言葉と文化、音楽を伝える技術翻訳者・音楽ライター、ヒロ ムラタのこれまでとこれから

「ロックがあれば人生をリッチに過ごせる!」。静岡清水で個人翻訳事務所を営む、元ロック少年が海を渡り(トロント)、紆余曲折を経て好きなこと(翻訳、音楽ライター)を仕事にするまでの『これまで』と『これから』を綴ります。海外や国内でのライブ体験記、音楽情報、本業の翻訳や育児などについても。

2016年12月

いやはや、圧巻のステージングでした、HEATWAVEも麗蘭も。双方のバンドから放たれるサウンド、メッセージ、そしてグルーヴを文字通り全身で受け止めてきました。そう、音楽って、耳に入ってくるメロディを聞いたり、視界に飛び込んでくる映像を見て楽しむだけじゃなく、全身で受け止めるもんだと再認識。山口さんの言葉を借りると、それはつまり、「バイブレーション」という言葉になるけど、「インビジブルな何か」がその場にいる者に波動となって伝わり、体を突き抜けて行くの。この感覚を味わうことこそがライブの醍醐味なんだろうね。Youtube やブルーレイなどの映像ソフト、再生機器が今後いくら発達しても、この感覚は味わえないと思う。だから、そのために仕事を休んだり、新幹線(や車)に乗ったり、ホテルを予約してライブ会場に駆けつけるんだ。いくつになってもそれは変わらない。これは「中毒」じゃなくて、音楽が持つ「マジック」だね、きっと。

「長い間やっていると、時々(音楽の)神様はギフトみたいなものをくれるんです」

というようなことを途中、洋さんが話していましたが、これは観客にとっても同じ。麗蘭(チャボさん)と同じステージに立つというギフトがHEATWAVEに届いたということは、観る方からしてもギフト以外の何物でもありません。だってこの2つのバンドを同時に観れる機会なんて早々ないよ。


思い起こせば、「磔磔」という名前を初めて耳にしたのは麗蘭のライブビデオでした。あのVHS、擦り切れるくらいよく見たものです。

時は流れ、あれから25年!昨日の夜はなんと麗蘭初体験。チャボさんを見るのは、'94年の「密室」以来。山口さん、公平さんは今年ソロでも観たけど、やはりバンドは別物。池畑さん、魚ちゃんは8月の野音以来か。

どちらのバンドも持ち時間は1時間ということで、ギュッと濃縮された極めて密度の高いステージでした。こうなると次はフルセットで観たいですね。来年も音楽から生み出されるマジックを全身で体感するためにあちこちに足を運ぼうと思います。麗蘭に感謝!HEATWAVEに乾杯!ロックンロール万歳!!



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約一ヶ月振りの更新です。前回の記事(【第26回 JT F翻訳祭に出席します♪】)で参加を宣言した甲斐あって(?)、会場では何人かの方に声をかけていただきました。今回初めて出席した「お祭り」ですが、どのセッションも非常に有意義で、実り多きものでした。

希望していたセッションはすべて聴講できた上に、交流会では新しくお取り引きを開始することになった会社のPMさん&CEOさんとも急遽お会いすることになり、朝から晩まで時間があっという間に過ぎていきました(そして翌日は、予定通り、他の翻訳会社さんを初めて訪問!)。

また、SNSでこれまでやり取りしてきた方たちと実際にお会いできたことも収穫の1つです。

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セッションについての詳細はここでは割愛しますが、約一ヶ月が経過して

「今一番頭に残っている一言は?」

と聞かれると、 実はセッションからではなく、当日の二次会である方がおっしゃっていた一言です。何かの拍子で、MT(Machine Translation)の話題になったのですが、この方は、

「これからは、MTだからダメって言ってちゃやっていけないと思うんです。それよか、どうしたらうまく共存していけるかだと思うんです」

この一言には、ガツーーーンと来ました。僕自身、CAT(Computer-assisted translation または Computer-assisted tool)ツールは毎日使っていますが、MTと聞くと思わず眉をひそめてしまうタイプです。でも、この一言には、今後の自分の仕事に対する展望や姿勢、提供するサービスの内容、強み、弱みを今の時点でしっかり見極めておく必要があるという警告に似たような響きを持って伝わってきました。


折しも、この週末。子供と一緒に妖怪ウォッチの映画を観に地元の映画館に行って来ました。映画館に足を運ぶのは、約一年振りです。いつものようにチケットを買いに行くと、これまで見慣れたチケット売り場のカウンターには、初めて目にするタッチパネル式の券売機が設置されていました。カウンターの中には、もうスタッフの姿はありません。初めての操作ということもあり、最初は少々戸惑いましたが、希望する映画、座席、枚数を指定し、カードでの決済も問題なくできました。

後ろに並んでいる親子からも、「あれー、誰もいなくなっちゃったねー」なんて声が聞こえてきました。


でもこれ、きっと映画館だけの話じゃないですよね?気が付けば、あちこちで無人化、機械化が進んでいます。では翻って、自分が従事する翻訳業界はどうなんでしょう?中には、MTを既に導入している会社もあるでしょうし、Google 先生の翻訳の精度も日々向上している(らしい)と耳にします。


「じゃ、翻訳という仕事もなくなっちゃうの?」と考えると、どうなんでしょう。あちこちで新しい技術が開発され、導入されています。こうした状況の中で生き残っていくためには、どうしたらいいのか自問してみると、「生き残るためには、やはりライバルのことをよく知っておくことが大切」なのかもしれません。

というわけで、MTくん。来年はちょっと仲良くしてね。


さて、今日はこれから関西に行きます。大阪で同業者20名ほどが集結しての忘年会です。CATツールを毎日使っている私のようなヒトもいれば、CATやMT嫌いのヒト、CATツール、MTって何?ってヒトも大集合です。いろいろなヒトの意見を耳にして、自分なりの今後の道筋を描ければと思います。

では少し早いですが、皆さん、どうぞ良い年を♪

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