天耕野人のむすび庵日記

今、明かされる天耕野人の日常、そして有機農業の奥義!!

むすび庵20周年、華々しくお開き!

 去る27日、むすび庵20周年終了式を、沢山の方々の参加を得て、華々しく行うことができました。これまでお世話いただいた皆さん、当日の準備にボランティアでお手伝いいただいた皆さん、遠路を時間とお金を使って参加していただいた皆さんに心から感謝いたします。今私はその余韻に浸りながら、全身で喜びと充実感を味わっています。沢山来ていただいたので、一人ひとりとゆっくりと話すことが出来なかったことをお詫びします。
 寄せ書きをいただきました。皆さんがむすび庵との関わりを喜んでいただいたことを大変嬉しく、また身に余ることと恐縮しているところです。お金では絶対に買えないご縁をいただいたことは、私にとってかけがえのないもので、誇らしくさえあります。皆さん本当にありがとうございました。これから暫くは「虚脱状態」との戦いになることでしょう。少しばかり充電期間をいただいて、またいつか甦りたいものです。

 懇親会は初めて一階と二階を使ってやることになりました。床が抜けずに無事にやれてよかったです。あまり多かったので十分に交流が出来なかったかもしれません。ごめんなさい。それにしても80歳で二度も癌の手術をしてきていただいた山下惣一さんは若い者と午前2時まで飲んで、翌朝は7時には起きて上機嫌で帰っていかれました。「いやー昨日は楽しかった」 ニコニコしながらしっかりした足取りで駅に向かわれました。若い者は9時ごろまでフラフラしていたのに。体調を心配していたので、喜んでいただいてホッとしました。こうでないと百姓の代弁者としての農民作家はつとまりません。さすがと言うほかない。

 肝心の1部は十分に議論が煮詰まったとはいえません。私としてはめまぐるしく状況が変わる中でもブレないものをきちんと持つことが大切だと思っています。変化に惑わされない軸をつくることを目指していきたいと思います。難しいことではありますが。 

先が読めない

 トランプ次期米大統領がTPP離脱を改めて表明しました。選挙公約だったとはいえ、当選すれば現実路線に変更かとも思われていましたが、やはり本気だったらしい。色々な反対運動より次期大統領のツルの一声のほうが手っ取り早いということでしょうか。賛成派も反対派もしばし虚脱状態になっているのではないでしょうか。泡沫候補と思われていたトランプさんが当選するのですから、アメリカのの闇も深いのでしょう。米国民は変わり映えしないことより、おっかなびっくりでもイチかバチかの賭けの方を選択したということでしょうか。
 一方国内では与党主導の農協改革がかなり強力にされようとしています。農協は防戦一方のようにみえます。攻めの農業のためには、旧態依然のようにみえる農協が足かせになっているというのでしょうか。もはや協同組合でなく、数多い商社、ホームセンター、金融機関のひとつと捉えられているようです。 
 有名な大型スーパーの直営農場が新入社員を募集したところ40人の募集に対してなんと4000人も応募して来たそうです。この会社は初任給21万円、8時間労働、休みもきちんと取れる、ということで一般の企業と変わりない働き方ができるということです。それだけの収益を農業でもあげる事ができるというわけです。何か特別な補助金でもあるのかなとつい思ってしまいますが、それは無いのかな。農外からの参入を促せばきちんと儲かる農業が可能というわけです。ちなみに現在、平均して農業で得られる所得は最低賃金をはるかに下回っているということです。米にいたっては時給170円ぐらいとか。無駄をなくし合理的経営を行えば他産業並みの収益を得られることを証明しているのでしょうか。
 まったく訳が分からない、どうすればいいのか皆目見当もつきません。自信をもって言えることがなくなってしまいました。誰か教えてください。 

むすび庵20周年参加申し込みは?

 むすび庵20周年の参加申し込みの状況をお知らせします。1部(記念シンポ)は50名ほど、2部(懇親会)は予定オーバーの60名ほどとなっております。従って2部は締め切りといたしました。1部はまだ余裕がありますので希望される方がありましたらどうぞお出でください。あと30名くらいは会場に入ることが出来ます。
 ということで最低限の数値はクリアできていますが、出来れば初めての参加の方が多いほうが盛り上がるかなと思います。山下惣一さん、宇根豊さんのそろい踏みはこれからそんなには無いかと思います。貴重な機会ですからお得ですよ。それから会費の負担を減らすため1部は家族割で何人でも3000円、2部は手作り料理に変更して一人3000円を2000円に下げました。それでもこれまでで一番高い会費設定となりました。最後に免じてお許しください。
 繰り返しになりますが1部はまだ余裕があります。単なるセレモニーにしたくないので、丁々発止の議論をやりましょう。忌憚の無いご意見をどしどし出してください。

