日常の極上

毎日の中に“極上の瞬間”はたくさんある。
のどが笑いたくなるような美味しい瞬間。
かけがえのない元気をもらう誰かとの出会い。
そして何気ない風景の中にも…。
ふとした瞬間から生まれる「極上の日常」。

2006年02月

春の雨・萩野酒造

先週の金曜に予定していた萩野酒造さん訪問…急な用事が入ってしまい、あえなく断念。。。そして日曜しぼるらしいという噂を聞いたので、早速金成の蔵へレッツゴー

本日は一緒に行った人が運転して連れていってくれたので、電車で寝過ごす心配もなし(笑)

この日は雨が降っていました。止まない雨…春が近い証でしょうか。

無理を言って今日にしてもらったので、かなり申し訳なかったなぁ

蔵玄関

宮城と岩手の県境、一関の隣町くらいの金成有壁

そこで「父子二代酒」「萩の鶴」のお酒でお馴染みの小さな蔵、萩野酒造さんが大事に大事にお酒を造っているのです

この佇まい…訪れるたび懐かしい気持ちにさせてくれます。

予定以上に早く到着してしまったけど快く出迎えてくれたお母さん、お父さん。

そして息子の曜平くんがしばらく話相手になってくれました

そこで「○○○○○○○」の話を色々聞いていました。(この話はそのお酒が出たときに、ちゃんとお話します。まだ秘密にしておこうっと)

さて早速蔵の中へ…相変わらずいい蔵だなぁ…ほんと。

ここに立ってるだけでこの蔵の物語が伝わってくる

もろみタンク土壁

しーんと静まりかえったもろみタンクのある部屋は耳を澄ませば静かに生きてるもろみの声が聞こえてくる。土壁もこの古い梁も床も…いいなぁいいなぁ

あ、一つのタンクだけ灯りが…

 

曜平くんがさっき言ってた話…これのことかぁ。

部屋中真っ暗にして、部屋中のもろみの上にランプを一つ照らしたら楽しいだろうなぁって

私も一緒にいたらその提案にのってそう、絶対(笑)

ランプの明かりでも充分温度を醸し出してくれる。

ライトアップもろみ雫

ものすごく神秘的な空間が生まれた感じ…思わず見とれてしまいました。

これは雄町の米を使った酒…

もろみを味見させてもらいましたが、味もしっかりしていて固さがあって…私この萩野さんのお酒の固さってものすごく好きです

 

私はどうしても感覚で受け止めてしまうんです。もちろん専門的な事も大事だけれど…

萩野さんのお酒には数字的なこと以上のなにかがある

何かが心に残るんです

このお酒もやっぱり造り手の芯の強さを感じる

扇風機

温度があがれば扇風機も大活躍とのこと。

タンクの下のところに二台置いてありました。

ここにはいっぱい色んな道具があるなぁ☆

 

 

奧の小さなタンクに入っていたしぼったばかりのお酒が…

うぐいす色の酒

 

なんて美しいウグイス色のお酒…

つるっと入る感触が、出来たてのお酒という嬉しい飲み口。

 

 

入り口から入ってすぐ右にあるのが大吟醸を仕込んでいる小部屋。

本当小さな部屋だけど、ここからあの年末かわら版に掲載した日本のドンペリ・萩の鶴大吟醸斗瓶取りオリ酒が生まれたんです

 

蔵人三人

杜氏さんたちがいて「せっかくなので記念写真撮らせて下さいほら曜平くんも一緒に」とかなりミーハーな私…でもこんな瞬間に幸せ感じる私です

みんないい顔してるもの

 

早速もろみを味見させて頂きました

だいぎんもろみ

シュワッとまだまだ生きてるもろみ心地…

そして甘みがあって後味がなんともいえず絶品…

造っている人達を目の前に飲むのだから旨さは最高級に達してます

 

 

このまま汲んで帰りたい…ダメかい?(笑)

杜氏さん達の話をもうちょっと聞きたかったけれど、団体行動なのでガマンガマン…

私も大人になったなぁ(笑)父子

お父さんと曜平くん。我ながらナイスショット

というより隠し撮り(汗)

 

曜平くんの和む空気感は最高で、もちろんものすごく考え方はしっかりしてるお方です

今曜平くんは洗米担当とのこと。大事な大事なところを守っているのです

有一さんこのお父さんがまた面白い魅力あふれる方で一言一言がなんだか不思議と気持ちにすんなり入るというか

ここの家族は本当素敵な家族だよ

 

テーブルには色々並んでました。特に最高だったのがこれ!!

