🌹先に感想です🌹



 どうも、お久しぶりです_(._.)_ ここ最近は自分がブログ書いてた事もすっかり忘れて暮らしていました。愛読してくれていた10人くらいの方、申し訳ありませんでした(´;ω;`)
 
 一回興味失うと全てがどうでもよくなる、これが"百年の恋も冷める"ってヤツですね(違)。

 ・・・まあそんなのどうでもいい(´・ω・`)



 前回のイノサンを読んでからというもの、ちょくちょく続きを妄想していました。

 襲撃されたサンソン家の屋敷、絶体絶命の危機。でもシャルルアンリの兄弟が助けに来てくれる、いやアンラジェのジャックが来ちゃうかも!いやいや、シャルルアンリとアンリくんが注意を引き付けてるうちにマリージョセフはコソコソ逃走するかもしれないぞ(・∀・)

 ・・・そんな期待は全て打ち砕かれて、予想をはるかに超える"最悪"が訪れました。

 始まる前に完結まであと4回!って書いてあるのも即忘れるレベルで💀



 最初は紙面の現実を受け入れられずに速攻で流し読み。覚悟を決めてもう一度読み直しましたが、なんていうか、辛すぎるというかキツすぎるというか・・・。

 涙がぼろぼろ出ました。なぜコンビニで立ち読みしながらこんな気分にさせられているのか、もうそういうのも通り越していました。

 ロベスピエールやサンジュストに対する怒りすら湧かず・・・。

 最強最高のヒロインが、大好きなキャラクターが壊されていくのをただ観ているだけ。ゼロちゃんやアンドレでなくても泣きますよこれは(´;ω;`)

 まさか役得百貫デブのジャン・ルイがわずかな救いになるとは思いませんでした。



 数日が過ぎてようやく落ち着いて考えられるようになりました。

 ・・・全く勘弁して下さいよ坂本先生('д` ;)

 まあ客観的に考えると、これで『イノサン』は伝説的な傑作になる事が私的には決定しました。読者の反応を窺う事なんて皆無、徹底して貫かれた作品世界のリアリティ。

 カルマ的にもマリージョセフが幸せに革命後の世界で暮らせるなんて思ってませんでしたが、まさかここまでとは・・・。

 パリに赤い雪が降った時にマリージョセフが吐血?している描写があったので、革命後のフランスで結核を患って病死するとか予想してたのになあ。

 引かぬ媚びぬ顧みぬ(サウザー)!で容赦なく大人気ヒロインも作品に捧げる。凄い。これはとても参考になります(何の?)。


 
 それでもやっぱり、今回の"マリージョセフ・サンソンの受難"で受けた衝撃を自分の中にだけにしまっておくのは辛いので、都合よくブログの存在を思い出して色々書きました。

 はあー、厳しい(´Д⊂)

 これで残りはあと3回。どんなにキツくても最後まで見届けますけどおおお(ノ`Д´)ノ

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 🌹『イノサン・ルージュ』読みました🌹



 前回は、

 ロベスピエールの謀略によって凶刃に倒れたマリージョセフ・サンソン。傷も癒えぬままカルム監獄を訪ねて蝋人形職人のグロシュルツに自らの人形を作るように依頼。その後シャルルアンリとマリージョセフはそれぞれの家族を交えて食卓を囲みますが、マリージョセフの報復を恐れるロベスピエールの不安を払拭しようとするサンジュストが、甲冑部隊を率いてサンソン家の屋敷を襲撃したのでした・・・。

