個人的SSすてーしょん

個人的に趣味で書いたSSです。作者:紫(murasaki)。

カテゴリ: ss

20130214_a668de


ウィーン

イラッシャーセー

店長(………むむッ)ガタッ

女「…」テクテク

店長(そろそろ行くか………)スッ

女「むー…」テクテク

店長(今日は少し暑かったな…)

店長(しかも昨日は豚カツだったはず…だったら…コイツだ!!)ペタペタッ

女(今日は暑かった…)テクテク

女(何か冷たくて…あっさりしたもの…食べたい…)

女「………む」ピタッ

女(トマトときゅうりが半額……)

女(中華麺も30%引き……)

女「……!」

女「…冷やし中華」ポイポイッ

店長(よし!)

―――――――
――――
――


~別の日~

ウィーン

女「………」テクテク

シャッセー!!

店長(おっ…来た来た)

店長(今日は金曜日…あの人は毎週金曜にビールを買っていくが…)

店長(しかし今日はちょいと涼しかった…)

店長(しかもやや疲れ気味の顔ときた…)

店長(となると………コイツだ!!)ペタペタペタッ

女(疲れた…ビール飲むのもいいけど……)テクテク

女(涼しかったし…たまには体にいいもの………む)ピタッ

女(さんまが半額…)

女(豆腐が20%引きでねぎと生姜が新しい契約農家のもの…)

女(そしてほうれん草が99円で油揚げが3割引き…)

女「……!」

女「…さんまの塩焼きに湯豆腐と味噌汁」ポイポイッ

店長(よーしよしよし!3連単ッ!)

~別の日~

ウィーン

女「………」テクテク

イラッシャイマセー

店長(…!今日は水曜…いつもより早い…)

店長(毎週水曜はノー残業デーの会社…)

店長(仕事が早く終わって調子も良さそうだ…)

店長(ということは…)

女(今日は早く帰ってご飯も済ませて日本酒とゲーム…!)

店長(夕飯は手早く済ませられるもの…)

店長(そして晩酌のつまみになるもの!)

店長(今日は手堅く…コイツとコイツとコイツだ!)ペタペタペタッ

女(ゲーム…日本酒…ゲーム…日本酒…)テクテク

女「むむ…」

女(レタスとブロッコリーとヤングコーンが3割引き…)

女(……新商品…北海道産イカの塩辛…)

女(そしてお惣菜フェア…全てのお惣菜が4割引き…)

女「……!」

女「………サラダと焼き鳥…手羽先…」

女「食後にいかの塩辛で日本酒」ポイポイポイッ

店長(惣菜は複勝だったがサラダのブロッコリー&ヤングコーンは馬単だな)

女(………)チラッ

店長「……?」

~別の日~

ウィーン

女「ケホッケホッ…」テクテク

シャッセーイ

店長(…む!)

店長(マスクをしているし咳もしている…)

店長(風邪を召されたか)

店長(過去のデータから考えるとあの人はおかゆは食さない…)

女(風邪…つらい…消化にいいもの…)

女(でもおかゆもおじやも食べない…)

女(ゲ○みたいでやだ…)

店長(そして今日の仕入れの状況を考えると…)

店長(コイツだ!)ペタペタッ

女「ケホケホッ…むむ」ピタッ

女(卵がお一人様1パック限り99円…)

女(国産生椎茸に長ネギ人参が2割引き…)

女(カマボコが半額に国産鶏もも肉が100g当たり78円…)

女(そして冷凍食品が全品4割引き…)

女「……!」

女「……鍋焼きうどん」ポイポイポポイッ

店長(よし…お大事に…)

女「ケホケホッ………」ペコリ

店長「…!」ドキッ

~別の日~

店長(この前のあれは何だったんだろう…)

店長(マスクで顔が隠れていたけど…)

店長(微笑んで会釈してくれた…?)

ウィーン

女「……」テクテク

イラッシャーセェー

店長(…!風邪治ったんだ…)

店長(いつも通り無表情だけど…何となく機嫌が良さそうだ…)

店長(何か良いことでもあったのか…)

店長(………はっ!)

女(ボーナスが入った…)

女(今日はプレ○アムモ○ツとエ○ス…)

店長(そういえば僕もボーナス入ったっけ…)

店長(ということはあの人のことだ…ちょいと良いビールを飲むはず…)

店長(ならば…これだ!)

女「………」ジーッ

店長(何…だと…?いつの間に背後を…)

店長(怪しまれている…)

店長(いかん…落ち着け…)

店長(特定の人のためにいつもこんなことをしていると知られたら…)

店長(下手するとストーカーだと思われる…)

店長(…早急かつ自然に離脱!)