高菜漬おばあちゃんが漬けた高菜漬…これがまた最高に旨いんですちょっとしょっぱめの、絶対チャーハンにしたら旨い高菜漬け…おばあちゃん、天才だな

これがまたお酒と合う…一緒に行った人にあとから「食べ過ぎだ」と言われましたが、美味しいんだもの…仕方ないですよね(涙)

今年萩野さんで初めて仕込んだお酒があります。340年前に会津で生まれた農業…完全無農薬の米で純米酒を仕込んだとのこと。土がとろとろになってイトミミズが田んぼの土を造り、水鳥たちのフンが肥料になり…草も木もあるがままによく育っていくという田んぼ。

お父さんが言ってました…

昔は純米大吟醸とかいいのを作ればいいと思った時もあったけれど、その次に古酒とか生酒がいいなぁと思って、でも最終的にこういう酒になるんじゃないかなぁ」と。

蔵萩野酒造さんのお酒に感じるのは「あったかさ」

飲むほどにホッとして、でも心に残ってまた次に飲みたくなる。

かっこつけない人対人で飲んでいるようなそんなお酒

これからも大事に大事に伝えていきたいです

萩野酒造の皆さん、本当にありがとうございました

またぜひ伺わせて下さい☆

韓国の醸造酒

私の高校の恩師とその親友のMさんが、松島にやってきました牡蛎庵でゆっくり食事をしたいという願いがいよいよ実現したんです私は予約はしていなかったけれど、「おまえも来い」という先生の言葉で、牡蛎庵にちょっぴり顔を出すことに(汗)積もる話があるんですよね〜

親友Mさんはうちのお客様でもありますが、なんでも知ってるすごい方

お酒もゆっくりゆっくり楽しんで下さる方で、お話してるととっても楽しいんです

この日は心地よい酔いがまわったらしく、少し寝てました(笑)その寝顔もまた癒し系

雪花アップ

「お土産です」と手渡されたお酒…

韓国の米で造った韓国の醸造酒です」と…

韓国の醸造酒、生まれて初めての体験です

嬉しくて顔がふやけちゃいました(笑)

名前は『雪花』。

 

見た目からすると柔らかなお酒、春に降る雪のような…そんなイメージかな。

お酒の合わせて、お気に入りの花の絵が描かれたおちょこを出そう

今日はお酒だけで楽しむことに。

雪花そそぐ

香りはクセもなく、思いのほかふわんと柔らかな感じ…うん、あっさり系の香りだ。

まずは常温で飲んでみて、味をみようということになり…

口にはいると…はかなげな淡い飲み口

韓国の勝手なイメージでもっと情熱的なインパクトのある味なのかなぁと思っていたら、とんでもない!!上品な上品な飲み心地。

甘みもあるけれどものすごくクリアな感じ

 

へぇ〜こういう味を醸す蔵があるんだねぇ。

もうちょっと冷やして、蒸し暑い梅雨のときなんか最高に旨いかもしれない。

飲み疲れしない味というか、ものすごくシンプルな酒。

でもけっこう複雑な味わいのような気がします。

きっとこれは日本で言う吟醸酒タイプなのかな。

雪花ちょこ

さてそれから20分ほど…待ちきれない私は、冷凍庫で冷やし温度をぐんと下げて飲んでみました。

今度はイメージをがらりとかえ、締まりのある飲み口に。

でも常温の方が個人的な飲み口としては好きだなぁ

濃いめの料理でもしっかりと応えてくれそうな食中酒。

私が出会ったお酒ともまた表情の違う韓国のお酒。

 

