無門日記

ことばで/一羽の鴎を/撃ち落すことができるか    寺山修司

金曜日 晴れ

今年の第37回現代俳句評論賞を、俳句集団【itak】幹事の松王かをりさん(「銀化」同人、「雪華」会員)が受賞いたしました!

現代俳句協会のサイトにもアップされています。

作品名は「『未来へのまなざし』〜「ぬべし」を視座としての「鶏頭」再考〜」
もちろんこれは正岡子規の有名な「鶏頭の十四五本もありぬべし」の論考である。
ご存知のとおりこの句はこれまで多くの論争を呼んだ作品だか、ついに今年、全く新しい解釈が登場した!
論争に一石を投ずるというより、これはひょっとしたら決定的考察ではないか、と思うほど核心をついた作品である。
昨日(9月7日)の北海道新聞夕刊に松王かをりさんが受賞作についてその概要を書いたものが掲載されている。
北海度新聞購読者で読み逃したかたはぜひ昨日の夕刊を開いてお読みいただきたい。
全文は「現代俳句」10月号に掲載される予定。ご期待ください!!

松王かをりさんの受賞は37年の評論賞の歴史の中、2人目の道内作家の受賞となった。

ちなみに明日の俳句集団【itak】第33回イベントに松王かをりさんも参加いたします。
おめでとうございます! 万歳!

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木曜日 晴れ

皆さま、お久しぶりです。

このところ facebook twitter での更新でいそがしく、こちらの本家のほうはほとんど留守にしていて申し訳ありません。
snsの方でも本名でやっておりますので、どうぞよろしく。

さて、今週の土曜日は、俳句集団【itak】の第33回イベントとなっております。
今回は下川町で酪農を営んでいる鈴木牛後さんがリアルな牛と俳句の話をしてくれます。
俳句だけではなく酪農に興味をお持ちの方も聞き逃せない面白い企画!

下記要領で開催されます。

◆日時:平成29年9月9日(土)13時00分〜16時50分
◆場所:「北海道立文学館」 講堂
      札幌市中央区中島公園1番4号
      TEL:011−511−7655
■プログラム■
 第1部 講演会 『 生・牛の歳時記』
〜あまり知られていないかもしれない牛と牛飼いの暮らし〜
講 演  鈴木牛後(俳人・酪農家)...

 第2部 句会(当季雑詠2句出句)

<参加料>
一   般  500円
高校生以下  無  料
(但し引率の大人の方は500円を頂きます)

ワンコインと俳句2句握りしめて当日おいでください。
どなたでも参加できます。
句会はちょっと…、という方は見学だけでもOKです。
俳句集団【itak】は完全に開放された文芸の場です。
ちょっとのぞき見でもOKですので遠慮なく!

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日曜日 曇り

このところ暖かい。
ライラックも盛りとなり、札幌の一番美しい季節が来ようとしている。
理由もなく幸せな気持ちになってくる。
寒いより、やはり暖かいほうがいい、暑いほうがいい。
北海道の人間には夏の暑さが嫌いだという人も多いが、ぼくは冬より真夏の暑さのほうがまだ好きだ。
気持ちが明るくなるものね。

290513itak 風景2



さて、先週の土曜日の13日には俳句集団【itak】の第31回イベントを開催した。
5周年を記念して、itakとしては初の吟行句会をやってみた。
ただの吟行句会ではつまらないので、それぞれ自分で模造紙の大短冊に句を大書して、それを会場の壁いっぱいを使い貼り巡らし、自由に歩きながら選句をしてはポストイットを見えない場所に貼っていくという趣向でやってみた。

これが意外と面白かった。
なんといっても手書きの句にはそれぞれ個性的な生命感がにじみ出ていたのである。
悪くない。
この方式の句会をまた時期を見てやることにしよう。


これから6月、7月と予定がいっぱいになっている。

それをいくつか書き出しておこう。


第40回雪華年次俳句大会
講演:五十嵐秀彦 
演題:「寺山修司俳句〜現実と虚構の境界〜」
日時 5月28日(日) 12:40〜14:00
場所 アートホテル旭川(旭川市7条通6丁目)
入場無料 (受付で「講演を聴きに来た」と言ってください)
※雪華会員でなくとも聴講できますので遠慮なくいらしてください。



北海道俳句協会第62回全道俳句大会・記念講演
講演:櫂未知子
演題:「陸封の文学〜ユニークな俳人たち〜」
日時 6月4日(日) 13:00〜
場所 札幌すみれホテル (中央区北1条西2丁目)
入場無料
当日は私が「協会賞」選考経過の発表をする予定です。
受賞者は下川町の鈴木牛後さん。
牛後さんの受賞の言葉もありますよ!


