2017年12月13日

ラシライネン指揮フランクフルト放送響の演奏 アッテルベリ作曲『交響曲第5番「葬送」』

K.アッテルベリ/交響曲第5番 ニ短調 Op.20『葬送』

  指揮:アリ・ラシライネン
  演奏:フランクフルト放送交響楽団

 (cpo 2000年3月 センテザール録音)

Atterberg-No2No5


1時頃に寝入ったと思われ、7時過ぎた頃に目覚める。
8時近くに起床して、朝食後はゴミだしの手伝い。
そして、今に至る訳だ。
今朝は起床直後に血圧を計ってびっくり。
1回目測定、155/87と驚きの数字が出てしまった・・・。
退院後、初の150超えの数値である・・・早寝しなきゃ。

さて、昨日はスウェーデンの作曲家、
クルト・アッテルベリ(1887.12.12-1974.2.15)
の生まれた日でありました。
今年は生誕130年の年にあたります。

2014年には没後40年の記事を書きましたが、
本当にこの作曲家はもっと注目してもよいと思うのです。

という事で、今日は彼の作曲した交響曲第5番を。
副題に「葬送」とついている作品です。

アッテルベリは職業的作曲家ではなく、特許局の職員として人生を過ごし、
一方で、作曲・音楽評論・チェロ奏者としても活躍した人物である。
作曲家として交響曲を9曲、ピアノやチェロなどの協奏曲に、
弦楽四重奏曲などを残している。
その上、オーケストラの奏者としても活躍したわけだから
大したものである。

この交響曲第5番は3楽章構成の楽曲である。
1922年に作曲されている。
第1楽章はペサンテ・アレグロ
第2楽章はレント
第3楽章はアレグロ・モルト〜テンポ・ディ・ヴァルサ
で書かれている。

演奏時間は約35分ほど。

第2楽章の葬送音楽は実に美しく、そして劇的である。
特に楽章終わりの音楽の劇的さといったら堪らない。
葬送の音楽としてはベートーヴェンの3番の2楽章なんかより
いく段か素晴らしい。
第3楽章のコーダなんかは確かにチャイコフスキーの6番の様な
悄然とした、それでいて詩情のある美しいものである。

あぁ、こういった作品はもう少し注目されてもいいだろうに・・・。



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2017年12月12日

ブロイニンガーのヴァイオリン、ライスキ指揮ポーランド放送響の演奏 リピンスキ作曲『ヴァイオリン協奏曲第1番』

C.リピンスキ/ヴァイオリン協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.14

  ヴァイオリン:ロラン・アルブレヒト・ブロインガー
  指揮:ヴォイチェフ・ライスキ
  管弦楽:ポーランド放送交響楽団

 ()

今日は8時前に起床して、午前中は昨日に続いて庭作業。
薔薇の植替え。地植えにしようと鉢から薔薇を出せば、
白い小さな蟻が・・・シロアリ?!とショッキングな事も。
とは言え。昨日、こつこつと作った花壇に植えてみた。
園芸土が不足したりしたので、DIYへ。お昼もついでに買出し。
お昼後も後片付けがてら続きをしていたが、
15時から母親の急用のお供で隣市へ。帰宅は18時。
慌しい1日はこうして過ぎて、今に至る訳だ。

さて、今日はポーランドの作曲家の1人、
カロル・リピンスキ(1790.10.30-1861.12.16)の
作曲したヴァイオリン協奏曲第1番を。

リピンスキはポーランドの東部の街、ラジン・ポドラスキに生まれている。
1812年にはウクライナのリヴィウのオペラハウスの指揮者に就任している。
1817年にはパガニーニ( 1782-1840)に会うためにイタリアに向かう。
パガニーニとは後にライバルとしてお互いに意識する間になる。
また、1820年にはベルリンにてシュポーア(1784-1859)とも会している。

リピンスキは生前、ストラディヴァリウスとグァルネリの名器を所有していた。

この協奏曲は3つの楽章から構成されていて、
録音データで言うと、演奏時間は40分を越える大作です。

第1楽章はアレグロ・マエストーソ
第2楽章はアダージョ
第3楽章はアダージョ、アレグロ・ヴィヴァーチェ
で書かれています。

オーケストラの壮大な序奏が奏でられて後、
ソロ・ヴァイオリンが情熱的に、哀愁を持って演奏を始めます。
その後のソロ・ヴァイオリンの展開は実に
快活にして、饒舌な語り口で旋律を奏でる。

しかし。

全体的に華麗で形式美が整っているのですが、
地味な雰囲気が終始まとわりついたような楽曲に仕上がっている、
そんな感じを受けてしまうのですな。
ソロパートは流石、リピンスキの作品と言ったところで、
テクニカルにも旋律美にも不足は無いのですが、
全体的な華がイマイチな感じであります。

