漫画

12月20日 グランドジャンプの『イノサン・ルージュ』を読みました 残り二話、感想とか 『"ギロチン・マリー"は死して反恐怖政治のシンボルとなった』

 🌹先に感想です🌹 



 『イノサン・ルージュ』、残り2話となりました。

 さみしい(´;ω;`)

 ていうか、最初の処刑シーンが迫真過ぎて、「えっ、計画失敗(((( ;゚д゚)))!?」みたいなかんじになりましたが、その後のシャルルアンリの回想を読んで・・・。

 あああホッとした(´Д⊂)

 これってちょっと早めのクリスマスプレゼントですね・・・。坂本先生ありがとうございます!思い出して辛い!ってならずに年を越せます(*'-'*)

 しかも、最終回にロベスピエール!!まつりが来てくれそうな、よ・か・ん ❤

 でもロベスピエールまつりが激しすぎるとサンソン家の皆の話が減るので少な目のでいいか、ていうか前回みたいにページ増やしてくれませんか坂本先生(・∀・)

 いやもうこの時期は原稿上がってるか・・・。祈るしか出来ませんね(何を?)。



 はーとにかく、安心して最終回迎えられるだけでもとても嬉しいです。

 残された数少ない不満点を挙げるなら、シャルルアンリを男にしてくれた"おっぱいちゃん"ことデュバリー夫人と国王陛下の息子ルイシャルルくんがもう出てこないぽいとこですかね?

 まあシャルル&マリー兄妹の話に比べれば些細な事ですが・・・。顛末見たかった。

 坂本先生アレンジしまくりで良いので(*゚▽゚*)



 最終回大予想!

 ゼロちゃんが神クラス美少女に成長して眩しすぎて紙面がよく見えない(●´ω`●)

 当たったら誰か何か下さいヾ(´ω`=´ω`)ノ なんつって(*´ -`)(´- `*)

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 🌹『イノサン・ルージュ』、やっと読めました🌹



 前回は、

 死刑判決を受け監獄に収容されたマリージョセフを救い出す!兄のシャルルアンリ、夫のジャンルイ、従者のアンドレの三人は決意を固めます。その頃、マリージョセフはかつてのライバル"アンラジェのジャック"と再会していました。そしていよいよ処刑当日、ロベスピエール、サンジュスト、ダントンの目が光る中で"救出作戦"は成功するのでしょうか・・・。

 ・・・みたいなかんじでした。




 今回は当然、コンシェルジュリ監獄中庭"マリージョセフ・サンソンの処刑"から開始です。



 ギロチンの見事なまでに合理的な設計。

 足元の跳ね板に受刑者を固定し、そのまま後ろに倒せばよいのです。そうすれば受刑者の首は刃が落ちる場所にあてがわれ、後はその首の上から固定する板の上半分をはめ込めば終了。

 レバーを引けば刃が落ちて受刑者の首が切断されて処刑完了、です。



 首を落とされるのが国王でも王妃でも、マリージョセフ・サンソンでも同じ事。しかし、今までギロチンで命を奪われた無数の人々とマリージョセフは決定的に違いました。

 マリージョセフは断頭台に仰向けに寝かされていたのです。

 

 上を向いてギロチン刑を受ける。

 それはすなわち、自分の首を切断する刃が落ちてくるのを直視する、という事になります。

 身分に関係なく、同じ痛みで、速やかに命を奪う。最も人道的な処刑器具だったはずのギロチンは、受刑者の体を半回転させるだけで、凄まじい恐怖を与える悪魔の機械に変わるのです。



 マリージョセフ・サンソンに、最高の恐怖、最大の精神的苦痛を与えられる・・・!!

 「素晴らしい!! 最高の演出だ!!」

 ロベスピエールは思わず立ち上がり、スタンディングオベーション、拍手喝采を送ります。

 「おいおいロベスピエール、流石にはしゃぎ過ぎだぞ?」

 ダントンが苦言を呈する横で、サンジュストもこらえ切れずにクスクス笑いです。



 処刑台の真正面で楽しみながらマリージョセフの死を待ちわびる革命三巨頭ですが、シャルルアンリはそちらを気にする余裕はありません。

 心配そうに妹の顔を覗き込みます。

 その顔には暴行を受けた傷と血の跡が生々しく残ってはいますが、表情は平静。完全な平静です。ただ静かに、これから落ちてくる刃を見つめています・・・。



 シャルルアンリは耐え切れずに視線を移します。

 ジャンルイは帽子のつばを押さえて顔を隠していました。その足元には素顔のゼロが寄り添っています。アンドレは目頭に指を当てて涙をこらえていました。

 

 三人のその様子は誰の目にも処刑を躊躇っているようにしか見えません。

 ダントンが立ち上がって一喝します。

 「何をもたついている!? さっさとその女の首を落とせ!!」



 ダントンに急かされ、最早シャルルアンリも腹を括るしかありません。

 右手でギロチンのレバーを掴み、左手を真正面に突き出します。左手を振り下ろすのが合図。レバーを引いてギロチンの刃を落とすのです。

 妹の表情が安らかである事が唯一の救い。それでもシャルルアンリは、その瞬間に目を開けている事は出来ませんでした。



 目蓋を固く閉じて、歯を食いしばりました。

 レバーが引かれ、滑車が回転し、刃を固定していたロープが解き放たれました。

 真っ直ぐに滑り落ちてくる刃から、マリージョセフは目を逸らしません。一切表情を変える事無く、ロベスピエールが望むものを少しも与える事無く。

 マリージョセフ・サンソンは刃を受け入れ、その首が切り離されます・・・。



 兄に遺した"娘を頼む"という言葉。それが最期の言葉になると思われました。

 しかし。

 マリージョセフ・サンソンの首は落下しながら、探していたものを見つけました。マクシミリアン・ロベスピエール。その視線を捉えます。

 その女は、首だけになったのに、ロベスピエールの両目を見つめて、再会を予告しました。

 