 ・・・みたいなかんじでした。





 今回はパリのサンソン邸襲撃事件の続きです。



 「投降だ、ムッシュー・ド・パリが投降してきたぞ!武器を持っていないか調べろ!」

 "屋敷に火を放て"。その言葉を聞いたシャルルアンリは無抵抗で降伏する事を選択しました。シャルルアンリ夫妻とその息子は真っ先に拘束されました。

 「マリージョセフ・サンソン、マリージョセフ・サンソンを確保したぞ!!」

 続いてマリージョセフも屋敷の外に引き出されました。甲冑の男達に囲まれ両腕も拘束され、それでも動揺を見せないマリージョセフですが・・・。

 甲冑男の1人が鞭を取り出します。五又の鎖の鞭、無数のトゲと先端に"引っ掛け"が付いた見るだけで恐怖を感じさせる凶器。

 男が木製のドアに鞭を叩き付けると鎖はしっかりと噛み付きます。持ち手を手元に引き寄せると、ドアは粉々になって飛び散りました。

 凄まじい威力。それを見たマリージョセフも驚きの表情を見せます。



 何の説明も前置きも無く。いきなりマリージョセフの上着が引き裂かれました。

 下着まで一気に。乳房も、マリー・アントワネットの処刑台で負った傷を覆う、血が滲んだ包帯も露わになりました。辱めを受ける妹を見て、兄が思わず抗議します。

 「我々は屋敷に火がかけられる前に無抵抗で降伏したのです、こんな扱いは許されない!今すぐ私の妹を解放しなさ・・・」

 「黙れっ!私はロベスピエール様からこの女の扱いに関して一任されているのだ、逆らうなら貴様も反革命分子とみなすぞ!!」

 サンジュストに遮られたシャルルアンリ。"反革命"と聞いて、その後の言葉は続きません。鞭の男が醜悪な笑みを浮かべます。

 「さあ、不浄の血が撒き散らされるぞ!」



 木のドアをバラバラにする威力の鞭が、マリージョセフの背中に振り下ろされました。一撃で皮膚が引き裂かれ、肉片が飛び散ります。

 恍惚の表情でサンジュストがその様子を見守ります。

 「さあ泣け、喚け!生意気女め、お前の涙を見せろ!!」

 一目見ただけで分かる凄まじい苦痛。マリージョセフは歯を食いしばり耐えます。しかし、少しも休む時間は与えられません。

 側頭部にメイスの一撃が加えられました・・・。



 「だれにもにていない、マリーのきれいなきんいろのかみ」

 「ゆうかんなライオンみたいで、ゼロのじまん」

 見開き2ページ。陽の光を背に腰に手を当てたマリージョセフの姿です。



 ページをめくると、その美しい金髪は赤く染まっていました。

 着込んだ鎧の上から構わず殴りつけてダメージを与える、そういう類の武器を使った攻撃が、守るものがないマリージョセフの頭部に命中しました。

 一発で頭が割れ、まるでバケツからぶちまけたように血液が撒き散らされます・・・。



 「いつでもじしんまんまんでわらってるマリーのかお。ゼロはだいすき」

 目の前で繰り広げられる凄惨を極める現実。ゼロ・サンソンはそれを、必死に上書きしようとします。唯一無二の存在にして母親、マリージョセフの見慣れた姿で。

 甲冑を着込んだ男の拳。金属の拳がマリージョセフの顔面を襲います。



 「でもね、しってるよ。ねむっているときのマリーは、とてもやさしいかおをしているの」

 一発、二発、三発・・・。鉄の拳がマリージョセフに叩き込まれる度に、美しい顔が潰れ変形し、血に塗れていきます・・・。

 殴打はマリージョセフの膝が折れて立てなくなるまで続きました。



 「だれにもまけない、つよい、つよいマリー」

 倒れ込むマリージョセフを金属製の刺又が支えます。しかしそれはマリージョセフを助けるためではありません。

 現代日本の警察官が使うような生易しいものではなく。無数のスパイクが付いた刺又が何本も何本も突き出されてマリージョセフの全身を拘束し、高く掲げました。

 「せかいでいちばん、つよいマリー」



 見開き2ページ。壮絶な暴行を受けたマリージョセフは無数の刺又で拘束され、力なく甲冑の集団の頭上に持ち上げられ、晒されます。

 従者のアンドレは耐え切れずに涙を流して懇願します。

 「もう十分だ、やめてくれ!マリー様はやましい事などしていない!!もう許してくれ!!」

 アンドレの必死の懇願をサンジュストはあっさりと拒否します。

 「まだだ、私はまだこの女の泣き声を聞いていない!」



 サンジュストは拘束されたマリージョセフのパンツを、下着ごと引きずりおろします。

 「お前は革命政府の人間でありながら、ロベスピエール様の命令を無視して元王妃の処刑を行った。それによって王党派の人間を無用に刺激した。まさに反革命行為だ」

 「お前も知ってるだろう、10月30日をもって女性参政権は剥奪された。それがどういう事かわかるか?・・・女はな、人間じゃないって事だ!」

 サンジュストは先程マリージョセフを痛めつけた鞭、その持ち手の部分を、マリージョセフの女性器の中に突き入れました。

 「どうしたアバズレ女、お前でもこの太さとトゲは初めてかあ!?」

 「悪夢でロベスピエール様を苦しめた罪を、償うがいい!!」

 その鞭は持ち手の部分にも無数のスパイクが生えています・・・。

 サンジュストは"それ"で体内を乱暴に掻き回しました。凄まじい激痛。意識が朦朧としていたマリージョセフも一瞬で覚醒して、激しく痙攣します。



 「見てはいけない!酷すぎる、ゼロ、見てはダメだ!!」

 「イヤだ、見る!全部見る!!」

 膣内はズタズタに傷付けられ、女性器から水道の蛇口を全開にしたような勢いで血液が流れ落ちても、マリージョセフは声を上げる事無く耐え抜きます。

 