ひたすら、華麗で美しい旋律と
ソロ・ヴァイオリンの華麗な演奏を楽しむ分には
十分な協奏曲なのですが、
協奏曲としての完成度や、全体的な面白さを楽しむには
やや不足した感じを受けてしまう。

うん、残念ながら忘れ去られてしまうのも
致し方ないかな、と思ってしまう。



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2017年12月11日

サーバタ指揮ローマ聖チェチーリア音楽院管の演奏 ロッシーニ作曲『歌劇「ウィリアム・テル」序曲』

G.ロッシーニ/歌劇『ウィリアム・テル』序曲

  指揮:ヴィクトル・デ・サーバタ
  管弦楽:ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団

 (History 1948年録音)

9時からは母親の習い事の送り迎え。
一旦、9時半過ぎに帰宅して2時間近くグテッと休んでから
11時半過ぎ再び出発。帰りに昼食を外で済ませて帰宅。
14時半から2時間ほど、庭の作業をしてから床屋に。
そして、17時半過ぎに帰宅して今に至るわけだ。

さて、今日はイタリアの名指揮者、
ヴィクトル・デ・サーバタ(1892.4.10-1967.12.11)
の亡くなった日であります。今年で没後50年。

生徒時代に彼の指揮に興味があり、
一時期、追っかけていた時代がありました。
CDを見かけては欲しくなって購入、
って感じで。

さて。
そんなサーバタですが、オペラ指揮者としての方が名を残しています。
彼はトスカニーニの後を継いでミラノ・スカラ座の指揮者として活躍、
晩年に体調を悪くして指揮台に立てなくなった際に代理で立ったのが、
我が敬愛する指揮者ジュリーニ師。
でも、彼はコンサート指揮者としても優れた録音を残している。

今回取り上げたジョアキーノ・ロッシーニ(1792.2.29-1868.11.13)
の作曲した歌劇『ウィリアム・テル』序曲でもそう。

ロッシーニは来年に没後150年を迎える作曲家であります。
イタリアを代表する作曲家であり、オペラ作曲家として
名を残した存在である。

このロッシーニの序曲の演奏、意外なほどに無駄がない。
その上、メロメロに歌っているわけでもなく、
また、ビブラートを乗せている訳でももちろん無い。
実に流れるように旋律を自然に歌い、
音と音が美しくつながり、歌い上げる間合いで奏でられている。
つまり、呼吸間が素敵にすばらしいのだ。
そして何よりも歯切れがよい。
無駄に音足を伸ばしていないのだ。
これなら、ノンビブラートでも十分すぎるほどに味わいがある
素敵な演奏が聴けるでありましょう。

おそらく、録音会場の音響もその演奏に適していたのでしょう。
聴いた感じからして、会場の反響の音足はかなり短い様に思う。
これなら、残響が無く、好きなだけ歌い上げて音と音を重ね、
繋げても余計な音の重なりがなく、すっきりと見通しの良い
演奏になると思いますし、ここに残っている録音も
そういう演奏に仕上がっている。

きっと、この様な演奏を
残響の下品なサントリーホールやミューザ川崎、
変な残響と反響のトリフォニーやシンフォニーホール、
無駄に残響のあるキタラホールで演奏したら
きっと歪んだ全体像になって居座りの悪い聴き応えに成るんじゃないか、
と思えて仕方が無い。

しかし、ハーモニーが歌うっていうのは
こう言う演奏を言うのだろうなぁ、と改めて意識した。



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2017年12月10日

ハイフェッツのヴァイオリン、スミスのピアノ演奏 コルンゴルト作曲『ガーデン・シーン(劇音楽「空騒ぎ」から』

E.W.コルンゴルト/『ガーデン・シーン』〜劇音楽「空騒ぎ」より

  ヴァイオリン:ヤッシャ・ハイフェッツ
  ピアノ:ブルックス・スミス

 ()

15時からもう一軒のDIYショップに行き、
目的のモノがあったので購入。
その後、ノジマに寄って色々と見てきました。
晩御飯を食べたあとはTVを見て録画した番組を見て、
今に至る訳だ。

さて、今日はもう一つ。

実は今日は、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901.2.2-1987.12.10)
の亡くなった日です。今年、没後30年。
ちょうど、クラシックを集中的に聴き始めた頃の衝撃でした。

名ヴァイオリニストとして名を残しているハイフェッツ。
彼のアンコールピースを集めたアルバムから、
やはり今年が生誕120年で没後60年だった
エーリッヒ・ウォルフガング・コルンゴルト(1897.5.29-1957.11.29)
の作曲した劇音楽「空騒ぎ」から『ガーデン・シーン』を。