店長「イイイイイラッシャイマセー!」ペタペタッ

店長「今日はあじといなだの刺身が3割引き~!」ススッ

店長「おまけにカツオのたたきも4割引きだよ~!」スススーッ

パタン

女「………」

女「あじといなだとかつお…」ポイポイッ

店長(退避完了)

店長(危なかった…油断しすぎた…)

店長(明日からは控えめにいこう…)

店長(それにしても…)

店長(…美人だったな)

女(………むぅ)

~別の日~

ウィーン

女「………」スタスタ

シャッセーェエエ

女「………」

女(あの人は…)

女(いない…)

~別の日~

ウィーン

女「………」

イラッシャイマセー

女「………」チラチラッ

女(今日も…いない…)

女「………」

~別の日~

ウィーン

女「………」テクテク

シャアアセェエエエエエ

女(いない…)

女(………)ゴクリ

女「あ…あの…」

DQN店員「ん?何スか?」

女「て、店長さんは…お休みですか…?」

DQN店員「テンチョっすか。いないっスよ」

女「そう…ですか…お休みですか…」

DQN店員「休みっつーか」

DQN店員「イドーっスね」

女「えっ…」

DQN店員「何かシンテンポとかっつートコっス」

女「異動…」

女「もう…会えない…」

DQN店員「あのーもういいっスか?」

女「あ、ええ…ありがとう…ございます」ペコリ

~別の日~

店長「いらっしゃいませー!」

店長「ありがとうございましたー!」

店長「ふぅ…」

店長(新店舗の店長を任されたけど…)

店長(あの人とはもう随分あってないな…)

店長(…いやいや!新店舗を軌道に乗せないと!)

店長(でも…)

店長(会いたいなぁ…)

店長「あ、いらっしゃいませー!」

~別の日~

ザーザー

女(雨…急に降ってきた…)

女(これがゲリラ豪雨…)

女(これではいつものスーパーに行けない…)

女(たまには…近くのコンビニでもいいか…)スタスタ



女「………」テクテク

女「…む」ピタッ

女(コンビニが…)

女(スーパーになってる…)

女「………」テクテク

ウィーン

店長「いらっしゃいま……」

店長「あっ…」

女「あっ…」

店長「………」

女「………」

女「あ、あの!」

店長「は…はい…!」

女「良かったら今日…」

店長「…?」

女「…ご飯食べに来ませんか…?」

店長「…!」

店長「ぜ、ぜひ!」


おわり

asuka

―――――――――
―――――
―――

アスカ「ちょっと馬鹿シンジ!朝ご飯に何でトマトがあるのよ!」
アスカ「そんな並んで歩かないでくれる!勘違いされたらイヤじゃない!」
アスカ「今日の弁当手抜きだったわね!ちゃんとしなさいよ!私が恥かくじゃない!」
アスカ「帰りにヒカリ達と遊んで帰るからお金貸しなさい!」
アスカ「何で夕飯できてないのよ!風呂入ってくるから早く用意しなさいよ!」
アスカ「明日もちゃんと起こしなさいよね!」

―――
―――――
―――――――――

シンジ「はぁ………」
   「毎日毎日、アスカは文句ばっかり」
   「一体僕が何したって言うのさ…」
   「ご飯作って、洗濯して、掃除して、買い物して、弁当用意して…」
   「なのにありがとうの一言も言わずに文句ばっかり」
   「ミサトさんは体で払ってくれてるからいいけど…」
   「………」
   「よし、こうなったらアスカに何とかしてありがとうって言わせてやる!」


翌日

ガチャッ
アスカ「ちょっと馬鹿シンジ!あたしのバスタオルと下着がないんだけどどーなってんのよ!」
シンジ「あ、まだ洗濯したばっかりで乾いてないんだ」
アスカ「はあ~?アンタあたしに風呂入るなって言うの?」
シンジ「新しいのおろせばいいじゃないか…」
アスカ「イヤよ!あれはいざという時用なんだから!」
   「大体アンタがちゃんと洗っておかないで溜めるからこうなったんでしょ!」
シンジ「……自分でやれよ」ボソッ
アスカ「!?」
   「アンタ今何て言ったのよ!」
シンジ「何も言ってないよ」
   「乾燥機使って乾かせばいいんでしょ…」
アスカ「そ、そうよ!早くしなさいよ!」
アスカ「………」

翌日

アスカ「ふぁ~…眠い…」
ミサト「あら、おはようアスカ」
アスカ「ミサト…珍しく早いわね」
ミサト「ちょっちね、仕事行かなきゃなのよ」
シンジ「はい、朝ご飯ですミサトさん」
ミサト「毎日ありがとう、シンちゃん!いっただきまーす!」
シンジ「僕も今日日直で早いんで一緒に出ます」
ミサト「わかったわ。じゃあ早く食べちゃいましょ!」
アスカ「んー…シャワー浴びてくるぅ…」トボトボ

アスカ「さーって目も醒めたし、あたしも朝ご飯…」

ダイニング ガラーン

アスカ「そういえばさっき二人とも早く出るって言ってたわね」
   「まあいいや、ご飯ご飯ーっと」

レイゾウコ ガラーン

アスカ「………」
   「朝ご飯がない…」

学校

シンジ「………!」
トウジ「……!」
ケンスケ「………?」
アハハハ

アスカ「ちょっと馬鹿シンジ!」
   「アンタあたしの朝ご飯何で用意してないのよ!」
   「お陰で何も食べてないじゃない!」
トウジ「おっ朝から夫婦喧嘩か~?」
ケンスケ「相変わらずお熱いね~!」
アスカ「だ、誰がこんなもやしと!」
シンジ「そうだよ、こんなのを好きになる人なんているわけないじゃないか」アハハ
トウジ「」
ケンスケ「」
アスカ「あ、アンタ今何て言ったのよ!」
シンジ「」ツーン
アスカ「こんのお…!」