 「また夢で逢おうぜ? ロベスピエール」






 「・・・ううわああああ!!!」

 大絶叫して、ロベスピエールは飛び起きます。愛する人の悲鳴を聞いたサンジュストが、すぐに寝室に飛び込んできました。

 「どうされました、ロベスピエール様!?」

 「あの女だ、マリージョセフ・サンソンが、また私の夢に、また現れたのだ!!」

 「何をおっしゃるのです? 半年前、あの女の首が落ちるのを、コンシェルジュリ監獄の中庭で一緒に観たではありませんか??」



 ご主人様の扱いは慣れたもの、と言わんばかりにサンジュストはあっという間に温かい飲み物を用意して、ロベスピエールに手渡そうとします。

 「ただの夢、悪い夢です。この温かいショコラを飲めばすぐに落ち着きますよ?」

 憔悴しきった表情、痩せて頬がこけたロベスピエールは、その言葉が耳に届かない様子。ベッドの上で毛布を握り締め膝を抱えて震えています・・・。

 「いいや、あの女は生きている。あの女が本当に死んだと確かめるために墓地を探させたが、あの女の死体は無かった!あの女はまだ生きているんだ!!」

 「死体が無かったのは野犬に食われたからでしょう。何の不思議もありませんよ?」

 「・・・そうか、何という事だ。それならば、死体が墓地を抜け出して、私を殺すために夜な夜なパリの街を彷徨っているという事か。ああ、何と恐ろしい!!」



 正気を失い取り乱すロベスピエールですが、サンジュストは優しく諭し続けます。

 「大丈夫、そんな事はありませんよ? さあ、このショコラを飲んで」

 「・・・ちょっと待て、サンジュスト。お前これに何を入れた?」

 「はい? 温かいショコラだとさっきから申し上げて・・・」

 「さっきからこれを無理矢理私に飲ませようとしているな、まさか、毒か!? 貴様、ダントンの次は私を殺すつもりなのかあ!?」

 ロベスピエールはカップに入ったショコラをサンジュストに向けてぶちまけました・・・。



 錯乱して暴れるロベスピエールをサンジュストは必死に抱き締めます。

 「何をおっしゃるのです!ダントンはフランス東インド会社の資産を横領して若妻に貢いでいたから処刑したのです、私が何か企んだわけではありません!!」

 「しかし、ダントンは、"次はお前だロベスピエール"と言ったのだ!!」



 一瞬割り込んでくる、コミカルなイラスト。

 ギロチンで首を切断されているのに、笑みを浮かべてウインクして舌を出す人物。革命時のフランスで描かれたようなタッチのその顔は、やはり"彼女"なのでしょうか?

 ロベスピエールを小バカにするような顔・・・。



 「奴はギロチン送りになる馬車の上から、私に向かって、確かにそう言ったのだ!!」

 サンジュストはまるで介護するようにロベスピエールをなだめながら、決意を固めます。

 「マリージョセフ・サンソンを処刑してからというもの、ロベスピエール様の精神は増々不安定になっていくばかりだ」

 「ならば、より革命を推し進め、より革命を盤石にする。反革命分子を更に厳しく、容赦なく取り締まる。ロベスピエール様の心が平穏を取り戻すまで、止まるわけにはいかぬ・・・!」



 


 恐怖政治の嵐がフランスに、パリに吹き荒れています。

 処刑、処刑、処刑・・・。今日も革命広場で、ギロチン刑が執行されています。

 処刑台の上で、シャルルアンリ・サンソンは無表情でレバーを引き続けます。落ちる首、首、首・・・。潔く死を受け入れる者、泣き叫ぶ者、身の潔白を主張する者・・・。

 それらの無数の死を一番間近で目撃し続けても、シャルルアンリの顔は変わりません。

 「4月は300人以上、5月は500人を超えた。はは、このペースだと6月は1000人に届くな」



 「何も感じない。こんなに近くで他人の死を見ても、何も感じなくなってしまった」

 「マリー、君がいなくなった世界は、まるで暗闇の中にいるようだ」



 シャルルアンリは、半年前の出来事を回想します・・・。



 「マリージョセフは自分が革命政府に使い捨てられる事を予測していた。

 だから計画を立てていた。蝋人形職人のグロシュルツに自分そっくりの人形を作らせ、処刑の時にギロチンの跳ね板の後ろで自分と人形をすり替えさせたのだ。

 計画は成功した。グロシュルツの作った人形は見事なものだった。中に仕込んであったブタの血も相まって、人形と分かっていても身震いした程だ」



 「処刑されたのが人形とはいえ、ギロチンの刃に真正面から向き合うとは、実にマリージョセフらしい演出だった。おかげであっという間に噂が広まった。

 ギロチンに立ち向かった女、"ギロチンマリー"。今でもパリはその噂で持ち切りさ」



 「その後は遺体を検分するのを避けるために、可能な限り速やかに墓地に移動した。

 用意してあった馬車の荷台の籠にマリージョセフを隠し、逃がした。その後従者のアンドレが合流して、二人は国外に去ったという。

 今は海を渡り、遠くイギリスにいると聞いた。

 ・・・もう二度度会う事は無いだろう」



 「最愛の妹よ。もう会えないのなら、あれが永遠の別れだったのなら、同じ事だ」

 「あの日確かに私は、同胞マリージョセフ・サンソンを処刑したのだ」

 人の死に接しても何も感じなくなったというシャルルアンリですが、マリージョセフの事を思い浮かべて、目に涙を浮かべます。



 「マリー、君がいないと、私の儚い夢が手の平から零れ落ちていってしまうよ」

 「まるで、砂のように」






 1794年6月。国民公会の議会は紛糾していました。

 悪名高いプレリアール法が成立しようとしていたのです。反革命分子は全て死刑、証拠は無くとも裁判官の心証で死刑。更に、反革命分子を告発するのは市民の義務、さもなくば・・・。

