2018年03月24日

A.カルダーラ作曲『ミサ・ドロローザ』

A.カルダーラ/『ミサ・ドロローザ』

  合唱:ルガノ・スヴィッツェラ放送合唱団
  合奏:アウラ・ムジカーレ(ブタベスト)
  指揮:ルネ・クレマンシック

 (NAXOS 1997年10月 スイス、アスコーナ コレッジオ・パピオ修道院録音)

今日は流石に疲れが出たのか、昨日、帰りの電車で1時間ぐっすり寝てきたのに
結局は1時半に寝付いて7時に目が覚めるまでこれまたグッスリ。
12時から歯医者の予約が入っているたので行ってきて、
帰りにお昼のおかずを買って13時半から昼食。15時からはTVドラマに、
17時からは町内会の総会。こちらは、もっとも出遅れてしまったが・・・。

こんなわけで、1年3か月ぶりの491houseでの村田浩&The Bop Bandの
今日のライブに行こうかという計画もギリギリ、さっき断念したところ。

「上海列車事故」をご記憶の方は今ではどれだけいらっしゃるだろうか?
1988年3月24日。
日本からの修学旅行生を乗せた中国鉄道が正面衝突事故を起こし
29名の死者を出し、多くの負傷者も出した惨事である。
僕も中学を卒業した頃であるから結構な衝撃でしたね。
そして、この事故は日中間の政治的な問題にもなったくらいです。

その事故から今年で30年目になります。

そんな惨事に追悼の意を込めて今日はこの曲を取り上げてみた。
アントニオ・カルダーラ(1670-1736.12.28)の作曲した
『ミサ・ドロローザ』であります。

カルダーラはイタリア・バロックの重要人物の1人であり、
後年はウィーンの宮廷副楽長にまでなった人物であります。
彼のミサ曲はJ.S.バッハの『ロ短調ミサ』に影響を及ぼした、
なんて評価もされるくらい。
J.S.バッハ(1685-1750)、G.F.ヘンデル(1685-1759)と
は一回り程年上の人物である。

この『ミサ・ドロローザ』は冒頭から悲痛感のある器楽伴奏から始まる。
そして、合唱のこれまた悲壮感のある歌が始まる。

演奏時間は録音データをもとにすると30分を少し超える程度。
楽曲は6曲からなっていて、
第1曲『キリエ』
第2曲『グローリア』
第3曲『クレド』
第4曲『サンクトゥス』
第5曲『ベネディクトゥス』
第6曲『アニュス・デイ』
となっている。
楽曲の大半を占めるのが『グローリア』で約13分となっている。

兎に角、楽器の扱いが上手く、そして何とも悲壮感とも悲痛感とも言える
雰囲気が曲の全体を占めているあたり、実に美しさも際立つ楽曲であります。

この様な作曲家が有名でないのは、
日本においては独墺第一主義とも独墺絶対主義ともいえる
実に偏った風潮があるためも一因であろうと
常々思って居るわけでありますよ。
独墺の作曲家がバロックの時から古典の時代にいたるまで
イタリアをお手本とし、イタリアにあこがれていたか
実に分かる作品でもあります。



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2018年03月21日

レブエルタス作曲『交響詩「旅行記」』

S.レブエルタス/交響詩『旅行記』(1938)

  指揮:ジゼル・ベン=ドール
  演奏:サンタ・バーバラ交響楽団

 (NAXOS 1998年1月12日 アメリカ、カルフォルニア録音)

昨日が寝付いたのが1時過ぎと遅かったからか、
または仕事復帰後の疲れがピークになったからか、
7時半には起きるつもりが目覚めたのは8時。
そして、雨の中、本日を迎えたわけである。
生憎と強い雨である。
今日はトリオ・リベルタのライブがあるっていうのに。
そして、何するわけでも何ができるわけでもなく、
今に至るわけで。

さて、世界は無能であったり独裁者になりたい人ばかりが
政権を持ってしまった、ある意味20世紀よりも最悪な時代に
なってきたわけであるが。
そんな中、一番に救いようがないアメリカ合衆国が存在する
アメリカ大陸の作曲家、シルベストレ・レブエルタス(1899.12.31.-1940.10.5)
の作曲した管弦楽作品、『旅行記(Itinerarios)』を。
1938年の作品というから今から80年前の作品。
昨日に取り上げたC.シマノフスキ(1882-1937)が亡くなった翌年の作品である。

