観光地として有名な嵐山ですが、京都の人の中には近づきたがらない人もいます。その理由はちょっと恐ろしい歴史が関係しています。
早良親王の怨念
京都というと平安京があった場所で、長く日本の首都として存在していました。しかしその前には平城京という都が奈良にあり、平城京から長岡京、長岡京から平城京と首都が移った歴史があります。そして長岡京が怨念の原因となっているのです。
長岡京を建設を担当していた人物は藤原種継(ふじわらのたねつぐ)という人物なのですが、建設開始の翌年に反抗勢力によって暗殺されてしまいます。当時の権力者だった桓武天皇はこの事件を受けて犯人だとされる人物を処刑、さらに早良親王(さわらしんのう)も事件に関わっているとして寺に幽閉、さらに現在の淡路島に流刑とします。
早良親王は無実を訴えていましたが桓武天皇は聞き入れず、この出来事で早良親王の無念が怨念となったのか桓武天皇の周りで不可解な事件が相次いだそうです。桓武天皇は怨念を恐れたのか、長岡京は10年も経たないうちに捨て平安京を新たな首都として作り始めます。
よほど怨念が怖かったのでしょうか、平安京には風水師の意見も取り入れて幾重にも結界を施しています。平安京は結界に守られた首都となり、桓武天皇も安心したわけですが実は現在の嵐山に該当する地域だけが結界から外れてしまっていたのです。
安全なはずの首都で唯一、嵐山だけが結界によって守られておらず、早良親王の怨念をはじめ怪奇現象が相次ぐ不吉な場所として知られるようになっていきます。しかも嵐山はその以前から黄泉の国に通じていると考えられており、その意味でも霊的な場所でした。
こうした歴史的背景があるからこそ、今でも京都の人の1部は嵐山に近づこうとしないのです。ただの迷信と捉えることもできますが、日本の長い歴史の中でいわくつきの土地であることは間違いないのでそれを知っていると行こうと思わないのもうなずけます。
京都の嵐山にはどんな魅力が?注目のスポットについて
京都の観光名所の1つである嵐山には注目スポットがいくつかあります。
渡月橋
嵐山の代名詞とも言えるスポットがこの渡月橋です。桂川にかかる橋でその長さは155メートル、平安時代初期に渡月橋という名前が付けられており歴史の長さも感じさせます。2001年にはリニューアルされてより美しい橋となりさらに人気を高めました。
橋の周囲はたくさんの木々で囲まれており、特に秋になると紅葉が目の前いっぱいに広がります。
夜はライトアップされ昼間とはまた違った景色が楽しめるため京都に来た観光客の多くがこの橋を見に来ます。
まさに嵐山を象徴するスポットとなっていますのでまだ見たことがない方はぜひとも見ておきたいものです。京都の良さとはなんなのか、渡月橋を見ればそれがすぐに理解できるでしょう。それほど美しい光景が見られます。
天龍寺
世界遺産にも登録されているお寺が天龍寺です。1339年に足利尊氏が後醍醐天皇の菩薩を弔うために作ったお寺で、すでに700年ほどの歴史があります。かつては先程紹介した渡月橋や亀山公園も天龍寺の境内の一部とされており広大な敷地を有していた由緒正しいスポットです。
庭園はたくさんの植物と池があり、池に映る景色が特に有名です。わび・さびを感じさせる庭園の風景は一度見たら忘れられないでしょう。8時30分から17時30分までの間に拝観が可能で、拝観料も500円からとリーズナブルなので気軽に行けるのも魅力的です。
嵐山よしむら
嵐山で食事をするならこのお店が注目です。渡月橋のふもとに建てられた嵐山よしむらは手打ちそばのお店で、職人が打ったそばを堪能できます。そばの味が素晴らしいのはもちろんなのですがなんといっても特徴はお店から見る景色です。
お店からは渡月橋とその周囲の自然を見ることができ、美味しいそばを食べながら京都の自然を満喫できます。嵐山の散策を終えたらお店で一息つきながら改めて自然を楽しむ、なんとも風情な食事になるでしょう。観光では美味しい食事も欠かせませんから人気のお店も抑えておきたいところです。
