院長ブログ

新潟市東区の整形リウマチクリニック院長の日記

急に秋らしくなりました。

例年なら新潟シティマラソンに向けて調整をしている時期ですが、今年はそれもなし。
目標がないと身が入らないですね・

いずれにしても、走ると腰痛が悪化する最近の状況では今年はフルは無理だったかもしれませんが・・。ジョギングも小股でトロトロ走ってます。

話は変わりますが・・

以前からですが、付き合いの長い患者さんから「先生はすぐ注射しよう」って言う、と皮肉っぽく言われることがあります。

確かに当院は治療の手段として注射の割合は高いほうだと思います。

でも別に私が注射狂で「注射することに快感を覚えている」訳ではありません。

この病態なら多少痛い思いをしても、早く、確実に痛みをとってあげられると思うものにお勧めしているだけです。

例えば前々回に書いた手の周囲の腱鞘炎など。
正直、内服や外用薬などの薬、レーザーなど機器治療の効果は限定的です。1~2週間がっちり安静にできれば治るかもしれませんができませんよね、大抵の場合・・。
局所安静のための装具療法やテーピングなんかもいろいろありますが結局「仕事に邪魔」「むれる、かぶれる」「水仕事ができない」などの理由でしていない方も多く見受けられます。

それならステロイドの注射のほうが確実で早い効果があります。まだ発症してまもなくならそのまま治ってしまう可能性もあります。勿論乱用は慎むべきですが。
私も数日前から症状が出たような初発の方にはまずは安静や薬などの対処を勧めています。1~2週間みて痛みがとれないorひどくなるようなら注射という方法もありますよ、とお話しております。

急性腰痛もそう。確かに鎮痛剤やシップだけでも4~5日でよくなるでしょうけど、「家事できない」、「明日仕事休めない、どうしよう?」ということになると注射のほうが早く痛みをとることができます。

他、リウマチの各関節の痛み、肘、指関節なんかの小さい関節は注射するDRは少ないのですが、これは実際かなり効果があって、何年も腫れたまま痛みが残っていた関節が1回の注射で、その後完全に痛みも腫れもすっかりとれている方もおります。
骨の変形が明らかな(軟骨がすり減っている)で痛みのある方には積極的にはお勧めしていません。ここまでいくと注射の効果はごく一時的で持続性は期待できないからです。
あくまでX線の変化はごく軽度だけど、炎症・腫れがある関節に有効なのでお勧めしている次第です。

あともうひとつ・・当院は歴史的に父の代から注射治療が割と多かったことです。
昔から常連で来院いただいている患者さんは、腰痛、膝痛などあると「レントゲンも撮らなくていい、面倒な病状説明もいらないので、注射1本ぶってとりあえず痛みを早くとってくれい!」という江戸っ子気質??な患者さんも実は多いのです。

そういう理由でありますので、別に注射を強要して無理やり打っていうわけではないし、早く、確実に、よりよくなってほしいとの考え(経験的判断)から、選択肢の一つとして提示させていただいている次第です。

勿論、注射も副作用がないわけではなく、注射部位の皮下出血や腫れ、関節の感染、トリアムシノロンなどステロイドを併用した場合の皮膚萎縮や脱色、などありますので注意は必要です。


当院で行っている注射としては
・首の急性、慢性痛に対するトリガーポイント注射(肩甲上角部、kポイントなど)、後頭神経ブロック

・急性、慢性の腰痛、坐骨神経痛に対するトリガーポイント、傍脊椎神経ブロック、硬膜外ブロック。

・炎症、腫れ、痛みの強い関節(リウマチ、痛風、偽痛風など)に対する局所麻酔+ステロイドの関節注射

・五十肩や変形性膝関節症など慢性痛に対するヒアルロン酸の関節注射、特に痛みの強い急性期にはステロイドを使用することあり。

・腱鞘炎に対する局所麻酔+ステロイドの腱鞘周囲への注射

あたりとなります。


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