天耕野人のむすび庵日記

今、明かされる天耕野人の日常、そして有機農業の奥義!!

お寺にこもっていましたⅡ

 昨日の続きです。この正行寺が他のお寺と違うところは、そこにサンガが作られていることです。(サンガというのはサンスクリット語で漢字もあるのですが出てきません)お寺とそこにいるお坊さんの周りに人が集まって仏法を聞く、ひとつのコミュニティのようなものです。かつてお釈迦様の周りにもそれができていて、その中からお弟子さんができて、やがてお釈迦様から聞いた教えをまとめてお経となった。ですからお経は「ある時私はお釈迦様からこのように聞いた」という一節から始まります。
 正行寺は元々の仏教の始まりと同じように、外に開かれたなかで仏法を聞く、という当たり前のことが当たり前になされているのです。ところが大半のお寺はそうなっていないようです。いわゆる葬式仏教、何かあるときだけお寺にお世話になるという訳です。中にはお勤めさえ満足にやられていないところもあるとか。ですからあのアマゾンが葬儀や法要の時に必要なお坊さんを届けるという商売が成り立つのでしょう。
 正行寺はそうではなくご住職の講話を聞きに人が集まり、信徒となるのです。やがてたくさんになった信徒さんたちが一つの建物のなかで一緒に暮らすことになる。いわば大きな家族がそこに生まれるのです。他のお寺の方が正行寺がどんどん大きくなり、人が集まってくるのをいぶかしがり、どうやっているのですか、と聞いてくるそうです。何も裏技は無く、本来のお寺の役割を果たしているだけなのです。開かれたお寺といっても、お寺の中で何かイベントをやるとかいうのではなく、仏法を説くというそれだけ。そして聴聞を受けた者はこれを責任を持って救うということがポリシーとなっています。
 こうして正行寺は真に開かれたお寺として続いてきたのです。祖父がこの素晴しいお寺とのご縁をむすんでくれたことを有難く、また誇りに思っています。 

お寺にこもっていました

 20日の夕方から25日まで我が家の菩提寺である正行寺にこもって、修行しておりました。修行といっても禅寺ではないのでご住職から与えられる課題に立ち向かいながら、ひたすら内省の時を過ごすのです。これをこのお寺では「聴聞」といい、このお寺独自のものだということです。そしてこの聴聞披瀝の記録がこのお寺の「寺宝」として大切に保管されているということです。ちなみに正行寺の歴史は430年ということです。聴聞が始まったのはこの100年くらいでしょうか。(未確認)大行院様という中興の祖のような方が始められたと聞きました。
 お坊さんと在家の信徒さんお二人の監督・指導のもと、朝夕二度のお勤めとトイレと風呂以外は部屋から出ることなく、自らを振り返り反省の時を持つのです。またご住職の話された講話文を読んで、その中から所感をレポートとして提出し、見ていただき、それを読んでいただいて、さらに課題をいただく。この繰り返しでした。
 考える時間はたくさんありましたが、ずーっと考えていることも出来ず、時間をもてあまし大変でした。新聞、テレビなど外界との接触もないので苦労しました。昔は皆そうだったのですから、思考が深まるのは当然だったかもしれません。今は考える必要もないくらい情報の海におぼれかかっていますので、自分の頭で深く考えることがなくなりました。これでは情報操作されても気が付かないでしょう。
 祖父母も数十年前にこのお寺でこの聴聞をやっていたということで、その記録を特別に見せていただきました。本来は非公開ですが、身内ということで見せていただいたわけです。それを見て祖父母がどれだけ悩み苦闘しながら生きてきたかがうかがい知れ、ある意味感動を覚えました。ちょっとしたファミリーヒストリーのようなものです。迷いつつ親鸞上人の教えに立ち返っていく姿が垣間見えます。お念仏を通して常に原点に立ち返る真宗の教えが、一見シンプルですが深く体に染み込んだ5日間でした。私の聴聞披瀝も大切に保管されます。数十年後、子孫がだれか見てくれるでしょうか。私のビフォー、アフターを今度会った時に確認してみてください。

待ちきれず九条ねぎ掘り取り

 いつまで待っても夕立も来そうにありません。台風の力を借りるしかないでしょうか。怖いけれど。明日の夕方からお寺にこもるので、九条ねぎの苗を掘り取り、干し苗にすることにしました。葱は非常に強い作物で、干しても死にません。干すことによって味が良くなるということで、少し傷めつけるようですが昔からやっています。ただしどの位干すのか、いつ定植するのがいいか、定説はないようです。ただ乾燥に負けないので、このカラカラ天気でもやれると判断してやっています。ネギにとってはいいことなのかどうかは定かではありません。この天気だとやれる仕事があまりないので、やれることをやろうということです。
 美味しいネギは切るとトロリとしたゼリー状のものが出てきます。これがネギの旨味だと思っています。それでは白ネギはどうなのか、ということになりますが白ネギはあまり得意ではないので、これから研究してみます。東京の千住では白ネギだけの市場があるとか。関東方面ではネギといえば白ネギというのが常識のようですが、何故そうなったのかは一考の余地があります。
 掘り取った九条ねぎは日陰干しして28日のむすび庵月例会で植えたいと思います。あと2回になった月例会にぜひお越しください。 

待ちきれず人参を播く

 雨が全く降らず、今日こそは夕立かと期待しながら裏切られ続けて、とうとう水を引いて人参を播くことにしました。カラカラに乾いてた土はほこりが立つほど。これに水をしっかり吸わせるには相当の時間がかかります。当初の予定を変更して水が掛けやすいところに播くことにしました。朝夕2回水をやっても直ぐに乾きます。
 田んぼも水が少ないところは青色吐息状態。次の雨までとりあえず枯れない程度に水を何とか調達しています。そろそろキャベツなどを播かなければいけない時期ですが、まだそちらの方には気が回っていません。21日からお寺にこもりますが、出てきたらどんなことになっていることやら。 

暑さに負けずに

 大変暑い日が続いています。特に10時ごろが一番こたえます。むーっとする暑さ。この時間帯は風がまだ吹かないので、35度くらいでも厳しいものがあります。3時頃になると気温は38度くらいに上がりますが、風が出てくるので意外に頑張れます。
 今は秋冬野菜の準備として畑の片付け、草刈りなどをやっています。連続の作業は1時間くらいが限度です。休み休みしないとどうなることやら。残暑というよりは残酷暑といったところです。いつ収まるのか、検討もつきません。皆さんもご用心ください。
 幸いに大豆の芽が出て、本葉も3~4枚でてきましたので、炎天下土寄せをしました。よく枯れないものだと感心しています。ナスもこの旱魃に耐えてよく出来ています。昔はお盆ごろには息切れしていたのですが、半耕起にしてからこの時期を乗り切る事ができています。しかしそろそろ限界かもしれません。人参を播く準備もできましたが、この高温では播いていいものかわかりません。 
 推定年齢20歳を過ぎていると思われる猫のジョニーがかなり弱ってきました。しきりに餌を欲しがりますが、あまり食べることができないようで、ガリガリ状態です。ハチも涼しい所を選んで寝ていますが、ヘトヘトの様子。早朝の畑散歩だけが生きがいのようです。昼間はぐったりしています。
 この安定した天気を変えるには台風襲来しかないでしょう。少々被害はあってもこの暑さが2ヶ月続くよりはましかもしれません。 
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