「今、ここ、私」の感奮ブログ~ムラーノがいく~

名南経営コンサルティング 村野文洋 公式ブログ

_20160604_221143あまりテレビドラマをオンタイムでみる機会はありませんが、最近は、オンデマンドでも見ることができるので、たまに、通勤の移動時間などを使ってみることがありますが、今回のクールでは「重版出来」というドラマを、途中から何度か見ていました。

黒木華さん主演で、コミックの出版社の担当者と漫画家とのやり取りをはじめ、さまざまな人が毎回主役となり、仕事と家庭、仕事と人生などを描いたドラマで、所々で、うるっと来るドラマでした。

その中で、高田純次が演じる出版社社長が、日頃から善行を通じて、「ここ」というときのために「運を貯めている」という件があり、その社長を尊敬するオダギリジョーもまた、良い人になるためにではなく、「ここ」というときのために「運を貯めている」というシーンが、何ともいえなく、心に残りました。

昨今では、ワークライフバランスだとか、ブラック企業などに象徴されるように、仕事とプライベートの両立、バランスを保ちながら、労働法規を遵守した上で、効率の良い仕事の仕方を求められています。時代の変化とともに、働き方も変化していきます。その変化に企業も個人も対応していかなければなりません。ただ、いつの時代でも、仕事でもプライベートでも、何かに夢中になっているときこそが、人生にとっては「幸せ」を感じる瞬間であることには違いなく、形式的な面にとらわれて、没頭して、徹底することで得られる達成感や充実感、人の役に立っているという喜び、自分自身が成長できているという成長実感などを失ってしまいたくはないものです。

「省」というのは、振り返って反省するという意味だけではなく、良いところは残し、悪いところは省くということが大切であると、月刊致知の7月号の巻頭の言葉で、伊與田先生が述べています。
その中には、役所に「省」という字がついているのも、「省く」という意味合いがこめられていると書かれており、本来の役割を現在の省庁や役所が果たしているのか?という疑問も提起しているのかも知れません。

会社も大きくなるに従い、いろいろなルールや管理が増えてきます。ルールが出来た背景には、善意だけでは行動しない、不平等が生じるなどさまざまな理由があるのでしょうが、いつの間にかルールに縛られて、ルールを守るためにさらにルールが生まれる、管理をするために管理をするという呪縛にはまっていきます。そうなると、外向き(お客様や未来)な思考から内向き(社内や上司の顔をうかがう)思考になっていき、組織としての成長を止めてしまうことにもつながります。

だからといって、勝手に無駄だと決め付けてルールを守らないことは、さらに組織を弱体化してしまいます。決めたルールを守るとともに、定期的に省くことが必要になります。そのためにも、常に自らを、組織を省みて、客観的に見つめなおすことが必要だといえます。

船井総研の創業者である、故船井幸雄氏は、成長する人に共通する要素として
○素直さ
○プラス発想
○勉強好き
という言葉をあげています。
当社の創業者である佐藤澄男が、船井氏のファンでもあり、この3つの要素に強く共感していたこともあり、生前、この3つのことを、セミナーや講演会などでもよく語っていました。

「素直」であることの重要性は、松下幸之助氏も著書などで述べており、誰もが認める要素なのでしょう。

私もどちらかというと「素直」だと思っていましたが、ここ最近「素直」であることとはどういうことかを、改めて見つめなおす機会がありました。「素直」とは「従順」であることとは違い、「無条件に聞き入れる」ことでもないのです。素直とは、相手の気持ちをしっかりと受け止めて、その言葉を聴き、そしてきちんと向き合うことなんだと感じことなんだなと改めて気づきました。

自分の思い込みが強かったり、否定・反発心があっては、その人の気持ちは受け止められません。
特に、苦手な人や相性が合わない人の意見、自分に厳しいことを言ってくれる人の言葉こそ、しっかりと聴き入れなければ成長できません。
そして、本当の素直さとは、向き合い、決断して、自らの行動を変えることといえます。

素直であることに素直でいたいと感じるとともに、逃げない勇気を持って、前進することによって、本当の意味で成長できるんだろうと感じるのです。

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