キーンコーンカーンコーン

先生「はいー席につけー」
アスカ「ちっ……」

昼休み

シンジ「はい、綾波今日のお弁当」
レイ「…いいの?」
シンジ「もちろんだよ!僕が好きで作ってるんだから!」
レイ「そう………いつもありがとう碇君」
シンジ「よ、良かったら屋上で一緒に食べない?」
レイ「………」コクリ

ヒカリ「アスカ、今日はお弁当じゃないんだ?」
アスカ「ふんっ!どっかの馬鹿のせいで朝ご飯も食べてないしね!」
ヒカリ「たまには碇君も休みたいんじゃないかな…?」
アスカ「やって当然のことなんだから!義務なんだから!」
ヒカリ「もうアスカったら…」

夜 家

アスカ「ただいまー」
ミサト「あらぁ、お帰りぃ~アスカぁ~ヒック」
アスカ「もう酔っぱらってるのね…」
ミサト「仕事終わらせてきたから夕方からシンちゃんにお酌してもらってるのよん」
シンジ「はいミサトさん、おつまみですよ」
ミサト「ありがとーシンちゃん愛してるぅ!」ダキッ
シンジ「ちょっ…ミサトさぁん…」
アスカ「んんんなにしてんのよ酒乱女!」
   「アンタも何デレデレしてんのよ!ばっかじゃないの!」
ミサト「なぁに怒ってるのよアスカぁ」
シンジ「まぁまぁミサトさん、落ち着いて」
アスカ「…何よ少しはわかってるじゃない馬鹿シンジ」
シンジ「続きは部屋にしましょう」
ミサト「ンフッ…も~シンちゃんってばぁ~!はぁ~い!」
アスカ「ふんっ!好きなだけ飲んだくれればいいわ!」
アスカ「………」

深夜

アスカ(宿題やってたら遅くなっちゃった…)
   (トイレ行って寝ようっと…)

ガチャッ スタスタ

アスカ「…ん?」

ギシッ ギシッ

アスカ「………ミサトの部屋から何か音がするわね」
アスカ「……」コソッ

アンッアンッ シンジクゥン アッ

アスカ「」
アスカ(なななななにやってんのよ!!!!!)
   (暗くて良く見えないけど…あれって…アレよね…!?)
   (さっきの二人のやりとりはこういうこと!?)
   (だとしたらあの感じだとしょっちゅうこんなことを…!?)

アッ イクッ!!イクッ!! アアッ!!

アスカ「」

翌日(休日)

アスカ「ふああ…ほとんど眠れなかった…」
   「ってあら?」ペラッ

お仕事行ってきます♡ ミサト

アスカ「ったく…問いただすつもりだったのに…」
   「こうなったら馬鹿シンジに聞くしかないわね」スタスタ ガチャッ
   「馬鹿シンジ!昨日の夜…」
   「…っていない……」
   「……」
   「か、帰ってきたらただじゃおかないんだから!」

マリ宅

ピーンポーン ガチャッ
マリ「ワンコ君いらっしゃーい!」
シンジ「やあ真希波」
   「はい、アイス買ってきたよ」
マリ「にゃ!アイス!ワンコ君わかってるぅ~!」
  「ほら!あがってあがって!」
シンジ「うん。お邪魔します」

―――――――――
―――――
―――


シンジ「ただいまぁ~」
アスカ「遅い!どこ行ってたのよ!」
シンジ「…アスカには関係ないだろ」
アスカ「いいから答えなさいよ!」
シンジ「はぁ…真希波の家だよ」
アスカ「コネメガネの家!?なんで!?」
シンジ「どうだっていいだろ」
アスカ「ま、まさかアンタ…ミサトだけじゃなくてコネメガネとも…!?」
シンジ「………」
アスカ「しんっじらんない!この変態!年増や色ボケのどこがいーんだか!」
シンジ「…何言ってんだよ…」ボソッ
アスカ「!!」
   「アンタ最近そうやって悪口言ってるの聞こえてるんだからね!」
   「言うならはっきり言いなさいよ!」
シンジ「………」
   「お前なんか比べものにならないくらい良い人間だって言ってんだよ!!」
アスカ「!!!」
シンジ「ミサトさんはお前なんかと違って優しいし!」
   「ご飯作ったら美味しいって言って食べてくれるし!」
   「掃除とか洗濯したらありがとうってちゃんと言うし!」
   「胸だって大きいし!エロいし!」
アスカ「」
シンジ「真希波だっていつも元気づけてくれるし!」
   「こっちが何か困ってると必ず声かけてくれるし!」
   「アスカと違って一人で自活してるし!」
   「胸だって大きいし!エロいし!」
アスカ「」
シンジ「アスカが二人よりいいところなんて何一つないじゃないか!」
   「毎日毎日人をこきつかって!」
   「ご飯作っても洗濯しても掃除してもお礼のひとつも言えない!」
   「家にいても人の邪魔ばっかりして何もしない!」
アスカ「それは………」
シンジ「何もできないくせに偉そうにして!」

プシュ

ミサト「たらいまぁ~!ヒック」
   「なんら?どしたの?」
シンジ「あ、お帰りなさいミサトさん」
   「ご飯食べてきたんですね」
ミサト「そうよぉ~!明日は休みだから飲み明かすわよぉ~!」
   「シンちゃんも付き合いなさいよねぇ」
シンジ「もう…しょうがないなぁ…」スタスタ パタン

アスカ「………」
   「……」
   「…」

深夜

アンッアンッ シンジクゥン ミサトサン…!!

