先週は仕事で札幌出張があり、美味しいもの三昧で大満足。ジンギスカン、海鮮、乳製品、それになんだって冬の札幌の生ビールはあんなに美味しいのかしら。帰りの千歳空港では欲張って30分で温泉にも浸かってきた。こういう出張ならいつでも大歓迎。

さて、カウンセリングをしていると、「人生の目標がない」「人生の意味がわからない」などと聞くことが多いのだけど、大前提として、「プライベートに大きな達成感はなくてもいい」と私は思うのだけど、いかがだろうか。

仕事で何らかの目標は必要だと思う。そもそも、仕事とは報酬を得るための労働なのだから、その対価として報酬に見合う成果を出さなければならない。

つまり、義務、目標、達成、成果などは報酬とひきかえに生まれる言葉なのだ。

それを、プライベートにまでもちこむのはどうだろう。

仕事で義務感や成果に追われるストレスは、プライベートで弛緩することでバランスをとるものだと私は考えているのだけど、そのプライベートにまで義務や成果をもちこんでしまうと、いったいいつリラックスしてバランスをとるのだろうと心配になる。

そして、こういうタイプのひとが心身のバランスを崩し、相談に訪れているのが実情だ。

もちろん、プライベートでも達成感を得るのが好きでそれが楽しいのなら何も問題ない。でも、達成感を得るためにストレスを感じるくらいなら、少し休んでゆったりしてほしい。たとえば、記録や勝負を追い求めすぎるのはストレスのもと。掃除や料理など日常の雑事でも、その気になれば達成感は得られるはず。

プライベートというか、人生で大事なのは、充足感ではないかと私は思う。つまり、「足を知る」ということ。

達成感を求め続けると、常に今が足りない状態になってしまい、自分に自信がもちにくくなる。こんなことを言うと、「満足してしまったら成長しなくなる」と反論する人がいるけれど、はたしてそうだろうか。続きは後日。