日常の極上

毎日の中に“極上の瞬間”はたくさんある。
のどが笑いたくなるような美味しい瞬間。
かけがえのない元気をもらう誰かとの出会い。
そして何気ない風景の中にも…。
ふとした瞬間から生まれる「極上の日常」。

2005年10月

宝石マロングラッセ

紅葉シーズンに入り、昨日の松島もかなり混みました。やっぱり観光地はこうでなくっちゃ。でも私、少々風邪気味でだるい感じ…そんな時、元気の源がやってきたんです群馬の親子が久しぶりに店を訪れてくれました☆

マロングラッセ

久々お会いしたお父さん、お母さん、そして息子さん。

なんだか嬉しくて嬉しくて笑顔が飛び出てきそうになりました。

挨拶を交わすやいなや「はいほろ苦い珈琲と一緒にどうぞ」とお母さんから手渡されたのは、なんと手作りのマロングラッセだったんです

鬼皮・渋皮も自分で一つ一つ丁寧にむいた大粒の栗。

まるで宝石…栗菓子の芸術品

 

夜中二時頃までかかってせっせと作業をし、完成までにおよそ2週間…マロングラッセの作り方を知っていただけに、こんなにたくさん…ビックリと嬉しさがこみ上げてしまって。

マロングラッセ中身

食べるとほろほろっと柔らかく溶けていくマロン……美味しい

ブランデーに漬けた栗は、半分にしてみると中からとろりと甘い蜜があふれてきて…口の中にふんわり漂う大人の香りと甘みは絶品の一言。

「丹波の栗が一番いいのよ、でもこれは地元の栗なの。粒がちょっとまばらでね…」と心配そうにしていたお母さんだけど、これはもう最高に美味しいマロングラッセ

どんな有名な店にも負けない世界一のマロングラッセ

 

お母さんに言われた通り、ほろ苦い珈琲をいれて極上ティータイム。

珈琲とマロン

ほの甘いマロングラッセを食べて、珈琲を飲む…

…口の中が二倍にも三倍にも美味しくなる瞬間…

我が家ではまるで自分が作ったかのようにこのマロングラッセを家族に自慢し、「すごいね〜」と言われ誇らしげな気分になり(笑)

 

食べながらお母さんやお父さん、息子さんの顔が浮かんできました

疲れを癒す一粒の宝石

本当にありがとうございます

お顔を見てなんだかホッとしました

大事に大事に一日一個ずつ食べます

一気に食べるのはもったいない最高のお菓子だから

幸せ時間をありがとう

軒端屋さん

「いい店だよなぁ」と訪れるたびに感じる店がある。松島の瑞巌寺からすぐそば円通院の斜め向かいにある『軒端屋』さん今日は夕方から取材の資料を借りに軒端屋さんに行ってきました。

軒端や看板

昔から変わることのない佇まい。

色々飾り付けるのは誰でもできるかもしれないけれど、この店はシンプルで一つ一つが大切に飾られている。

けっこう通り過ぎてしまう人も多いけれど、実はとても穴場な店。

軒端の梅の向かいにそっと佇む趣味の店。

いつ来てもほっとする

 

「私は色々飾りつけがうまくないのよ」とおばさん。

でもシンプルにモノを魅せるって一番難しいこと。

びゃくしん

店の隣には松島町天然記念物に認定されている「いぶきびゃくしん」の大木がある。

なんと樹齢はおよそ千年

鎌倉建長寺にあるびゃくしんと兄弟と言われている大木。

うねるように伸びていく佇まい…思わず圧倒されてしまう。

千年もの歳月の中で、きっとたくさんの町の変化を見てきたんだろうなぁ。

 

松島にはたくさんの古木がある…。それぞれに宿る命。

今まだ記事を書き終えてないので、あんまり多くは語れないけれど(笑)かなり締切の締切を過ぎているからけっこうあせってます(汗)

バラ

瑞巌寺から水主町を通って帰るとき、小さなバラが咲いていました。

こんなに小さなバラなのに生き生きと咲いていておもわず立ち止まってカメラを向けていました。

松島ってゆっくり見るとすごく色んな発見がある。

あせって見ると見逃す景色が多いけれど。

忙しい時はこんな時間が最高に贅沢に感じてしまう。

 

 