アスカ「また…」

翌日 深夜

アッアッアッ キモチイイッ!!

アスカ「…」

さらに翌日 深夜

アァアアンッ!!!イクッイクッ!!!

アスカ「」

さらにさらに翌日 昼

アスカ「こうなったら…」
   
深夜

アンアンアンアン!!!!ミサトサン…ミサトサン!!!

ガチャッ

ミサト「あ、アスカ!?」
アスカ「アンタたち毎晩毎晩…」
ミサト「これはね…えーっとね…」
   「そう、運動してたのよ!」アセアセ
   「シンちゃんにはそのダイエットに付き合ってもらって…」
アスカ「あたしも混ぜなさいよ!」
ミサト「!?」
アスカ「毎晩そんな声聞かされたら」
   「あたしだって…その…変な気分になるじゃない…///」 
ミサト「えっと…えーっと…し、シンちゃん?どうするの!?」
シンジ「………」
アスカ「あたしが悪かったわよ…」
   「だから…その…お礼っていうか…何ていうか…」
シンジ「…もう文句言わない?」
アスカ「言わない!」
シンジ「自分で自分のことやる?」
アスカ「やる!」
シンジ「なんかしてもらったらお礼言う?」
アスカ「言う!」
シンジ「そう…」
   「じゃあ」
   「三人でしよっか」
アスカ「!!」
ミサト「………はぁ、保護者失格ね…アハハ」
アスカ「シンジ…その…」

   「ありがとう!」


レイ(あれ…弁当食っただけだわ)


終わり

haruno


雪乃『もしもし、姉さん?』
陽乃「雪乃ちゃん?どうしたの?」
雪乃『比企谷君を知らないかしら?』
陽乃「比企谷君?どうして私に聞くのかな?」
雪乃『しらばっくれても無駄よ姉さん。それよりも比企谷君は?』
陽乃「はあ…相変わらず強引だなぁ~雪乃ちゃんは」
  「はいはい、八幡君は今私と家にいるよ」
雪乃『家?何故?というか今八幡君と言ったかしら?』
陽乃「そう、あなたが出て行った家よ。そして恋人だもの、名前で呼ぶのは当然でしょう?」
雪乃『……そう。ひとまず今は聞かなかったことにするわ。あと、今からそちらに行きます』
陽乃「やっぱりそうなっちゃうのかぁ。わかったよ。待ってる保証はないけどね…フフッ」ピッ

八幡「あ、あの…雪ノ下何て…?」
陽乃「今から来るって」
八幡「」
陽乃「あはは、修羅場だねぇ~」
八幡「笑い事じゃないですよ…」
  「でもまあ、俺も陽乃さんも悪いことは何一つしていない」
  「雪ノ下が何をしに来るのかは何となくわかりますし」
  「何とかなるんじゃないですかね」
陽乃「ふふっ、そうだね」
  「じゃ、続きしよっか?」
八幡「い、いやいやいや…何でそうなるんですか!」
  「雪ノ下来るんでしょ?ヤバいですって!」
陽乃「えー…じゃあ…今度?」
八幡「今度今度!」
陽乃「絶対?」
八幡「絶対絶対!」
ガチャガチャッ バタン
八幡「ほ、ほら!雪ノ下来たみたいですよ!」
陽乃「ちぇーっ…」

ガチャッ
雪乃「比企谷君!」
八幡「よ、よう雪ノ下」
陽乃「やあやあ雪乃ちゃん、早かったね」
雪乃「……」チラッ
  「比企谷君」
八幡「な、何だ?雪ノ下」
雪乃「聞きたいことはたくさんあるけれど、まず先に言わないといけないことがあるわ」
八幡「…?」
雪乃「ごめんなさい」ペコリ
  「今まであなたを傷つけるようなことを言ってしまってごめんなさい」
  「私はあなたの優しさに甘えて酷いことばかり言ってしまった」
  「怒らないからと言って嫌な思いをしていないとは限らない」
  「そんな当たり前のことに気付かずに、あなたに何度も酷い言葉を浴びせた」
  「本当にごめんなさい」
八幡「………」
陽乃「あらあら」
雪乃「それだけじゃない」
  「由比ヶ浜さんにも嫌な思いをさせてしまった」
  「私や比企谷君、由比ヶ浜さんの居場所を壊してしまった」
  「ごめんなさい」
 