楽曲は約3分ほどの小品。

どこか、東洋風な雰囲気も漂わす
繊細で流麗、さわやかな美しい曲です。
小鳥がさえずったり、爽やかに風がそよいだり。
まどろむ陽光に包まれて
穏やかな時間がソロリ、ソロリと過ぎ去って行く。
まるで、そんな感じの楽曲。

改めて、コルンゴルトという作曲家の
センスの良さとメロディーメーカーっぷりを思い至らしめる。



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ストコフスキー指揮オランダ放送フィルの演奏 C.フランク作曲『交響曲ニ短調』

C.フランク/交響曲 ニ短調

  指揮:レオポルト・ストコフスキー
  演奏:オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

 (mediei arts 1970年8月22日 ロッテルダム録音)

stokowski-Franck


昨日の境内清掃やら何やらで久々の労働が重なり効いたのか、
7時前に目覚めても、二度寝で9時過ぎに目覚めて起床。
朝食後は11時からDIYショップに行ったりで、戻りは13時。
買ってきたパンで昼食をとり、
TVで再放送のドラマ見ながら一休み。そして今に至る訳だ。

さて、今日はセザール・フランク(1822.12.10-1890.11.8)の
生まれた日です。
今年で生誕195年になります。5年後には生誕200年。

ということで、今日はフランクの交響曲を。
指揮は怪物指揮者、レオポルト・ストコフスキー(1882-1977)
演奏はオランダ放送フィル。

フランクの交響曲は音楽史上でも屈指の交響曲だと思っています。
ベートーヴェン?ブラームス?ショスタコーヴィチ?
いやいや、それよりもフランクの交響曲です。

モーツァルトの交響曲はちょっと特別として、
史上で指折り数えるなら、
フランクの交響曲、
サン=サーンスの第3番、
ブルックナーの第2番、
ロットの交響曲、
ラフマニノフの第2番。
さらに数えると、
シベリウスの第7番、
ステンハンマルの第2番、
スクリャービンの第4番、
ニールセンの第4番、
ドヴォルザークの第8番。
次席でチャイコフスキーの第4番と第1番。

で、そのフランクの交響曲ですが。
3楽章構成で仕上がっていて、演奏時間は約40分ほど。
第1楽章がレント:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
第2楽章がアレグレット
第3楽章がフィナーレ:アレグロ・ノン・トロッポ
で書かれている。

フランクはベルギーの東部の街、リエージュにて生まれている。
活躍したのはフランス。
生まれ故郷の音楽院を卒業後にパリの音楽院に進んでいる。
オルガン奏者として活躍していたのが生涯の大半で、
作曲家としての有名曲を書き上げたのは晩年の10年程度の間。
この交響曲もその時期の作品であります。



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2017年12月08日

ウィックスのヴァイオリン、エールリンク指揮ストックホルム放送響の演奏 シベリウス作曲『ヴァイオリン協奏曲』

J.シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調

  ヴァイオリン:カミラ・ヴィック
  指揮:シクステン・エールリンク
  管弦楽:ストックホルム放送交響楽団

 (Biddulph 1952年2月18日 録音)

Sibelius-Valen


昨日、0時過ぎに入床して、途中一度目覚めたが
6時まで睡眠、起床は7時近く。
午前中はパソコンの調子が悪いということで
叔父が訪れていました。古いOSの問題の様。
で、お昼のオカズを買いに行き、昼食を済ませて
今に至る訳だ。

さて、今日は76年前、真珠湾攻撃がなされた日です。
太平洋戦争で日本とアメリカとの戦争が始まった日です。
日本は自らの手で戦闘機の有用性を示しながら、
それに反する行動をとる海軍の影響もあり、
戦闘機により敗戦へと追い込まれていく。

そして、その頃に76歳の誕生日を迎えたのが
ヤン・シベリウス(1865.12.8- 1957.9.20)、
さらに、その頃に51歳の誕生日を迎えたのが
ボフスラフ・マルティヌー(1890.12.8-1959.8.28)。
今年はシベリウスが生誕152年、
マルティヌーが生誕127年になります。

そして、2日前にはフィンランドの独立記念日です。
1917年12月6日、フィンランドはロシア帝国の宗主権からの
独立をなしてフィンランド王国(1917-1918)が成立した。
それが、今から100年前の事でした。

という事で、今日はシベリウスの作曲した
ヴァイオリン協奏曲を。

ヴァイオリンはカミラ・ウィック(1928.8.9- )。
指揮はエールリンク、管弦楽はストックホルム放送響。

ウィックスはアメリカ生まれの女流ヴァイオリニストです。
父親はノルウェー出身のヴァイオリニスト。
7歳で演奏会デビューして、10歳までには
パガニーニやブルッフの協奏曲を演奏している。
その後はアメリカのジュリアード音楽院にて学ぶ。
人気のある時代に結婚し、一時演奏会から退いていたが、
1960年代に復帰、2005年に正式引退をするまで、
演奏家、教師として活躍していた。