今日は母と久々に二人で映画にいきました。しかも空いていて貸し切り状態(笑)ラッキーだねといいながら見てきた映画は「チャーリーとチョコレート工場」。うちにもチョコレート工場のチケットが届かないかなぁとけっこう真顔でいってる私…ファンタジー映画は子供の頃から大好きなので

今夜はまぐろの刺身とネギトロ…食欲の秋、現在進行中です(笑)

小さな宝石菓子

淡いパールピンクの上品な箱の中には、可愛らしい小さなお菓子が入っていた

洗練された感じではあるけれど、どこかあたたかな懐かしい洋菓子

知人からお土産で頂いた東京會舘のプティフール。

東京會舘クッキー

柔らかなクッキーの中に、バターの濃厚さとアーモンドの香ばしさが加わったクリームをはさんだ「チリアン」という名のデザート。なんだかかわいい名前だな

口にふくむと、クッキーに力を押し当てることなく溶けていく半生感あふれる生地。なんて柔らかいんだろう

食べる力より溶けていく快感にひたってしまう

 

 

バターの風味がふんわりふんわり漂うアーモンドクリーム。

なんだかバターケーキを思い出させる懐かしい風味。

東京會舘クッキー断面シンプルなのになんて優しい味なんだろう

アーモンドの風味もさりげなく、その食感も決してでしゃばらない。

小さな小さな伝統菓子「チリアン」につまったパティシエさんの愛情。

派手ではない…けれど強く心に残るクッキー

 

 

 

そしてもう一つの感動

パウンドケーキ作りが大好きな私にとって、この小さなケーキはかなり感動的だった

東京會舘ケーキ

スプレー状のチョコが表面をまとい、しっとりとした生地の中にはパイナップルがたっぷり入っていた。

パイナップルだけでこんな品のいい味が出せるんだ…すごい

口に含むとふんわり漂ういい香りしっとりとしたケーキを大事にかみしめて食べてみる。

粉っぽさのかけらもなく、口の中でこんな小さな中にぎゅっと凝縮された密度の高い生地感。そのしっとりとした感触と甘酸っぱいパイナップルの風味、そしてチョコレートがさりげないアクセント。甘みもほんのり、今の気分にピタリとくる。

 

ん〜〜〜〜これは…私も作れるものなら作ってみたい!!

小さなケーキの名は「ガトーアナナ」

フランス料理のデザートから生まれた伝統の洋菓子。

小さくて宝石箱を開けるみたいにドキドキするパールピンクの可愛らしい箱からは、優しいデザートが顔をだした。なんだか嬉しいお菓子

小さなお菓子にもらった幸せ気分…ありがとう

東京會舘 https://shop.kaikan.co.jp/

ヘルシーな夜

最近色々と事件が起きています。悲しいことも嬉しいことも…いっぱい。今日は久々にゆっくり夕ご飯を食べました。疲れているときは、いつもよりほんの少しゆっくり過ごしたい。

台所に小さなラジカセを持ってきて、母が昔のポピュラーミュージックをかけていた。昔に戻ったみたいに嬉しそうに鼻歌を歌っている母を見たら、なんだか嬉しくなって。

「お母さん、今日ゴキゲンだね

リンゴの豚肉巻

酸味の強い林檎や野菜をたっぷり用意して、それに豚肉をまいてちょっと焦げ目が付くくらいまで焼き色をつけていた。酢豚のパイナップルは実は私苦手だけど、こういうのはアリ

林檎と野菜の豚肉巻き。我が家の母は、けっこう「〜巻」というのが好きなような気がする。ゆずの季節には、下ごしらえした大根をお肉で巻いてゆず風味の一品をつくっていたりする。それに春巻きもいじょうにでっかい。

「お母さんって巻物系好きだね〜」と言うと、笑っていた。

 

 

甘みの強い林檎だったらこういう仕上がりにはならないだろうな。

お肉を少なめに、野菜類をたっぷり食べさせたかったらしく、お肉はほんとに薄目だ(笑)決してケチったわけではない(笑)

にんごアップしっかりと酸味も残っていて、食感もいい。林檎の赤い皮の部分が、イイ感じにアクセントになっている。

紅茶でお馴染み、フォウションのブラックペッパーを食べる直前にたっぷりと振りかける。何かソースをかけようと思ったけど、塩胡椒だけで十分旨みがあったので、シンプルに食べた。

今日の母の気分がそのまま出ているような一品。ちょっとトロピカルな感じがした。お肉というよりサラダ感覚。たっぷりの野菜と一緒に食べる食欲の秋に、なんともヘルシーなメニュー。

