三谷幸喜が舞台劇でやっていたものを映画化したもの、とのことです。
さすが脚本三谷幸喜です。確かに面白い。思わず笑ってしまいます。
話としては、戦争まっただ中の昭和15年。喜劇作家の書いた脚本を検閲官が検閲します。その過程を描いた作品です。
基本的には、検閲室という狭い空間で二人いれば成り立つ劇です。この狭い空間で、これだけの劇を成り立たせる、というのは本当にすばらしいと思います。
基本的にはずっと笑いなのですが、最後だけはちょっとほろりとする場面もあったり。
戦争やってた時代って、基本的に薄暗い時代、という印象が強いのですが、バックグラウンドにこういうのが出てくると、「あぁ、今の時代に生まれてよかった。この時代を生きた人は大変だったなぁ・・・。」と思ってしまうのです。
以上、★×4つ。