ノルウェーの血を引いているからではないでしょうが、
彼女はいつの間にかシベリウスのスペシャリストの様に、
彼の作曲した協奏曲での演奏の評価が高く、人気がある。
もちろん、日本だけなのかもしれないが。

この録音は色々なレーベルからも出されている。

ウィックスのソロは実にしなやかで躍動的に感じる。
詩的で開放的な音色は第3楽章で実に真価が発揮されている。
決して感情的になる演奏はなく、
仄かに宿るパッションの炎に炙られて薫り出る情熱が
開放的な音色に支えられて情感豊かに旋律を歌い上げる。
その素晴らしいフィナーレを迎えるまでの道のりでも、
第1楽章での内面的な語り口の作品の輪郭を
自身の演奏でもまた、内面的な表情の描き方で奏で、
2楽章では詩的に情感豊かに叙情的な薫りを奏でる。
ロマンティックというよりも、北欧の作品にありがちな、
内面性と詩的な表情を情感と叙情性のあふれる雰囲気を
見事に描いていると思う。

伴奏のエールリンクとストックホルム放送の演奏も
余計な情感は廃し、どっしりと構え、
しかし重厚感も廃した様な歯切れ良い素軽さのある演奏で
じっくりと支えている。



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2017年12月05日

ローランド・カークのアルバム『Volunteered Slavery』から"I Say A Little Prayer"

"I Say A Little Prayer(アイ・セイ・リトル・プライヤー)"

  sax:ローランド・カーク
  tp:チャールズ・マギー
  tb:ディック・グリフィン
  pf:ロン・バートン
  wb:ヴァーノン・マーティン
  ds:ソニー・ブラウン

 (Atlantic 1969年7月 ニューヨーク録音)

今朝は7時に起床して、9時半頃に出発。
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途中、GSに甘酒茶屋に立ち寄って、
目的の箱根ふれあい館に到着は11時半。
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DSC_201712051131

クリスマスリースと正月リースを作って終わったのは13時半過ぎ。
その後は、小田原で昼食、地元で買い物を済ませてから帰宅。
で、一休みして今に至るわけである。

さて、実は今日という日は以下の方々の命日。
作曲では
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963)
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007)
指揮者では
ハンス・リヒター(1843-1916)
ジョン・プリッチャード(1921-1989)
演奏者では
ヤン・クベリーク(1880-1940)
ノエル・ミュートン=ウッド(1922-1953)
ジャズの世界では
デイヴ・ブルーベック(1920-2012)
ケニー・ドーハム(1924-1972)
ローランド・カーク(1936-1977)
オイゲン・キケロ(1940-1997)
そして、伝統芸能の世界では
中村勘三郎(1955-2012)

さらにジャズの世界の各人は実は今年ミレニアム。
ケニー・ドーハム(1924-1972):没後45年
ローランド・カーク(1936-1977):没後40年
オイゲン・キケロ(1940-1997):没後20年
デイヴ・ブルーベック(1920-2012):没後5年

そんな中で今日は没後40年のローランド・カーク(1935.8.7–1977.12.5)
のアルバム『Volunteered Slavery(ヴォランティアード・スレイヴリー)』より、
"アイ・セイ・リトル・プライヤー"を。
1969年に発表されたアルバム。

アルバム名は「ボランティア奴隷」とか「奴隷的ボランティア」
または「ボランティアする奴隷」なんて意味になりましょうか?
で、そのアルバムに収まっている「I Say A Little Prayer」だが、
これは「ささやかに祈りをあげよう」とでも訳せば?



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2017年12月04日

トールセンのヴァイオリン、ヤルヴィ指揮ベルゲン・フィルの演奏 ハルヴォルセン作曲『3つのノルウェー舞曲』

J.ハルヴォルセン/3つのノルウェー舞曲

  ヴァイオリン:マリアンネ・トールセン
  指揮:ネーメ・ヤルヴィ
  管弦楽:ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 ()

昨日、やはり寝つきが悪く1時頃に寝付いたようだが、
3時半に目が覚めて、二度寝は7時に目が覚める。
午前中は母親の習い事の教室に送ってきたところで
休んでいるのが、今に至る訳だ。
もう少ししたら迎えに出るところである。

さて、今日はヨハン・ハルヴォルセン(1864.3.15-1935.12.4)
の亡くなった日であります。
2年前に没後80年だったハルヴォルセン。
3年前は生誕150年でした。

グリーグの姪と結婚したからという訳ではないが
グリーグの流れを継いでいるといえる作風が特徴。
ロマン派から民族楽派への転換、というよりも
民族楽派的な作風にロマン派の作風を取り入れた、
そんな風な作風。