俳句甲子園札幌会場(予選)
日時 6月10日(土) 10:00〜
場所 札幌市教育文化会館 (中央区北1条西13丁目)
観覧無料
私は審査員として参加しています。
参加校:旭川東高校、小樽潮陵高校、札幌創成高校

 
上記3イベント、全部無料です!




28日の講演は1月にitakでやったものと同じ内容になるけれど、数か月たっただけなのにほとんど忘れてしまっていて、少し焦っているのだ。

まぁ、今夜は寺山の詩の歌でも聴いて寝てしまうのだが…。

浅川マキ 「ピアニストを撃て」(作詞:寺山修司)

日曜日 晴れ

次の土曜日13日は俳句集団【itak】の第31回イベントがあります。

どなたでも参加できます。
日程は下記のとおり。

第31回イベントのご案内

◆日時:平成29年5月13日(土)
13:00〜16:50
(受付開始は12:30)
◆場所:北海道立文学館 講堂
札幌市中央区中島公園1番4号
TEL:011−511−7655

■プログラム■

第一部 俳句集団【itak】旗揚五周年記念・吟行句会
『北海道立文学館・中島公園吟行句会』−大短冊貼出−

※開始時刻まで、北海道立文学館・中島公園を各自自由に吟行し
2句作ってお持ちになってください。大短冊は各自で書いていただく予定です。

第二部
句会(当季雑詠吟行句2句出句)

<参加料>
一 般 500円
高校生以下 無 料(但し引率の大人の方は500円を頂きます)

懇親会のご案内
会場:地の酒地の酉・まる田 七番蔵

札幌市中央区南2条西4 フェアリースクエアビル1階 
時刻:17:30〜19:30
会費:4000円(飲み放題つき)

itakhaiku@gmail.com

※今回のイベントは吟行句会となっていますので、まずは中島公園を各自吟行していただきます。
13時15分ぐらいまでに会場にお集まりください。
そこからがitak風の趣向をこらす予定です。
ちょっと風変わりな句会を予定しています。
ご期待ください。
当日ぶらりと参加も歓迎いたしますが、できれば上記アドレスにメールで申し込んでいただけると助かります。
また懇親会の参加希望の場合には、予約の都合があるため事前に申し込みお願いいたします。
俳句集団【itak】のイベントは常に開放されています。
誰でも参加できます。俳句に興味があって、見学だけしたいという方も歓迎ですので、遠慮なくご参加ください。


itak第31回フライヤー-001

土曜日 晴れ

ようやく春の訪れを実感できる日がやってきた。

北海道新聞の朝刊の「新・北のうた暦」も3月1日スタートし、順調に回を重ねている。
はたして読者のみなさんの評価はどうなんだろうと気にはなっていたが…。

23日(日)に、北海道新聞連続講演会第5回「北海道の暮らしと季語」で話をさせてもらう機会があった。
聴講のためには事前申し込みが必要であり、当初定員70名でそれを超えると抽選する前提で募集したのだが、蓋を開けてみると申し込みがずいぶん多くなってしまったらしい。
それで当初の会場を変更し全員入れることになった。そう教えられて驚いた。

当日、道新社内の大会議室に170名の人々が集まってくださった。
ぼくはともかく、一緒に登壇した北海学園大学教授の田中綾さんの人気もあったのだろうけれど、なにより連載が好評だったからだろうと思い、とりあえず安心した。

