ウィックス
2017年12月14日
ウィックスのヴァイオリン、フィエルスタート指揮オスロ・フィルの演奏 ヴァーレン作曲『ヴァイオリン協奏曲』
Ｆ.ヴァーレン／ヴァイオリン協奏曲 Ｏｐ.37
ヴァイオリン：カミラ・ウィックス
指揮：エイヴィン・フィエルスタート
管弦楽：オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
（Biddulph Recordings 1949年 録音）
今日は知人と会うため横浜へ。11時半に合流、昼食をとり、
娯楽場へ行ってしばしの楽しみを。ちょっと豪遊（笑）
結局、18時くらいまで。その後は、中古パソコンを見に。
目的の小品は大口に買い占められて売り切れ。
20時半に帰宅して今に至る訳だ。
さて、今日はファッテイン・ヴァーレン（1887.8.25-1952.12.14）
の亡くなった日であります。
今年は没後65年であり、生誕130年でありました。
ヴァーレンは20世紀前期のノルウェーの作曲家で、
両親が宣教師だったため、布教先のマダガスカルで幼年期を過ごす。
オスロに戻ると、大学で言語と哲学を、オスロ音楽院で音楽を学んだ。
さらにベルリンに移った後マックス・ブルッフ（1838-1920）
からレッスンを受けたが、
Ｍ.レーガー（ 1873-1916）、Ａ.シェーンベルク（ 1874-1951）に傾倒し、
その影響で十二音技法等を使った作品を残した作曲家となった。
生前からほとんど無視された存在で、
Ｇ.グールド（ 1932-1982）によってヴァーレンの晩年に
やっと評価されるようになる。
ノルウェーの重要な作曲家ではあるが、
日本ではまったくと言っていい程、知られていない。
個人的には、チェッカート指揮のベルゲン・フィルの演奏で
収録したヴァーレンの交響曲集を買いそびれたのが、
今も悔いになっている。
その後、2000年代になってからだいぶ、ヴァーレンの作品が
収録・発売されるようになり、
エッゲン指揮のスタヴァンゲル交響楽団の演奏で
交響曲を収録したＣＤを出した時には歓喜したものである。
さて、その彼の命日に彼の作曲したヴァイオリン協奏曲である。
演奏者の知名度の高さからコチラを選択してみた。
カミラ・ウィックス（ 1928.8.9- ）のヴァイオリンソロと
フィエルスタート（ 1903-1983）指揮のオスロ・フィルの演奏で。
ノルウェー人の血を引くウィックスとオスロ生まれのフィエルスタート、
そして、ノルウェーを代表するオーケストラ、オスロ・フィル。
この３者がそろって、ノルウェーの作曲家の作品を演奏する、
これだけで、このＣＤを買ってしまって（笑）
その上、ウィックスのソロでシベリウスがカップリングってんだから、
もう、クラオタは買うでしょう！！（笑）
さて、ヴァーレンのヴァイオリン協奏曲は
２楽章構成の作品で、演奏時間は録音データからですと約13分ほど。
第１楽章はビギニング
第２楽章はカデンツァ・トゥ・エンド
シンプルな楽章の表題であります。
ほとんどが第１楽章で、この楽章が録音では10分半程。
第２楽章は2分半程だからまさに。
ヴァイオリン：カミラ・ウィックス
指揮：エイヴィン・フィエルスタート
管弦楽：オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
（Biddulph Recordings 1949年 録音）
今日は知人と会うため横浜へ。11時半に合流、昼食をとり、
娯楽場へ行ってしばしの楽しみを。ちょっと豪遊（笑）
結局、18時くらいまで。その後は、中古パソコンを見に。
目的の小品は大口に買い占められて売り切れ。
20時半に帰宅して今に至る訳だ。
さて、今日はファッテイン・ヴァーレン（1887.8.25-1952.12.14）
の亡くなった日であります。
今年は没後65年であり、生誕130年でありました。
ヴァーレンは20世紀前期のノルウェーの作曲家で、
両親が宣教師だったため、布教先のマダガスカルで幼年期を過ごす。
オスロに戻ると、大学で言語と哲学を、オスロ音楽院で音楽を学んだ。
さらにベルリンに移った後マックス・ブルッフ（1838-1920）
からレッスンを受けたが、
