優先順位の高いものは2つあります。系統の強化と捨電です。
イ)系統の強化
いよいよここに来て、政治が動き、各種の系統強化に関する法律を策定したり、Dena(ドイツエネルギー機関)が専門家調査を行い高圧系統の強化、新設に関するロードマップを明示したり、連邦系統機関がその促進を指示したりと、系統の強化に関してはてんやわんやの状況です。
http://www.dena.de/
http://www.bundesnetzagentur.de/
ただし、2020/25年までに2000kmとも、3000kmともいわれる系統の新設、強化は進んでおらず、現在着工中の系統は80kmで10倍のスピードが必要であるという厳しい現実も分科会では報告されていました。もちろん各種のシナリオがあり、捨電、蓄電、スマグリの推進状況によっても、あるいは再生可能エネ発電側の技術革新によっても、系統強化の必要量は変わってきます。
どちらにしても、ドイツ政府が掲げる再生可能エネ電力の推進のロードマップ(2020年35%、2030年50%、2050年80%)を達成するためには、今以上に柔軟で、強化された系統が必要なのは議論をまたないところです。
ロ)現在、ドイツの太陽光発電は設置量が18GWを超え、夏期の日中のピーク時には10GWを超える発電出力が系統に表れます。休日の電力消費量が小さなときには、日中、独全体の系統に太陽光発電の電力が30%を超えるときも散見され、とりわけ設置が集中するバイエルン州の南部では、系統の電力が100%以上太陽光だけで埋まってしまうこともあります。風力については、これ以上に厳しい事情を抱えているため、これまでにも、太陽光発電と風力発電については、系統の安定を脅かす場合に、遠隔操作で系統運営事業者が両発電を部分的に切り離す、いわゆる発電をストップして捨電することが、再生可能エネルギー法(フィードインタリフ)の定めで認められていました。ただし、系統運営事業者は、発電をしなかった分の捨電量についても、再生可能エネ発電者に対して固定買取価格の補償をしています。
この類の取り決めが2012年に改正されるフィードインタリフ法では、さらに強化される見込みで、風力発電やメガソーラーだけではなく、30kW出力以上の太陽光発電についても系統切り離しの遠隔操作装置を設置することが義務となりますし、30kW出力以下のものでも、遠隔操作の設置か、インバータのMAX出力を設置PV最大出力の70%に制限して、ピークカットを行うことのどちらかを行うことを義務付けたりしています。
また、地域的な系統が100%以上再生可能エネ電力で満たされる場合には、捨電量の買取価格支払補償を取りやめることも方針として決まりました。
このように系統強化と捨電(ピークカット)については、政治的にもある一定の合意がなされ、実質的にも推進されることが決まっています。
イ)系統の強化
いよいよここに来て、政治が動き、各種の系統強化に関する法律を策定したり、Dena(ドイツエネルギー機関)が専門家調査を行い高圧系統の強化、新設に関するロードマップを明示したり、連邦系統機関がその促進を指示したりと、系統の強化に関してはてんやわんやの状況です。
http://www.dena.de/
http://www.bundesnetzagentur.de/
ただし、2020/25年までに2000kmとも、3000kmともいわれる系統の新設、強化は進んでおらず、現在着工中の系統は80kmで10倍のスピードが必要であるという厳しい現実も分科会では報告されていました。もちろん各種のシナリオがあり、捨電、蓄電、スマグリの推進状況によっても、あるいは再生可能エネ発電側の技術革新によっても、系統強化の必要量は変わってきます。
どちらにしても、ドイツ政府が掲げる再生可能エネ電力の推進のロードマップ(2020年35%、2030年50%、2050年80%)を達成するためには、今以上に柔軟で、強化された系統が必要なのは議論をまたないところです。
ロ)現在、ドイツの太陽光発電は設置量が18GWを超え、夏期の日中のピーク時には10GWを超える発電出力が系統に表れます。休日の電力消費量が小さなときには、日中、独全体の系統に太陽光発電の電力が30%を超えるときも散見され、とりわけ設置が集中するバイエルン州の南部では、系統の電力が100%以上太陽光だけで埋まってしまうこともあります。風力については、これ以上に厳しい事情を抱えているため、これまでにも、太陽光発電と風力発電については、系統の安定を脅かす場合に、遠隔操作で系統運営事業者が両発電を部分的に切り離す、いわゆる発電をストップして捨電することが、再生可能エネルギー法(フィードインタリフ)の定めで認められていました。ただし、系統運営事業者は、発電をしなかった分の捨電量についても、再生可能エネ発電者に対して固定買取価格の補償をしています。
この類の取り決めが2012年に改正されるフィードインタリフ法では、さらに強化される見込みで、風力発電やメガソーラーだけではなく、30kW出力以上の太陽光発電についても系統切り離しの遠隔操作装置を設置することが義務となりますし、30kW出力以下のものでも、遠隔操作の設置か、インバータのMAX出力を設置PV最大出力の70%に制限して、ピークカットを行うことのどちらかを行うことを義務付けたりしています。
また、地域的な系統が100%以上再生可能エネ電力で満たされる場合には、捨電量の買取価格支払補償を取りやめることも方針として決まりました。
このように系統強化と捨電(ピークカット)については、政治的にもある一定の合意がなされ、実質的にも推進されることが決まっています。