この『3つのノルウェーの舞曲』は
ソロ・ヴァイオリンと管弦楽のために書かれている。
全体で3つの曲から成り、演奏時間は約10分ほど。

ソロ・ヴァイオリンの演奏する旋律はとてもトラディショナルな
薫りのするものであります。
それに掛かるオーケストラの旋律はとてもロマンティックで。
躍動的な面があったり、さらにはとても情緒のある旋律が響いたり。
表情豊かに旋律が躍動していきます。

全体に満ちた美しさと躍動するトラディショナルな旋律の編み上げが
実に魅力的な作品なのです。



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2017年11月29日

神奈フィル定期演奏会 予習 A.ドヴォルザーク作曲『序曲「オセロ」』

A.ドヴォルザーク/序曲『オセロ』 Op.93

  指揮:ヴァーツラフ・ターリッヒ
  演奏:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 (Supraphon 1959年録音)

 録音データ/16分37秒

今日はゴミだしの後に朝食を済ませ、1時間半程休憩して
今度はコタツを出すために部屋を掃除し、コタツをセット。
昼食はそのコタツで済ませました。温い温い(笑)
昨日、一昨日あたりから調子の悪い母親が
今日も調子悪いようで心配です。風邪のようですが。
そして、今に至るわけだ。

さて、今日は今度の土曜に迫った
神奈フィルの定期演奏会のための予習を。

まずはアントン・ドヴォルザーク(1841-1904)
の作曲しました序曲『オセロ』であります。

参考のCDは指揮がヴァーツラフ・ターリッヒ(1961)
演奏はチェコ・フィル。
1959年の録音になります。

僕はドヴォルザーク好きですが、
どうもこの曲は好きではないですねぇ。
『自然と人生と愛』という演奏会用序曲集の
1曲として書かれたこの曲ですが、
『自然の中で』や『謝肉祭』の方が好きで
録音モノでもよく聴きます。
といっても『自然の中で』はそう数はありませんが。

この序曲『オセロ』は言わずもがな、
英国の劇作家シェイクスピアの四大悲劇の一、
戯曲「オセロ」を根底にしている楽曲。

しかし、実際にはダイレクトにその戯曲を
そのままに描いた作品ではないのです。
もちろん、登場人物の特徴を旋律に描いて
テーマの旋律が存在しているとは思いますが、
全体をはっきりと描いた作品ではないのです。
いってみれば、抽象的に描いた作品です。

戯曲「オセロ」は人間の愚かさを描いた名作である。
愛する故の愚鈍、嫉み故の愚行、それによる救い様の無い悲劇。
人間の救いようの無い性と存在性を描いた名作を、
ドヴォルザークの人間に対しての思想としての
この曲のテーマとして、この戯曲を取り上げただけ。

だから、ストーリーを明確に描いているのではなく、
ドヴォルザークの思想を「オセロ」のストーリーに准えて描いている、
ということである。

だから、抽象画的にストーリーを描いたのがこの作品なのだ。

ちなみに、個人的なこの曲の救いは「デズデモーナの主題」
といわれる旋律と思っているが皆様、聴いてみていかが思うだろうか。

そして、今回の演奏会での3曲中、
もっともドラマティックにロマンティックに歌い上げなければ
ならない作品がこの1曲。
全体が抽象的でとても緊迫感に満ちた作品なので
終始、楽譜どおりでなく、脚色してあげなければ
単なるサスペンスドラマ風の音楽になってしまい、
実はつまらない曲になってしまう。
ドヴォルザークにしては珍しく旋律美で楽しめない作品なのです。

ターリッヒは少しゆったりと演奏の幅を持たせて
じっくりと輪郭を描いた演奏をしています。
それでも、スピード感を失わないためか、心持早いのかもしれません。
もしかしたら、演奏会などではもっとゆったりしているのかも、
なんて想像を掻き立てられるほどにロマンティックに響かせている。

冒頭の序奏も静寂にして上品に描かれていて穏やかな幕開けを
描いていて、魅力的なものです。
それから急速に展開する緊迫感のある鋭い旋律の塊。
嫉妬に妬みに恨みに小賢しく薄汚い策謀の旋律が
ズッと続きます。
ドラマティックに劇的に描かれる旋律の数々は
流石にターリッヒというところでしょうか。

これが、今時の「これぞ正解」みたいに演奏される
ノンヴィヴラートの奏法ではじつに「出汁のないうどん汁」
といった作品になってしまう。
ドヴォルザークは作品で音符で輪郭を描いただけで、
それがすべてでは決して無いのです。