Ｍ.レーガー（ 1873-1916）、Ａ.シェーンベルク（ 1874-1951）に傾倒し、
その影響で十二音技法等を使った作品を残した作曲家となった。
生前からほとんど無視された存在で、
Ｇ.グールド（ 1932-1982）によってヴァーレンの晩年に
やっと評価されるようになる。
ノルウェーの重要な作曲家ではあるが、
日本ではまったくと言っていい程、知られていない。
個人的には、チェッカート指揮のベルゲン・フィルの演奏で
収録したヴァーレンの交響曲集を買いそびれたのが、
今も悔いになっている。
その後、2000年代になってからだいぶ、ヴァーレンの作品が
収録・発売されるようになり、
エッゲン指揮のスタヴァンゲル交響楽団の演奏で
交響曲を収録したＣＤを出した時には歓喜したものである。
さて、その彼の命日に彼の作曲したヴァイオリン協奏曲である。
演奏者の知名度の高さからコチラを選択してみた。
カミラ・ウィックス（ 1928.8.9- ）のヴァイオリンソロと
フィエルスタート（ 1903-1983）指揮のオスロ・フィルの演奏で。
ノルウェー人の血を引くウィックスとオスロ生まれのフィエルスタート、
そして、ノルウェーを代表するオーケストラ、オスロ・フィル。
この３者がそろって、ノルウェーの作曲家の作品を演奏する、
これだけで、このＣＤを買ってしまって（笑）
その上、ウィックスのソロでシベリウスがカップリングってんだから、
もう、クラオタは買うでしょう！！（笑）
さて、ヴァーレンのヴァイオリン協奏曲は
２楽章構成の作品で、演奏時間は録音データからですと約13分ほど。
第１楽章はビギニング
第２楽章はカデンツァ・トゥ・エンド
シンプルな楽章の表題であります。
ほとんどが第１楽章で、この楽章が録音では10分半程。
第２楽章は2分半程だからまさに。
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2017年12月08日
ウィックスのヴァイオリン、エールリンク指揮ストックホルム放送響の演奏 シベリウス作曲『ヴァイオリン協奏曲』
Ｊ.シベリウス／ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
ヴァイオリン：カミラ・ヴィック
指揮：シクステン・エールリンク
管弦楽：ストックホルム放送交響楽団
（Biddulph 1952年2月18日 録音）
昨日、0時過ぎに入床して、途中一度目覚めたが
6時まで睡眠、起床は7時近く。
午前中はパソコンの調子が悪いということで
叔父が訪れていました。古いＯＳの問題の様。
で、お昼のオカズを買いに行き、昼食を済ませて
今に至る訳だ。
さて、今日は76年前、真珠湾攻撃がなされた日です。
太平洋戦争で日本とアメリカとの戦争が始まった日です。
日本は自らの手で戦闘機の有用性を示しながら、
それに反する行動をとる海軍の影響もあり、
戦闘機により敗戦へと追い込まれていく。
そして、その頃に76歳の誕生日を迎えたのが
ヤン・シベリウス（1865.12.8- 1957.9.20）、
さらに、その頃に51歳の誕生日を迎えたのが
ボフスラフ・マルティヌー（1890.12.8-1959.8.28）。
今年はシベリウスが生誕152年、
マルティヌーが生誕127年になります。
そして、２日前にはフィンランドの独立記念日です。
1917年12月6日、フィンランドはロシア帝国の宗主権からの
独立をなしてフィンランド王国（1917-1918）が成立した。
それが、今から100年前の事でした。
という事で、今日はシベリウスの作曲した
ヴァイオリン協奏曲を。
ヴァイオリンはカミラ・ウィック（1928.8.9- ）。
指揮はエールリンク、管弦楽はストックホルム放送響。
ウィックスはアメリカ生まれの女流ヴァイオリニストです。
父親はノルウェー出身のヴァイオリニスト。
7歳で演奏会デビューして、10歳までには
パガニーニやブルッフの協奏曲を演奏している。
その後はアメリカのジュリアード音楽院にて学ぶ。
人気のある時代に結婚し、一時演奏会から退いていたが、
1960年代に復帰、2005年に正式引退をするまで、
演奏家、教師として活躍していた。
ノルウェーの血を引いているからではないでしょうが、
彼女はいつの間にかシベリウスのスペシャリストの様に、