小さい蔵がいっぱいありそうだなぁ、韓国って。

(行ってみたいな、韓国酒蔵めぐりも…)

でもやっぱりそのお国の食文化…そんな味のような気がします。

熱い国のイメージはあるけれど、文化や歴史を重んじる韓国の人たち

米という農産物を使って仕込んだ醸造酒…これは大きな共通点です。

大事に大事に楽しみたいと思います。

次はつまみをつくって一緒に飲むぞ♪

Mさん、ごちそう様でした☆

また松島に来て下さいね

あ、もちろん先生も一緒にね

極上アイスクリーム

今日は面白いお客さんがいっぱい来ました忙しくもあったけれど、話を聞いてると楽しい人たちばかり☆いい一日だったなぁ

牡蛎庵で食べて以来すっかりハマってる極上アイスクリーム

疲れた夜にひと皿のアイスを食後に食べる…なんともハッピーなひとときなんです

烟波亭とアイス

古酒をバニラアイスクリームにかけて食べるのも大好きです

だけど近頃ハマっているのが…

阿部勘酒造の限定焼酎・烟波亭をスプーンで一杯かけただけで顔つきの変わるバニラアイスなんです

 

 

 

早速冷凍庫にいれておいた烟波亭をテーブルに準備

うん…けっこうとろりとしてきたなぁ

烟波亭

烟波亭はアルコール度数38度・吟醸粕で仕込んだ焼酎

あんまり数がないので、大事に大事に売っています。

封を開けた瞬間からこぼれる香り…そして口の中でもう一度大輪の花を咲かせるようにふわっと一気に広がる香りはまるで大吟醸

 

 

後味の潔さがまた次の一杯を誘う極上焼酎

烟波亭をスプーンに一杯いれて、そ〜っとバニラにかけていく…

スプーンでかける

お〜いい香りだぁ早速一口…

このふくらむ香り…

そしてバニラの濃厚な甘さ…

それが渾然一体となって口の中でとろけるこの感覚

 

ヤバイ…これはヤバイ旨さだってば…

溶けるアイス

バニラが溶けてきた時がまた最高に旨くなってくる…

とろりとまるでソースのようにバニラ自身を包み込んでゆく…

烟波亭とバニラの極上ソース

……おいしい…ほんと美味しい…

 

 

当分烟波亭がなくなるまで続けていこうかと心密かに願う私(笑)

絶対太るな、これじゃ(涙)

だけど夕食の後に、こんなデザートだされちゃったら…

食べないわけにいきませんよね(汗)

烟波亭とバニラの極上アイスクリーム

是非一度おためしあれ☆

小さな雛祭り

今日は朝から金成の萩野酒造さんに行く予定が…急な用事が入ってキャンセルすることに…(涙)しかもちょっと体調がすぐれないような気が…今日はあんまり無理しないようにしよう。

ということで、今日はさらっとブログを書きます☆

夕方ちょこっとだけ気分転換したくて藤田喬平ガラス美術館に行って来ました。

きれいなものを見ているとなんだか嬉しくなる…そんな大好きな空間

ちょうどガラスの雛祭り展をしていたので

花びら雛

まるで親指姫のような小さな小さなお雛様

可愛くってしばし見とれていました。そんなに広いわけではない空間なのに、ものすごく見るところがたくさんあって。

時間を忘れてしまいそうになる。

 

ちょっぴり気持ちを切り替えたい時、こういう場所っていいよなぁ。

酒蔵も大好きですが、実は美術館関係も大好きなんです

うさ雛

お店に飾りたくて、思わず購入してしまった…

うさこ雛

よりそう感じがとっても可愛くて可愛くて…何匹かいたけれど、これに決定☆

 

