以前から紹介しているように、Kiva Zipは米国とケニアのみで無利子のマイクロファイナンスプログラムを提供していますが、本家の方のKivaは中小規模のマイクロファイナンス団体を通じて主に有利子で貸付を行っています。
途上国ではキャッシュのレバレッジが効きやすく高利子が正当化しうるという考え方もありますが、個人的には勿論金利が低いほうが借り手に資する と考えています。

最近Para MexicoというLender Teamの掲示板を見ていた際、無利子の融資が共有されており、登録のミスなのかとも思いましたが、どうやら本当に無利子のものもあるようで、どういう仕組みになっているのかちょっとチェックしてみました。

まずはインドネシアから
これが面白いと思ったのですが、インドネシアの11ある携帯電話キャリアの共通プリペイドクレジットを売る個人エージェント向けの融資です。フィールドパートナーのPT RUMAは営利企業ですが、クレジットの販売で収益を得ているため、エージェントから利子をとっていません。プリペイドクレジットだけでなく、販売に使うモーターバイクの購入資金も無利子で貸与しており、このあたりがインドネシアのレンダーのニーズをよく汲み取っているように感じます。
PT RUMAは2010年のHarvard Social Venture Competitionで2位に入賞しています。
home-LogoRuma

もうひとつインドネシアから
Kopernik
あれ!?いつの間に!KopernikもKivaのフィールドパートナーになっていました。
既に16ヶ月前からとのこと。これは勉強不足(?)でした(検索すると62のローンが確認できます)。
Kopernikはこのブログでもさっさと紹介しないといけないのですが途上国でシンプルなテクノロジーの力により大きな変化をもたらすべく活動しているNPOです。一部は寄付(Smart Subsidys)によって活動していますが、基本的には実際にそのガジェットを使う途上国の人たちが自分でお金を出して購入する仕組みです。購入者はkopernikの販売店(キオスク)に割賦でお金を返します。
Kivaの融資の借り手はこのkopernikの商品を売るキオスクの店主のための購入資金として使われます。kopernikは仕入れ商品に対してキオスクの店主から金利を取っていないため金利がゼロになっているのでしょう。

kstoredlight


次はメキシコのプロジェクト
Ejido Verde Reserves
松脂収穫のために3万本の松を植樹するプロジェクト
返済開始が2024年と長期のプロジェクトということもあり 無利子である意義は大きいように思います。私も融資しました。
借り手は松脂の売上の10%をマイクロファイナンス機関に返済します。
30年間にわたって地域コミュニティーに持続的な収益をもたらす環境配慮型のプロジェクトですし、Kivaの無利子の貸付だからこそ生まれたものといえるかもしれません。
アニメーションが楽しいビデオがUPされていますので御覧ください。



その他にもKopernikのような事業をやっているケニアのフィールドパートナーキルギスの奨学金など
こうして色々見ていくと、Kivaで貸したい融資を選んでいるというよりも面白い取り組みをやっているソーシャルベンチャーが色々発掘でき、その情報収集自体が面白くなってきます。

ちなみにKivaで無利子の融資をみつける方法ですが、融資の検索ページ(Lend)から、左下にあるAdvanced Optionを開き、その中のAverage Cost Of Borrowerをゼロに設定すればみることができます。
それ以外にもレーティングの高いマイクロファイナンス機関に絞ったり、為替リスクのある融資を外したりと色々な機能があるので試してみてください。

またなにかおもしろいフィールドパートナーをみつけたら報告したいと思います。