彼の作曲した協奏曲での演奏の評価が高く、人気がある。
もちろん、日本だけなのかもしれないが。
この録音は色々なレーベルからも出されている。
ウィックスのソロは実にしなやかで躍動的に感じる。
詩的で開放的な音色は第３楽章で実に真価が発揮されている。
決して感情的になる演奏はなく、
仄かに宿るパッションの炎に炙られて薫り出る情熱が
開放的な音色に支えられて情感豊かに旋律を歌い上げる。
その素晴らしいフィナーレを迎えるまでの道のりでも、
第１楽章での内面的な語り口の作品の輪郭を
自身の演奏でもまた、内面的な表情の描き方で奏で、
２楽章では詩的に情感豊かに叙情的な薫りを奏でる。
ロマンティックというよりも、北欧の作品にありがちな、
内面性と詩的な表情を情感と叙情性のあふれる雰囲気を
見事に描いていると思う。
伴奏のエールリンクとストックホルム放送の演奏も
余計な情感は廃し、どっしりと構え、
しかし重厚感も廃した様な歯切れ良い素軽さのある演奏で
じっくりと支えている。
ヴァイオリン：カミラ・ヴィック
指揮：シクステン・エールリンク
管弦楽：ストックホルム放送交響楽団
（Biddulph 1952年2月18日 録音）
昨日、0時過ぎに入床して、途中一度目覚めたが
6時まで睡眠、起床は7時近く。
午前中はパソコンの調子が悪いということで
叔父が訪れていました。古いＯＳの問題の様。
で、お昼のオカズを買いに行き、昼食を済ませて
今に至る訳だ。
さて、今日は76年前、真珠湾攻撃がなされた日です。
太平洋戦争で日本とアメリカとの戦争が始まった日です。
日本は自らの手で戦闘機の有用性を示しながら、
それに反する行動をとる海軍の影響もあり、
戦闘機により敗戦へと追い込まれていく。
そして、その頃に76歳の誕生日を迎えたのが
ヤン・シベリウス（1865.12.8- 1957.9.20）、
さらに、その頃に51歳の誕生日を迎えたのが
ボフスラフ・マルティヌー（1890.12.8-1959.8.28）。
今年はシベリウスが生誕152年、
マルティヌーが生誕127年になります。
そして、２日前にはフィンランドの独立記念日です。
1917年12月6日、フィンランドはロシア帝国の宗主権からの
独立をなしてフィンランド王国（1917-1918）が成立した。
それが、今から100年前の事でした。
という事で、今日はシベリウスの作曲した
ヴァイオリン協奏曲を。
ヴァイオリンはカミラ・ウィック（1928.8.9- ）。
指揮はエールリンク、管弦楽はストックホルム放送響。
ウィックスはアメリカ生まれの女流ヴァイオリニストです。
父親はノルウェー出身のヴァイオリニスト。
7歳で演奏会デビューして、10歳までには
パガニーニやブルッフの協奏曲を演奏している。
その後はアメリカのジュリアード音楽院にて学ぶ。
人気のある時代に結婚し、一時演奏会から退いていたが、
1960年代に復帰、2005年に正式引退をするまで、
演奏家、教師として活躍していた。
ノルウェーの血を引いているからではないでしょうが、
彼女はいつの間にかシベリウスのスペシャリストの様に、
彼の作曲した協奏曲での演奏の評価が高く、人気がある。
もちろん、日本だけなのかもしれないが。
この録音は色々なレーベルからも出されている。
ウィックスのソロは実にしなやかで躍動的に感じる。
詩的で開放的な音色は第３楽章で実に真価が発揮されている。
決して感情的になる演奏はなく、
仄かに宿るパッションの炎に炙られて薫り出る情熱が
開放的な音色に支えられて情感豊かに旋律を歌い上げる。
その素晴らしいフィナーレを迎えるまでの道のりでも、
第１楽章での内面的な語り口の作品の輪郭を
自身の演奏でもまた、内面的な表情の描き方で奏で、
２楽章では詩的に情感豊かに叙情的な薫りを奏でる。
ロマンティックというよりも、北欧の作品にありがちな、
内面性と詩的な表情を情感と叙情性のあふれる雰囲気を
見事に描いていると思う。
伴奏のエールリンクとストックホルム放送の演奏も
余計な情感は廃し、どっしりと構え、
しかし重厚感も廃した様な歯切れ良い素軽さのある演奏で
じっくりと支えている。
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