早速明日から飾ります☆

らぶ雛

欲しい物がいっぱいあるなぁ…色々悩んだあげく、自宅の玄関で迎えるお雛様も欲しくなり…誘惑に負けてゲット☆

『らぶ雛』

お雛様と御内裏様の手がハートの形を形作っていて…一目見て惚れてしまったんです

 

つけた名前がまたニクイ演出をしてるのです

ガラス館はなんにも用事がなくても、誰かにプレゼントをあげたくなるような不思議な空間。

ちょっぴりだけほーっと一息つけました

また明日からがんばろう

濃い恋みかん

両親の昔からの友人がお土産を持ってきてくれた「ブログ用」ってニコニコしながら渡してくれて。ちなみにその方は久々に会った頃、私を見るやいなや…

「結婚当初と変わらないね」と懐かしそうに話してて…ん????気のせいか私と母を間違えたらしい。。。それを言ったら笑ってましたけど(汗)

みかん袋紙袋の中から丁寧に一個ずつ包まれたみかんが飛び出した

『長崎恋みかん』。

みかんの色が淡く浮き立つくらいのグリーンの包み紙には、ひとつひとつに「長崎恋みかん」と判をおしてあって…まず最初の感動は…

なんて可愛い名前なの

 

 

中から顔を出したひょっこりみかん。

直径5センチほどの小さな小さなみかんです。

みかん表面

この手触りといい、柔らかさといい…こ・これはまさに…

ばあちゃんが食べてたみかんとおんなじだ

子供の頃にばあちゃんがこたつで座って、みかんを食べてたときの感じとおんなじ空気。

日本列島の西の端…海に囲まれた温暖な気候の長崎生まれの恋みかんこの美味しさは長崎の風土が生んだもの

 

手のひらにすっぽりおさまる小さなみかん。

日本の温州みかんは、種がなく皮が薄くてむきやすい

みかん大国日本。一番日本人になじんだ味かもしれません。

皮むいたみかん

皮もするするっとむけて、中から飛び出したみかんの顔…久しぶりだなぁこういうみかん

早速一個の半分を一口で…って豪快過ぎ(笑)!?

なんて甘さが濃厚なんだろう

じゅわーっとほとばしる果汁もまるで蜜のように甘い

なんて濃い恋みかんなの

 

この小さなみかんちゃん。

実はとっても手間暇かけて作られてるとのこと。

みかん畑の地面を、雨水を通さないシートで覆い「水断ち」することで濃縮度をあげるという栽培方法。全国有数みかんというのもうなづけます

まるで貴腐ワインのような造り

小さな小さな恋みかん

小さくたって君への気持ちはとっても濃いんだから

と言いたくなるような愛くるしいみかん

ビタミンたっぷりやっぱりみかんは美味しいです

O氏のお薦め

昨夜はちょっと懇親会があり出かけていました。どうしてもお会いしたい女性がいたんです同じ目線で話せる年も一つしか違わない方だけど、本当いってよかった北海道で「観月蔵(みつきくら)」という酒屋&Barやってる理恵さん。ほんと思った通りの方でした☆その話はまたいつかゆっくりすることになると思います。

さて今夜のおつまみ

最近誕生日を迎えた塩の達人O氏が持ってきてくれたスモークサーモン

色々と美味しい発掘がうまい営業マンでも話してても仕事の話より食べ物とかお酒とか水とか…そんな話をするお人です(笑)つまりは私同様食いしん坊なんですよね〜(笑)

気があうわけです

夏頃うちで売っていたホヤの薫製、知ってる人もいるかもしれません。

そのホヤの薫製を作った本田水産さんの美味しいおつまみを持ってきてくれたんです

サーモン表紙

味つけは塩のみ。

桜のチップでいぶしたサーモン

とあるサーモンの市販品と食べ比べたら差は歴然

 

味見をした時、「お酒飲みたくなるなぁ」と思わずつぶやきたくなるシンプルな旨さ

しかもこの価格でこのボリューム、そして魚屋さんの自信作…最高ですよね☆

サーモン

自然解凍した状態のものを早速頂きました

おっしっとりしてて身がきめ細かいぞ

スモークだけど薫製の香りもそんなに強くなく、あくまでサーモンの旨みを際だたせるほどよい手際のよさといい、塩加減のうまさ

う〜ん旨い!!いい仕事してるね〜

 

口に含むと濃厚なサーモンの旨み甘みが口の中に広がって…生くさくない!!!