 要するに、革命政府の敵とみなされれば、即死刑でギロチン送り。そういう法律です。

 「刑罰が死刑しかないのは厳しすぎる!」

 「疑わしき者は全てギロチンに送れという事か、フランスから人間がいなくなるぞ!」

 反対者達の叫び、怒号が飛び交う中、法案は成立しました。その陰には、ロベスピエールの強力な後押しがありました。

 「善徳無き恐怖は悪であり、恐怖無き善徳は無力なのだ・・・」

 ロベスピエールは自分に言い聞かせるように呟きました。



 


 パリの街に異様な光景が広がっていました。

 壁という壁にビラが貼り付けられています。描かれているのはコミカルなイラスト。

 ギロチンの刃で首を切断されても悪戯っぽい笑顔、ウインクして舌を出す人物。その髪型を見れば、それが誰なのかすぐに思い当たるはずです。

 そして、文字がイラストの上と下に一行ずつ。



 "ギロチンマリーは生きている!!"

 "カムバック、パリ!!"



 恐怖政治に苦しみ、怯え、それでも何も出来ない人々。

 彼等に革命政府やロベスピエールを直接批判する事は出来ません。反革命分子とみなされれば死刑、即ギロチン行きです。死にたくは無い、でもこのままで良い訳がない。

 だから、"ギロチンマリー"に希望を託したのです。

 "ギロチンマリー"は、恐怖政治に立ち向かうシンボルとなりました・・・。






 そんなビラだらけの街角を通り過ぎる人影がありました。

 見覚えのある姿、横顔、不敵な笑み。美しき男装の麗人。

 帽子を目深に被って顔を隠していても、私達には誰なのか分かります。



 「人の事を"死神"だの"呪われてる"だの、好き放題抜かして忌み嫌ってやがったくせに、テメエの都合が悪くなったら"戻ってきてくれ"、だと?」 

 「ったく、そいつはどうにも虫が良過ぎる話だぜ」



 「・・・だがな、不思議なもんだ。悪い気はしねえ」






10月17日 グランドジャンプがあったので『イノサン・ルージュ』を読みました 感想とか 当然マリージョセフは生存、でもピンチは続く(>_<)!!

 グランドジャンプで最近盛り上がっていた『キャプテン翼』ですが、連載100回記念巻頭カラーで翼くん&岬くんの合体技は炸裂せず。

 残念(´・ω・`)

 シュナイダーがゴール前で守りまくる止めまくるって、大迫じゃないんだから・・・。

 そうそう、あっという間に上級国民の話が終わった『怨み屋本舗』では、今度は転売屋のせいで大打撃を受ける老舗の和菓子屋さんの話が始まりました。

 嫌なリアリティがあります・・・。色々と取材してるんだろうなあ。ていうか、顔が見えない転売屋相手にどうやって恨みを晴らすのか。興味があります。

 まあ転売屋、ロクなもんじゃないですね( ・Д・)

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 🌹『イノサン・ルージュ』読みました🌹



 前回は、

 マリージョセフ・サンソンの手によってマリー・アントワネットのギロチン刑が執行されました。しかし、それで事は終わらず。処刑台に乱入した暴漢の凶刃にマリージョセフが倒れた!!

 ・・・みたいなかんじでした。




 今回は、カルム監獄からお話が始まります。独房に声が響いています・・・。

 「あらあら王妃殿下、お久しぶりです。相変わらずお美しい、あの頃のままですわ」

 「いえそんな、忘れるわけがありませんわ。エリザベート様に人形作りを9年も教えて、その度にお見かけしていたんですもの」

 「お好みの口紅の色は、そう、淡いローズピンク!これも当然憶えていますわ」

 「そうそう、このメイクですわ。誰でもあなたを見れば一目で虜に・・・」

 

 独り言を垂れているのは、前回アントワネットの処刑後に処刑台に近寄ろうとして帽子を剥ぎ取られた、髪を短く刈り込まれた囚人の女です。
 
 女の前には、マリー・アントワネット!?ギロチン刑でこの世にいないはずの!?

 それもそのはずです。それは蝋人形の首。異常にクオリティの高い蝋人形の首でした。

 独房の扉が開きましたが、王妃殿下の顔にメイクを施す女は作業に夢中。侵入者がステッキで床を叩いた音でようやく気付きます。

 「誰だい!?」

 「マリージョセフ・サンソンだ。稀代の蝋人形師、マリー・グロシュルツ。お前に仕事を頼みたくてわざわざこの監獄まで足を運んだんだ」



 すると、アントワネットの首が膨れっ面でマリージョセフを睨みつけます。

 「今更何をしに来たの?謝っても、許してなんかあげないんだから!」

 これにはマリージョセフも思わず笑顔に。吹き出してしまいます。

 「こいつはすげえ、その小生意気な面!悪態が聞こえてくるみたいだ。グロシュルツ、お前の蝋人形が生きてるみたいに人を惑わすってのは本当だな!!」

 「メルシー、それはどうも。お褒めに預かり光栄だわ」



 「今年の春に死んだダントンの妻のデスマスクで蝋人形を作ったのもお前だな?あれも本当に見事な出来だった」

 「私は王党派だと疑われて処刑される所だったけど、刑死した者のデスマスクを取る仕事を引き受けて助かった。革命政府のお偉方には逆らえないのよ」

 マリー・グロシュルツ、後のマリー・タッソー。そう、あの有名なマダム・タッソーの館を作った人物です。世界中にある蝋人形館、東京にも分館があります・・・。



 「それにしても、あのダントンという男。妻を亡くして大泣きしてたくせに、2ヶ月かそこらで若い娘と再婚したっていうじゃない。男ってホント最低ね」

 「で、仕事って何?あなたのデスマスクを取りたいの?ならギロチン刑が決まったら呼んで」

 「そうだ。未来の仕事を頼みたい。マリーは既に死に魅入られているのさ」

 「・・・え?」



 マリージョセフがカルム監獄のグロシュルツを訪ねている頃。

 サンソン家の屋敷では、シャルルアンリとゼロがマリージョセフを心配していました。まだ刺された傷が塞がっていないマリージョセフ。ベッドのシーツに血痕を残していました。

