院長ブログ

新潟市東区の整形リウマチクリニック院長の日記

夏の間は比較的調子よかったのですが、10月に入り腰痛はともかく左のおしりや左のすねがピキピキ痛むようになりました。

まともに荷重できないくらい痛くなることもありますし、車運転しているときや時に寝ていても痛む状態になり、とうとう腰椎のMRIを撮ることにしました。

人生初のMRI検査です。
正直、自分の老化現象の現実を直視することに抵抗もありましたが仕方ありません。

しかし、MRIは確かに音も大きいし、狭い空間に入るので最初の数分間は閉塞感と大きな音(警告音のようなブザー音)で切迫されて少し気分が悪く感じました。
ただ途中から慣れてしまうと逆に心地よくなりむしろ少しウトウト眠くなるほどでした。
20分ほどで終わりました。
(MRI撮影していただいた友愛クリニック様の先生、スタッフの方々ご丁寧ご親切に対応していただきありがとうございました。)

で結果ですが、

矢状断の正中(ど真ん中)は脊柱管は十分な広さもあり、椎間板の変性、黄色靭帯の肥厚も想像したよりは悪くなかったです。当面は脊柱管狭窄は心配なさそうです。
ただ椎間板はL2以下の4椎間は全部変性してますね
MRISAG1
あれ?何もない?と一瞬思いましたが横断像+少し左の矢状断をみると原因はすぐわかりました。

L5/S1椎間板の左側に丸い(黒い)塊が占拠し、左の神経根にもろに当たっています。
圧迫された神経が痛々しい・・・
MRIAXI2

もう一度矢状断に戻り、左側によってみると・・
確かにL5/S1の椎間板から下に垂れ下がったヘルニアがはっきり確認できます。
MRISAGleft

痛みの位置とも神経分節が合致しますので、これが症状の原因で間違いないです。

今回、自分の画像所見、症状をみて確認できたことが何点か・・

結構な痛みはあるのに、ヘルニアの大きさや場所のせいなのか?坐骨神経障害のサインで特徴的なSLRテスト(下肢をまっすぐ伸ばしたまま挙上すると下肢に放散痛がでる)が自分ではほとんど認めません。

あと椎間板障害の腰痛は正中に来るイメージでしたが(椎間板自体は体の真ん中にあるので)、片側に偏ってでた場合はやはりその側の腰が痛くなります。これは神経根から分岐する後枝がやはりその側の体表方向に分岐するせいなのでしょう。

あと椎間板+神経根の痛みが結構おしりにくること。これも再確認されました。患者さんで、腰より臀部が痛いという方も結構おられますが、これも椎間板障害でも全然あり得ますね。(もちろん椎間関節や仙腸関節、単なる筋膜性のこともありますので、この辺の鑑別は結構難しいということにもなりますが)

あと足のピキピキした痛みはあるのにしびれは全くないこと。
20代のころ椎間板ヘルニアになった時には、足全体が常時バリバリした感じでしびれていましたし、自分が診察させていただいているヘルニアや狭窄症の患者さんをみても「しびれ」を伴う方が多いのですが、今回自分の場合痛みが主体でしびれは全くありません。
まあこれからの回復過程で出てくるのかもしれませんが・・要観察です。

市内の某大病院のいつもお世話になっている脊椎外科専門のS先生にも相談させていただきましたが、「これなら多分自然吸収されてよくなりますよ。先生走りすぎなんじゃないですか?」とコメントいただきました・・
ランニングは最近大会の目標もないので例年に比べれば全然走ってなくて、実は他に悪化させた原因の心当たりもあるのですがここでは伏せておきます。

まあなんにせよ状況がわかりむしろ安心はしました。
対処のしようがわかったし、保存療法で治る見込みが十分にありそうだからです。

私が休むことはなかなか難しいので、しばらくは運動療法、ぶら下がり(懸垂)、牽引など物理療法、あと仕事の時は痛み止めを内服しながら頑張ります。

早速懸垂用のマシンを発注しました。医院2階の空き部屋に設置します。
若いころにヘルニア発症したときは2~3か月かかりましたが懸垂トレーニングをするようになってからどんどんよくなりました。なのでこれにこだわっています。
主には自重による牽引効果なのですが+αの効果があると思っています。(おそらく腹圧の関与)

今は痛みでランニングも2週間以上していませんし、これで基礎体力を維持します。

治らないようなら、手術で摘除か最近はコンドリアーゼという薬を注入する治療法もありそうです。

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