言葉と文化、音楽を伝える技術翻訳者・音楽ライター、ヒロ ムラタのこれまでとこれから

「ロックがあれば人生をリッチに過ごせる!」。静岡清水で個人翻訳事務所を営む、元ロック少年が海を渡り(トロント)、紆余曲折を経て好きなこと(翻訳、音楽ライター)を仕事にするまでの『これまで』と『これから』を綴ります。海外や国内でのライブ体験記、音楽情報、本業の翻訳や育児などについても。

カテゴリ: ライブ / コンサート(海外編)

トロントの夏の祭典「TD Toronto Jazz Festival」が、本日6/24(金)~7/3(日)まで10日間に渡って開催されます!

オフィシャルホームページを見ると、「1,500人以上のミュージシャンが集結し、全350公演以上が予定されています」とのこと。
 
いいですね~。この時期トロント市内はまさしく音楽一色に包まれます。従来の Bar や Cafe、コンサート会場に加えて、あちこちに特設会場が設けられ、連日熱演が繰り広げれます。とにかく街中を歩いていれば、どこからか演奏が聴こえてきますから、音楽好きにはたまりません。コンサート会場の場合、前売りチケットなどが必要になりますが、会場によっては無料のショーもありますし、気になる音楽が聴こえてきたら、その会場に足を踏み入れてバンドを愉しむこともできます(ドアで入場料を求められたり、求められなかったり、その辺はイロイロです)。

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トロントで暮らしていた頃は、この時期が本当に楽しみでしたね。長い長い冬が終わり、夏に向かっていく時期で、気候的にも野外で音楽(+ビール!&食事)を楽しむには打ってつけといえます。

簡単にフェスの紹介をしておきますと、1987年に始まったこのイベント、今年でめでたく30回目を迎えるそうです。過去、29年間のデータを見ると、これまでに 32,000 組以上のアーチストが出演し、そのうちの 85 %以上がカナディアンというこだわりようです。

個人的な想い出としては・・・。

普段は地元のバンドを観る機会が多かったので、こういうときは普段なかなか観れないアーチストを観に行きました(チケット代は、普段より若干高めの設定)。

 
以下、記憶に残っている順にご紹介します。


1.Dirty Dozen Brass Band(ダーティー ダズン ブラス バンド)

これは、嬉しかったですね~。90年代以降はネヴィルブラザーズを聴き始めた影響で、ニューオーリンズの音楽にかなり入れ込んでいました。Neville の名作「Yellow Moon」(1993年)に収録されている「Fire And Brimston」のホーンセクションには打ちのめされましたからね。こういうバンドは、デカイステージがよく似合います。そして何より、お祭りにはもってこいのバンドと言えるでしょう(街中に現れた特設会場の中ではなく、外でガンガンに漏れてくる音を愉しみました♪)。
 

2.DR. John(ドクター ジョン)
これも、嬉しかったですね~。オンタリオ湖のすぐ横にある会場(Harbourfront Centre)で観ましたが、もうとにかく存在自体がニューオリーンズですよね。「圧巻のステージング」と書きたいところですが、こちらも会場内には入らず、すぐ横の公園のベンチか何かに座って愉しんだ記憶があります。


3. Ben Harper (ベン ハーパー)
Ben Harper and The Innocent Criminals - Jah Work: A Lewis Marnell Tribute
前年にはクラブ規模で観れたのですが、商業的成功を収め、それまでのクラブ規模でのライブからコンサート会場に移行した時期です。これも、DR. John を観たときと同じ会場。しかも、中には入らず、漏れてくる音を愉しんだのでした。


と期せずして、どれも入場料を支払っていないのですが(しかも全部アメリカのバンドだ...)、とにかく街中に音楽が溢れている様子が少しでも伝われば幸いです。

次回は、今年出演するアーチストの中で実際に観たことがあるアーチストをいくつか取り上げたいと思います。というわけで、トロントに行くなら、間違いなく、この時期をお奨めします!

先週末、仕事を終え、ツイッターをボケーっと見ていると、おぉ!なんと藤井一彦さん(THE GROOVERS)が The Jayhawks の「Save it for a Rainy Day」のミュージックビデオをツイートされていました!
 
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好きなアーチスト(→藤井さん)が、自分が好きなバンド(The Jayhawks)を期せずして取り上げていてテンションMAXに!(三宅伸治さんを観に行ったとき(@磔磔)、ケブモやジョンハイアットが開演前に流れていたときも嬉しかったなぁ...)