レブエルタスは40歳で亡くなった夭折に数えて良いかと思う作曲家である。
メキシコのサンチャゴ・パパスキアーロに生まれ、
メキシコの音楽大学やシカゴ音楽大学への留学などで音楽を学んだ。
メキシコにもどり、音楽の活動を行った中、
スペイン内戦に反フランコ将軍の義勇軍に参加するなどの経験もする。
再びメキシコに戻り教鞭をとるが、貧しい中、
1940年10月5日に自身のバレエ曲『おたまじゃくしの行進』の初演日に
急逝してしまう。酒浸りの生活が祟ったのだろうか・・・。

この『旅行記』という作品は、冒頭が実に立派なスタイルの作品である。
メキシコの作曲家、というある種の日本人の思い込みと先入観は
見事に裏切られると思う。
どちらかというと、日本人作曲家にも通ずる雰囲気があったりする。
前半部が過ぎると、とても穏やかで凪いた様な旋律に満ちていく。



新・音盤拝聴記 〜『ガルシア・ロルカに捧ぐ』を聴く〜
新・音盤拝聴記 〜レブレルタスの『アルカンシーアス』をアサ―トン指揮で聴く〜



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2018年03月20日

シマノフスキ作曲『ヴァイオリン協奏曲第1番』

C.シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.35

  ヴァイオリン:コンスタンティ・アンジェイ・クルカ
  指揮:カロル・ストリージャ
  管弦楽:ポーランド国立カトヴィツェ・フィルハーモニー管弦楽団

 (Marco Polo 1988年11月 カトヴィツェ録音)

今日は朝からちょっと体調が重いのでいつもより10分、15分遅れて出勤。
作業は調査とドキュメント修正。そして、休み明けの作業の準備。
こまったことに今日の外は雨だ。定時に終わろうと思いきや、
なんともセキュリティチェックなる面倒な事に最後つかまって、
定時から始めて終わったのは19時半頃。
終わったというより切り上げて、だな。
帰宅は21時半頃。

昨年が没後80年だったポーランドの作曲家、
カロル・シマノフスキ(1882.10.6-1937.3.29)。
だいたい、一年前のお話であります。

というわけではないのですが、今日は彼の代表作の一つ、
2つのヴァイオリン協奏曲から、第1番であります。

単一楽章で書かれていますが、
構成は3つの部からなっているといえましょう。
というのは有名だからさておき。

1916年に完成というからおおよそ100年前の作品だ。
が、今時の作品と言っても疑問は持たれないだろう作品。
交響曲第3番が完成した直後から書き始めたこの協奏曲、
当初、初演はP.コハンスキ(1887-1934)のソロで
サンクトペテルブルクで行われる予定も革命で中断。
結局、6年後の1922年11月にワルシャワにて初演された。
2年後のアメリカ初演ではすでに拠点をアメリカに移していた
コハンスキのソロで行われている(指揮はストコフスキー)。

演奏時間はディスクの収録時間を元にすれば24分を超える。
他もだいたい、このくらいの演奏時間であろう。
何時聴いても、ソロとオーケストラのパートが
不思議なバランス感覚で成り立っている様に思える。
後半、絶妙な対話でそれぞれのパートが成り立っているのに、
実は前半は不思議な、バランスが悪いわけでも絶妙な訳でもない、
不思議なバランスの個所がチラホラ聞き取れる。
しかし、それが妙に癖になる中毒性があるのである(笑)

個人的には、思想的なロマンティシズムも、
明確な主題としてのストーリー性も無い曲だと思う。
むしろ、純粋に器楽曲として技巧やハーモニー、アンサンブルを
聴いて楽しむ、ある種、純粋なまでの「音楽」だと思う。

