June 15, 2013

それにしても、もう完全に次の次元へと安室ちゃんは突入してますね。時代の流れもそうですが、下手なR&Bに拘りすぎない自然な移行加減が絶妙だなと思ってしまいます。個人的にもR&Bはもちろん大好きなのですが、こういったダンスナンバーも昔よりもすごーく好きになってきて、それこそが時代の流れなのかもしれません。さらりとそういった時代の流れを自分流に解釈するその手腕は素晴らしく、日本人として誇らしささえも感じてしまいます。




でも!これを聴いたらカッコ良すぎて黙ってられなくなりました(笑)
安室奈美恵のニューアルバム"FEEL"からの先行解禁曲、"Hands On Me"のMVですよ。うおー、これはマジでやばい。。。やばすぎる!
彼女の曲の中でも、一発聴いただけで失禁しそうになるくらいカッコ良すぎて、クラクラしました。
プロデューサーはまだわからないのですが、ついこの間レビューした、ドイツ人DJのZeddが参加している(レビューはこちら)という噂なので、この楽曲も彼のプロダクションの可能性、ありますね。完全に日本人の枠を食み出しまくった気持ち悪いうねる様なビートの洪水。ああ、鳥肌もんです。しかも、PVにTLCのT-BozとChilliもちらりと観客で映ってるじゃないですか!黄色のドレスも、高いピンヒールも最高。ダンスも滅茶苦茶カッコいいし、もう既に何度リピートしていることか。LAで行った撮影、ビヨンセとかを手掛けたこともあるクルーが撮影にあたったみたいなんですが、周りの人も日本人でこんなに踊れるアーティストがいるのかと驚きの声があがったとか。そうだよね、ダンス、カッコ良すぎだもんね。
アルバム、滅茶苦茶楽しみです。



March 14, 2013

何といっても、上記のグラミー受賞曲である(1)"Adorn"(R&Bチャートでも首位獲得)を聴いてもらえれば、彼の才能はヒシヒシと感じられる。ぶっといベースにスペイシーなサウンド、肌触りはメローでありながら滲み出るソウル。Drake以降のサウンドを具現化したというにはオリジナリティーがありすぎる質感。肩の力が抜けた名曲。
"Adorn"
そんな冒頭曲のインパクトもさりとて、ロッキッシュなフレイバーも組み込んだ多種多様な感覚を兼ね備えた(3)"Use Me"、オーソドックスなビートの展開に目が覚める思いのコンプレックス・ビート(5)"Kaleidoscope Dream"、Miguelのファルセットが堪らなく、且つドリーミーでありながらリアリスティックでもある(7)"How Many Drinks?"、Alicia Keysが参加した淡々と進行する乾いたビートがクールネスを冗長する(8)"Where's The Fun In Forever"、ロウなバンドサウンド、ただ静けさが全体を支配する(11)"Candles In The Sun"。
"Use Me"
"How Many Drinks?"
挙げてみて、彼の多種多様な音世界に感嘆した次第。プリンスとは音から受ける印象は全く違うが、才能という観点で見てみると共通点を見出すことも容易かもしれない。批評家に比べると彼の才能を瞬間的に感じられるまで自分の感覚は研ぎ澄まされていないが、おそらく10回聴いたら今よりも断然印象がよくなっているような気がする。楽曲単位ではなく、アルバム単位で聴き続ける意味がある作品だと思う。
★★★★★★☆☆☆☆



March 12, 2013

最近のメジャーシーンで一世を風靡しているアーティストといえばCalvin Harrisが挙げられると思うが、Calvin Harrisが好きな人であればこのアルバムは間違いなくツボにはまると思う。適度にヴォーカルを混ぜたトラック。時に尖ったクラブ・オリエンテッドなビートで彩られたトラック。
全米のHot Dance Club SongsのNo.1に輝いた(3)"Spectrum"を聴いてもらえれば、Calvin Harrisとの共通点を多数見出すことは容易であろう。ブリンブリンしたビートに一度聴いたら忘れられないほどのキャッチーさ、しかも下手に安易でチープなビートでないという点。センスがいいと思う。
"Spectrum"
正直、アルバムの冒頭からラストまで気づいたら聴き続けていたというのが最初の印象。イントロのそっと忍び足で心の隙間に入り込むような(1)"Hourlass"から、アルバム中でも激しいアグレッシブなビートで埋め尽くされた(2)"Shave It Up"や(8)"Fall Into The Sky"、ポップスとエレクトロとの融合が至極自然に成立したような(4)"Lost At Sea"や(5)"Clarity"。
"Shave It Up"
"Clarity"
フロアライクでありながら新生代のポップスを提言したような(7)"Stache"や、どこかスペイシーでトランシーで切ない気持ちにさせられる(9)"Follow You Down"といった曲まで、全体的な方向性は統一されていながらも、飽きさせない様々なダンス・ミュージック。
今のトレンドを完全に抑えたトラック・メイキングにとにかく脱帽。いつ大ブレイクしてもおかしくないほどのトラック・センス。どこか心の琴線に刺さるようなエレクトロを聴きたい人にはかなりのお勧め。
★★★★★★★★☆☆



March 09, 2013

"Big Boys Cry"
一方で、全く逆のフレイバーを持つ(2)"Beautiful"は、久々の本格的なバラード。極力音数を抑えたことで切々とした雰囲気が増徴されています。メロディー的にもあまりにもドラマチックになりすぎないギリギリのラインを保っているのがバランスよしだと思います。
オリコンではデイリーでずっと4位。ちょっといつもよりもランクは下げちゃってますかね。でもここから続く彼女の2013年の活動は引き続き要注目ですな。
★★★★★★★☆☆☆


