北海道歌旅座公演スケジュール

『書を捨てよ町に出よう』

旅の途中、予期せずとある場所に行けた。
『寺山修二記念館』。青森県三沢市。
リハーサルを終えて本番まで時間がある。
どしゃぶりの雨の中 車を20分くらい走らせる。
どんどん町が遠くなっていく。
畑だらけの道をゆくと ポツンと出てくる。
街中に作らなかったのは
このタイトルを組んでだろうか。

2

『影響を与えられる人』という人がいるのなら
この人は 一体どれほどの人に影響を与えたのだろう。
(とは言え、語れるほど知らないので語れませんが。)
ちなみにあたしは かつて 『大きな風船で女学生がたわむれている』映像
(白黒)を見て 『こりゃ、エロビデオだ。』と思ったのが最初の出会いです。

中にはいくつもの木の机が置いてあり
引き出しをあけると 数々の作品が展示してある仕組み。
こりゃ 一日あっても足りんぞ。
時間もないので 好きな言葉のところだけ開ける。

『僕は国家が嫌いで、人間が好きだ。
○○さんは好きだ。○○先生は好きだ。・・・』
すごくシンプルなことがそこには書いてあった。
若かりし頃の言葉。
ただ 自分の好き嫌いを言ってるだけなんだけど
そこにはなぜ好きなのか嫌いなのかと言える自分もいて
そう『言い切れる』理由がある。
人は皆、この単純なことを言うべきだと思うな。
その為にも 色んなものを見て感じて
好きも嫌いも増やしていくべきだと思うな。

47歳に亡くなったんだって。

『100年経っても会いに来ればいい。』
と言っていたそうです。残してる自信がある人の言葉だな。。
あたしはその言葉を 自分の生き方に少しだけ重ねて
100年経っても 『そこに居る』ような
そんな生き様を残さなければと。
あぁ・・・ 足りないことだらけでまいっちゃうな。

世の中は知らないことだらけ。
あとは 『知ろうとするかしないか』は
自分次第、か。

町に出ますか。

1

 

想う人、何処

いくつもの蝋燭の灯りが 暗闇に光る
三途の川のこちらとあちら
行き来するのは 誰かしら
聞こえてますか あなたが残した音色

去っていった人の名は
片手で足りてたはずなのに
いつか 夏のこの時期に
両手でも足りない愛すべき人の名を
胸の中で繰り返さなきゃいけないのか

私の命に関わってくれた大切な人達
あなたに会わなければ
この花火の美しさにも
きっと 気付かずに生きてたのでしょう

空ではじけて ポンと落ちる火の花が
どこか涙のようにも見えて
それはこちらの涙なのか そちらの涙なのか
きっとどちらも 『元気です』

最後の最後まで 
泣き笑いみたいな 火花を散らして
残った私達は 燃えていかなきゃいけないんでしょう
美しい出来事は 胸の奥がチリチリ痛い

野花

頑張ろう

 

家族を想う

『ちょっと家寄っていいですか?』
旅の途中、チエの実家に寄る。
お父さんの腰の調子が悪くて寝込んでいると。
家に向かっていると チエが『あ、畑にいるっ。』と小さく言った。
Uターンして畑に向かう。
広い広いかぼちゃ畑の向こうに
お父さんとお母さんが なにかを収穫している姿あり。
車を降りて チエが二人のところへ走っていく。

美深の家族

真ん中に見えます?三人の姿。
突き刺さるような太陽の下、なにか会話をしているようだが
こっちにはなにも聞こえない。
目の前では 秋の収穫をひかえたちっちゃいかぼちゃ達が
出番を待っている。
この広い畑を二人だけで作っているのか・・・凄いな マジで。。

日焼けした直子ちゃん(お母さん)が
『よそ行きじゃないのぉ〜っ』と作業着を隠す仕草をしながら
近寄ってきて 採れたてのスナップエンドウを持たせてくれた。
『全然大丈夫じゃないよ』と言いながら畑に向かうお父さん。
強ぇよ。ホントに強い。本当〜〜〜に強い。凄い。
こんな両親の姿を見てきたチエは幸せもんだな。
チエの辛抱強さは親ゆずりだな。