 「マリージョセフは命を狙われている・・・。外に出るのはあまりに危険だ、ゼロ、マリージョセフに屋敷から出ないように、キミからも言ってもらえないか?」

 「ねえシャルル、マリーは殺されちゃうの?」

 「この屋敷にいる限り安全だ。呪われる事を恐れて屋敷に入ろうとする者は誰もいない。皮肉な事だ、あれ程忌み嫌ったサンソンの呪いが、今は我々を守ってくれているのだから」



 状況はシャルルアンリが望む方向には進んでいません・・・。

 アントワネットの処刑後、女性の政治参加は禁止されてしまいました。その流れでジロンド派のリーダー格のロラン夫人やその取り巻きが逮捕され、ジャコバン派は更に権力を強めました。

 心優しいシャルルアンリは心を痛め、涙を流します。

 「少しでも処刑されるものの苦痛を減らすために、国王陛下の望む平和のために作ったギロチン。それが今や政敵を排除するための手軽な道具となった。耐えがたい事だ」

 それでも、感傷に浸っている暇はありません・・・。

 「さあゼロ、もう時間だ。準備をしよう。今日の仕事は堪えるぞ」

 

 見開き2ページ。20人の死刑囚が首を刎ねられる瞬間が、20分割で描かれています。

 20個の死の下に書いてあるのは、時間です。最初の処刑が始まってから、最後の20人目の処刑が終わるまでの時間です。

 たったの38分。20人分の首を刎ねて処刑が完了するまでにかかった時間です・・・。



 「素晴らしい、たったの30分程で20人のジロンド派の奴等の首を飛ばした!まさしく"聖なるギロチン"、神の御業と言って差し支えなかろう!!」

 革命裁判所でダントンが興奮を隠さずに語ります。ロベスピエールとサンジュストも、ダントンの熱弁に同意しました。

 「その通りだ、ダントン。ギロチンのおかげで我々の革命は更に加速するだろう」

 「全くです、ロベスピエール様!今頃ロラン夫人とその手下の連中も、牢獄の中で次は自分の番かと身を震わせているに違いありません!!」

 「女には家にいてスープを煮て子に乳を与えるという大事な仕事がある。それを放棄するなど許されない。だからこういう目に遭うのだよ(笑)」

 革命政府の、フランスの実権を今まさに掌握しつつあるジャコバン派の三巨頭。勝利を確信して満足するロベスピエールとサンジュストですが、ダントンが水を差します。



 「それにしても、ロベスピエール。お前は死刑廃止論者だったな?随分と変わったものだ」

 「マリージョセフ・サンソンか?あの女がお前を変えた、恐怖を植え付けたのか?だから刺客を送って殺そうとしたのだろう??」

 ロベスピエールは憮然として反論します。

 「何を勘違いしている。あの女は革命派の人間でありながら、勝手にあのオーストリア女を処刑した。そして王党派の人間を無駄に刺激した。」

 「我々の命令に背いて勝手な行動をした罰を与えただけだ!」



 ムキになるロベスピエールに対して、ダントンが警告します。

 「マリージョセフ・サンソンは生きているぞ、ロベスピエール!あの女は生き延びて、今はムッシュー・ド・パリの屋敷に匿われていると聞いている」

 「気を付けろロベスピエール!あの女は手負いの獣、何をしでかすか分からない危険な存在だ。寝首を掻かれないようせいぜい気を付けるんだな!!」



 その夜。ロベスピエールは自宅のベッドで悪夢にうなされていました。

 何者かがベッドに忍び寄り、剣でロベスピエールの喉を掻き切り、まだ息があるというのに、そのまま首を切り落とそうとします・・・。

 見開き2ページ。ルネサンス期の後に現れた天才イタリア人画家、カラバッジョが描いた絵画『ホロフェルネスの首を切るユディト』。そのままの悪夢が展開されます。

 原画と違うのは、首を切るのはユディトではなくマリージョセフ。そして首を切られるのはホロフェルネスではなく、ロベスピエールです。



 うわあああ!!と絶叫して目覚めるロベスピエール。同じベッドで裸で抱き合って眠っていたサンジュストも目を覚まして、恋人を落ち着かせます。

 「大丈夫ですか?またあの絵画の夢を見たのですね、ロベスピエール様??」

 「女だ、女を殺せ・・・。女を殺さないと、私が殺される・・・!」

 「わかりましたロベスピエール様、女など皆、殺してしまえばいいのです。私の軍隊を向かわせましょう、これから、今すぐに・・・!」



 一方その頃。パリのサンソン家の屋敷は夕食の時間を迎えていました。

 食卓を囲むのはシャルルアンリ夫妻と息子のアンリ、いつもはその三人だけ。ですが、今は避難してきたマリージョセフとその娘のゼロもいます。

 いつもより賑やかな晩餐になるかと思いきや、真逆の陰鬱・陰惨な雰囲気になります。

 見開き2ページ。テーブルの上に並ぶのは、今日ギロチンで刎ねた20個の首です・・・。

 シャルルアンリの真正面のスープ皿の中にあるのは、7歳の少女の首。革命裁判所の死刑判決を受けた幼い少女は、最期にシャルルアンリに問いかけたのでした。

 「ねえ処刑人のおじさん、ギロチンはちっとも痛くないのよね?」