ガラスの様なフィナーレを聴くと、
そこだけに、作曲者のロマンティシズムを感じ取れなくもないが。



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2018年03月05日

プロコフィエフ作曲『ヴァイオリン協奏曲第2番』

S.プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63

  ヴァイオリン:ヤッシャ・ハイフェッツ
  指揮:ワルター・ヘンドル
  管弦楽:RCAビクター交響楽団

 (RCA 1959年2月24日 ボストン、シンフォニー・ホール録音)

今日はセルゲイ・プロコフィエフ(1891.4.23-1953.3.5)の
没後65念のその日にあたります。

ということで、今日は彼の代表作である
ヴァイオリン協奏曲の第2番を。
ヴァイオリン・ソロはヤッシャ・ハイフェッツ()
ワルター・ヘンドル(1917.1.12-2007.4.10)指揮、
RCAビクター交響楽団の伴奏である。

この曲は3つの楽章からなり、それぞれは、
第1楽章がアレグロ・モデラート
第2楽章はアンダンテ・アッサイ
第3楽章がアレグロ・ベン・マルカート
で書かれている。

ソロ・ヴァイオリンが殊更に目立つコンチェルトである。
ふんだんに散りばめられたソロ・ヴァイオリンの聴かせどころ。
少しミステリアスな雰囲気を纏って旋律は走る。
この協奏曲は1935年に完成しているから今から83年前の曲。
第1番の協奏曲が昨年に完成100年だった1917年に書かれているから、
この2曲の間には18年の隔たりがあるわけだ。
この間にプロコフィエフはソ連を離れていたりしているから、
この2曲の違いはある意味で殊更にある様に思える。

第2番は全体を満たす甘ったるいくらいのロマンティシズム。
そして、少しの物悲しさ。
まるで、チャプリンの映画を見ているかの様な感じだ。
1935年8月にカスピ海沿岸のバクーで完成、
その年の12月1日にスペインのマドリッドで初演されている。
初演の時のソリスト、ロベール・ソータン(1897.7.19-1997.10.22)の
独占演奏権が切れるや否や、
それまでにこの曲に注目していたハイフェッツは
世界各地でこの曲を取り上げ演奏したことによって、
著名な名作として世界に知られることになった、
という話はライナーノーツにある。

とても、美しい旋律に彩られているこの作品は実に魅力的で
いつも聴いていて飽きが来ない。
しっとりとした艶かしさがこの作品のある種の彩りであろうか。



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2018年03月04日

石田泰尚ヴァイオリン・リサイタル2018

2018年3月4日(日) 海老名市文化会館・小ホール 14時開演
≪石田泰尚ヴァイオリン・リサイタル2018≫
【演目】
シューベルト/ヴァイオリンとピアノの為のソナチネ第1番 ニ長調 D.384
シューマン/ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 作品105
ピアソラ/アディオス・ノニーノ
ピアソラ/レビラート
ピアソラ/天使のミロンガ
ピアソラ/フラカナーバ
アルベニス/タンゴ
カルデル/ボル・ウナ・カベサ
カステルヌォーヴォ=テデスコ/タンゴ
シュニトケ/タンゴ
ビジョルド/エル・チョクロ

 (アンコール曲:J.ウィリアムズ/映画『シンドラーズ・リスト』〜「テーマ」
         ピアソラ/『タンゴの歴史』〜「現代のコンサート」
         シューマン/『トロイメライ』
         アヴレウ/『チコ・チコ・ノ・フバー(ティコ・ティコ)』
         ガーデ/『ジェラシー』                   )

  ヴァイオリン:石田泰尚
  ピアノ:中島 剛

 席:K列16番

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今日で幕引きとなる朝市に行くために6時には目覚め、
7時過ぎには朝市の会場へ。
そのまま、近所のパン屋へワンプレートモーニングセットの朝食を食べに行く。
その後、一度帰宅した後、また駅前のストアーへの買い物とクリーニング屋へ。
再び帰宅は11時頃。少し早いお昼ご飯を食べて、
身支度をしていたらいつの間にか12時15分、出発しないといけない時間となりました。