北海道新聞24日朝刊。「「体験を生きた言葉で」 新・北のうた暦筆者2人が講演」


詳しくは5月3日の朝刊に記事となって載るらしい。
少しでもこの小さなコラムが俳句人気につながってくれるとうれしいのだが…。



角川の月刊誌「俳句」5月号に、近作「五月の青」12句掲載された。
総合誌に自作品を発表したのは久しぶりのこと。

 肉体のすきまに桜詰めてゐる
 
 風薫る過日お申し越しの件

 和音階上五月の青に支配され

           五十嵐秀彦 「俳句」5月号(角川書店)より




「藍生」と「雪華」の5月号が同時に届いた。

    「藍生」5月号 主宰詠より
 花の雨さくらを植ゑてきしひとに     黒田杏子
 ひらきつぐさくらの國をかなしみて    黒田杏子

    「藍生」5月号「藍生集」掲載拙句より
 四肢硬き雪夜北向く思想かな       秀彦
 見えぬ眼に雪と告ぐ夜の別れかな     秀彦


    「雪華」5月号 主宰詠より
 空よりも水辺の遠き彼岸かな       橋本喜夫
 しらうをを食ふ死にたての音たてて    橋本喜夫

    「雪華」5月号「雪月花」掲載拙句より
 億千の死衣のほつれや牡丹雪       秀彦
 空耳の光明真言雪の果          秀彦

    「雪華」5月号「雪華集」掲載拙句より
 春隣泪をにぎりつぶす音         秀彦
 白鳥帰る雪嶺の端を縫ひながら      秀彦



早川義夫 - 桜

土曜日 晴れ

290414岡大介君


昨夜は、Hippies Sapporo での岡大介君のライブを聴いてきた。
彼は明治大正の演歌をレパートリーの中心に据えて活動している歌手で、いまどき流しを積極的にやっている珍しい人。
誰もやっていないことをやるという意気込みにまず魅かれる。
ある意味前衛を疾走しているとも言えるんじゃないか。

出発点はフォーク歌手で、いまも基本的にはそうだろうと感じる。
ライブでは昔の演歌中心だったが、ステージがはねたあとの打ち上げではかつてのフォークの名曲をつぎつぎと歌ってくれた。
友部正人さんの「一本道」も打ち上げの席で歌ってくれたが、なんだか泣けてしまった。
20代の頃を思い出して泣くようじゃ、ぼくもすっかり老境というやつだ。

浅川マキさんの「スポットライト」も歌ってくれた。

やっぱり浅川マキの歌の世界からぼくが受けた影響は、虚子や子規や西東三鬼、永田耕衣などよりはるかに深いところで受けているように思う。
誰も気づいていないだろうが、ぼくの俳句の中にそれがひそかに流れている。

たとえばこんな句などに。

黒眼鏡して夕凪をひとくくり
夜に還る隧道を抜け冬を抜け
ルビふつてかすかに泣けり春北風
もう誰もゐない庚申塚暮春
日記買ふ絶望の魚捨つるため
こときれてゆく夕凪のごときもの
おもかげは新宿少女冬の虹
     (五十嵐秀彦 句集『無量』より)

どこが? と思われるだろうけれど、そりゃまぁ、そういうことです。



さて、今月の23日(日)に道新で講演会をいたします。
「北海道の暮らしと季語」(田中綾さんと五十嵐秀彦)
すでに申し込みは締め切りとなっています。
定員70名のところに200名以上の申し込みがあって、会場を200名サイズの場所に移して実施するとのこと。
そんなにたくさんの人が、ぼくと田中綾さんの話に何を期待されているのかを考えると、どうも不安になってきますが、例によって自然体で勝手なことを話すことになると思います。
歳時記や季語の役立つ話を期待している人にはきっと「なんじゃこりゃ!」とお怒りになる内容になるかと思いますが、なにとぞ逆上しないでくださいね(笑)。


290423道新講演会





岡大介カバー 浅草キッド


日曜日 曇り

珍しく一歩も外に出なかった一日。
山ほど資料に当たらなければできない原稿だったので仕方がない。

さて、次の土曜日は早くも俳句集団【itak】第30回イベントである。
今回は、itak幹事で英文学者の平倫子さんの講演だ。

  俳句集団【itak】第30回イベント
*と き 平成29年3月11日(土)午後1時〜4時50分
*ところ 北海道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1−4)
*参加料 一般500円、高校生以下無料

◆第1部 講演会 ルイス・キャロル なくて七癖
『シルヴィ―とブルーノ・完結篇』−翻訳こぼればなし−
講 演  平 倫子(俳人・英文学者 俳句集団【itak】幹事)

◆第2部 句会(当季雑詠2句出句・投句締切午後1時)


詳細は下記のリンクを参照ください。

第30回俳句集団【itak】イベントのご案内

第30回イベント 講演会『シルヴィ―とブルーノ・完結篇』


いつも言っているように、このイベントは誰にでも開放されています。
500円と俳句を2句もって中島公園の北海道立文学館地下講堂に午後1時までにいらしてください。
俳句は無いんだけど一度様子を見学したいという人も歓迎です。