 「今日の処刑の12人目。まさか、7歳の少女の首を刎ねる事になるとは・・・」

 「・・・ゼロと同い年だったね」

 母親と同じくどんな状況でも冷静さを失わないゼロ・サンソンも、流石に鉄仮面の奥で沈んだ表情を浮かべているようです・・・。

 「政治は男が独占してやがる。そのくせギロチンだけは女子供も平等ってワケだ」

 マリージョセフは皮肉を言ってワインを飲み干しますが、笑う者は誰もいません。シャルルアンリは現状を嘆き悲しんでまたもや涙を流します。

 「革命裁判所が死刑判決を乱発するおかげで仕事が増えた。このテーブルに並ぶものも豪華になった。だが、私は人の死を糧にする生活にはこれ以上耐えられない」

 「いつまでこんな事が続くのだ?どれだけ首を刎ねれば革命は終わるのだ??」



 相も変わらず優しすぎる兄の嘆きに、妹が冷たく笑いながら応じます。

 「刎ねるだけ刎ねて、最後にサンソンの首を刎ねたらお終いさ」

 「そんな、何という事だ。革命の先に我々を待っているのは、絶望しかないというのか?」

 「二人で夢を見ていた頃が一番幸せだったな、兄貴」

 まだ少年だったシャルルアンリと、まだドレスを着ていたマリージョセフ。二人で仲良く医学書や解剖書を読み漁り、早く罪人を処刑してみたいと思っていた時代もありました・・・。



 その時、アンリ・サンソンが異変に気付きました。何かの気配。窓から様子を窺います。

 「・・・! 父上、外です! 人が大勢集まってきています!!」

 松明で照らされた集団の姿は、異様なものでした。全員が中世の甲冑で身を包み、手にしているのは魔女狩りで使うような見慣れない武器です。



 「髪を結ばなければ首の継ぎ目に引っかかってしまう。全く古臭い鎧は不便極まりない!」

 甲冑鎧の集団を指揮するのはサンジュスト。一人だけ顔を晒して命令を発します。

 「呪いなど恐れるに足りぬ!さあ火を放て!!」

 「あの獣を、マリージョセフ・サンソンを炙り出すのだ!!」






 🌹感想です🌹

 マリージョセフ普通に生きてました!外に出かけちゃってるし!!ていうか、マリージョセフがあんなショボい死に方するわけないし(=゚ω゚)人(゚ω゚=)

 まあ一応喜んでおきます。良かった良かった(・∀・)

 そうそう、マダム・タッソーが登場しました。フランス革命の重要人物たちの蝋人形も作った有名な人ですが、マリージョセフのデスマスクも取る?蝋人形作っちゃう??

 やべえ・・・。マリージョセフ・サンソンは蝋人形になってしまうのか!?どんなヤバい人形になるんでしょうか??「お前を糖人形にしてやろうか!(銀魂)」

 そしてこれだけは言わなければなりまん・・・。

 私が観たくて観たくて仕方がなかった、ロベスピエーーール!!!まつり(ノ`Д´)ノ

 開催決定!!坂本先生本当にありがとうございます(●´ω`●) ロベスピエーール!!が酷い目に遭うのをじっくりたっぷり胸焼けする程観たいよおお!!

 そんな私の願いが叶います。感無量です(´;ω;`) ホント嬉しい!

 ベルばら好きな人とか、国王夫妻が処刑されて興味が無くなっちゃうかも知れません。でもまだまだこれからです。シャルルアンリとマリージョセフの物語は続いてます。

 ロベスピエーール!!まつりも、成長したゼロちゃんの素顔とかもありますよ(*'-'*)

 まずはサンジュスト率いる中世鎧軍団vsサンソン一家!マジ高まる!! どうなるのかなあ、サンソン一族集結して凄いバトルになるのかなあ.。゚+.(・∀・)゚+.゚

 史実をそのままなぞっても神、ちょっぴりアレンジしても神、完全オリジナルエピソードでも神。期待通りでも期待を裏切っても神。

 次回は休載ですが、全然OK。いつまでも待ちます。・・・ロベスピエールまつりを!!


10月4日 グランドジャンプの『イノサン・ルージュ』を読みました 感想とか 遂にマリー・アントワネット退場、でも物語は急展開でまだ終わらない( ゚Д゚)!!

 無事にグランドジャンプ読めました・・・。夜寒くて昼暑い、体調おかしい(*゚▽゚*) 

 リアルの上級国民問題は動きが見られませんが、『怨み屋本舗』の方では決着付いちゃいました。死んだ方がマシレベルの報いを上級国民一家が受けてました💀

 ああおそろしい・・・。四肢欠損まつりでした。

 そうそう、たまに載ってるキャプテン翼も盛り上がってました。

 ドイツ1点リードの状態で後半ロスタイム残り1分、追い付くには翼くんと岬くんの新必殺技を使うしかない!!という展開で次回は連載100回だそうです。

 凄いタイミングというか、これがレジェンド漫画家の実力なんですね( ・Д・)

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 🌹『イノサン・ルージュ』読みました🌹



 前回は、

 死刑宣告を受けた囚人として革命広場に移送されるマリー・アントワネット。ギロチン刑を執行するのはシャルルアンリ・サンソン、ではありません。その妹マリージョセフ・サンソンが刑を執行する!二人のマリーのラストダンスが今始まります・・・。