そして極めつけはしっかりとあぶらののった身の厚いジューシーな味

横からO氏が旨い食べ方を色々言ってくるんですもの・・

「これね生姜をちょんとのせて食べても旨いんですよ」

「行きつけの飲み屋でね…大葉で巻いて食べると旨いんですよ」

と元から大きな目がますます大きく見開いて(笑)

ショウガと

大葉をきらしており、今夜は早速生姜をすりおろし食べました…

生姜って合うねー!!おっとこれはイケちゃうぞ!!ちょっと待って!!あのお酒出してこようっ

ここでは紹介できない秘密のお酒があるんですよね(汗)

10年近く寝かせた古酒が…スミマセン、非売品なんです(涙)

 

これがすごいお酒でして…蜜のような感覚ではなく、寝かせると水の感覚に戻っていくような異次元の感覚のお酒なんです・・・でも秘密(笑)

最初ウヰスキーを出そうかと思ったけど、生姜ときたら日本酒だろうということで、かるーくふかーく一杯

スモークサーモンと古酒の旨みがとけあって…ついついサーモンを食べ過ぎました(汗)

三月くらいから発売予定です

O氏のおかげで美味しい思いをした夜でした感謝

不易流行

本日午後より女性スタッフ全員で仙台国税局主催の講習会に行って来ました

今日いらっしゃる講師の方が今までにも何度もお世話になっている魅力的な女性・黒田敬子先生だったということもあり、先生の話を聞かない手はない!!という事でしっかり約二時間の講習を受けてきました

一つでも勉強したことを口にすることで初めて自分のものになる

そう言った先生の言葉を思い出し、本日のブログで掲載することにしたんです。

いっぱいあるけどそのうちのごく一部、心に残ったことをいくつか。

黒田先生この女性がとってもとっても素敵こんな女性になりたい…と思える素敵な50代女性

話にどんどん惹きこまれて行くんです

 

販売・小売のマネージメント全体行っているプロ…

その紹介に対して、

「私は流通業が好きなだけなんです」と笑顔で言った先生。

いつもネタ帳を持ち歩いて気になった事すべて書き込んでいるって…私も同じだと共通点に勝手に嬉しくなる自分…(笑)

その仕事が好きなだけなんです…それって言えそうで言えない言葉かもしれません。

自分に置き換えて考えた時、なぜこの仕事をしているかっていうと…

「私は酒蔵と人が好きなだけなんです」ということなんですよね。

ハッピー

テーマは『HAPPYを売る』

そのスタートは『今をしっかりみる』事から。

 

 