電車で30分も必要としないで海老名駅に到着。しかし、今日は暑いです。
ジャケットの中がムワッとしています。

コンビニでちょっと時間を過ごした後に会場へ。

この海老名市文化会館の小ホールというのは実に音が良いのです。
有名な音楽専用ホールに全く引けを取らないくらいに。

musicbox_07_sleeper at 17:28|PermalinkComments(0) コンサート | 石田泰尚

2018年02月25日

ウェルシュ&ヒズ・バンドの演奏『On The Alamo』

"On The Alamo(オン・ジ・アラモ)"

  trumpet:アレックス・ウェルシュ
  trombone:ロイ・クリミンズ
  reeds:アル・ゲイ
  piano:ベルト・マレイ
  guitar:トニィ・ピット
  bass:ビル・レード
  drums:レニー・ヘイスティングス

 ()

朝起きて、TV見ながら朝食の後は9時からの日曜美術館を見て、
それから農協の即売所に買い物に。
近所の良く行く米粉を使ったパンを作っているお店に昼食を買いに。
11時頃に帰宅して早めのお昼の後は13時半からの遺跡見学会へ。
ナカナカ素晴らしい遺跡が出てきたのに、新東名の下敷きになる運命。
何ともねぇ・・・
帰宅の後は買い物やコーヒー屋に豆買いにに行ってりで帰宅は18時半。

さて、昨日は491houseで村田浩&The Bop Bandのライブがあったのですが、
うっかりもあって行けず仕舞い。
なにせ、ライブ開演の30分前に買い物から帰ってきたくらいですから(笑)

という事で、今日はその思いを持って昨日から聴いている
このCDを。
アレックス・ウェルシュ(1929.7.9-1982.6.25)と彼のバンドのCDから
『アラモにて(On The Alamo)』であります。
ウェルシュはエディンバラに生まれたスコットランドのジャズ奏者。
その彼がアメリカで生まれたジャズという演奏スタイルで、
さらにアメリカの歴史の場、アラモをタイトルにしている曲である。

この曲はデイヴ・ブルーベックなんかもLPに収めていましたね。

冒頭からムードたっぷりなスローバラードのこの曲を
ウェルシュと彼のバンドは洒落た演奏で魅了する。
サックスが前面に出ていてとても甘美なメロディーである。
終始、バックでフロントでと活躍するピアノとドラムスが
小粋に旋律を回すと飛び切りな輝きを放つ。
後半はウェルシュのペットとピットのギター、トロンボーンが
クールに曲を締めくくる。
味わいある曲である。

名曲



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2018年02月23日

ヘンデル作曲『「水上の音楽」組曲ト長調』

G.H.ヘンデル/『水上の音楽』組曲第3番 ト長調

  指揮:ジャン=クロード・マルゴワール
  演奏:ラ・グランド・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ

 (1971年11月録音)

今日は朝が一寸ばかりつらい状況でしたが、
何時もの様に仕事に向かい、
そして、今日も今日でドキュメント作成に追われる1日。
それもデータベース関連なので項目が多い多い。
その上、月イチのセキュリティチェック日で
サーバまで有るもんだから、こちらの作業ボリュームにひっぱられ、
ひと段落して帰宅の途に付いたのは20時である。
そして、家にだどりついたのは21時半頃。

さて、今日はイギリス音楽に縁ある大作曲家の記念日。
1人はドイツ生まれでイギリスで生涯の大半を活躍した
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(1685.2.23-1759.4.14)
の誕生日で
もう1人はイギリス生まれで世界的な名声を得た
エドワード・エルガー(1857.6.2-1934.2.23)の命日。

という事で、今日はヘンデルの作曲した
組曲『水上の音楽』のト長調を。
指揮はジャン=クロード・マルゴワール
演奏はラ・グランド・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ

演奏しているラ・グランド・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワは
ルネサンス期からルイ朝までのフランスの宮廷音楽を再現することを
目的として当時パリ管のオーボエ奏者だったマルゴワ―ルが
1968年当時に結成した団体で、
名称もヴェルサイユ時代の宮廷楽団にちなんだものだそう。

さて、この『水上の音楽』はいくつかの版があり、
クリュザンダーの編んだ22曲からなる半が全曲版とされているし、
ハーティが管弦楽用に編んだ6曲からなる版もある。

今回取り上げたト長調は第3組曲にあたるもの。
4曲からなり、
第1曲:サラバンド
第2曲:リゴードン
第3曲:メヌエット
第4曲:ギグ
で編まれている。
演奏時間は9分ほどである。