 

 

「今日は肉団子の甘酢あんかけも作っちゃったよ」と母。ほんとゴキゲンらしい(笑)

肉団子

肉団子アップ

母の肉団子は、片栗粉で衣風にしてあり、箸をいれるとふんわり柔らかい。これは私も好物だった。

お肉の分量を減らし、玉葱をたっぷりいれてふっくらさせる。

甘くって酸っぱくって…昔から食べている普通の肉団子。でもそれがとても嬉しくて懐かしい味なのだ。

 

 

母の肉団子にまで手を出し、今夜はごはん2膳。よく食べると笑われたけど(笑)

ほうれん草のおひたしに、おから、豆スープ。今夜はなにげにヘルシーだなぁ。でもごはんいっぱい食べたから私には同じだったけど(笑)

そんな食卓は昔の歌の話で盛り上がった

私が小学生5〜6年のあの頃、光GENJIや男闘乎組ブーム。卒業文集に各自書く事になり、そこには「好きな歌手は?」という欄があった。私も素直に書いたのだけど、なぜか先生に呼びとめられてしまって…気の弱い私はビックリ(汗)

先生が「好きな歌手のところに、クラスで一人だけ“松山千春”と書いてたから…」。それをきいた両親は笑っていた(笑)普通にそれを家で聴いていた私は、当たり前のようにその歌が好きになっていた。昔の歌っていいね〜と話題が盛り上がる夜でした。

今日もいっぱいごはんを食べて満足満腹

ごちそうさまでした

あったかおぼろ汁

今夜はずいぶん冷え込む夜になりました。そういえば去年の25日前後ってやっぱりその年一番の寒さがやってきたってスケジュール帳に書いていたっけ。こういう時が一番風邪をひくんだよなぁ。私も珍しく風邪薬を飲んでいたり。今夜は早めに休んだ方がよさそう。

「寒いからあったかいもの作るからね」と母がさしだした一杯のお椀の中には、我が家の定番の一品が入っていた。

おぼろ汁

あったか「おぼろ汁」。

まさしくこれは母が自分の母親から受け継いできたおふくろの味。

椎茸のもどし汁をいつも冷蔵庫に完備していた母。その汁を元に、椎茸とおぼろ豆腐をたっぷりいれて、醤油とお塩で味をつける。

仕上げに、生姜のすりおろしたものを真ん中にちょこんと乗せて出来上がり

なんにも特別な事はないシンプルなおぼろ汁。

 

これがビックリするくらい美味しいんだよなぁ

片栗粉でとろみをつけてあって、「葛かける」と母はいつも言うけれど、しっかりと椎茸のダシもきいている。だからといって決して茸くささがなくて、とろみのある汁と箸ですくえば砕けてしまいそうな柔らかなおぼろ豆腐がなんとも優しい気持ちにさせてくれた

薄口醤油を使うと、あの独特の香りが鼻につく感じになるといって、いつもシンプルにお塩とお醤油だけで味をつけていた。

「お母さん、これおかわりあるの?」ときくと、嬉しそうに「いっぱいあるよ☆」とニコニコしていた

「隠し味は昆布茶だよ」そおっと小さな声で教えてくれた母。

優しい気持ちになれる一杯。

寒い夜…なんだか体がポカポカしてきた。

生姜がきいているから?いややっぱり母の愛情だろう

いつかの寒い夜、さりげなくこの料理を私も誰かのためにつくってあげたいなぁと思う夜でした

秋寄り空模様

素敵な空を見つけたのに、うっかりブログでアップするのを忘れていました。

ついつい食いしん坊ネタに走ってしまい…(笑)

飛行機雲飛行機雲が空を飛んでいる

飛行機もくっきりと見えて、思わず立ち止まって見上げていました。

高い高い秋の空…終わりがないような秋の空。

どこまで飛んでいくんだろう…空はどこまで続いているんだろうとなんとなく自分がちっちゃな存在に思えてしまったり。

 

 

 

「あ、お母さん!飛行機雲だよ!!」と思わず叫んでしまったら、周りにいた人がみんな空を見上げていました…ちょっぴり恥ずかしい。。。母がそばにいてよかった(笑)

入道雲

飛行機雲が消えていくと同時に、下から大きなラピュタ雲。

見るたびかわっていく空模様。

目線の先に色んな空が広がっている。

空っていいな

 

