2017年05月01日
2017年05月01日
ヴィレン指揮ロイヤル・スコティッシュ管の演奏 アルヴェーン作曲『交響曲第３番Ｏｐ.２３』
Ｈ.アルヴェーン／交響曲第３番 ホ長調 Ｏｐ.２３
指揮：ニコラス・ヴィレン
演奏：ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
（NAXOS １９９６年２月 イギリス・グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール録音）
今日はストレス発散（？）のため、
仕事は定時ぐらいで終えて、
新宿にて豪遊してみた。
それなりには発散しただろうか。
帰宅は23時を回ったくらい。
今日はスウェーデンを代表する作曲家、
ヒューゴ・アルヴェーン（1872.5.1-1960.5.8）の
生まれた日であります。
今年は彼の生誕145年の年でもあります。
ということで、生誕145年を祝して、
彼の作品を取り上げてみよう。
アルヴェーンは1887年から1891年まで（10代後半）を
ストックホルム音楽院で学ぶ。
生涯を通じて指揮者としてヨーロッパを演奏してまわった。
1910年から1939年まではウプサラ大学音楽監督の地位にあった。
同大学の男声合唱団を1947年まで指揮。
私生活ではデンマーク人の女性画家と1912年に結婚するが、
1936年に離婚した。
この交響曲は1905年に書かれた作品で、
楽章は４楽章構成、それぞれの楽章は
第１楽章はアレグロ・コン・ブリオ
第２楽章はアンダンテ
第３楽章はプレスト
第４楽章はアレグロ・コン・ブリオ
で書かれていて、
演奏時間は35分ほどを要する規模である。
第１楽章は明るい幕開けである。
伸びやかに、陽光の差し込む穏やかな朝を
喜びに満ちた様な気持ちで迎える様である。
牧歌的、抒情的、叙情的、大自然的、
なんていう勝手な日本人の押付け「北欧音楽観」
なんて、無視してハーモニーが響きわたる。
終始、陽気さを失わない躍動的な楽章です。
第２楽章は冒頭から牧歌的な旋律に満ちている。
饒舌に旋律を歌うが決してケバケバしくない。
抒情的（叙情的）と言った感じや
大自然が見えてくるような広大なスケール感でも
無いが、とても穏やかで広がりをもって
美しい立ち居の旋律に満ち溢れている。
第３楽章は飛翔するように伸びやかで、
力強く愉しげに、且つ美しく演奏される楽章。
若々しい表情が豊かなイメージの楽章でもある。
コケティッシュな感じまで受けるくらいだ。
第４楽章は１楽章と同じ指示の楽章。
金管のファンファーレ調の響きから始まると、
コミカルさも薫らせたこれまた明るい演奏に展開して
スピード感と開放的な旋律にあふれた楽章。
最後も颯爽としたフィナーレである。
もう少し、日本の音楽界も
北欧の音楽を注目してくれても
いいような気がするのですが。
いつまでも、独墺、独墺、独墺、独墺では無く。
だから、先進的なものに置いていかれる。
指揮：ニコラス・ヴィレン
演奏：ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団
（NAXOS １９９６年２月 イギリス・グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール録音）
今日はストレス発散（？）のため、
仕事は定時ぐらいで終えて、
新宿にて豪遊してみた。
それなりには発散しただろうか。
帰宅は23時を回ったくらい。
今日はスウェーデンを代表する作曲家、
ヒューゴ・アルヴェーン（1872.5.1-1960.5.8）の
生まれた日であります。
今年は彼の生誕145年の年でもあります。
ということで、生誕145年を祝して、
彼の作品を取り上げてみよう。
アルヴェーンは1887年から1891年まで（10代後半）を
ストックホルム音楽院で学ぶ。
生涯を通じて指揮者としてヨーロッパを演奏してまわった。
1910年から1939年まではウプサラ大学音楽監督の地位にあった。
同大学の男声合唱団を1947年まで指揮。
私生活ではデンマーク人の女性画家と1912年に結婚するが、
1936年に離婚した。
この交響曲は1905年に書かれた作品で、
楽章は４楽章構成、それぞれの楽章は
第１楽章はアレグロ・コン・ブリオ
第２楽章はアンダンテ
第３楽章はプレスト
第４楽章はアレグロ・コン・ブリオ
で書かれていて、
演奏時間は35分ほどを要する規模である。
第１楽章は明るい幕開けである。
伸びやかに、陽光の差し込む穏やかな朝を
喜びに満ちた様な気持ちで迎える様である。
牧歌的、抒情的、叙情的、大自然的、
なんていう勝手な日本人の押付け「北欧音楽観」
なんて、無視してハーモニーが響きわたる。
終始、陽気さを失わない躍動的な楽章です。
第２楽章は冒頭から牧歌的な旋律に満ちている。
饒舌に旋律を歌うが決してケバケバしくない。
抒情的（叙情的）と言った感じや
大自然が見えてくるような広大なスケール感でも
無いが、とても穏やかで広がりをもって
美しい立ち居の旋律に満ち溢れている。
第３楽章は飛翔するように伸びやかで、
力強く愉しげに、且つ美しく演奏される楽章。
若々しい表情が豊かなイメージの楽章でもある。
コケティッシュな感じまで受けるくらいだ。
第４楽章は１楽章と同じ指示の楽章。
金管のファンファーレ調の響きから始まると、
コミカルさも薫らせたこれまた明るい演奏に展開して
スピード感と開放的な旋律にあふれた楽章。
最後も颯爽としたフィナーレである。
もう少し、日本の音楽界も
北欧の音楽を注目してくれても
いいような気がするのですが。
いつまでも、独墺、独墺、独墺、独墺では無く。
だから、先進的なものに置いていかれる。