優雅なサラバンド、
小洒落たリゴードン、
さわやかなメヌエット、
凛々しいギグ。

とても華やかな『王宮の花火の音楽』と違って
この『水上の音楽』は何度聴いても
とても愉快な音楽である。
コミカルな愉快ではなく、
聴くことが楽しい愉快さである。



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2018年02月11日

チェレプニン作曲『3つの小品』

N.チェレプニン/3つの小品 Op.24

  ピアノ:デイヴィット・ウィッテン

 (Toccata Classics 2009年6月 ニューヨーク録音)

NTcherepnin


今日は8時に起床して、朝食を済ませた後に一休みして
有隣堂まで文具の買い物の出掛、
帰りに地元の中華飯店で食事を済ませて帰宅は13時5分。
今日はなんと暖かい1日になりました。
ポカポカして、うっかりウトウトとしてしまう様な。
この後は15時からの神社の祈年祭に出向く予定。

さて、今日はニコライ・チェレプニン(1873.5.3-1945.6.27)
の作曲したピアノ作品を。

1890年に作曲された『3つの小品』であります。
ピアノはデイヴィット・ウィッテンの演奏。

ニコライ・チェレプニンは1873年にサンクトペテルブルクに生まれる。
最初は法律家を志したが断念し、サンクトペテルブルク音楽院にて
リムスキー=コルサコフに師事して音楽を学ぶ。
その後は同音楽院の指揮科の教授に就任した。
また、帝室マリインスキー劇場の指揮者としても活躍。
1909年から1914年までの5年間はディアギレフのロシア・バレエの指揮者として、
最初のパリ公演にも参加している。
しかし、1918年のロシア革命では革命を避けてグルジアに移る。
トビリシ音楽院長に就任したが、革命の影響が迫ると
イスタンブール経由でパリに渡り亡命をする。
その後の余生はフランスにて過ごすことになる。1945年にパリにて没する。
息子はかの有名なアレクサンデル・チェレプニン(1899-1977)である。

彼の指揮と作曲の弟子にはS.プロコフィエフ(1890-1953)がいる。

さて、この『3つの小品』であるが、実に爽やかな美しさのある曲。
第1曲『夢想』
第2曲『練習曲』
第3曲『牧歌』
で構成されていて、演奏時間は約15分ほど。

とてもきれいな曲です。
繊細で幻想的、そして甘美な抒情性のある作品。
フランス印象派の作品かと思わんばかりである。
なる程、ニコライがフランス印象派の影響を受けている、
なんていう戯言(笑)も頷けるところである。

フランス印象派の作品が好きな方は
ぜひこの曲を一聴して頂きたいと思うところである。



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2018年02月07日

ムソルグスキー作曲『交響詩「禿山の一夜」』

M.ムソルグスキー/交響詩『禿山の一夜』

  指揮:エフゲニ・スヴェトラーノフ
  演奏:ソヴィエト連邦国立交響楽団

 (1974年録音)

今日は月曜、火曜の無理が祟ってか疲れが全く抜けない。
おかげで仕事にも冴がなくて、進捗はあまりよろしくない。
ということで18時には終えて帰宅の途に付いた。
帰りにパンなんど買い物して、郵便局によって切手を買って、
と途中、寄り道をして20時には着宅。

今日は気楽に聴きなれた楽曲を。
モデスト・ムソルグスキー( 1839.3.21-1881.3.28)の
作曲した交響詩『禿山の一夜』を。
エフゲニ・スヴェトラーノフ(1928.9.6-2002.5.3)の指揮、
ソヴィエト連邦国立交響楽団の演奏で。
このオーケストラは今は「ロシア国立交響楽団」
と呼ばれていますね。

スヴェトラーノフは今年は生誕90年にあたる指揮者ですか。
存命なら90歳とは・・・。

録音された頃はK.イワノフ(1907-1984)の後を継いで
ソ連国立響の音監になって9年の月日が過ぎた頃ですね。
もう、オーケストラとも蜜月の関係が出来上がっていたのでしょう。