八幡「雪ノ下…顔上げろよ」
雪乃「…」
八幡「まあ、その、なんだ…」
  「確かにお前の言葉で嫌な思いをしたよ。それは事実だ」
  「でもな、お前のお陰でいろんな経験ができたのも事実だ」
  「奉仕部に入ってなかったら、俺はずっとぼっちで腐った生活をしていただろう」
  「だから、感謝もしてるんだぜ」
雪乃「比企谷君…」
八幡「こっちこそ大人気ない態度取っちまってすまん」
陽乃「相変わらず優しいんだね…」
八幡「まあ、その…歪んだままの人間関係というのは根っからのぼっちには耐えられないんですよ」
雪乃「ありがとう、比企谷君、じゃあ…?」
八幡「おう、部活にはまた顔出すようにするよ」
  「由比ヶ浜にも言っておく。あ、喧嘩したんだっけか?」
雪乃「ええ…喧嘩というか、怒ってもらったというか…」
八幡「はは、あいつらしいな。恐らく無意識なんだろうけど、空気は読める奴だからな」
  「まあこれからもよろしく頼むよ、雪ノ下」
雪乃「ええ、こちらこそ…」
八幡「…」
雪乃「…」 
八幡「じゃ、じゃあ俺はこの辺で…!」スクッ
ガシッ
八幡「!」 
雪乃「何を言っているの?話はまだ終わってないのだけれど」
八幡「(ですよねー)」
雪乃「姉さんも何処へ行くのかしら?」キッ
陽乃「」 
陽乃「あはは~…」
雪乃「二人とも…座って」
八幡陽乃「はい」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄

雪乃「つまり、比企谷君と姉さんは付き合っていると」
陽乃「そうだよ~もうラブラブでイチャイチャだよ~」
八幡「ちょ、陽乃さん!」
雪乃「陽乃さん、ね…」
八幡「あ、いや、その…何ていうか…」
陽乃「さっきだって雪乃ちゃんが電話してこなければ今頃エッ…」
八幡「うわああああ」
 
雪乃「…ズルイ」ボソッ
八幡「…って…は?」
陽乃「ふふ」ニヤニヤ
雪乃「姉さんばかりずるいわ。私だって比企谷君のこと好きだもの」
八幡「」
陽乃「へ~そうなんだ~それは知らなかったわぁ(棒」
  「好きだったのに、比企谷君に酷いことばっかり言ってたんだ~」
雪乃「そ、それは…その…照れ隠しというかなんというかゴニョゴニョ…」
陽乃「ん~何だって?聞こえないなぁ」ニヤニヤ
雪乃「だから!好きな人できたのなんて初めてだしっ!」
  「どう接したらいいかわからないしっ!」
  「いきなりベタベタしたら気持ち悪いと思われるだろうしっ!」
  「でも話したいしっ!」
陽乃「へぇ~」ニヤニヤ
  「だってさ、八幡君。彼女以外に告白されちゃったよ?」
八幡「そ、それは…」
雪乃「///」
陽乃「どうするのかな?」
 
八幡「………」チラッ
  「(雪ノ下は確かに口は悪いが照れ隠しが原因だったみたいだし)」
  「(胸は小さいけど顔も頭も良いし)」
  「(何だかんだで一緒にいて波長が合う感じがするのは事実…)」
  「(開き直ったみたいで、やたら素直っぽくて可愛いし)」
  「………」チラッ
  「(陽乃さんは何考えてるかわからないところはあるけど)」
  「(本当は素直で優しい人だというのがわかっている)」
  「(姉さんキャラで頼りになるしスタイルいいし胸大きいしエロいし…)」    
  「(意外と尽くす人っぽいし)」
 
雪乃「比企谷君…」
八幡「…選べない」
雪乃「!?」
陽乃「…」
八幡「選べるわけない」
 
陽乃「あははーやっぱりそうなっちゃうか」
雪乃「姉さん?」
陽乃「彼女である私を選んでくれないんだね…」
八幡「陽乃さん…」
  「陽乃さんのことはとても…」
陽乃「いや、いいよいいよ、わかってる」
  「君の性格を考えれば、この数日の態度に嘘偽りがないこともわかる」
  「決して打算や自暴自棄で私とつきあった訳ではないことも」
八幡「陽乃さん…」
陽乃「もちろん雪乃ちゃんが八幡君のことを好きだということにも気づいていたよ」
  「何か刺激がないと、八幡君はまたつまらない生活に戻ってしまうだろうとも思った」
  「だからあの時声を掛けてウチに誘ったんだよ」
雪乃「姉さん…でも…」
陽乃「うん。私は別に八幡君のことを気に入ってはいたけど、それは恋愛感情ではなかった」
  「だから、彼の悩みを聞いて、少しからかってあげよう」
  「そしてそれをきっかけに奉仕部という元の鞘に戻ればいいと思っていた…」
  「ところがいざ君と二人で話してみると、私は君のことを好きになっちゃってた」
  「誰よりも優しくて、誰よりも人に気を遣って、でも間違いなく不器用で…」
  「私のことを一人の人間として対等に扱ってくれた」
八幡「………」
陽乃「私も雪乃ちゃんも、君のことが好き」
  「でも君は優しくて、人に近づかれると対応に困ってしまう…」
  「だから近いうちにこうなるのはわかってたよ」
八幡「じゃあどうすれば…」
陽乃「そんなの簡単だよ」
八幡雪乃「えっ?」

陽乃「両方と付き合えばいいんだよ」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄
一週間後 放課後 部室