『みる』と言う言葉にも色々あって、今回のキーワードは3つ。

見たい(新しい商品に出会いたい・商品の鮮度)』

観せたい(点だけでなく面でみる)』

魅せられたい(雰囲気をつくる。掃除は基本)』。

講習会全景店を生かすも殺すも人しだい。

店の心構え、そして仕組…店そのものが商品なのだから。

目・耳・言葉・味覚・触覚…人は五感で生きている生き物。

その五感に届くにはどうしたらいいのか。

商売においても自分にとっても言えるかもしれないけど…

世の中には変わらないものがある。でも変えてはいけないものもたくさんある。

松尾芭蕉が言った『不易流行(ふえきりゅうこう』。

常に変わらない伝統『不易』の部分と、その時代の要素をとりこみ新しいものを創造する『流行』の両方が必要だと言うこと

お酒ってただの商品じゃないんです。

大事な人達が一生懸命造った命…それを大事に伝えていくのが自分の仕事。

変わらない日本の食文化…それを今こうして伝えられるって幸せですよね。

そして美味しかったよと言われたら最高に嬉しくて。

人と人。酒も人も全てがちゃーんとひとつに繋がっている。

“ありがとう”の数をたくさんもらったら、きっときっと幸せになる。

黒田先生の言葉です。

それが今日の全てだったような気がします。

ちゃんと自分の糧にしよう

きっと今はいっぱいいっぱい自分の種をまくときだから

根わさびの夜

昨夜はちょっと豪華メニューというのは、食材の買い物に行った時、長野産の根山葵を見つけたんです母と、「今夜は刺身に決定だね」と早速ゲット

わさび

まさか根山葵、しかも国産物が手に入るなんて…幸せだね、お母さん☆前に友人ママから頂いて以来、久々なんですよね〜

小柄ながらにしっかりと身の厚い山葵、これを丸ごとテーブルに出して、すりおろしながら食べよう☆と決定

我が家にとって刺身の夜は危険…なぜなら絶対食べ過ぎるから(汗)

鮫皮のすりおろし…なんてお洒落なものは我が家にはありませんでした。。。鮫皮に一番近いすりおろし道具でやることになって。

 

テーブルを見て父は…「おっ今夜は御馳走だなぁ」と思わず笑顔(笑)

たっぷりのお刺身が、しかも自分の大好きなサーモンもたっぷりテーブルにありましたから

わさび

すりおろしていくと香りがだんだん出てきました…なんだかねっとりしています我が家の刺身用専用醤油を出して…

早速まずは山葵のみをぺろっとなめてみました。

甘いねーーーーっとビックリした矢先にツーンと辛さがやってきて…こりゃぁ旨い!!でも前にもらった山葵の方が香りがよかったね〜旨かったね〜なんて言ってる私達

こうして食べるとなんだかなんか贅沢だねぇ。

 

今夜の主役のお刺身は、サーモンのたたき

サーモントロ

煮物

ずいぶん脂がのってるなぁ…

これが濃厚で甘みたっぷり旨みたっぷり…とろけるように旨いんです

「旨いっ」みんな思わず一言。口の中でとろっと溶けていくんですもの

思わず箸もすすみました(笑)

そして母得意の芽もやしの煮つけ。

シャキシャキと歯ごたえがよく、かなりもやしがいっぱい入ってるけれど旨いんだよなぁ。

いんげんと人参ともやしとしめじだけのシンプルなお煮つけ

この味はやっぱり母の味なのです

なかなか同じ味にはなりませんけどね。

ご飯がすすんだ夜でした…食欲ないはずだったけれど、おかしいなぁ(笑)

山葵…半分以上なくなったけれど、普通なのでしょうか(笑)

勝山酒造・新蔵の冬

昨日まで春日和だというのに、急に寒くなった雪の日…

仙台根白石にある勝山酒造さんに行ってきました

そう皆さんお馴染みの隠し酒をいつも探し出してくれる勝山さんです市内の駅にほど近い場所にあった蔵を移転して三ヶ月…新蔵として初めての冬。

地下鉄泉中央駅まで迎えにきてくれたうちの担当の斎藤さん♪「この車に乗った時から蔵めぐりははじまっていますから…」と意味深な言葉を…なんで?と思いきや、車のエンジンがかなり話をさえぎるくらいの騒音なんです(笑)失礼だったけど笑ってしまいました。

根白石というとみんな『あそこは部落だよ』と言うんですでも信号はあってないような地域ではあったけれど、広々としてなんといっても空気がキレイ民家を抜けていよいよ蔵に到着。

勝山外観

目の前に広がる杉林…雪化粧をまとったマイナスイオンたっぷりの風景…「いいとこだね〜」と言うと、斎藤さんは「でも杉花粉かなりすごいですよ」と(笑)

でも広々としてまわりも田んぼとか余計な建物がなくて、ものすごく雰囲気のいい静かな場所に佇む新しい勝山

 

