2005年11月05日

  アジアの女優3人

 
     『溺れた魚』(2000年 日)
   
    監督 堤 幸彦
    原作 戸梶圭太
    椎名桔平・窪塚洋介・仲間由紀恵
    渡辺謙・伊武雅刀
   
    風変わりな展開で結構面白かった。
    仲間由紀恵
    美人とは思うけれど、演技力は?と来年の大河ドラマが心配なオバ
    サン(同じ沖縄出身というだけで気になる)。無表情の事務的なセリフ
    ならそれなりに様になっている事に少し安堵。



       『父と暮らせば』(2004年 日)

     監督 黒木和雄
     原作 井上ひさし
     宮沢りえ・原田芳雄・浅野忠信

      
     それこそ、きれいなお人形さん、喋らなければ上品な令嬢だった
     りえちゃんも、すっかり一人前の女優になったね、という作品。
     少し説明的な気もしたが、幽霊になっても娘を案じる父の姿に
     久々、心が洗われる映画ではあった。



         『たまゆらの女(ひと)』(2002年 中国)

      監督 スン・チョウ
      原作 ベイ・チュン
      チョウヨウ/シュウ   コン・リー 
      チェンチン       レオン・カーフェイ
      チャン         スン・ホンレイ

     コン・リーの二役がよく解らなかった。
     が、これ本当に中国の映画?いいの〜?!っていうくらい官能的!
     中国もここまで来たか!と思わせる1作。
     それを演じるのがコン・リー。
     妖艶に、美しく、積極的に。
     このひと(女)いったい何歳なの?
     



  
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2005年11月03日

露悪趣味、ラース監督

 
    先週、久しぶりにブログに向かったのだが、様式が変わっていて、
    何度やってもうまくいかない。今日もだめなら、これで店終いだ。
 
    よし、今度はうまくいきそうだ。

    失敗したのはラース・フォン・トリアー監督の『ドッグ・ヴィル』。
    もうあまり気力が残っていないので、簡単に。

         『ドッグ・ヴィル』

     監督・脚本  ラース・フォン・トリアー
     グレース   二コール・キッドマン
     トム     エディソン

    背景なし、床にチョークで線を引いて、それぞれの家や道や畑を指示
    しただけ、人はパントマイムで存在しないドアを開けたり、土をたが
    やしたりする舞台劇のような映画。
    人間のどうしようもない矮小な部分が露悪的に描かれる。
    いやな後味の映画と思っていたら、以前みたあの映画も同じラース監督
    と知って、納得。
   
    あの映画とは
        『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000デンマーク)
    本当にダークな映画だった。
    オバサンも色々悲劇は見てきたが、これほど不運な主人公は知らない。
    なんの救いも見えない、暗澹たる気分にさせられる映画癸韻任呂覆い
    と思っている。
    しかも突然主人公が歌いだす歌が最悪ーへた!と思ったと思うのだが、
    これがビョークだという。ビョークって歌手の???

      
   

    

    



     
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2005年10月23日

成瀬巳喜男  第2弾


    『流れる』(1956年)
 
    原作   幸田 文/
    脚色   田中澄江 井手俊郎/
    山田五十鈴 高峰秀子 田中絹代 栗島すみ子
    中北千枝子 賀原夏子 杉村春子 岡田茉莉子

    成瀬作品ではこれが1番の秀作ではなかったかと思う。
    
    なにより山田五十鈴が美しい。幾つかわからぬが、年齢をこえて美しい。
計算はするが、男に頼り、男につぎ込む、男にとって(かわいい女)で在り続 ける。同時に「私たちは素人さんとは違う、玄人の意地がある」みたいな、芸にいきる人としてのプライドを、おちぶれても失わないきりりとした美しさを持っている。
   
    他の女優達、杉村春子はここでも普通の人間のせこさや調子よさをリアルに演じて芸達者ぶりをみせているし、ここで最も若い岡田茉莉子もちゃっかり娘を可愛らしく演じて活き活きしている。
    皆がそれぞれ個性を出して、画面をみるだけでも値打ちがある。





       
     『女の中にいる他人』(1966年)
 