これが笑っちゃうくらいにテンポが速い速い。
いや、本当に。
でも表現や演奏が崩壊しないあたりが流石にすごい。
描写は確りとされているし、場面は確かに見えてくる。
心地よいくらいに歯切れがよく、全体的に満ちる力強さが背筋にくる。
全体を覆う熱気がしかしフィナーレでは、
狂乱の宴の後に訪れた現実を現すように静々と醒々としていて
実に対照的でこの曲の良くあらわしている。



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2018年01月31日

シューベルト作曲『交響曲第9番「ザ・グレート」』

F.シューベルト/交響曲第9番 ハ長調 D.944『ザ・グレート』

  指揮:レオ・ブレッヒ
  演奏:RIAS交響楽団(ベルリン放送交響楽団)

 (1950年6月4日 ベルリン、ライブ録音)

LeoBlech


早いもので、2018年の1月も今日で終わりであります。
ここ何年も同じ感想を心に刻んでいるような気がします。
さて、今日も無事に仕事を終えたわけだが、
相変わらずも急な資料作成を依頼されたり、
打合せに出席したり、その後に営業とあって、
さらに仕事に戻って資料の修正をしたりで終わったのは20時。
月蝕の月を見上げながら家に着いたのは21時を回って。

今日はフランツ・シューベルト( 1797.1.31-1828.11.19)
の生まれた日であり、
フィリップ・グラス (1937.1.31- )の生まれた日である。
両者ともに去年が生誕220年と生誕80年だったのですが、
神奈フィルの定期予習をしていたので、取り上げてませんでした。

ということで、1年遅れですが取り上げてみようかと。
なので、グラスはこの間取り上げましたし、
今日はシューベルトの作品を。
「大ハ長調」こと、交響曲第9番(第8番)『ザ・グレート』です。

演奏はレオ・ブレッヒ(1871.4.21-1958.8.25)指揮の
RIAS交響楽団(ベルリン放送交響楽団)。
1950年6月4日のライブ録音である。

とても、テンポがゆったりと取られた冒頭で演奏は幕を開けます。
録音は流石に古いのでコンディションは悪いですが、
ちゃんと聴くには耐ええる程度には良好です。
スマートに演奏が立ち上がっていくあたりは
流石にこの時期のベルリン放送響の演奏水準でありましょうか。
ブレッヒのドライブと表現の方向性を汲んでいるのでしょうか、
実に滑らかな表現の展開であります。
情熱的にかつ理知的に。なにより、浪漫的に旋律を歌わせるあたり、
ブレッヒのタクトの巧みさが見えてくる。
そのうえに、本当にオーケストラの性能の良さが聴き受けられる。
スケール感に余裕を持たせた第1楽章の終わりなどは
本当に古き良き時代の演奏を聴いているようだ。
ああ、実に近しい演奏を少し前に
みなとみらいで常連的に聴けていたんだなぁ、としみじみ。

第2楽章などは実に旋律の場面場面で
切れよく音符を歯切れよく響かせたり、旋律を甘くしなやかに歌わせたり。
こんなタクトの巧い指揮者は、もう現在ではお目にかかれていない。

後半の2つの楽章もまた、実にスタイルの良い演奏で、
全体の見通し感が素晴らしい。
録音状態を大目に見ればこれほど良い演奏も無いだろう。

兎に角、格好よいのである。



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2018年01月23日

マクダウェル作曲『組曲第2番「インディアン」』

E.マクダウェル/組曲第2番『インディアン』 Op.48

  指揮:湯浅卓雄
  演奏:アルスター管弦楽団

 (NAXOS 1999年12月 北アイルランド、ベルファスト アルスター・ホール録音)

MacDowell


今日もいつものように出勤したわけだが・・・。
検証環境の構築が上手くいかず、4日もかかって今の様である。
しかも、それと同時に資料も作成って・・・。
大体、手順を確認、確定しながら作っているのだから日数はかかるよ。
システムができた時点で資料作成ではなくて
分かる前に資料作成が開始のスケジュールって・・・。
まったくもっておかしなスケジュールであります。
診察する前に診断書が書かれるようなもの。早くもスケジュール破綻。
って、これが大手のやり方かしらん?
おかげで今日は22時まで仕事をする羽目に。