早速蔵を案内してもらいました。

新蔵で初めての酒造り…どれだけ大変か想像もつきません。

ちなみに引っ越し作業も自分たちでやったといういれこみよう。

平蔵さん

目の前には大きな釜が…そしてそこには真剣に米を見つめる平蔵さんの姿が…とっても偉い方なのに、誰に対しても気さくで気配りが素晴らしい方蔵のみんなも平蔵さんが大好きだそうです副社長自らが米と酒と蔵と向き合うなんて…いつもにこにこ笑顔ばかり見てたけど、あんなに真剣な表情…なんだかドキっとします。

 

釜からそれぞれの仕込み蔵が放射状に伸びているような蔵人にとって使いやすい空間。

特等山田麹米

まず入り口に洗米場があって、そこの隠れ扉を開けると米の倉庫がありました。特等山田錦…おっとこれはアップで撮らねば

 

右は山田錦を35%まで磨きあげた麹です

正直、こじんまりした空間なのに…私は迷いそうでした。。。。(汗)

だって隠れ扉みたいなのがいっぱいあるんですものえ?今どこにいたっけ?と…(笑)

もと場にあった隠れ扉…ここは一体…

もと場からもろみタンクへ

もろみタンクもろみくむ斎藤さん

 

 

 

と思ったら、実はもろみタンクが並ぶ仕込み蔵に続いていたんです

左はもろみをくんでくれてる斎藤さん☆

おぉ〜っこれはまさに近道

小さな仕込みで丁寧に造りたいという新蔵の姿勢…全てのタンクが満タンになることはないので、その分大事に大事に一本一本のタンクに手をかけてあげられると

ちなみに麹室の壁も木材を使わず、米の魅力がしっかりと出るように気を使ったようです。

火入れ機

左写真が『パストライザー』という機械…これはかなり羨ましい優れものとのこと通常の火入れという作業は、酒を熱して瓶詰めして、また外側から熱するというような二段階の火入れ作業を行います。これがけっこう大変な作業らしいんです。瓶が割れたりということもあると…

 

この機械は、オリさげて生詰めした酒を35度の温度の水でゆっくりゆっくりだんだんと温度をあげて火入れをしていく

つまり酒へのダメージがなく、香りも飛ばない

酒が出来た後の品質管理をしっかりできると…なるほど。

たまご酒の部屋そして詰め場入り口のすぐそばにあったのが…

皆さんお馴染みたまご酒専用の仕込み部屋です

おおおぉ〜〜っここかぁ

 

前の蔵では、蔵の一番奥で造っていて、大変そうだったから…一緒に嬉しくなりました

斎藤さん

何より斎藤さんが嬉しそうたまご酒を黙々と一人で造り続ける斎藤さん。たまごも一個一個手で割って、かきまぜて…かきまぜるのもちゃんとコツがあって…本当の手作りで一本一本出しているたまご酒

斎藤さん、よかったねぇとしみじみ喜びをかみしめました☆

 

そしてすでに私は迷子状態…わかりやすいけれど、方向音痴なのでいちいち「ここがどこから来たっけ?このドアが?」と質問を…ほんとスミマセン

二階分析室から眺める貯蔵タンクたち。

貯蔵タンク仕込み水用サーマルタンク

温度をしっかりと管理してくれるサーマルタンクが4本も!!これはスゴイ…そして右写真が、仕込み水専用のサーマルタンク水の温度を一定に保ち、いつでも美味しい水がここからでてきます。

 

このあたりの水は旨いもんなぁ…ほんと。

じっくり蔵を見てまわり、杜氏の後藤さんに会いました

あわててしまって、私としたことが写真を撮らなかった。。。。しまった。。。

34歳の若さで杜氏という仕事を受け継いだ後藤さん。

物静かな方で仕事熱心、そして黙々と仕事をされる方。

自分の酒造りにかんする全てのことに黙々と向き合って行く方…

今度もっとゆっくりお話したいです

吟醸もろみ

後藤杜氏さんが吟醸のもろみをわざわざ持ってきてくれました

米の香りがふわ〜っと際だっていて、まだまだ甘みもあるけれど、しっかりと味のある美味しいもろみ後藤杜氏さんの人柄がにじみあふれた静かな華のあるもろみうまいなぁぁ…

 