 ・・・みたいなかんじでした。




 今回はヴェルサイユ宮殿の舞踏会!から物語が始まります。

 マリー・アントワネットとマリージョセフ・サンソン、二人のマリーのラストダンスは別れのワルツ。衛兵が演奏するバイオリンと市民の紳士淑女のダンスが引き立て役です。

 見開き2ページのゴージャスなオープニング。二人のマリーが踊ります。

 もう誰に気兼ねする必要もありません。明るい場所で一切隠す事もなく、フランス王妃と男装の女処刑人が手と手を取り合って見事なダンスを見せつけます。

 至近距離で笑顔で見つめ合う二人。待ち望んだ最高の時間が来たのです。



 でも、それは突然終わります。

 完璧に息が合っていたダンスのペースを乱したのはアントワネット。強引なステップで無理矢理前に出ました。マリージョセフもこれには思わず驚きの表情を浮かべます。

 アントワネットの左足が、マリージョセフの左足を思い切り踏みつけていました・・・。



 アデュー、マリージョセフ。私の顔色を窺わなかったただ一人の女(ひと)。

 一瞬で夢から現実へ。処刑台に上がったアントワネットはマリージョセフの足を踏みつけ、いたずらっ子のような表情で謝罪します。

 「"ごめんあそばせ、わざとではありませんのよ?"」

 「はっ、最悪」



 これで最後なのですから、これくらい仕返ししてもいいでしょう?

 ったく。その高慢な態度、そそるじゃねえか。



 見開き2ページ、ギロチンの刃が落とされました。

 断頭台に拘束されていたのは死刑囚の元王妃ではなく、大量のバラの花。刃が切り落としたのはちょうど人間の頭ほどの大きさの、バラの花の塊。

 女処刑人が掲げて観衆に見せつけたのは、鮮血に濡れたバラの花束。



 革命広場に集まった者達が、その瞬間を見届けました。

 フランス王妃マリー・アントワネットの処刑が行われたのです。人々は皆スマートフォンを取り出して、SNSで情報を拡散させ始めます。

 移送される王妃、処刑台に上がる王妃、ただの首になった王妃・・・。

 文章で画像で、動画で。訃報は瞬く間に拡がって世界中が知る所となりました。王妃の処刑、王政の終わり。そう、それは美しく華やかなロココ王朝の完全な終焉を意味しました。



 大量の情報が飛び交う中に、一通のメッセージが残されていました。

 アントワネットが義理の妹のエリザベートに宛てた、最後のメッセージです。

 無実の罪で処刑されるのだから何一つ恥じる事は無く誇り高く死を受け入れるという覚悟、最後まで自分に付き従ってくれた事への感謝。

 そして子供達を残して逝く無念が綴られていました。

 アントワネットのアカウントは削除され、メッセージが届く事はありませんでした。

 史実ではアントワネットの最後の手紙は裁判所に留め置かれ、エリザベートが受け取る事は無かったと補足の説明にあります・・・。



 「アンドレ、これを共同墓地に放り込んどけ」

 とても珍しい光景。アントワネットの首を従者のアンドレに渡したマリージョセフの額には、玉のような汗が浮かんでいました。

 王妃の首を受け取ったアンドレも同情を禁じえません。あんなに仲の良かったお二人が、何という運命の皮肉。アンドレも心が痛みます・・・。



 マリージョセフの手に付いた血をハンカチーフで拭ったのは、兄のシャルルアンリでした。

 「メルシー、マリージョセフ。今日の仕事、心から感謝する。そしてお前の心の痛み、兄である私にも分かち合わせてくれ」

 妹の心中を察して涙を流す兄の姿を見て、マリージョセフは苦笑します。

 「相変わらずだな兄貴。その優しさが自分を苦しめていると何時になったら分かるんだ?」



 「これもただの首だ。兄貴が昨日切り落としたのと何も変わりゃあしねえ」

 冷静、平静である事を強調するマリージョセフ。

 その時。


 
 「痛っ!?」

 一人の男がマリージョセフに肩口から体当たりを浴びせました。その両手に握りしめた短剣の刃は、マリージョセフの腹に深々と突き刺さりました。

 「死ねえ!このクソアマがあ!!」

 間髪入れず。二人目の暴漢が同じく短剣を手にマリージョセフに向け突進します。

 突如訪れた緊急事態。絶体絶命の危機。

 頼れる兄が力を発揮します。二人目の暴漢の顔面を片手で鷲掴みにして突進を止め、そのまま後頭部を地面に叩きつけて昏倒させます。強い!

 「マリー、大丈夫か!?」



 処刑場の衛兵達も異変に気付いて警戒します。

 「まずい、警備を厳重にしろ!ルイ・カペーの時のような暴動を許すな!!」

 観衆の一部が暴徒化して処刑台に殺到し始めました。その中の1人、もう一度最後に王妃を顔を見たいと叫ぶ女を衛兵が引き戻そうとしてその帽子に手を掛けます。

 すると、そこから現れたのは短く刈られた髪。

 「なんだその髪は?・・・まさかお前、囚人か!?何故こんな場所にいるんだ!」

 「兵隊風情が出しゃばるな!私には崇高な使命があるんだ!!」

 何かがおかしい。何かが起こっています。何か、陰謀が蠢いています・・・。



 マリージョセフは湧き上がる感情を抑え込み、冷静でいようとしました。

 しかし。この突然現れた混沌のせいで、心のフタは吹っ飛んでしまいました。

 今、目の前に浮かぶのは、あの笑顔。一番美しかった頃のあの笑顔。誰が殺した?私だ。私が殺したんだ。救おうとした。だけど、アイツは拒んだ。私の救いの手をアイツは払いのけたんだ。



 感情の爆発。マリージョセフは激情に身を任せます。

 自分の腹に刃を叩き込んだ男の両の眼窩に両手の親指を突っ込みました。完全に眼球を潰し、男の苦痛の呻き声を聞いても力を込めるのを止めません。

 アントワネットは死んだ。私が殺した。

 更に力を込め、全体重を掛けます。両目を潰された男の首に全ての力と重みが加わり、頸椎を完全にへし折られた男は絶命しました。

 憤怒の形相のマリージョセフは、"首謀者"を睨みつけます。

 お前だな、ロベスピエール。お前の差し金だな・・・!