さて、今日はエドワード・マグダウェル( 1860.12.18-1908.1.23)の
亡くなった日であります。
彼は今年没後110年に当たります。

マグダウェル

彼の名前を聞いてもたいていの方は覚えは無いかと思います。
古くからの愛聴家か詳しい方が彼の歌曲『野ばらに寄す』や
管弦楽ならピアノ協奏曲を知っている程度でしょうか。

彼は1884年にアメリカのニューヨークで宿泊業者の親の元に生まれ、
フランスのパリ音楽院に留学。
同じ時期に音楽院に通っていたのにC.ドビュッシー(1862-1918)がいる。
しかし、水が合わなかったのか彼はドイツのホッホ音楽院に留学する。
ここで彼はF.リスト(1811-1886)の弟子のJ.ラフ(1822-1882)の弟子になる。

その後はドイツの音楽院での教鞭を経て1888年に求められアメリカに帰国。
しかし、1902年に馬車に轢かれて暗転の人生を送ることになる。
1908年、この事故がもとで急逝してしまう。

その彼が晩年に作曲したのがこの『組曲第2番』である。
晩年の彼はアメリカ先住民の伝統音楽に和声をつけて作品に仕上げる様になり、
この組曲もまたその代表作ともいえる。

楽曲は5曲からなり、
第1曲『伝説』
第2曲『愛の歌』
第3曲『戦いの時に』
第4曲『葬送歌』
第5曲『村祭り』
演奏時間は全体で約30分ほどの
ナカナカの規模の作品であります。



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2018年01月22日

ダッチ・スウィング・カレッジ・バンドのアルバムより『That's A-Plenty』

"That's A-Plenty(ザッツ・ア・プレンティ)"

  演奏:ダッチ・スウィング・カレッジ・バンド

 ()

ダッチ・スウィング・カレッジ・バンド


昨日が風邪気味だったので23時半には入床して一度目覚めたが
5時50分には完全に目覚め、6時には起床。
問題が解決しないので、MSに問い合わせをしてもらい、
その間には打合せなどをしてトンでも無いことを知った。
そして、朝からチラリチラリと気配のあった降雪が大変に積雪したので
早々の帰宅命令もでたくらい。

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さて、今日は「カレーの日」だそうです。
が、実は「ジャズの日」でもあります。
2001年から実施されているらしいです。
それだけに、横濱の老舗、日ノ出町ジャズファーストでの
清水絵理子と加藤真一のデュオは聴いきに行きたかったですね。

でも、行って帰宅できなくなっては流石に明日がマズイ。
なにせ、今日初めてスケジュールを見せてもらったが・・・
自転車操業の超ギュウギュウスケジュール。
1日でも休んだら破綻するっていうメンバーも足りなきゃ
時間も足りないっていう「あり得ない」現場だと初めて知った。

ということで今日はジャズのアルバムを。

ダッチ・スウィング(スイング)・カレッジ・バンドの
1950年から1952年頃の録音したアルバムから
ディキシージャズの名曲、『ザッツ・ア・プレンティ』を。

個人的な感想ですが、日本人は本当にディキシージャズがお好き。
っていうか、日本人の脳みそには「ジャズ=ディキシージャズ」
みたいな直結方程式があるんだろう、と思えてしまうくらい。

しかし、確かにこの『ザッツ・ア・プレンティ』という曲は
日本人が抱くジャズ観にピッタリな曲ではないでしょうか。

とてもノリがよく、
とてもスイング感がよく、
とてもリズム感がよく、
そして、楽しく、明るい!

ザッツ・ア・ジャズ!



