しい状況は同様だ。氷点下の気温の中で作業を続けるが、燃料を使うわけにはいかないと、暖をとることもない。持っていた隊員用の携帯糧食を、迷うことなく被災者に渡す隊員ばかりだという。
 
空腹の中で作業を終え、ドロドロになった戦闘服を脱ぎ、翌日、またその同じ服を着て出ていく。夜になると車座になって、つらかった光景、ひどく悲しかったことなど、その日のことを声を出して吐き出し、泣く。やがて、明日も任務を精一杯やろうと誓い合って、一日を終えるのである。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5688 ≫
 今の日本に「自衛隊員などいらない」などと口に出来る人が果たしているでしょうか? これまで左翼は散々反戦活動などと称して自衛隊に反対してきた。
 例えば自衛隊が訓練地に戦車を移動するに際しても、その戦車を積んだトラックの走行を邪魔したりして妨害しました。
 先般、自衛隊の特殊な戦車が福島原発に向けて運ばれて行くシーンが流された。かなりの高濃度な放射線地帯であっても、活動することが可能な戦車だと言います。左翼団体はその戦車の前に立ちふさがって妨害することは出来まい。そんなことをしたら今度は国民に半殺しにされてしまうでしょう。
 在日米軍にしてもそうです。当初から最大限の支援体制を組んでいたのに、政府がモタモタしている内に放射能汚染が拡大して、本格的な支援を行なえずに避難してしまった。しかし、確かな助言は行なっています。北沢防衛大臣が海水をいつまでも放水する危険性があると米軍から指摘され、真水に変えると
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会見で述べていましたが、これには米軍は協力すると聞いています。さらに放射線の治療薬や高濃度の中でも動かせるロボットの提供も申し出ています。
≪ 米がロボット提供申し出、がれき除去で
 依然、危機的な状況が続く福島第一原発に対処するため、アメリカ側ががれきの除去のため遠隔操作が可能なロボットの提供を申し出ていることが明らかになりました。 福島第一原発をめぐって福山官房副長官や在日アメリカ軍幹部らによる協議が24日夜まで3日連続で行なわれました。
 アメリカ側はすでに放射線の治療薬などを提供することにしていますが、新たに、原発内部で散乱しているがれきを除去するため、遠隔操作が可能なロボットを提供すると申し出ました。自衛隊は原発内のがれき除去のため、すでに戦車を派遣していますが、戦車ではケーブルなどを切断してしまうため運用が難しいとの報告があがっていました。http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs≫
 私は以前、右翼活動家であり、民族派団体を主宰したこともありましたが、一時は反米に傾いた時もあった。が、大日本愛国党の故赤尾敏総裁などの影響を受け、親米右翼になりました。私は今回の米国の対応や、米軍の本当に親身になって動いている、その光景を目の辺りにして、自分の思想的な転向が決して間違いではなかったと確信しました。
 今、自衛隊で指揮を執っている幹部達は私などと同年代の人達だと思います。

2006年2月12日に書いた記事を紹介します。

 
社民党の呆れた「自衛隊違憲」宣言 社民党は昨日の党大会で、自衛隊は「違憲状態にある」との綱領を採択した。旧社会党時代、それまでの「自衛隊は憲法違反」という主張を変えさせたのは、突然飛び込んだ自民党からの連立政権の誘いだった。 万年野党として存在感が薄かった旧社会党。お手本としてきたソビエト社会主義国家も瓦解して、打ちひしがれていた彼らにとって願ってもない事だった。彼らは党是をかなぐり捨てて権力の座に飛びついたのである。
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 そして今日、国民から見離されたこの党の選択は先祖返りだった。自衛隊をまた憲法違反と規定して日本国家の弱体化を狙い、共産中国や北朝鮮の侵略に手を貸す売国的な輩である。
 私はこの社会党が主張してきた「自衛隊反対!」の運動の中で辛い思いをしてきた人を見てきた。それは自衛隊員の息子で小学校時代の同級生S君であった。彼はお父さんが
福島市の駐屯地に転勤してきた関係で、5年生の時に私たちが通う学校に転向してきた。
 日教組の先生が何かにつけて、このS君に辛く当っていた。それが彼の父が自衛隊員であることと関係があったことは、それとなく分かったが、当時の私にはどうすることも出来なかった。私が親しくすると私にも虐めが始まった。 この日教組の先生の口癖は「勉強しないと自衛隊員くらいにしかなれないぞ」だった。まるで自衛隊員になる人が馬鹿ばかりのような悪口三昧である。このような先生に私は反発を強め、おかげで余計虐められた。
 私が成人式に出席した時である。
福島市の県営体育館に大勢の人が集合していた。一台のマイクロバスが近づいた。福島市の自衛隊の駐屯地から成人式に出るためにやって来た同じ20歳の自衛隊員達であった。
 このマイクロバスが到着するや、赤旗を振りかざした集団がマイクロバスを取り囲んだ。社会党の青年組織・社青同の連中だった。自衛隊員はバスを降りる事が出来ずに、そのまま帰るしかなかった。
 米国では小学校の低学年の生徒に「将来何になりたいか?」と訊くと、「兵隊さんになりたい」と答える子どもがたくさんいるという。なぜ米国が強力な国家なのか。それは近代的な兵器を揃えているだけではないのだ。
 現在の占領憲法を平和憲法と呼び、理想的な至上のものであると信じて疑わない人々にとっては、自衛隊こそ存在してはならぬ余計な存在の最たる存在なのだろう。我々
《極右》は、「日本の国家にとって余計な存在、無くなってしまったほうが良い存在の最たるものこそ、社民党である」と考える。消えてなくなれ社民党! ≫ 以上
                
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 あの日、成人式の会場から追い出された若者が今、我々を救ってくれるために日夜戦っています。成人式から追い出した連中は、当時の社会党を支持していた自治労でした。いまこそ、自治労に問いたい。民主党の最大の支持母体として、何か言うべきではないのかと。



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フリーライター4月号

フリーライター4月号・目次

      平成23年4月 115日号 第32巻第5

           (創刊1980年5月・通巻640号)

 

 

福島原発事故と民主党政権 
 

  最悪事態を招いても狼狽するばかりの見苦しさ

 

自衛隊員の使命感に感動
 
 

  反自衛隊活動をやってきた連中は何と答える? 

 

政府官邸と東京電力をつなぐ労働貴族 
 

  危険な仕事は下請け協力会社に押し付けている現状

 

パチンコ屋は節電に協力しろ!
 
 

  2ちゃんねるにもスレッドが大きな社会的関心事へ

 

辻元補佐官が関西で防災勉強会に出席 
 

  そんな暇があったら、東北で何かしたら・・



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