普段は、南部の音楽大好き人間ですが、ミネアポリス出身の The Jayhawks は本当によく聴きました(2000年に発売された「SMILE」までは手元にあります)。早速、調べてみると、紆余曲折あったようですが、現在も活動中。

彼等の音楽は、「オルタナティブ・カントリー」と表されることもあるようですが、個人的には「カントリー・ロック」という言葉の方がしっくりきます。メンバーの変遷などを見ていきますと…。

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2011年の9月にリリースされた「Mockingbird Time」では、オリジナルメンバーであった Mark Olson が劇的に復帰('95年にリリースされた名盤「Tomorrow The Green Grass」以来)。元々は同年1月に初期の作品が再発されたことを受けて、Louris、Olson、Perlman、Grotberg そして O'Reagan のラインアップでショートツアーを行ったのがきっかけだったそう(なんと、'86年のリリース当時には2千枚しかプレスされなかった「Bunkhouse Album」も初CD化)。→早速、ポチりました

その後、ツアーはこのメンツで2012年の秋まで続き、北米や欧州を中心に100本以上の公演を行う。が、このツアー後、ゲイリーとの関係が「ギクシャクした」ことを理由にマークが再度脱退。

2014年になると「 Sound of Lies (1997年)、「Smile (2000年)」、「Rainy Day Music (2003年)」が再発(&LP化!)され、Louris、Perlman、O'Reagan、Grotberg、Johnson というメンバーでツアー&レコーディング。

そして、R.E.M のギタリスト Peter Buck らをプロデューサーに迎え、スタジオアルバムとしては通算9作目となる「Paging Mr Proust」が 4/29 にリリースされたのでした!

オフィシャルページを見ると、5/20から7/末までツアーの日程がびっしりと組まれています。そして、6/10 @ Lee’s Palace、6/11 @ Horseshoe Tavern の記載が!(トロント公演)。わー、これは観たかったです。前者の会場では、Lisa Loeb や Brother Cane、後者の会場では、Ben Harper や Jason & The Scorchers、さらには、Ron Sexsmith を観た思い出深い会場です (いずれも、'95年~'96 年の話)。ちなみに、「Lee’s Palace」はライブハウス然とした会場ですが、「Horseshoe Tavern」は一見すると普通の Bar。でも、お店に入って横に伸びた長いカウンターを通り過ぎると、奥にこじんまりとしたステージが広がっています(地下にトイレがありますが、楽屋も地下にあるらしく、開演前のベン(&バンドメンバー)らに遭遇してびっくりしたっけ)。

昔からのファンにとっては、マークに思い入れがあるでしょうが、バンドは生き物ですからね。進化していく過程で、メンバーチェンジもやむを得ないでしょう。現在の The Jayhawks の音は、ぜひ自分の耳で確かめたいと思います。でも、こうして往年のバンドが第一線で活躍していてくれるのは嬉しい限りですよね♪

<<最新作より>>
The Jayhawks - Quiet Corners & Empty Spaces

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☆「Mockingbird Time」(2011年) *Mark Olson 復帰時

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バークリー音楽大学卒業を機に、1990年からシカゴに移り住み、シカゴのブルーズ・シーンの最前線で約20年間プレーされ、2011年からは活動拠点を台湾に移された「Shogun of the blues (ブルースの将軍)」こと、菊田俊介さんが、今年の Chicago Blues Festival 2016に登場します!

最終日12日にメインステージで行われる、”Tribute to Otis Rush"の出演者の一人として名前を連ねています。

えーと、フェステバルのオフィシャルのホームページをのぞいてみると、

「歌う準備はできた?シカゴ流のブルーズをね!」
【第33回シカゴ・ブルーズ・フェステバルは6月10日~12日までの間、 Grant Park で開催されます。3日間に渡るフェステバルは、シカゴにあるAlligator Recordsの45周年を祝う式典と共に6/10(金)に幕を明け、ブルーズ界のレジェンド、Otis Rush への スペシャル・トリビュート・ライブと共に 6/12(日)に幕を閉じます】

とのこと。

「出演者は、全員オーティスに大きな影響を受けたり、オーティスと活動を共にしてきたミュージシャン達」、とは、菊田さんご本人の言葉。

菊田さんを最後に観たのは2002年にまで遡ります。 情熱的な熱いギタープレイとは裏腹に、非常にフレンドリーな方で、ステージを降りると、ミュージシャンと言うよりは 野球少年がそのまま大きくなったように目をキラキラさせていたのがとても印象的でした。

近年は、日本国内でも精力的にツアーを展開されています。 近いうちに、また観に行くぞ~~♪

今後のライブスケジュールは以下のとおり。

★5/29(日)@ 埼玉県蓮田市 Studio Jazz http://www.studio-jazz.jp/ open18:00 start 18:30 Charge:¥3,000(1ドリンク付) お問い合わせ・ご予約 Studio Jazz 048-768-0294

★6/25(土)@ 那覇 ITALIAN RESTAURANT & LIVE HOUSE Gala http://galaokinawa.com/
出演:安達久美 with 久美組・沖縄支部 / 菊田俊介 Okinawa Blues Project
時間:開場 19:00 / 開演 19:30 料金:3,000円 info:TEL 090-4470-9875(田島)

★7/20 (水) @ 東京汐留 Blue Mood
https://blue-mood.jp/
出演:チャーリー・ラブ(Charlie Love), クリストル・ロビン(Crystol Robin), 
菊田俊介(VO/G), Marty Bracey(Dr), Rie Lee Kanehira(Keys), 片野 篤(B)
時間:開場 18:30 / 開演 19:30
前売り6,000円 当日6,500円
info:03-3549-6010(店舗直通番号~22:00)
03-3249-6010(予約受付 平日9:00~18:00)


ベスト盤の売り上げも上々のようです!