     脚本  井手俊郎/
     小林桂樹 新玉三千代 三橋達也/

     成瀬にはめずらしいサスペンスだそう。
     職場でも家庭でも真面目な夫が、その親友の妻との情事に溺れ、のめり込むうちに誤って殺してしまう。
      しかし、日頃から真面目で小心なだけに、自分1人で抱え込むことが苦痛になり、妻に告白する。妻は衝撃ながらも現在の生活を守る為、秘密にするよう夫に言う。しかし、それでも苦しくて、 親友に打ち明け、ついに自首を決意する。
       男もふがいないが、普段は従順でおとなしく可愛らしい妻が子どもを、家庭をーいや自分の現在を壊さないために鬼となる過程が凄まじい。
     
     
    

       
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2005年10月09日

成瀬巳喜男作品


     成瀬巳喜男監督特集で何本かその作品を見た。
   あの小津映画とどこが違うか?
    小津作品には、初期の貧しいながらユーモアとしゃれっ気溢れる
   ものから、晩年の中流家庭の父娘ものまで、その淡々と描かれる日
   常には、かつての日本人が持っていた(のかもしれない理想像?)
   おくゆかしくも凛とした気品が溢れていた。
   
     成瀬作品は、一言でいえば男女のドロドロ。
    林芙美子原作ものは大抵、貧乏のドロドロ。

   『浮雲』(高峰秀子 森雅之)
    にえきらない男とふっきれない女のズルズルの話。

   『めし』(上原謙 原節子)
    小津映画では奥ゆかしくりんとした日本人女性である原が、
   ここでは、まじめだが、妻には「めし!」としか言わない気の利かない
   夫に不満をくすぶらせる妻の役。
   
    同じような話で『妻』
   同じくマジメだが気の利かない夫上原謙と妻役に高峰三枝子。
   日本でこんな時代にも倦怠感に悩む妻がいて、それが映画になっていた
   とは少し驚き。

     『山の音』(原節子 山村聡 上原謙)
   原作は川端康成。 『めし』の夫婦だが、『めし』では関係修復がなり、
  ある意味健全な物語であったが、ここでは・・・

    『乱れる』(高峰秀子 加山雄三)
   「スーパーマーケットの進出で衰退していく旧い商店街」という今日的な
  問題が背景にあって、そこだけでも興味。


     後、悲しくも逞しく生きる花柳界の(元)女たちの物語。
   『晩菊』(杉村春子 沢村貞子)
   『銀座化粧』(田中絹代 香川京子)
   『流れる』(田中絹代 山田五十鈴)等々


   

  
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2005年09月25日

続 アンゲロプロス作品


初めに、 昨日の『こうのとり、たちずさんで』の感想の訂正です。
 電柱にほぼ直角にと言いましたが、再度その場面だけ見直したら、
 45度位の感じでした。

  今日もついでにアンゲロプロス作品、まとめてやります。


         『蜂の旅人』(86年 ギリシャ=仏=伊)

     マルチェロ・マストロヤン二
     ナディア・ムルージ

   マルチェロ主演なので期待したのだが・・・・
  娘の結婚を見届けた後、教師から養蜂家(父親がそうだったらしい)に
  転進し、蜂を追って旅に出る。途中ヒッピーのような女の子を拾う。
  しつこく付きまとう女の子に,初めは教師か父親のように接していたのだが
  やがてずぶずぶのかんけいに・・・
  だから?と最後は眠くなって、結論はどうなったっけ?・・・



         
          『霧の中の風景』(88年 ギリシャ=仏)

       ミカリス・ゼーナ
       タニア・バライログウ

   実は私生児で,待っている父親などいないのに、幻の父に会おうと
  家出する姉弟(姉12才位、弟5才位?・・)の、なんとも「救い」
  のない話。なぜ、待っているであろう母親の元へ帰らずに、希望はないこと
  はうすうすわかっているだろうに、幼い弟を騙してまでこの少女はなおも
  旅を続けるのか、何かの象徴的寓話なのか、腹立たしいくらいに陰惨な物語。



           『シテール島への船出』(83年ギリシャ=伊)

        ジュリオ・ブロージ
        ヨルゴス・ネゾス
        マノス・カトラキス

    ある映画監督の日常を幻想的に描く。
   老人役を探していて、自分の父親の思い出に重なっていく。
   オバサンも夢の中で朦朧としながら見た。
   アンゲロプロスは、私には、合わないと思った。

   





  
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