 

 

クセになる味

某ビールメーカーの営業マンKさんが、タイのお土産をもってきてくれましたさすがビールメーカー、ビールが進むものをセレクトしてきたなぁ(笑)

タイプリッツ「ラーブ味」。ラーブというと、ハーブや香辛料をたっぷり使ったタイのスパイシーなサラダ。それをプリッツに再現したらしい。グリコもずいぶん遠くまで進出してるんだなぁ。

プリッツ箱

 

タイっぽいデザインだねぇ…なんて言ったはいいけど、行ったことあるの〜なんて話になった(笑)残念ながら私はまだタイの地に足を踏み入れたことがございません。。。

しかし…この味はクセになる大変危険なお菓子でありました。

ムエタイ

箱の横側を見てみると、さすがタイ!と思えるデザインが色々あって。ムエタイが載ってるし…ビックリ(笑)

面白い箱だなぁと思いつつ、今も捨てられずにとってある自分(笑)

 

ビールが欲しくなるプリッツ。日本のプリッツとはひと味違う魚感がある。

プリッツ

これでもかーというくらいに黒胡椒がたっぷりとまぶしてあり、匂いもそそられる香り。これは胡椒いれすぎだってーなんて思ったけれど、これが危険な誘惑のはじまりだったのです。

1本食べたら…お、この味クセになるね〜なんて言いながら、2本目を食べて…喉がピリピリしてきた…あ、辛い!!1分過ぎてもまだ喉が熱くてヒリヒリいってます。辛い辛い…と言いながら、辛いのが大好きな自分…ハマルなぁ、これは(笑)

 

 

 

やっぱりビールが欲しくなってしまいました(汗)

私は料理を食べる時は日本酒党なので、ビールは最初の一杯くらいしか飲まないけれど、ギネスなどこくのあるビールは特別好き。一杯の満足感があるから。

ギネス冷蔵庫にあったギネスを一本とりだし、マイギネスグラスに注ぎクリーミーな泡に見とれる私。いいね〜この上唇につく泡の感じに幸せを感じながらゴクリと飲む。ん〜〜〜〜んまい!

今のギネスは、フローティング・ウィジェットという白いプラスティック製の球が缶の中にコロコロと一つ入っていて、それがクリーミーな泡を作りだすように出来ています。

アイルランドパブの樽詰めギネスとおんなじですって☆これはギネスファンにはたまらないナイス提案♪

 

 

プリッツを1本食べて、ヒリヒリしながらクリーミーなギネスをゴクリ。口の中が泡とともに辛さが和らげられるのもつかの間…またじわじわ辛くなってくる…そしてそこでもう一度ギネスをゴクリ…うまいなぁ

しめくくりのギネスって、自分的にちょっぴりカッコイイ気がする。

そんな飲み方の似合う自分に早くなりたいなぁなんてしみじみ感じながら、またプリッツに手が行く夜でした。

Kさん、ごちそうさまでした

我が家の晩ご飯

急な寒さにちょっと皆調子が悪く、私も珍しく風邪薬を飲んでみたり。近頃少々体調が悪い気もしばしば。昼時、母が私の大好物のあまい卵焼きを作ってくれていた。疲れると必ず作ってくれる卵焼き子供の頃からなじんだおふくろの味…やっぱり素直に嬉しくなる。

疲れた時だからこそ野菜をいっぱい食べさせたいと、夕方からせっせと晩ご飯の支度をしていた母。今夜は「和風棒々鶏」を作るとはりきっていた。

和風棒々鶏

たっぷりの新鮮なパセリと長ネギをみじん切りにして、醤油・味醂・酢・ごま油で作った甘めのドレッシングをかけしんなりするまで漬けておく。我が家はちょっと甘めな味付けが好き

玉葱・キュウリ・大根の千切り…そして手でほぐした鶏肉。ガラスの大皿にたっぷりと盛りつけた母は、私がカメラを向けたら嬉しそうに「え?撮るの♪」とニコニコしながら聞いてきた(笑)

パセリが朝摘んだばかりなせいで、全然青臭くなく、ドレッシングのいい感じのアクセントになっていた。お母さん、やるねぇ♪ネギとパセリなんて思いもつかなかった。しっかりと野菜となじんだドレッシングを鶏肉にたっぷりとからませて…おっ全然くどくないよ!旨〜いいくらでも入る感じ

 