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2017年11月27日

ロジンスキー指揮ロイヤル・フィルの演奏 シューベルト作曲『交響曲第8番「未完成」』

F.シューベルト/交響曲第8番 ロ短調 D.759『未完成』

  指揮:アルトゥール・ロジンスキー
  演奏:ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 (MCA 1956年9月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール録音)

午前中は母親の習い事の送り迎え。その間は一旦帰宅して音楽を聴いたり。
帰りに近所の蕎麦屋にて昼食を、隣の豆屋で相州名物落花生を購入。
帰宅は13時頃で、帰ってからはTVの推理ドラマの2本立て(笑)
で、今に至るわけだ。

さて、今日は20世紀の名指揮者にして名オーケストラビルダー、
アルトゥール・ロジンスキー(1892.1.1-1958.11.27)
の亡くなった日であります。
彼は来年で没後60年になります。60年かぁ、早いなぁ。

ということで今日は彼の指揮したディスクを。
フランツ・シューベルト(1797-1828)の作曲した
交響曲第8番『未完成』です。
演奏はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。

ロジンスキーは一時期、すっごく追いかけた指揮者でした。
録音が出ればチェックして、購入できる時やどうしても欲しい時は
購入していましたね。
これも、たまたま店頭で見つけて購入したCDでした。

ボン生まれのアイツの書いた5番がカップリングで
一瞬やめようかとも思ったのですが、
未完成の魅力には勝てず、購入した記憶があります。

今回取り上げた曲も、作曲者も今更に、というところでしょう。
今回の録音の演奏時間に関してですが、
第1楽章は12分31秒、第2楽章は12分5秒となっている。
平均的といえば、平均的なテンポ設定で演奏しているかな、
と言ったところでしょうか。

WalthamstowTownHall




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2017年11月25日

マンハッタン・ジャズ・クインテットのアルバム『Take Five』から"Take Five"

"Take Five(テイク・ファイヴ)"(P.デズモント)

  演奏:マンハッタン・ジャズ・クインテット

 ()

1時を過ぎて寝入ったようですが、2時に突如目覚めてしまい、
二度寝は7時過ぎに再び目覚めたわけで。
起きて朝食を済ませた後はゴミ捨てのついでに饅頭を買いに。
帰宅は8時半。11時半過ぎにお昼を買いに行くまでTVを見たりして。
お目当ての店が休みだったのである物で昼食。車を洗ったその後、
製図用インクを使って書類を書いていたが
体質に合わなかったか、匂いを長く嗅いだら混濁やらの記憶障害・・・。
やばいです。休んで、今に至るわけだ。使う製品は慎重に選択を。

今日はジャズ・サックス奏者のポール・デズモント(1924.11.25-1977.5.30)
の生まれた日です。
彼は今年、没後40年だったのですが、
彼の命日は僕が大動脈乖離の手術を受けて入院していたその頃の
5月30日でしたので記事には取り上げていません。

と言う事で、今日が誕生日なので没後40年の記事の変わりに、
誕生日記事で。存命なら、93歳でした。
47年前の今日、市谷で割腹自殺したあの不出来な作家(1925.1.14-1970.11.25)
とは1歳違いということになります。

デズモントは名サイドマンとして、僕は認識している。
もちろん、リーダー作も発表しているが
1940年代から参加してたデイヴ・ブルーベックのカルテットのメンバーとして、
1960年代後半まで活躍をする。
この頃、録音では自身の作曲した『テイク・ファイブ』を納めたアルバム、
「Time Out」はつとに有名。
その後はリーダー作なども発表するが、
チェット・ベイカーの「She Was Too Good To Me」や
ジム・ホールの「Concierto」に、サイドマンとして参加している。
1977年5月末に肺癌のために他界。

デズモントは1960年前後のジャズ誌『ダウン・ビート』の読者人気投票で
アルト・サックス部門で首位をなんども獲っている。

デズモントは「テイク・ファイヴ」を含めた彼の作品の著作権を
赤十字に寄贈している。このため、年に数万ドル単位で赤十字の収入となっている。

デズモントといえば、やはり、「テイク・ファイブ」と
続編の「テイク・テン」でしょうが、
ここでは、圧倒的に有名な『テイク・ファイヴ』を。

『テイク・ファイヴ』

言わずもがな。
デズモントの代表作にして、デイヴ・ブルーベック・カルテットの
代表作である。
さらに、さまざまな場面、カバーでも取り上げられる、
ある種、ジャズという分野を代表するナンバーでもある。
独特なドラムスとサックスのメロディーラインは
一度聞いたら癖になる、って類の曲であろう。
4分の5拍子という特徴的なリズムはそれだけで個性を発揮している。

今回はマンハッタン・ジャズ・クインテットの演奏で。

今更でしょ?
この余りに有名すぎるジャズナンバー。



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2017年11月24日

J.ディジョネットのアルバム『Hava You Heard?』から"Hava You Heard?"