 さてまたまた津波を伴った地震が起こりました。夜明けごろだったので、これまでの経験を生かして避難はできたかと思いますが、被災地の人々にとってはまた悪夢を思い出させるものとなったことでしょう。いつになったら本当に落ち着いてくれるのか。こればかりはただただ祈るしかありません。

 農作業はこのところの暖かさでかなり進みました。今日玉葱をほぼ植えつけたのですることがあまりなくなりました。苗の出来が悪いので植え付け本数は8000本くらいです。木曜日から急に寒くなるそうです。気を引き締めておかないと、体調を崩しそうです。皆さんもお気お付けください。27日を楽しみにしています。 

玉葱の苗が足りないそうだ

 ホームセンターでも直売所でも玉葱の苗が足りなくて、開店前から行列が出来ているということです。直ぐに売り切れてしまい、買えない人が続出しています。噂が広がって、かつてのトイレットペーパーのように必要以上に買い占める人もあるとか。9月の天候が悪くて苗が立ち消えになっているそうです。今年は玉葱にとって散々な年となりました。普通の産地ではベト病が広がり、北海道産も豪雨に見舞われて不作、来年こそはと張り切って種を播いたものの苗が出来損なうという有様です。このままでは来年の玉葱の高値が予想されます。これだけ苗が足りないことは経験がありません。植えたばかりの苗泥棒もありえましょう。

 さていよいよ11月27日のむすび庵20周年フィナーレが迫ってきました。何とか最低限の参加者は見込める所までは来たようです。あと一息の呼びかけをお願いします。先日山下惣一さんを見舞いがてらに訪ねましたが、何とか来ていただける位の元気は取り戻しておられました。山下さんの金言を聞けるチャンスはあまり無いかもしれません。ぜひこの機会にじっくりと聞いてみてください。20周年といってもお祭り騒ぎの上っ面だけの集まりにしたくありません。中身のある討論をしたいと思っています。皆さんもぜひ貴重なご意見をどしどしだしてください。トランプ氏出現でいよいよ先の読めない事態となってきました。予測のつかない事態にどう対処していくのか、私たちのぶれない軸のありかが試されているようです。玉葱の苗が足りないくらいで動揺している場合じゃありません。 

20周年まであと2週間

 色々と気がかりなことが多すぎてブログを書く気分にもなりませんでした。気を取り直して再開します。20周年まであと2週間となり最後の追い込みにかかっています。まだ定員の半分くらいしか参加の申し込みがないので、もう少し頑張らねば。
 畑の方は秋の初めにサルハムシなどの害虫が多発して、みんなで何回も虫取り、卵落しをやったおかげで何とか最悪の事態は乗り越えることができました。11月になって順調に気温が下がってくれて、このまま無事に収穫ができそうです。去年のようなことはないでしょう。種まきが遅れたものもあるので色々な手立てをしてばんかいしなければいけません。今年は9月に雨が多かったことで玉葱の苗もあまりうまく出来ていないそうで、苗不足になるとのこと。ベト病で収穫も悪かったうえに、挽回しようとした苗作りも駄目となると、今年は玉葱にとっては最悪の年になってしまいました。我が家では極早生玉葱の苗はうまく出来て4000本ほど植えました。肝心の普通作のものはあまり出来ているとは言えず、不足することは間違いないでしょう。いまさらどうしようもありません。
 さてむすび庵20周年フィナーレのために、これまでの活動を記録したDVDを久冨正美さん、平田寛さんにつくっていただきました。11月27日の当日2回に分けて上映することになっています。まったくのボランティアで、ありがたいことです。久冨さんは37年前に取材していただいてから、その後もずうっとご支援をいただきました。ここまで百姓を続けてこられたのは「久冨さんに恥をかかしてはいけない」との一念からでした。感謝の言葉もありません。

 さてアメリカの大統領選挙が終わりました。討論会など見ていてもヘイトスピーチそのもので、世界の警察、指導者、人権を重視する国を標榜してきた国が、ただのならずもの国家になってしまったようです。これではほかの独裁的国家を批判しても、何も影響力はないでしょう。アメリカに限らず言葉汚く極端なことを言う指導者が多くなってきました。それほど世界は大きな矛盾を抱えているのでしょうか。極端から極端へ、中庸などという言葉は死語となっています。国民の不満の高まりが極端に走らせるのでしょうか。最後は力の強いものが勝つということでしょうか。しかし不満を持つのは本来力の弱いもののはずですがね。

 最後に11月27日20周年フィナーレへご参加を お待ちしています。形式的なものでなく、、中身のあるフィナーレにしたいと思っています。懇親会は中身のないものにしましょう。
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