美深畑

北海道は広い。
『ちょっと帰ります。』とは言えないくらい遠い。
こんなふうに 旅の途中で 家族を想い
顔を見に行く時間。とても大事だなと思う。
早く孫の顔を見たがっているお父さん、
すいませんが もう少し待っててくださいね。
『その人じゃなきゃいけない仕事』
教えたのは あなたですよ?ふふふ

信じられないくらいのおいしいスナップエンドウを
シャキシャキ食べながら チエはまた
『よっしゃ。踏ん張るかっ!』とそのたくましい足を
一歩前に出す訳だ。
そして私達もね。
倒れてなんかいられないのだと 
畑の中の二人のように 命を育てていく訳なのだ。
収穫の秋に向かって 走りましょかっ。





 

小さな鏡に向かって。

出番前の楽屋が好きだ。
それぞれの気持ちを高めていくあの時間がたまらなく好きだ。

楽屋風景アリオガ
 
濃いヒゲをファンデーションで隠していくオガ。
まるで 出勤前のニューハーフみたい。
ジェルで髪を撫で付けて 大容量のスプレー缶を
シュパパパパパー!っとかける。
眉毛も少し濃いめに仕上げて キリッとさせる。
アリー先輩は顔にベビーパウダーを叩き込み過ぎて かなり気持ち悪い顔に
仕上がっている。(このパウダーがのちのち 大量の汗と共に
流れ落ちてくるのだ。)
みんな 10センチ四方くらいの小さな鏡に向かって化粧をする。
チエなんか 鏡に顔が映りきらないせいか 顔の中心だけ白い顔に
仕上がる。ケッケッケ。
タロウさんはいつも 化粧の仕上げには決まって同じ顔でチェックする。
眉を歪ませて ニヒル顔。きっと気に入ってる顔なんだろう。
ナリコは正座が苦手なので 足を前に伸ばして 片手で鏡を持ち
片手で筆をすすめていく。これ以外と大変。

大体、この写真くらいの高さのテーブルが多いので
そのまま鏡を置くと ものすごく首を落とさないと見えないので
あたしはいつも スプレー缶やペットボトルの上にうまいこと鏡をのせる。
こないだは ゴミ箱→ペットボトル→鏡 という脅威の不安定さの中
化粧に取り掛かった。案の定 人が歩くと床が揺れて その巨塔は崩れる。

スイッチが入る瞬間はそれぞれ違うが
間違いなく 非日常のステージへと向かっていく楽屋風景。
なんか 好きなんだな。

出演メンバーより3分程早めに BOSSとダルが楽屋を出ていく。
『じゃ、よろしくなっ。』
『はい!よろしくお願いしますっ!!』×6。
この 『今日もよろしくお願いします』という感じが また 好きなんだな。

7年半。
相変わらず私達、走ってますぜ。




 

炭と汗と台本と。

皆様 お元気?
暑いのは かなり嫌いなほうですけど
7月も後半に入ったってのに イマイチこう うだるような暑さ
ないっすねぇ。それはそれで 大丈夫か?という気分になる。
あんまり過しやすい夏だと また無駄にジンギスカン焼いちゃうよ?いいのかい?

歌旅座のサイドビジネスとして 『焼き鳥座』という部門が出来そうな
今日この頃。炭を熾す姿って どうして男の方がサマになるんでしょうね。
ギャルがキャッキャキャッキャ言いながら うちわで扇いでてもねぇ
『超〜消えるんですけどぉ〜っ』『すごいチリチリ言ってるぅ〜ウケるぅ〜』
『炭、黒くね?』なんてね。想像だけど。
・・ その点、うちのチエなんかは 『肩から足?!』ってくらいの腕をムキムキさせて
『おりゃおりゃおりゃおりゃっ』ってね 立派なもんです。
炭熾しは伝統ですからね。受け継いでいかにゃです。

さて、スタジオでは 来る20日の 久々の『淳子夜想』の恵子 いや 稽古の
真っ最中でごあす。
限りなく演出家のイメージに近寄っていく為の演者の技、知識、もろもろ
それはそれは大変な〜んだけ〜れ〜どぉ。『やめられない』。

ベンチと帽子

あぁ ・・・ またこの細胞が動き始める・・

ありがたいことに 発売3日でソールドアウトになりまして
なにやら9月1日には追加公演が決定しておるとのこと。
ハードルは 高いほうが燃える。

夏です。





 
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