"Hava You Heard?(ハヴ・ユー・ハード?)"

  ds:ジャック・ディジョネット
  ts/bcl/fl:ベニー・モウビン
  wb:ゲイリー・ピーコック
  pf:市川秀男

 (SONY 1970年4月 東京、都市センターホール録音)

have you heard_jack dejohnette


1 時に寝付いたのだろうか、今朝は5時半に一度目が覚め、
二度寝で8時直前に目が覚め、母を習い事の教室に送り、
一度戻って、PC操作しながら音楽を聴いて
今に至るわけだ。
これから迎いに行く予定である。13時頃に帰宅だろうか。

昨日は結局、晩御飯の用意だ買い物だということで、
16時からのボーマンさんのコンサートは行けなかった。

さて今日は、20年前、あの山一證券が経営破綻した日だそうです。
丁度、僕が就職活動をしていた頃でしたね。
あの頃は世界二位の経済大国になって以降での
最大の就職難時期だったと思いますよ。自分で言うのも何ですが。
世人は大企業も普通に倒れるのだ、と改めて認識したんではないか。

そんな時代がありました、としみじみ思う。

ちなみに、今年で「ブラックマンデー」からも30年たったそうです。
あれは1987年10月のことでした。
バブル景気加速とその崩壊と悪夢の数十年への序曲だったのです。
さしずめ、大序曲『1987年』というところですか。

バブル崩壊が1991年からの3〜5年間ですから、
その影響が具体的に大きく現れたのが山一の経営破綻の
この頃だった、ということですね。

さて、山一證券では無く、今日は「ブラックマンデー」にかけて。
アメリカ証券市場に端を発するこの悪夢。
それに因んで、今日はアメリカの音楽、ジャズを。

ドラムスのジャック・ディジョネット(1942.8.9- )のアルバム、
『ハヴ・ユー・ハード?』からタイトル曲"ハヴ・ユー・ハード?"を。

CDの帯には「ハード」とありますが、「ヒァード」くらいが
表記的に正しいでしょうか?
直訳すれば、「知ってる?」とか「聞いてる?」または「どうだった?」
って感じでしょうか?

ディジョネットはマイルスのグループに居たドラマーで、
その彼が東京にてゲイリー・ピーコックや
ベニー・モーピンと録音した作品です。
ピアノには日本人プレイヤーの市川秀男を加えている。



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2017年11月23日

ミルンのピアノ、ドヴォジンスキ指揮BBCスコティッシュ響の演奏 ゲッツ作曲『ピアノ協奏曲変ロ長調』

H.ゲッツ/ピアノ協奏曲 変ロ長調 Op.18

  ピアノ:ヘイミッシュ・ミルン
  指揮:ミハウ・ドヴォジンスキ
  管弦楽:BBCスコティッシュ交響楽団

 (hyperion 2009年9月 グラスゴー、シティ・ホール録音)

Goetz-Wieniawski


昨日の登山(笑)っぽい参拝のための参道散歩が効いたか、
昨日は0時過ぎには入床して、今朝は7時に目覚めた。
久々に寝た感じがする。が、外は結構な雨が降っていて(泣)
母親も風邪をひいたらしく、昨日から元気消沈。
あぁ、夕方からベアンテ・ボーマンさんのチェロによる
チャペルコンサートがあったなぁ・・・どうしようかぁ。
ここ数年行って無いなと思いつつ、朝食の後、無為に時間を過し
今に至るわけだ。

さて、今日はヘルマン・ゲッツ(1840.12.7-1876.12.3)の
作曲した『ピアノ協奏曲変ロ長調』である。

ゲッツは19世紀末に活動した夭折の作曲家です。

彼はドイツのケーニヒスベルク に1840年12月7日に生れた。
ベルリンのシュテルン音楽院でJ.シュテルン( 1820-1883)
とH.フォン・ビューロー(1830-1894)に師事して
作曲と指揮、ピアノを学ぶ。
スイスに移り、ヴィンタートゥールのオルガニスト、
合唱の指揮を務めるなど彼の地にて活躍した。
しかし、結核に身体は蝕まれていき、
チューリッヒにて僅か35年と361日の人生を終えてしまう。
誕生の日まで後、4日と言う日でした。

チャイコフスキー(1840-1893)やドヴォルザーク(1941-1904)
と同じ時代に生まれ、せめて後20年、30年人生が長ければ、
彼等に匹敵する作品を残したんでは無いかと思う。