「昔はうちも山のようにパセリも庭にあったんだけどねぇ」と昔を語る母。我が家は店の建て直しと同時に、家も建て直し…庭がなくなってしまったから。そのあたりが母にとってに寂しさだったらしい。それを聞いたらなんだか切なくなった。近頃母といる時間が長い。女同士というのは男同士より色々話が出てくる。

スジ肉煮込み

そして明日用にとスジ肉を煮込んでいた母。寒くなってきて、こういうおかずが最高に美味しくなる季節がやってくる

2〜3回煮流して、しっかりとアクをとって再びコトコト煮る。まだトロトロという食感までいかないが、けっこう柔らかくなっていた。「味見してみる?」と母は早速食卓に出した。

ピリリと辛さも秘めていて、甘すぎず、しょっぱすぎず、脂っこくなく…いい感じじゃない佃煮風にして、お弁当にいれるとはりきっていた。コトコトコトコト気長に煮込むスジ肉。おそらく明日になれば、もっと味がしみこんで、もっとトロトロ溶けちゃいそうな位になって…ごはんが進むおかずになるんだろうな♪また明日が楽しみ♪

 

母は今日は腰が痛いけど、気分的に調子がいいらしい。女二人でゆっくり夕食タイム。

そうそう父が昨日の朝から、例の圧力鍋でシチューを作るってはりきっていたっけ。今日はもう食べていいという許可が下りたので、早速味見

シチューアップ

ジャガイモも玉葱も全部トロトロに溶けていた。人参だけが形を残していたけれど。スジ肉もトロトロになり、シチューにコクと風味を与えていた。

フランスパンがあったので、早速焼いてシチューと食べる私。白ごはんを食べたにもかかわらず…本当に風邪なのかと思うほどの食欲。20代女性にしては食べ過ぎである(汗)

さらさらと柔らかな口当たり、だけどしっかりと旨みがシチュー全体を包みこんでくれていた。さすがお父さん。シチューやカレーは得意なんだよね。父のスープは喉が渇かない。もう一杯とおかわりしたくなるスープだ。

 

我が家のごはんが一番だなぁと母や父を見てると思う時がある。

どんなに感動的な料理に出会っても、おふくろの味とおやじの味には勝てないかもしれない。

我が家には、私の体温とピタリと合う味がここにあるから。

今夜もごちそうさまでした

ししゃもの真水干し

美味しいものをとりかえっこする私のお師匠さんみたいな人がいる。たいたびブログにも登場しているけど。今回、すごいものを送ってきました…初めてです。淡いピンクのししゃもを見たのは…。

北海道鵡川町。ここは日本でNO.1のししゃもの町。その中のNO.1の漁師さんがとった白いピンクのししゃも…実は試験的に出したものらしいのです。今回わずか50箱だけ獲れたと…早速お師匠さんは、我が家にもその味を教えたいと自分の取り分5箱のうちの1箱を送ってくれました。

お礼の電話と一緒に、最高に美味しい食べ方を教えてもらい…

ししゃも

普通ししゃもと思って食べているものは、実は「キャペリン」と言う魚で、カナダなどから輸入されたもの。

この白いピンクのししゃもこそ真の「ししゃもの真水干し」

真水を飲んだししゃもは黒っぽい色になり、真水を飲まないししゃもは白いピンクの色になる。そう真水と川の水のもみ加減こそ最高のししゃもが生まれる条件だ

なんて色っぽいししゃもなんだろう…艶といい色といいふっくら感といい…すごすぎる。

 

 

そう…鵡川こそししゃもにとって最高の場所。

身の40%が脂というししゃも。焼いている間、ししゃも自身から出た脂でジリジリジリジリ焼けていく。

焼いてるししゃも

まず串をぬいて、塩水を作り、ししゃもをなぞる。魚臭さがまったくないこのししゃも…美味しそうな香り…

アルミホイルの上に乗せ、上下から熱を出すオーブンレンジにいれて身がほぐれる寸前まで焼き続ける。チリチリジリジリ…と加熱されていく…その間はじーっと根気よく見守るのが美味しさのコツ。

 

最後に一気に火を強めて焼き上げ…脂がどんどんししゃもからあがってくる…しっぽが焦げるかなと少し浮いてきたその時こそ絶妙のタイミング

ししゃも焼きちょっちょっと…これは匂いからわかる…絶対うまい!!ここで上等のポン酢をドワ〜ッと一気にかける。いわきに行ったときに買ってきた旨いポン酢がタイミングよくあったんだよな〜♪やはり食もご縁なのか。