少し時間が開いてしまったけど、9月イベントの松王かをりさんの講演「 知って得する!俳句の文語文法」の抄録と、11月イベントの山之内悦子さんの講演「うちらには日本語がある」の抄録とスライド資料がitakブログにアップされたので、どうぞお読みください。
どちらも大変好評の講演でした。抄録にもその魅力がたっぷりと詰め込まれています。

俳句集団【itak】第27回イベント抄録

俳句集団【itak】第27回イベント抄録(スライド資料)

俳句集団【itak】第28回イベント抄録





昨日の句会でアイヌ民族の喉歌のことが話題となった。
喉歌Throat-singingは北方圏の民族に共通した唱法で、日本でもアイヌ民族の喉遊び(Rekuhkara)が知られている。
この喉遊びというのはカナダ・イヌイットもほぼ同じ方法で行っているようだ。
互いの声を相手の喉で共鳴させるというとても面白いやり方だ。

アイヌのレクフカラ(喉遊び歌)


喉歌といえばカナダにターニャ・タガックという歌手がいて、カナダ・イヌイットの伝統的な喉歌の継承者であり同時に現代アーティストとして活動してもいる。
ビョークが彼女の喉歌と共演しているので、それを聴いてみよう。

bjork + tanya tagaq : ancestors


金曜日 曇り、ときどき雪

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桃の節句の日に、札幌は雪が舞っていた。

まだまだ寒い。



「藍生」と「雪華」の3月号について。

   「藍生」3月号 主宰詠より
 埋火の手焙り雑草園主人          黒田杏子
 食べる飲む読みて書く春の星ぎつしり   黒田杏子
 

   「藍生」3月号「藍生集」掲載拙句より
 外套の埃払へりあこがれも      秀彦
 木花咲くいちばん遠い空に咲く    秀彦


   「雪華」3月号 主宰詠より
 じやうずには死なせてやれず冬の父  橋本喜夫
 耳立てて木莵は千年訝しむ       橋本喜夫

   「雪華」3月号「雪月花」掲載拙句より
 電線の雪塊落つる空の魚       秀彦
 鏡餅ひとりのときを透過して      秀彦

   「雪華」3月号「雪華集」掲載拙句より
 詩を雪に置く安物の傷として      秀彦
 歳時記が手負ひの顔をして師走    秀彦
 


「雪華」では1月号からぼくが毎回「現代俳句時評」を書き続けている。
1月号 「佐藤文香の指向性」
2月号 「天使の涎」(北大路翼)〜饒舌な現代〜
3月号 「しかるべく」(岡村知昭)「ただならぬぽ」(田島健一)〜逃げる言葉を追う〜

毎月というのはかなりしんどい作業なのだが、ようやく評論発表の拠点ができたように思え、うれしくもある。



今年の中北海道現代俳句大会(中北海道現代俳句協会主催)で、講演をする予定。

日程等は下記のとおり。

【第26回中北海道現代俳句大会】

日時 平成29年4月2日(日) 13:00〜
場所 札幌サンプラザ (札幌市北区北24条西5丁目)

講演 五十嵐秀彦 「吉村昭と尾崎放哉 〜逃げる人〜」


講演を聴くだけなら無料でどなたでも参加できるので、どうぞいらしてください。



今夜の音楽は、London Contemporary Voices の「ヨーガ」(ビョーク)。

Joga - Bjork - London Contemporary Voices

木曜日 曇り

1月2月、飛ぶように過ぎてしまった。

どうも今年は様子が違う。
妙に濃い日々が波のように寄せてくる。
こういう時期もあるんだろう。

まず1月は正月明けすぐに松山に行って、前から宿題になっていた「まる裏俳句甲子園」に参加してきた。
1月の8日から9日にかけてのこと。
俳句集団【itak】の仲間と一緒に行って、たっぷりと楽しんできたのである。
その様子は、いつき組の「100年俳句計画」3月号に体験記として存分に書かせていただいた。

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( ↑ この写真は8日夜の俳句ポスト・オフ会の様子 夏井いつき組長と)

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( ↑ 「100年俳句計画」3月号)