そう思うほどに、個人的な感想であるが、
この『ピアノ協奏曲変ロ長調』の出来はすばらしい。
作品番号を18ともつこの作品であるが、
実は作曲者の晩年の作品という。

3つの楽章からなり、演奏時間はこの録音では40分を要する大作。

冒頭から堂々とした構えのオーケストラの鳴り。
ピアノソロも実に華麗で華があり、瑞々しい。
2楽章の緩徐楽章の旋律の整った美しさは魅力的。
そして、盛大に盛り上がるフィナーレ楽章は
躍動感のある発止としたフレーズにあふれ
彼の置かれた境遇から推測すれば、
似つかわしくないくらいに伸びやかに生命感がある。

この曲はもっと注目されても良い作品だと思う。
どうしても、何かの翳に隠されてしまう悲しさ。



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2017年11月21日

高橋アキのピアノ演奏 サティ作曲『ゆがんだ踊り』

E.サティ/ゆがんだ踊り〜"冷たい小品集"より

  ピアノ:高橋アキ

 (EastWorld )

昨日、0時半に入床して寝入ったのは多分、1時ころかその先。
8時近くに目が覚めて、8時過ぎに起床。
朝食を食べて、今に至るわけだ。
今朝計った血圧が異常でびっくりした。
上が高かったりしたが、下の高さが異常で・・・。

今年はルネ・マルグリット(1898.11.21-1967.8.15)の
没後50年の年だったんですね。
来年は生誕120周年なんですね。
音楽とは別ですが、個人的には絵画も好きで、
特に、この20世紀前半の画家達が大好き。
マルグリットやユトリロ、ロートレックとか。

そして、その時代のパリと言えば、
音楽の世界では個人的にはまずこの人が思い浮かぶ。

エリック・サティ(1866.5.17-1925.7.1)

サティは去年、生誕150年だった人物。
作曲家としては才能豊かな人だったのに、
有名になるよりも、「BGMとしての作品」を目指していたであろう、
そんな変わった御仁でもありました。

「(酒場の)客の邪魔にならない演奏、家具のように存在している音楽」
それが彼の音楽の根底であり本質。
イージーリスニングの開祖といってもいいくらい
(もっとも、ディヴェルティメントなどもその傾向であるのだが)

彼の作品には教会旋法の影響か、調性が無視されたようなところがあり、
これは、ドビュッシー(1862-1918)にも影響を与えている。
また、調性に関しては後のシェーンベルク一派への影響も
考えてよいのではないかと思う。
さらに、ストラヴィンスキーやメシアン、ミニマル音楽にも少なからず
影響を与えている作曲家である。
言ってみれば、サティの後はサティの下に、である。

1866年に商人の父とスコットランド人の母との間に生まれ、
「音楽院が退屈だから」という理由で退学し、
酒場で音楽を演奏しながら、
バレエ・リュスのために作曲をし、
ピカソ、ジャン・コクトーとともに舞台を作り上げ、
等々、彼はまさに自由でありました。
特に、人生最後の作品、バレエ「本日休演」では一大スキャンダルが
巻き起こることになるわけで、
肝硬変が原因で59歳の若さで死去するまでまさに「娯楽の」人生。
彼の人生はきっと、成功不成功や苦楽は別として、満足したものを
送ったと思えるような、そんな気がするのです。

さて、そのサティの作品より『「ゆがんだ踊り」〜"冷たい小品集"より』。
ピアノは"サティのスペシャリスト"みたいな称号を得てしまった、
高橋アキ(1944- )のピアノ演奏で。

"冷たい小品集"は「逃げださせる歌」とこの『ゆがんだ踊り』から成っている。
「逃げださせる歌」も『ゆがんだ踊り』と同様に3曲から成っている。
1897年に作曲された作品である。
サティの所謂、「神秘主義の時代」の最後期にある作品。

『ゆがんだ踊り』は3曲から成り、3曲で約7分半程の作品である。
特に各3曲にタイトルはつけられていなくて、
I、II、IIIという表記となっている。

第1曲は同じ旋律が繰り返される、サティ的な作品だと思う。
低音(?)を使ったその旋律は不思議なくらいに美しい。
描写的ではあるが、表現的ではない。

第2曲は1曲目と同じ音型の旋律だろうか。
ただ、1曲目に比べて変化があり、
より表現的な楽曲に仕上っている様に感じる。

第3曲もやはり同じ音型だろう(笑)
まさに、サティ的と言わざるを得ない(笑)
しかし実際には旋律が前2曲よりも、より見通しが良く、
シルエットが見えやすい分、美しさが形状的に。
さらに表現的になってきていると思う。
これなら、踊れそうだ(笑)

サティの音楽は個人的な見方だが、
ピアノ作品に限って言えば
より具体的に解説する必要がない
と思っている。

この世にて、西洋音楽の歴史において、
もっとも、「音楽評論家」って存在を
必要としない、否定している、抹殺しようとしている
そんな作曲家だと思うし、そんな作品群だと思う。



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