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昨日、Massey Hall のことを書いたら、なんだかトロントに居た頃のことを懐かしくアレコレ思い出してしまった。

Massey Hallに行ったのはこれまでに三回。B.B.キング、Robert Clay Band (ロバート クレイ バンド)、そして最強のライブ バンド、The Neville Brothers (ネヴィル ブラザーズ)。

ネットで大抵のことは検索できる時代になったが、何故かこの夜の公演についてはヒットしなかった。よって、当時の日記を数十年ぶりに開いてみた。

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1995年6月6日。
チケット代は、40.00 CAD(カナダドル)
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とあった。

オープニングアクトは、Ivan Neville。


Massey Hall はコンサートホールというよりは、由緒ある劇場。現に、カナダの文化遺産保護制度である「カナダ国定史跡(National Historic Sites of Canada)」の一か所に制定されている。
*Neil Young (ニール ヤング) の「Live at Massey Hall 1971」は、この会場での公演を録音したもの。


残念ながら、ネヴィルスは 2012 年に活動を停止したが、この時期の彼らを観れてよかった。

ちなみに最初に彼らのことを知ったのは、1992年に発売された「Family Groove」。それまで、タテノリしか知らなかった僕に、「グルーヴ」を教えてくれたバンドが彼ら。

「Yello Moon」(1989年)、「Brother's Keeper」(1990年)は本当に擦り切れるくらいよく聴いた(ちなみに、'97年には、彼らが生まれ育った彼の地の空気を感じたくてニューオーリーンズまで足を運んでしまった...)。

その後、2008年、大阪厚生年金会館芸術ホールで再度彼らを見る機会があったが、やはり最初に Massey Hall で観たこちらの公演の方が強く印象に残っている。

「記憶に残るライブ/コンサート」というのは、アーチストのパフォーマンスだけではなく、演奏会場によっても左右されると改めて思った次第。 

またいつかぜひ訪れたい会場の1つだ。

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■ディスク 1:Live at The Summit, Houston, TX - 23 May 1977
■ディスク 2:Live at Empire Pool, Wembley, London - March 1979


以下で一曲ですが、視聴できます♪



これは、期待できそうです!(早速、国内盤をポチっておきました~)

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そして、再々結成を果たした彼らの最新ツアーは、5月12日のダラス公演から始まる予定です。
昨年(いや一昨年だったかな?)は、レーナード スキナード(Lynyrd Skynyrd)とダブル ヘッド ライナーツアーで全米を廻っていましたよね。

今回のツアーは、ジョー ウォルシュ(Joe Walsh、イーグルス)と一緒とのこと。

北米では、往年のバンドのツアーはある種、夏の風物詩ともいえるもの。新作をリリースしていなくても、お客さんは集まりますし、野外での公演も多く、沈んでいく夕日を見ながら、大好きな音楽に身を委ねるのは最高のひと時と言えます。


で、今回の彼らのツアーの個人的ハイライトはというと・・・。

Rich Robinson(リッチ ロビンソン、元 The Black Crows)がゲスト ギタリストとして、バンドに帯同するそうです(3/17付けのオフィシャル リリースはコチラ)。

Mick Ralphs(ミック ラルフス)は、「今回のツアー日程をこなす上で必要とされる移動のことを考えると、現時点では参加する気になれないため、今回は見送ること決めた」とのこと。

オリジナル メンバーのミックの不参加は残念ですが、その一方でリッチは以下のようなコメントを残しています。

「この夏のツアーで、Bad Company にゲスト プレイヤーとして参加できることになり、とてもワクワクしているんだ。昔よく聴いたお気に入りのバンドの1つが Free だったからね」。

「ずっと、ポール ロジャースの大ファンだったんだ。Bad Companyに始まり、ソロの時代もね。Simon Kirke(サイモン カーク)は一番のお気に入りのドラマーだしね。彼等と一緒にプレーできるなんて、ギタリスト冥利に尽きるよ!」

とのこと。


ポール ロジャースは1996年にトロントの Warehouse というライブハウスで観たのが最初で最後。また近いうちに、観に行きたいなぁ~。

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