八幡「…ういっす」ボソッ
結衣「あ、ヒッキーやっはろー!」
雪乃「こんにちわ比企谷君」
  「今日もその…かっこいいわ///」
八幡「や、やめろよ恥ずかしい…」
雪乃「いいじゃない、別に。私達恋人なのだから」
八幡「それ以上はよせ雪乃。由比ヶ浜が息してない」
結衣「」
ガララ
陽乃「八幡君いるかなー?」
雪乃「ちょっと姉さん、なんで学校に」
陽乃「いやぁ今日のドライブまで待ちきれなくなっちゃったから、八幡君貰いに来たよ!」ダキッ
八幡「ちょっ…陽乃さん…当たってる当たってる」
陽乃「え~?何が~?」フニフニ
雪乃「姉さん、抜け駆けはなしと決めたはずよ」
  「比企谷君も、なにだらしない顔しているのかしら」
  「そ、そんなにそういうのが好きなら…私のこと好きなように…///」
陽乃「雪乃ちゃん何自分で言って照れてるのかな~?」ニヤニヤ
雪乃「て、照れてなんか…!」
陽乃「はいはーい、じゃあ三人でドライブ行こうか?」
雪乃「そうね、それが良いと思うわ」
ガララッ



結衣「」


終わり

haruno

放課後・部室
八幡「…ういっす」ガラガラ
結衣「あ!ヒッキーやっと来た!やっはろー」
雪乃「…こんにちわ、相変わらず腐った目をしているわね比企谷君」
八幡「挨拶するたびに罵倒されないといけないのか俺は」
雪乃「挨拶に対して言葉で返してもらえるだけ有難いと思うべきだわ」
八幡「はいはいすみませんねぇ。ありがとうございます」
  「…じゃ、今日は帰るわ」
結衣「ええ!来たばっかりで帰るの!?」
雪乃「目だけでは飽きたらずいよいよ本格的に脳にまで異常が出はじめたのね」
八幡「…ちっ」
雪乃・結衣「!?」
八幡「じゃあな、由比ヶ浜」ガラガラ
結衣「えっ…ちょっ…」
雪乃「ひ、比企谷君…?」
ガラリンコ

雪乃「えっと、比企谷君どうしたのかしら」オロオロ
結衣「さすがにゆきのん辛辣すぎたのかも…アハハ…」
雪乃「あの、でもあれくらいはいつものことで」
結衣「ヒッキー怒ってたって言うか、凄い嫌そうな顔してた」
雪乃「嫌そう…」
結衣「本当に帰っちゃったし」
雪乃「(ど、どうしよう)」
結衣「仕方ないから、今日はあたし達も帰ろっか」
雪乃「そ、そうね」

帰り道
八幡「はぁ…いい加減本当に嫌になってくるぜ」
  「毎日毎日、強制的に入らされた良くわからん部活に行って」
  「雪ノ下から理不尽な罵倒、暴言を浴びせられる」
  「俺にとって何のメリットがあるのか」
  「戸塚と友達になれたぐらいか。はぁ…」

陽乃「ん?あれは…」

八幡「今回ばかりは俺は何も悪いことしていない」
  「気は乗らないがちゃんと部活にいってたし」
  「依頼されたことに関しても及第点の解は導いたはずだ」
  「雪ノ下にもこれといった迷惑をかけたこともない」
陽乃「雪乃ちゃんが何だって?」
八幡「うおっ…って何だ雪ノ下さんですか。どうしたんすか?」
陽乃「何だとは随分な言い草ねぇ。大学の帰りよ」
八幡「はぁ…そうですか。じゃあ失礼します」スタスタ
陽乃「待ちなさい比企谷君。ウチの雪乃ちゃんのことで何か悩んでいるんでしょう?」
八幡「…別に」
陽乃「雪乃ちゃんに関してなら、私以上に相談役に適任な人はいないんじゃないかしら?」
八幡「何が狙いですか」
陽乃「狙いだなんて失礼な。私のお気に入りの比企谷君が、私の妹である雪乃ちゃんのことで悩んでいる」
  「何か私にできることがあればと思ってね」
八幡「(嘘のにおいしかしない…)」
陽乃「ということで、今からウチに来なさい」ダキッ
八幡「ええ!ちょっと何で腕組むんですか!(柔らかいものが当たってる…)」
陽乃「だってキミ逃げるでしょう?」
八幡「に、逃げませんって!」
陽乃「そう?」パッ
八幡「あ…」
陽乃「あれ?今残念そうな顔した?いやらしいな~比企谷君」ニヤニヤ
八幡「断じてしていません」

雪ノ下家
八幡「デカすぎだろ」
陽乃「ほら、入って」
八幡「あぁ、はい…お、お邪魔しまーす…」キョドキョド
陽乃「なーに挙動不審になってるのよ。誰もいないから安心して」スタスタ
八幡「そうですか…って、え?誰もいない…?」

