天耕野人のむすび庵日記

今、明かされる天耕野人の日常、そして有機農業の奥義!!

稲作始まる

 夏野菜の手入れに追われていましたが、ようやく稲作に取り掛かれるようになりました。去年はやり慣れないことをやったり、種籾を間違えたりしてやり直しを余儀なくされました。結局予定より2週間も種播きが遅れてしまいました。今年は無難にやりたいものです。20日に塩水選、温湯消毒をして浸種を始めましたが、気温が高かったこともあってか、今日の昼ごろまでに鳩胸に芽が出揃いました。予定通り明日の種播きが出来そうです。
 夏野菜はほぼ順調にきています。苗つくりが遅くなった分遅れていますが、定植後今年ほど手がかからずに育ったのは珍しい。定植後の水遣りは一切やらずに済みましたので、植えただけの感じです。それだけ今年は雨が多かったということかもしれません。回数も量も多い。トマトは定植が遅れてもやはり花が咲くまで待って植えるべきということを再確認しました。ナスは根つくり優先で苗をつくり、少し若苗で植える。全ての苗に共通に言えることは、ある程度のストレスを与えながら育苗することが定植後の生育を順調にするということ。

 この雨の多いときに、ベトベトの中を暗渠排水工事をしました。機械の力だからできたことですが、うまく効果があらわれるか気がかりではありますが。水田を畑地化するにはこれしかないとの判断です。30アールを畑地化するということは水田が30アール減るということでもあります。とうとう稲作は70アールになってしまいます。時代の流れにには勝てません。 

発芽しにくい種の播き方

 発芽しにくい野菜の種がいくつかありますね。タネも随分と高価になってきましたので、無駄なく確実に発芽させるのが必須となります。例えばスイートコーン。栽培指南書には一箇所に3~4粒点播きにして後で間引きをしましょう、というのが多いですが、これではタネ代がかかり過ぎて。そもそも発芽率が悪いことを前提にしているようです。これではたとえ一本200円で売れても引き合いません。そこでタネを一昼夜浸種して、これをさらにタオルなどに包んでほのかに発熱している堆肥の中などに置いておきます。するとほとんどが芽が切れます。ただし早いものと遅いものができますので、早いものから順次ポットに直播します。これだと最低8割は苗としてものになります。この時必ず芽と根を見分けて根が下向きになるように播きます。浸種と芽出しでポットに一粒播き、これで確実に本数を確保しましょう。
 次にオクラ。これも皮が固いので何もしないでそのまま播くと発芽率が悪く、また不揃いとなって確実に望む本数がができません。これもスイートコーンと同じように浸種して発酵熱で芽出しをします。条件が揃うと直ぐに根が伸びますので、伸びすぎないようにします。1センチ以上も伸びると折れたりして播きにくくなりますので、5ミリくらいで播きます。しかし確実に切れていることが大事です。早すぎても遅すぎてもいけない。オクラの場合は出てくるのは根ですから、これが下向きになるように播きます。その時折れないように気をつけます。ポットに一粒ずつ播きますが、覆土を多めにしてしっかり鎮圧します。ゆるいと皮かぶりのままで発芽します。これでオクラは9割くらいは発芽します。ニガウリも同様です。タネを無駄なく確実に発芽させるのは農の基本かと思います。

ホームページ復活!

 永らく更新不能だったホームページがひょんなことから更新できるようになりました。息子に任せていたのでどうすることも出来ず困っていました。どうも操作の方法がなぜか間違っていた様子で、いつも同じことをしているのに間違いに気が付かずここまできたようです。原因はなんであれ回復すればOKです。そのうち新しいホームページに変更するかもしれません。使いやすく、機動性がないと生きたホームページにはなりません。しばしお待ちください。