 革命広場を全て見渡せる特別製の特等席にその三人はいました。

 ダントン、サンジュスト、そしてロベスピエール。

 ロベスピエールはマリージョセフの視線を臆さずに真正面から受け止めると、右手を横にして喉の前に置きました。下卑た笑みを浮かべながら、喉を掻っ切るジェスチャーをして見せます。

 さようなら死神さん、あなたはもう用済みだ。


 
 マリージョセフは意識を失い倒れました。

 それを確認したロベスピエールはサンジュストと頬を寄せ合ってクスクスと笑います。

 「これは失敬、そもそも私は女が嫌いなもので(笑)」








 🌹感想です🌹

 あああああマリージョセフが刺されたあああ!!ロベスピエーーール!!!テメエ何してくれとんじゃあああ(ノ`Д´)ノ!!

 ・・・とは言いつつも。

 とても嬉しかったです。なぜなら・・・まだイノサン・ルージュのお話が続きそうだから!王妃殿下の処刑が終わってそのままエピローグに行くんじゃないかと心配してました。

 あの『ベルサイユのばら』はバスティーユでオスカルが戦死して国王夫妻が処刑されて終わりですからね・・・。イノサンもそうなるんじゃないかとドキドキしてました。

 王妃殿下が亡くなったらマリージョセフのその後、ロベスピエールの末路、成長したゼロちゃんの素顔、そしてシャルルアンリがナポレオンに謁見。

 その辺を数回に分けてダイジェストでやって終了!じゃないかと思ってました。

 まだまだ続く!やったぜ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)!!

 し・か・も。

 もう国王夫妻はいません。という事は・・・。王党派と革命派に別れて敵対関係にあったシャルルアンリとマリージョセフが元の仲良し兄妹!?に戻れるという事!!

 サンソン家の医療技術でマリージョセフをちゃちゃっと治療して、シャルルアンリとマリージョセフが一緒にロベスピエーール!!を地獄に叩き落とすのだ!!

 あー前からロベスピエーーール!!!が酷い目に遭うところが見たくて仕方ないと言ってましたが、酷い目に遭わすのがサンソン兄妹なんてマジ理想の展開ですYO.。゚+.(・∀・)゚+.゚

 はーマジ高まりました。

 そうそう、王妃殿下の遺体を薔薇の花で表現していて、とても素敵な演出でした。最後まで妃殿下の死に顔は描かれず。最後に出てきた顔はヴェルサイユでの笑顔。

 泣けます(´;ω;`)


 

10月2日 今週の『はじめの一歩』感想とか 懐かしいキャラクター達が一歩くんに復帰を迫る(-_-;)

 今週の『はじめの一歩』は、懐かしいあの少年まで登場して一歩くんに復帰を迫りました。



  一歩軍団(一歩くんとタイヘーくんとキンタローくん)があの伊達さんが経営する伊達ジムに武者修行に行きました。待ち受けていたのは・・・。

 小田・小橋・沖田という伊達ジムのトレーナー3人組。

 全員一歩くんに負けたボクサー、今は引退してトレーナーをしています。小橋は前と変わらず、沖田は渋いヒゲ面に。そして一歩くんのプロデビュー戦の相手小田は・・・。

 凄く太って面影がありません( ・Д・)



 タイヘーくんとキンタローくんは伊達ジムのデビュー前のボクサーたちとスパーリングしますが、弱そうと舐め切っています。

 「俺が幕ノ内一歩の一番弟子だあああ!!」

 やる気満々で出撃しますが、瞬殺されました('A`) 小中学生の頃からボクシングやってる経験者たちで、一歩くんへの恨みを吹き込まれ焚き付けられていたのでした。

 弟子よりも一歩くんの方が緊張していたりとか「デビューしてから借りを返せ」と板垣先輩から有難い言葉があったりしましたが、千堂の話になります。



 リカルド・マルチネスが膝をついている写真で大盛り上がり。まあ、千堂も一緒に尻餅をついているんですけど(´・ω・`)

 千堂がアルフレド・ゴンザレス戦を決め、更に勝てばリカルド・マルチネスに挑戦できるというビッグ過ぎるニュース。勝敗予想が始まります。

 技術ならゴンザレス、でもワンパン当たれば千堂の勝ちも十分あり得る・・・。



 「いいんですか?自分に負けた相手に全部横取りされても?」

 外野から水差す発言する少年出現!懐かしいキャラ伊達さんの息子の雄二?くんです。

 「あの時"自分にはまだ無理だ"って言いましたよね?ずっと待ってるんですけど、父さんの仇を取ってくれるのは何時になるんですか??」

 辛辣な言葉を投げつけて去っていく雄二くん。ボクシングを始めたようです。



 雄二くんにキツイ一言を浴びせられ、ついでに太った小田からお前なんで引退したんだよ!復帰しろ!!とか言われつつ伊達ジムを去った一歩くん。

 小橋が伊達さんに質問します。

 「引退したボクサーの気持ちはよく分かる、でも復帰したボクサーの気持ちは正直分からない。伊達さんはどんな気持ちでどうやって復帰したんですか?」

 「一般人にしてみれば、リングの中は地獄の釜だ。そこで灼熱の業火に焼かれる覚悟、熱量があるかどうかだ。俺は引退してからもずっとそれが消えずに残っていた」



 医師から脳に障害があるという診断は下っていないー

 幕ノ内一歩の中にまだ"熱"は残っているのでしょうか?