陽乃の部屋
陽乃「着替えて飲み物持ってくるから、楽にしてて」パタン
八幡「は、はあ」
  「どうしてこうなった」
  「何かいい匂いするし」

陽乃「お待たせー。はい飲み物」
八幡「ど、どうも(着替えるってキャミソールかよ!)」
陽乃「で?何があったの?」ストン
八幡「い、いや、本当に何って程でもないんです(こんなに広いのに何でわざわざ隣に座るんだ…)」
陽乃「えーここまで来て話さないつもり?」グイグイ
八幡「た、大したことじゃないんで(近すぎィ!)」
陽乃「話してくれないのかぁ…そっかぁ」スクッ
八幡「(何だ…?)」
陽乃「よいっしょっと」トスン
八幡「え」
陽乃「ねえ、話して?」
八幡「な、なんで俺の膝の上に跨ってるんですかねぇ…」
陽乃「雪乃ちゃんのことなんでしょう?」ムニュ
八幡「(お、お胸が…)」
陽乃「ほらほら、話しなさい」ムニュムニュ
八幡「ゆ、雪ノ下からの…」
陽乃「ん?」
八幡「毒舌に嫌気がさして、舌打ちして部活から帰ってきたというかなんというか」
陽乃「ああ…そういうこと」
八幡「何かもう何で俺あんなところ行ってるのかって気持ちになって」
  「誰にも迷惑を掛けずに平和に生きているぼっちだったのに」
  「やりたくもない部活やらされて、罵倒されて…」
  「………」
  「……」
  「…」

陽乃「…そっかぁ」
八幡「(何か愚痴をたくさん言ってしまった…呆れられたなこれは)」
陽乃「辛かったね、よしよし」ナデナデ
八幡「!?」
陽乃「君が珍しく、いや、初めて本心を正直に打ち明けてくれたから」
  「私も同じように正直に話すことにするよ」
八幡「は、はぁ」
陽乃「君は何も悪いことをしていないよね」
  「部活に入るきっかけとなったのは、確かに君のちょっとした反抗かもしれないけど」
  「それでも君は頑張ってきた」
  「無理矢理入らされた部活でも君なりに必死に雪乃ちゃんと関係を築こうとした」
  「会うたびに様々なコンプレックスを突かれながらも、依頼には誠実に対応した」
  「友達だって増やしたし、林間学校や文化祭でも君は誰よりも人の役に立った」
八幡「雪ノ下さん…」
陽乃「それなのに他の生徒ならまだしも、同じ部活の部員からも酷い扱いをされ続ける」
  「そんなの、辛すぎるよね」
  「そんな君を見かけるたびに、何とかしてその状況を変えられないかとちょっかい出してみたけど」
  「役に立てなかったみたいだね、ごめんね…ハハハ」
八幡「(そんな考えがあったのか…)」
  「雪ノ下さんは何も悪くないですよ」
陽乃「ふふ、相変わらず優しいのね」
八幡「別にそんなんじゃあ…」
陽乃「ね、部活はもうやめるの?」
八幡「やめるというか、もう行きたくはないですね」
陽乃「そっか。じゃあさ」
  「私と付き合おうか?」
八幡「え?…ええ?」
陽乃「だってさ、放課後暇になるでしょう?」
八幡「そうですけど…」
陽乃「それに、今まで感じていた予感がこの1時間くらいで確信に変わった気がするの」
八幡「予感…?確信…?」
陽乃「私と君は根本的に似ているのではないかという予感」
  「そして、付き合うとどんなカップルよりも相性がいいという確信」
八幡「そんなこと思ってたんですか」
陽乃「そうよ?ふふっ」ニコッ
八幡「(おうふ…)」ドキッ
陽乃「君も心の底では感じていたはずよ。雪乃ちゃんやガハマちゃんと話すよりも」
  「私と話している時の方が安心して本音で話せるのではないか、って」
八幡「それは…」
  「(雪ノ下さんはいつも計算して人の嫌がることを正しい方法でする)」
  「(いつだって本心は見せずに、外界と上手く接触する)」
  「(そんな人だと思っていた。今まで、正確には今日この家に来るまでは)」
  「(でも、今日初めて本心を打ち明けた時の反応でわかった)」
  「(この人はいつだって他人のことを考えていて、根は優しく柔らかい人柄なんじゃないか)」
陽乃「考えは纏まった?」
八幡「そうですね」
陽乃「じゃあ返事を聞かせてもらえるかな?」
八幡「はい。俺と付き合ってください、雪ノ下さん」
陽乃「ふふ、よろしくね、八幡君」
八幡「よ、よろしくお願いします、は、陽乃さん…」ドギマギ
陽乃「照れちゃってー可愛いんだから…ふふっ」


翌日 学校
結衣「あ!ヒッキー!」
八幡「…っす」
結衣「昨日急に帰っちゃったから心配したんだよ!」
八幡「悪い。でももう俺部活にはいかないから」
結衣「え?」
八幡「そういうことだから、雪ノ下にも伝えておいてくれ」スタスタ
結衣「ちょっ、ヒッキー…」