 さて今年は本当に雨が多いですね。もう梅雨入りしたのではないかと思うくらいです。本当にやりたい仕事ができないのでストレスが溜まります。ストレスといえば一般に悪者ということになっています。万病の元と言われたりもします。ところが作物にとってはこれが生育を活性化させるといわれています。勿論度を越すといけませんが。「適度なストレスは、適度な量の活性酸素を生成させる。そうして生成した活性酸素は、成長に必要 なグルタチオン合成を促進する」(2006年『現代農業』4月号104頁 小川健一氏)という。活性酸素は人間にとっては老化や病気をひき起こす悪者でしかないと思いきや、作物を活性化させるのに役立つと言うのですから驚きです。ひょっとすると人間にとっても悪いことだけではないのかもしれません。少し劣悪な環境においてやることで生命力を獲得するというのです。逆にいえばあまりに最適な環境をつくってやると、却って弱くなるということです。過保護のうえに更に過保護を施してやらなければ生きていけないことになる。特に苗つくりの時や、作物の初期の段階での環境をどのように整えるかが問題になります。成長した段階での外界の様々な過酷な環境変化に対応できる、しなやかな作物に育てる秘訣がここにあるようです。ほっといても能動的に成長できるような育て方を追究してみたいものです。

サツマイモの定植開始!

 今年の春は本当に雨が多い。昨年の秋から多雨の傾向が続いているので、田畑はなかなか乾きません。玉葱、ジャガイモもやっとの思いで植えつけたのでした。夏野菜の定植もピンポイントでやった感じです。田んぼの暗渠排水工事をやっていますが、最悪の条件でやっていますので田んぼはベトベトで排水は機能するのかなと心配です。
 やっと夏野菜の定植が終わりましたので、サツマイモの定植作業にとりかかっています。今年は何とか順調に種イモの保存が出来、温床伏せ込みも うまくいきました。一番苗が400本ほどとれましたので植えました。日中晴れて気温が上がると、植えた苗はしおれてしまいますが、枯れてしまうことはあまりありません。しかし油断すると枯れることもありますので、晴天が続きそうなら水遣りが必要です。品種は「安納いも」「べにはるか」「シルクスイート」「黄金千貫」。3月まできちんと貯蔵できれば春から初夏までおいしくサツマイモが食べられます。

 永らく不調だったホームページの更新が出来るようになったということで、5月の農旬会からご案内が出来るかと思います。そのうち新しいホームページに生まれ変わるかもしれませんが、それまではしばらくこの形でいきます。宜しくお願いします。

現在の畑の状況は

 昨日(4日)は一昨日とは正反対に爽やかな五月晴れとなり、作業も快適にできました。トマトの定植が残っていたのでやることにしました。まだ花芽が見えてなかったので心配ではありますが、見切り発車です。きちんと実がとまりますように。今年もグリーンマルチでやっています。南瓜もグリーンマルチによる敷き藁です。現在何が植わっているか分からないくらいに緑一色となって、遠くから見るとゴルフ場の芝生のようです。グリーンマルチは作物との生育調整がむつかしい。しかし黒マルチや露地に比べると土が豊かになっているという感じがします。
 一方生育最盛期となった玉葱はこれまで順調にきていましたが、やはり雨が多いので病気が出始めました。ベト病です。これが出ると極端に貯蔵性が悪くなります。という前に玉が大きくなりきれない。終盤にきて7ヶ月間の苦労が報われない事態になりました。残念です。ジャガイモは地上部は良好です。問題は地下部。きちんとしたイモが出来ているかが気がかりなところです。
 定植した夏野菜のその後の生育は順調です。雨が多いので活着のために水遣りをすることもなく、手がかからないので随分と楽でした。トマト、ナス、ピーマン、南瓜など全ての苗で水遣りを一度もしないで済んだというのは記憶にない。 
 現在、サツマイモの定植に向けて、畝つくりとマルチ張りをすすめています。去年は収量、品質、貯蔵、販売ともうまくいきましたので、再度柳の下のドジョウを狙っているところです。 黒マルチをすることでコガネムシの幼虫の食害を防ぐことが出来ということを知って、去年確認したところ間違いないと確認しました。
 さてこれから息の長い手入れ作業が続きます。いい成果をあげるには気持ちを切らさず最後まで手入れができるかにかかっています。体力もさることながら、精神力も試されます。
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