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2018年01月21日

J.シュトラウス作曲『ワルツ「天体の音楽」作品235』

ヨゼフ・シュトラウス/ワルツ『天体の音楽』 Op.235

  指揮:エルンスト・メルツェンドルファー
  演奏:スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団

 (NAXOS )

JosefStrauss


今日はどうも風邪気味の様で朝から調子が悪い。
鼻風邪のようですが、若干、喉も痛い。
7時頃に目が覚めて半頃には起床。
朝食の後はTVを見たり、録画したドラマ見たり。
そして、今に至るわけだ。
今日は昨日より寒く感じる。

さて、今日は。
音楽関係で多くの縁のある日です。

アンリ・デュパルク(1848.1.21‐1933.2.12) 生誕170年
アントニオ・ヤニグロ(1918.1.21-1989.5.1) 生誕100年
エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリ(1876.1.12-1948.1.21) 没後70年
アタウルフォ・アルヘンタ(1913.11.19-1958.1.21) 没後60年

そして、初めて知ったのですが。
ワルツ『天体の音楽』(ヨゼフ・シュトラウス作曲)の初演から150年、
だそうです。

わが愛しの「ワルツ皇子」こと、
ヨーゼフ・シュトラウス(1827.8.20-1870.7.22)の作曲した
名作ワルツの『天体の音楽』。

古代ギリシアの学者のピタゴラス(前582-前496)の
「天球の音楽」という考えがロマン主義横行する19世紀の
ヨーロッパにおいてはちょっとした流行になり、
その流行を追って生まれたのがこの『天体の音楽』である。

この曲を依頼してきたのは「医学舞踏会」という組織。
その舞踏会で初演され、初演は成功のうちに終わったようだ。

美しい旋律の冒頭は天空に瞬く星々の光のように淡い。
そして、実に優雅に星々の合間を踊りぬけるかの様に、
旋律は軽やかに次から次へと場面と瞬きを繋いでいく。
実に優雅で品があり爽やかな作品に仕上がっている。

本当に軽く彼の兄の作品を上回っていると思うのだが。

うむ、成る程。
兄のヨハン2世が「兄弟の中でヨゼフがもっとも優れている」
と言って評しただけのことはある。


ちなみにこの曲は映画『会議は踊る』(1931)ではテーマ音楽として
劇中にも使用され、一躍、その旋律と曲名が知られることになった。



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2018年01月20日

ブラームス作曲(シェーンベルク編)『ピアノ四重奏曲第1番ト短調』

J.ブラームス(A.シェーンベルク編)/ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25

  指揮:ロバート・クラフト
  演奏:シカゴ交響楽団

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昨日、1時に入床して寝付いたのはその先。
朝はどう言うわけか、6時前に目覚めてしまって。
7時頃に起床した今日は10時半から歯医者の予約が。
その後は去年の緊急手術の時に世話をかけた弟夫妻に
御礼の食事に招待。藤沢の「車屋」で。
その後は菜の花がよく咲いていると母がニュースか何かで見た様で、
二宮町の吾妻山公園へ見に行きたい、ということでむかったが
ご本人が駐車場が遠く山登りが嫌ということで山を見ただけで帰宅。
地元のケーキ屋でケーキを買って自宅に到着は16時過ぎ。

さて今日は珍しく有名な作曲家を(笑)

ヨハネス・ブラームス(1833.5.7-1897.4.3)の
作曲したピアノ四重奏曲第1番を
アーノルド・シェーンベルク(1874-1951)の
オーケストラ編曲したオーケストラ版を。

演奏はロバート・クラフト(1923.10.20-2015.11.10)指揮の
シカゴ交響楽団であります。
クラフトはアメリカのキングストンに生まれた
アメリカの指揮者であります。
バーンスタイン同様、アメリカ生まれの指揮者の1人。
今年存命なら95歳になる人物。
3年前に92歳で亡くなっている。
ストラヴィンスキーと知古で会った関係かどうかはわからないが
彼はいわゆるところの「新ウィーン楽派」の作品の録音を多く残し、
またそれなりに研究していたのではないでしょうか。
その彼がシカゴ響を相手に残した録音である。

ブラームスのピアノ四重奏曲第1番は非常に難しい作品であり、
また、それなりに素晴らしい作品である。
この曲をシェーンベルクがオーケストラ編曲したのは、
当時、あまり演目に取り上げられないこの曲の
世間へのアピールの様なところがあったようである。
なによりも、編曲したシェーンベルクがこの曲を好んでいたようである。

さて、編曲されたこの曲はそれなりに原曲の良さを十分に残した
ナカナカに素敵な編曲だとは思います。
余計なでっぱりも、意味不明な装飾もなく、
実に作品の雰囲気を残した作品に仕上がっている。




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