札幌に帰ってきて、すぐに今度は俳句集団【itak】第29回イベント
ここで「寺山修司俳句の解剖学」として、寺山の俳句について講演をした。
わかったようなわからんような話をして多くの方々にご迷惑をおかけする。
飛び入りで吉田類さんがゲスト参加。講演、句会、懇親会とフルに参加してくださった。
大感謝。
この日、itakイベントに来た方々は大変ラッキーだったよねぇ。

講演の内容は今月中にでも抄録としてitakブログにアップ予定。

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( ↑ itakイベント後の2次回で吉田類さんと)

そして2月に入って間もなく、北海道新聞で文学時評を書いている4人の座談会があって、その内容が2月15日から3日間道新夕刊に掲載される。

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( ↑ 座談会1回目の掲載記事 左から 妹尾雄太郎(評論)、西勝洋一(短歌)、荒木元(詩)、ぼく(俳句))




昨年末から水面下で進んでいた道新の新企画「新・北のうた暦」がとうとう3月から始まることとなり、その準備で忙しくなる。

この企画は、中央の季節感によるものではない北海道独自の短詩紹介コラムをやってみようというもので、道内俳人5名と歌人3名の計8名が日替わり担当し北海道ゆかりの俳句や短歌を実際の北海道の季節に合わせて毎日紹介する。
その「マニフェスト」をぼくが書いて、2月27日の朝刊に掲載された。
全文が「どうしんウェブ」で読めるので、こちらをクリック → 「新・北のうた暦」連載開始

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( ↑ 連載開始に当たり書いた「マニフェスト」掲載の様子)

そして昨日の3月1日からとうとう開始となる。

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( ↑ 3月1日 第1回の記事)

こういう短詩紹介コラムは、今どこの新聞にもあるものだが、今回の企画がユニークなのは北海道の季感に合った句というだけでなく、その執筆を8名の書き手が分担しそれぞれの視点で紹介するというところにある。
だから毎日日替わりの句であり、文章の味付けも日替わりということだ。
こういうやり方は過去になかったものなんじゃないか、と執筆者のひとりとして感じている。


と、まあそういうわけで、ブログ更新の暇もなくあっという間に3月になってしまった。
まだまだお伝えしたいことがあるのだが、それはまた次の機会に。



では、今夜はぼくの大好きなアビー・リンカンの「ネイチャー・ボーイ」を聴いて一日を終わりにしよう。


Abbey Lincoln - Nature boy




元日  (日曜日 曇り)





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新年おめでとうございます。






たとえ
世界の終わりが明日だとしても
種をまくことができるか?
             寺山修司





今年はもう今から心がざわざわと落ち着かなくなる予定がいくつも入っていて、きっとあっという間に過ぎてしまうのだろうな、と思う元日。


あんまり先は見ないで、一歩を大切にしていきたい。


7日から9日まで、itakの仲間たちと一緒に松山に行く。
もちろん「まる裏俳句甲子園」だ。
いろいろな方々と再会や出会いがあるだろう。
楽しみ。



所属結社の新年号2誌紹介。

      「藍生」1月号 主宰詠より
 眠ること眼をさますこと國枯れゆく 黒田杏子
 夢百句高野全山夕紅葉       黒田杏子

      「藍生」1月号「藍生集」より掲載拙句
 翼が邪魔だ秋抱きしめるときも   秀彦
 幕間の大姥百合が爆ぜてゐる    秀彦


      「雪華」1月号 深谷雄大先生詠より
 匂ひなき息なき犬を抱く朧     深谷雄大

      「雪華」1月号 主宰詠より
 雪嶺の臓器をさらす尾根の雪    橋本喜夫
 妻死して五年海鼠のまま眠る    橋本喜夫

      「雪華」1月号「雪月花」掲載拙句より
 悲しみもあればと空の林檎かな   秀彦
 仮想死の突つ立つてゐる時雨傘   秀彦

      「雪華」1月号「雪華集」掲載拙句より
 複製のけふといふ日の楓かな    秀彦
 不機嫌が溺れてゐたる枯尾花    秀彦


「雪華」はこの1月号から表紙が田島ハル氏の絵となった。
俳誌という空気を読んだのか、わりとマットウな絵w
「シマエナガ」という北海道ぐらいにしかいない鳥らしい。

そしてぼくの「現代俳句時評」がスタート。
今回は「佐藤文香の指向性」という2ページの論考。
さて次回取り上げるのは誰か?






そんなわけで、ゆるゆると行きましょう。


溜め息の橋 / 栗コーダーカルテット&湯川潮音

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