放課後 部室
ガラガラ
雪乃「あら、由比ヶ浜さんこんにちわ」
結衣「うん…」
雪乃「ひ、比企谷君は一緒ではないの?」
結衣「ヒッキーもう部活来ないって…」グス
雪乃「えっ」
結衣「ゆきのんのせいだよ」
雪乃「ど、どういうことなのかしら?」
結衣「ゆきのんの悪口がヒッキーを傷つけたんだよ!」
  「毎日毎日会うたびにヒッキーを罵倒して!」
  「いつも助けてもらっているのにお礼の一言も言わないで!」
  「もともとヒッキーの性格を矯正するのが依頼だったんでしょ?」
  「それなのにゆきのんのしたことと言えばヒッキーを批判することばっかり!」
雪乃「それは…」
結衣「言い訳なんて聞きたくない!それより昨日、あの後謝ったの!?」
雪乃「い、いえ…あの…」
結衣「どうしてあんなになっても謝らないの?」
  「ゆきのんさあ、今まで嫉妬されていじめられたり、そういう経験したことあるんだよね?」
  「なのにヒッキーにも同じことするの?」
雪乃「いじめたつもりなんて…」
結衣「死ねとかそういうこと言っておいて、冗談だったって言うの?」
  「ゆきのんがどうして友達いないのか、何となくわかった気がするよ」
雪乃「え…?」
結衣「嫉妬されたとか、そういうのは単なるきっかけであって」
  「本当はゆきのんが人の心を考えずに行動して、人を傷つけているからだよ」
雪乃「それは…」
結衣「私ももう部活には来ないよ。ヒッキーいないんじゃ意味ないし…」
  「じゃあね」ガラガラ
雪乃「由比ヶ浜さん…」
  「比企谷君…」
  「………」
  「ふえぇぇぇ…」

放課後 校門
ブロロロ キィッ
陽乃「八幡君!」
八幡「陽乃さん、どうしたんですか?」
陽乃「八幡君とドライブしようと思って、来ちゃった」
八幡「お、俺も…」
陽乃「ん?」
八幡「俺も会いたかったです」
陽乃「///」
陽乃「さ、乗って乗って!」
八幡「はい」バタン
ブロロロ

部室の窓際
雪乃「あれは姉さんと…比企谷君…?」

夜 比企谷家前
ブロロロ キィッ
陽乃「はい、着いたよ」
八幡「あ、どもっす」ガチャッ
陽乃「楽しかったねー。また行こうね!」
八幡「もちろんです。じゃあおやすみなさい」
陽乃「あ、待って」
グイッ チュッ
八幡「!?」
陽乃「じゃ、じゃあね///」
ブロロロ

翌日 放課後 部室
雪乃「(姉さんと比企谷君、昨日何していたのかしら…)」
平塚「邪魔するぞ」ガララ
雪乃「平塚先生」
平塚「ん?雪ノ下一人か?比企谷と由比ヶ浜はどうした?」
雪乃「その…来ません」
平塚「来ない?どういうことだ?」
雪乃「それは…」
カクカクシカジカ

平塚「ふむ、雪ノ下の毒舌に我慢の限界が来た比企谷が来なくなり」
  「由比ヶ浜も雪ノ下の態度に不満があり来なくなったと」
雪乃「はい…」
平塚「まずは二人に謝ることだ。その後どうするかはあの二人次第だろう」
雪乃「そう…ですね…」
平塚「雪ノ下、君が近しい人に素直になれないのは知っている」
  「しかし、今回のことに関してはほぼ100%君に非があるだろう」
  「恥も何もない。誠心誠意、謝る意思を伝えるべきだ」
雪乃「…そうします」
平塚「そうと決まれば行った行った!」
雪乃「は、はい…」ガタッ
ガラガラ

夕方 雪ノ下家
八幡「お邪魔します」
陽乃「ふふ、もう慣れたものね」
八幡「そんなんじゃ…」
陽乃「安心して、今日も誰もいないわ」
  「あ、先に部屋に行っててくれるかな?汗かいちゃったからシャワー浴びてくるね」スタスタ
八幡「…シャ、シャワー?」

陽乃の部屋
八幡「(なんか落ち着かないぞ)」
  「(いやいや、勘違いするな。これもあの人なりのジョークだジョーク)」
  「(俺の反応を見て楽しんでいるだけだ)」
陽乃「お待たせ―」カチャッ
八幡「い、いえ…(なんだ今日は普通の部屋着か)」
陽乃「ねぇ八幡君」
八幡「は…はい?」
陽乃「期待したでしょ?」
八幡「さ、さて、なななな何のことですかね…」
陽乃「しよっか?」
八幡「…え?」
陽乃「Hしたいでしょ?私達恋人同士なわけだし」
八幡「そりゃしたいけど…って違う違う。まだまだ清いお付き合いを…」
陽乃「あはは。君は正直だなぁ!」
  「いいんだよ。私もしてみたいもの」
八幡「へ、へ~…って、ん?してみたい?」
陽乃「どうしたの?」
八幡「してみたいって、陽乃さん、もしかして…」
陽乃「もちろん初めてだよ?」
八幡「何…だと…?」
陽乃「ちなみにキスも昨日のが初めてだよ」
八幡「」
陽乃「そんな意外だった?遊んでるように見えたかな…」
八幡「い、いやだって陽乃さんだったらいくらでも男寄ってきて」
  「放っておかないはずじゃ…」
陽乃「あはは。まあ、間違ってはいないけど、皆最初だけなんだよね」
八幡「最初?」
陽乃「知り合った時はすごい寄ってくるけど」
  「皆下心見え見えだし」
  「私の家柄や内面を少し知ると、怖気づいちゃう人ばっかりで」
  「彼氏もいたことないんだよ」
八幡「そうなんすか…」
  「良かった…」スッ
陽乃「え?んんっ…///」
八幡「陽乃…さ…んちゅむちゅぱっ…ハア…ハァ」
陽乃「八幡君…///」
ピロリピロリ
陽乃・八幡「!?」
陽乃「あ、雪乃ちゃんだ…」
八幡「え?雪ノ下…?」

続く

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