 👊感想です👊

 どいつもこいつもみんな一歩くんに復帰を迫っている気がします・・・。

 ゆるキャラと化したデビュー戦の相手はともかく、ついに伊達さんの息子まで出てきて一歩くんにさっさと復帰しろと言い出す始末。

 復帰しろ復帰しろ復帰しろ・・・。

 もう復帰するのは確実としても、森川先生は誰の言動をきっかけにするか決めあぐねているんでしょうか。それとも勿体つけているのか。

 私としてはやっぱり、鴨川会長と宮田くんしかないと思います。

 いや私じゃなくてもみんなそう思ってる!!宮田くんが鴨川ジム訪問して鴨川会長に土下座するしかない(ノ`Д´)ノ

 「お願いします鴨川会長、幕ノ内と戦わせてください!」

 もうそれでいいじゃないですか。2019年内に復帰お願いします( ・Д・)

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9月25日 今週の『はじめの一歩』感想とか 巻頭カラーで一歩くん同窓会に出席('Д')

 今週の『はじめの一歩』は、また一歩くんが停滞する展開に戻りました。



 前回までの千堂メキシコ上陸編では凄まじい勢いで物語が動き、千堂がリカルド・マルチネスから初のダウンを奪い、更にはアルフレド・ゴンザレス戦が決定しました。

 今回は、一歩くんが主人公に戻ってお話も元通りに停滞しました(´・ω・`)



 梅沢くんの誘いで同窓会に出席する事になった一歩くん。会場の居酒屋は既に盛り上がっていて、一歩くんは尻込みしてしまいます。

 「クラスのみんなとはあまり話をした事もないし、仲が良いわけでもなかったし。場違いなかんじだったら帰った方がいいかも知れないなあ・・・」

 一歩くんが入り口のドアを開けると、盛り上がっていた連中は静かになって他人を見るように一歩くんを見つめます。

 やっぱりこういう雰囲気になった。潔くこのまま帰ろう・・・。

 と思ったら「幕ノ内が来た!!」と爆発的に盛り上がります。「俺たちの仲間からプロボクサーが出た、しかも日本チャンピオンにまでなった、英雄だ!!」

 思わぬ大歓迎を受けた一歩くんですが、その後引退の話になります。

 「なんで引退すんの?元気そうだし、まだまだやれるんじゃない??」無責任に色々質問してくるクラスメイトに梅沢くんが「もうやる理由が無くなったんだよ!」と代わりに返答。

 

 ここで思わぬ展開が。美女が一歩くんに「私のことおぼえてる?」と声をかけたのです。

 一歩くんは忘れるはずもありません・・・。高校時代に唯一話しかけてくれた愛川さんという女の子です。映画だのカラオケだのに誘ってくれた良い子です(´;ω;`)

 一歩くんの試合を三回も観戦に行った事があるようです。でも・・・。

 「伊達戦、ゴンザレス戦、ゲバラ戦、だと・・・?全部負け試合じゃねえか!!」

 と梅沢くん。勝ったらおめでとうと声を掛けたかったけど出来なかったそうです。あーあ。



 同窓会がお開きになると、梅沢くんと舎弟二人は二次会に。当時一歩くんをいじめていた三人組は反省会だそうです。

 「あの頃は本当にすまなかった」という三人組に「気にしてないよ」という一歩くん。優しい、優しすぎます。とても真似できない('д` ;)

 一人で帰ろうとする一歩くんに愛川さんが声を掛けました。

 同窓会で昔好きだった子が自分からお持ち帰りされに来ました(((( ;゚д゚)))

 

 一歩くんと愛川さんの二人きりの帰り道です。

 昔一歩くんに声をかけていたのは同情だけじゃない、気になっていたという愛川さん。でもいくら誘っても釣り船屋の音が忙しいと言って来てくれなかったそうです。

 え、ナニコレ、両想いだったって事ですか??

 彼女いるの?という問いに曖昧に答える一歩くん。ウソでもいないと言ってくれれば今夜はそうなってもいいと思ってたのに、と言う愛川さん。
 
 え、ナニコレ、据え膳食わぬはってヤツですか??



 私もみんなも変わったけど一歩くんは変わってなくて安心したという愛川さんですが、ボクシングをやる理由が無いからやめたなら、やる理由があればまたやるの?と混乱を招く発言。

 しかも電話番号とメールアドレスを書いた紙を残していきました。

 土手を歩いて帰る一歩くんは、やっぱり始まりのあの木のある場所へ(´・ω・`)

 「僕は変わっていないと言われた。そしてやっぱりこの場所に戻ってきてしまう」

 「あの問いの答えはまだ出ていない。"強いって何だろう"?」




 👊感想です👊

 一歩くんモテモテですね!良かったね( ・Д・)!!

 ていうか、三角関係継続中で、その中でも頭一つリードしている久美ちゃんとすら正式に交際が成立していないのに、第4の女が現れたんですけどおおお(ノ`Д´)ノ!!

 一歩くんに脳障害が出ても一生面倒看る覚悟が出来てるという久美ちゃん、寝てる一歩くんの唇を奪おうとした菜々子ちゃん、そして正式な彼女がいないなら私が!という真理さん。

 第4の女愛川さんは、高校時代から7年間一歩くんが好きだったうえに再会後即お持ち帰りされてもいい(●´ω`●)という、あまりに強力な伏兵でした。

 ていうかあれから7年て一歩くん25歳って事か・・・。うーん・・・。

 25歳で4人の美女に囲まれながらも朴念仁の極み、お前玉付いてんのか?レベルで童〇を極め続ける一歩くん。いや、一歩くんだけじゃあねえな(´・ω・`)

 まともに恋愛してるキャラクターは木村とトミ子くらいのもの。あとは千堂が学生時代の恩師の先生とくっつくかも?くらいです。

 格闘家に限らずアスリートの人って若くしてガンガン結婚しちゃうイメージですが、『はじめの一歩』は30年もやってんのに結婚したキャラクター皆無!どんだけー!!

 もういいじゃないですか、はじめの一歩の恋愛話は(板尾風に)。

 巻頭カラーで森川先生が心機一転まだまだ頑張ります的な事を言ってましたが、急がないとヤバイと思います。

 前にも書きましたが、未完で終わる可能性が大いにあると思いますよ('д` ;)

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