 

 

撮影したくて身をほぐしてみた…

ほぐしたししゃも

皮の下には上品な凝縮感のあるクリーム色の身が…箸を入れると入れた感覚さえ忘れてしまう柔らかな身…

まさに一口の感動がここにあったのだ

「あ…あ・あまい!!!?」

ふっくらと口の中にいつまでも閉じこめておきたいような旨みを醸し出し、あぁ〜旨いと余韻にひたろうかと思ったまさにそのとき、サラサラと口の中で溶けてしまうな・なんて上品なししゃもなの

 

これは最高にうまいキスを食べているような感覚にもなる。身の40%が脂だと言ったけれど、それは全て旨みそのもの内臓の苦みもなにもなく、溶けてしまうこの食感…なんてはかなくも最高にうまい逸品なんだろう

少々酸味のきいた日本酒を用意しておけばよかった…と今頃後悔。

ごはんは用意しておかなくてよかった(笑)なぜならゴハンが足りなくなるから。

口の中で惜しげなく溶けていくししゃもの身。「白いピンク」の色をしたししゃもの真水干し。次にこの魚にお目にかかれるのはいつになるのだろう…それを考えると気が遠くなるような気がした。

お師匠さん、ごちそう様でした

米と生きる人

刈り取り時期が一番難しいとされている「山田錦」。寒い宮城での米作りは相当の覚悟があったに違いない。米にならない…失敗すれば粒にならずにくず米とされてしまう。だけどそれに本気になった人がここにいた。真鶴さんが「大衡村の山田の田んぼ、見せっから」とわざわざ連れてきてくれたんです今まさに収穫を待つ時期…今年は20日くらい早い11月初めくらいになるとのこと。

高橋彦一さん…一言で言えば「農業のプロ」。米の杜氏さん…そんな感じが伝わってきた

160センチほどの丈のある稲。そんな米を普通見ることが出来るのか…正直、驚いた。ちなみに今店に飾ってます♪

田んぼ全景虫やバッタやすずめがたくさんいた…そう彼らが欲しくなる米こそが高橋さんの米。安全な食べ物…これこそ米の真意だ。

田んぼの草を取るためだけの、除草剤を一回だけ使う。それ以外はなにも使わない。

 

「この場所で作る米はなんでも美味しくできるんだよなァ」とつぶやく高橋さん。表面から40センチ以降が砂地のため、水はけもよくて吸水もいい。

そう…ここは高橋さんの育てた最高の土地。秘密の場所

高橋さんと稲

「土のできた所で山田錦を作る」。そう土作りこそまず肝心要。微生物を殺さず、その微生物をどれだけたくさん土に蓄えられるか…。そこから山田錦の米作りははじまる。

だが土が肥えたからと言って、決していい米ができるというわけでもない。そこからが本当の勝負。

米を見つめる目は真剣そのもの。一つ一つ丁寧に教えてくれた。

「米を見ながら育てていく」と。

 

 

山田錦は、根をしっかりと張ってから成長していく。

高橋さんと手と米

米の心白…山田錦の場合、こうすれば心白が入るということがなく、正直山田錦造りの情報というのはほとんどないそうだ。

 

 

 

平成11年からはじめた山田錦の米作り。いろいろ乗り越えてようやく今がある。

高橋さん

笑ってくださいと言ったらニコーっと照れながらカメラに笑顔を向けてくれた高橋さん。高橋さんの米は最高に旨い!!

こういう米がこういう酒を作って…そんな風にちゃんと伝えていってほしいと話す高橋さんの気持ちが痛いほど伝わってきた。

 

「旨くない米は売れない。うちの米食べたらわかるよ」と、高橋さんの作ったササニシキを3キロもお土産に頂いて帰ってきちゃいました。この米がまた最高!のちほどブログでも紹介します。

山田錦アップ

米作りにも人がいて、酒造りにも人がいる。

そこにあるのはたくさんの人々の想い。

今からの自分出来ること…帰り道はずーっとそれを考えてきた。

「得取るための米作りではない」と高橋さん。

それは一人の農家としての情熱。

本気で米と向き合い、米作りに誇りをもっているからこそ言えることだった。

 

高橋さんにまた会いに行こう

そうそう自家製味噌は山田錦で作ったらしい…それも食べてみたいなァ(笑)

 

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