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早良親王の怨念
京都というと平安京があった場所で、長く日本の首都として存在していました。しかしその前には平城京という都が奈良にあり、平城京から長岡京、長岡京から平城京と首都が移った歴史があります。そして長岡京が怨念の原因となっているのです。
長岡京を建設を担当していた人物は藤原種継(ふじわらのたねつぐ)という人物なのですが、建設開始の翌年に反抗勢力によって暗殺されてしまいます。当時の権力者だった桓武天皇はこの事件を受けて犯人だとされる人物を処刑、さらに早良親王(さわらしんのう)も事件に関わっているとして寺に幽閉、さらに現在の淡路島に流刑とします。
早良親王は無実を訴えていましたが桓武天皇は聞き入れず、この出来事で早良親王の無念が怨念となったのか桓武天皇の周りで不可解な事件が相次いだそうです。桓武天皇は怨念を恐れたのか、長岡京は10年も経たないうちに捨て平安京を新たな首都として作り始めます。
よほど怨念が怖かったのでしょうか、平安京には風水師の意見も取り入れて幾重にも結界を施しています。平安京は結界に守られた首都となり、桓武天皇も安心したわけですが実は現在の嵐山に該当する地域だけが結界から外れてしまっていたのです。
安全なはずの首都で唯一、嵐山だけが結界によって守られておらず、早良親王の怨念をはじめ怪奇現象が相次ぐ不吉な場所として知られるようになっていきます。しかも嵐山はその以前から黄泉の国に通じていると考えられており、その意味でも霊的な場所でした。
こうした歴史的背景があるからこそ、今でも京都の人の1部は嵐山に近づこうとしないのです。ただの迷信と捉えることもできますが、日本の長い歴史の中でいわくつきの土地であることは間違いないのでそれを知っていると行こうと思わないのもうなずけます。
京都の嵐山にはどんな魅力が?注目のスポットについて
京都の観光名所の1つである嵐山には注目スポットがいくつかあります。
渡月橋
嵐山の代名詞とも言えるスポットがこの渡月橋です。桂川にかかる橋でその長さは155メートル、平安時代初期に渡月橋という名前が付けられており歴史の長さも感じさせます。2001年にはリニューアルされてより美しい橋となりさらに人気を高めました。
橋の周囲はたくさんの木々で囲まれており、特に秋になると紅葉が目の前いっぱいに広がります。
夜はライトアップされ昼間とはまた違った景色が楽しめるため京都に来た観光客の多くがこの橋を見に来ます。
まさに嵐山を象徴するスポットとなっていますのでまだ見たことがない方はぜひとも見ておきたいものです。京都の良さとはなんなのか、渡月橋を見ればそれがすぐに理解できるでしょう。それほど美しい光景が見られます。
天龍寺
世界遺産にも登録されているお寺が天龍寺です。1339年に足利尊氏が後醍醐天皇の菩薩を弔うために作ったお寺で、すでに700年ほどの歴史があります。かつては先程紹介した渡月橋や亀山公園も天龍寺の境内の一部とされており広大な敷地を有していた由緒正しいスポットです。
庭園はたくさんの植物と池があり、池に映る景色が特に有名です。わび・さびを感じさせる庭園の風景は一度見たら忘れられないでしょう。8時30分から17時30分までの間に拝観が可能で、拝観料も500円からとリーズナブルなので気軽に行けるのも魅力的です。
嵐山よしむら
嵐山で食事をするならこのお店が注目です。渡月橋のふもとに建てられた嵐山よしむらは手打ちそばのお店で、職人が打ったそばを堪能できます。そばの味が素晴らしいのはもちろんなのですがなんといっても特徴はお店から見る景色です。
お店からは渡月橋とその周囲の自然を見ることができ、美味しいそばを食べながら京都の自然を満喫できます。嵐山の散策を終えたらお店で一息つきながら改めて自然を楽しむ、なんとも風情な食事になるでしょう。観光では美味しい食事も欠かせませんから人気のお店も抑えておきたいところです。
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