 そうだゼロ、見るんだ、目を逸らすな・・・!



 暴行、拷問、暴力。長い長い地獄のような時間が漸く終わりました。

 「やったぞ、我々の勝利だ!マリージョセフ・サンソンを捕らえたぞ!」

 「サンジュスト様率いる装甲部隊の勝利だ!死神女を我々が仕留めたのだ!!」

 甲冑軍団は勝利の雄叫びをあげますが、サンジュストは爪を噛みながら悔し涙を流します。

 「畜生、あの女は呻き声一つ上げなかった。なんて強情な奴だ」



 見開き2ページを、2回。連行されるマリージョセフの姿が描かれます。

 両腕を板切れに繋がれ馬に引きずられる女処刑人の女性器には、鞭の持ち手部分が挿入されたまま。悪趣味の極み、鎖の尻尾は辱めるなんて生易しいものではありません。

 マリージョセフの肉体も、人間としての尊厳も、完全に破壊されました。

 「ゼロ、これが現実だ。これが世界だ」

 「自由、平等、友愛。そんなものは全部、嘘っぱちだ」

 「いつだって見下すヤツを、痛めつけるヤツを、獲物を探してるのさ」



 「・・・最、悪」

 見開き2ページ。誰なのか分からないほどに腫れ上がり変形した顔で、マリージョセフ・サンソンは微かに笑いました。



 どんな事があっても何を見ても冷静だった少女は、涙を流していました。

 残されたのは、自分の母親が残した真っ赤な痕跡だけ。とめどなく涙が溢れてきて、それさえも滲んで歪んで、よく見えなくなってしまいました。

 「ゼロ、この世界はもうすぐぶっ壊れる」

 「何にも見えなくなったら、これを使え」

 鉄仮面の少女は、母親の言葉を思い出しました。ポケットから小さな鍵を取り出します。

 鍵を差し込んで、鉄の仮面の繋ぎ目を外していきます。



 少女の顔から鉄の仮面が外れて、地面に落ちました。




 後日、カルム監獄。女蝋人形職人のグロシュルツが一人で御満悦です。

 マリージョセフ・サンソンの蝋人形が完成したのです。

 「遂に完成、こいつは良い出来、いや、最高の出来だ!!」

 「あんないい女にまた会えるってんだから、楽しみでたまらないねえ!」

 まるで生きているようなマリージョセフ・サンソンの蝋人形の顔を前にして、上機嫌で独り言を連発するグロシュルツですが、ノックの音で飛びあがります。

 「ちょっ、ちょっと待っとくれ!まだ身支度が・・・」



 慌てて来客を迎え入れますが、それは期待していた人物ではありませんでした。

 「初めまして、マドモアゼル・グロシュルツ。蝋人形作りを依頼したマリージョセフ・サンソンが来られなくなったので、私が代わりに品物を受け取りに参りました」

 マリージョセフ・サンソンじゃあねえのかよ!と言いたいところだが・・・。こいつもとんでもなくイイ男じゃねえか!

 かつてフランス王妃と浮名を流したあのフェルゼンを思い起こさせるような、長髪長身の美しい男性。穏やかな笑みを浮かべていますが・・・。

 顔だけの蝋人形を見た瞬間に、顔色が変わりました。グロシュルツを押しのけて、人形の顔の前に跪いて大声で泣き始めます。



 「うわああ~ん!マリーしゃあああん!!」

 「ちょっとアンタ、触るんじゃないよ!壊れたらどうすんのさ!!」

 ジャンルイ・サンソン。マリージョセフの妻にして、ゼロの父親です。以前はベッドから起きる事が出来ないほどの肥満体でした。





 静寂に包まれていたサンソン家の屋敷に、一通の手紙が届きました。

 それは、マリージョセフ・サンソンの処刑が決まった事を知らせるものでした。