バレンタインにしぼったひとめぼれのお酒も味見…

勝山ちょこ

味はものすごく濃厚だけどつるっとした舌ざわりと舌の奧で感じるひとめぼれ独特の米の甘さ…うまいなぁ

そしてもう一つ…斎藤さんが奧から取り出してきた隠し酒たぶん皆さん、飲みたいでしょうね嬉しいなーー

 

二年前の純米大吟醸生原酒です。熟成をしているというこの香り…「枯れた美しさ」という言葉がピタリと来る…これは絶品だろううまい!!!ゲット!!!!

新蔵として新たな決意を胸にはじまった勝山酒造。

今ここから勝山のお酒が生まれていくんです。

本当にありがとうございました!!(また近々伺います♪)

一ノ蔵の想い。

秋田と宮城の県境付近の花山村の温泉に一泊し、しっかりと一ノ蔵さんの想いを感じてきました本当一ノ蔵の皆さんにはものすごくものすごくお世話になりました

(1月28日のブログにも金龍蔵を掲載しています。)

花山に向かうバスの中で頂いた味噌おにぎり…おっきくて美味しかったなぁ花山に向かうにつれて深くなってくる雪景色、そして巨大な氷柱が…部屋の目の前には3辰曚匹竜霏臧甲…思わず携帯で写真を撮ってしまいましたところがそこは電波のない人里離れた山奥…「はっ!!ほんと電波がない。。うっそぉ・・」ちなみに運転手のおじちゃん曰く、Jフォンだけ大丈夫らしいです(汗)花山に泊まるなんて修学旅行以来

金龍蔵4月半ばくらいには蔵をしめ、また冬になったら動き出す金龍蔵。

蔵の後ろには岩山そびえたつ夏も西陽をさえぎる…

宮城で一番寒い蔵・金龍蔵

小さな小さな仕込みで、手造りでこだわった造りをしていきたいと。

すごい…やっぱりゾクゾクするなぁ…

初日、金龍における説明会が行われました。

櫻井社長や杜氏さんの話を聞けただけで、ここに来てよかったと実感

金龍看板これから金龍のお酒が動き出す説明をうけ、質疑応答の時間があったんです。

皆さんからお酒を売っていく上で様々な質問が飛び交いました。もちろんシビアな意見も…それだけみんな真剣だということです。

その意見ひとつひとつに対して、真面目に真摯な態度と言葉で話す櫻井社長。

 

その中でこんな意見がありました。

もしもお酒がうまくできなかったら…と。

それに対して櫻井社長が言った言葉、私は一生忘れないと思います。

『蔵元の立場になれば、どんな酒でも大事な酒。

私は信用しなくていい。でも杜氏を信用してほしい』と。

ほんと涙が出てきました。

昔私が酒屋という仕事の中でどうしようもなく悩んだ時があって。もちろん今もそうですが。

悩んで悩んでもうダメだとある方に相談したんです。

そしたら…

『蔵の人の顔が見える酒、自分の想いがつまったお酒を売ることができる。

お金じゃ買えない想い。これ以上に幸せな事はないんだから。』

そう言ってくれて、ものすごく楽になったんです。

櫻井社長のお話を聞いて、ふっと何年も前の事を思い出しました。

金龍蔵のコンセプト、櫻井社長さんと杜氏さんの気持ちで全てが伝わってきました。

照井杜氏

照井杜氏さんも来て下さいました。目があってニコっとしてくれて、もうそれだけでホッとしましたとんつぁんの笑顔は百人力☆嬉しくて一人でルンルン気分です

50年近く酒造りをしている照井杜氏。「なんだいなー」と恥ずかしそうに、でも一生懸命想いを話すとんつぁん…言葉少なくても十分伝わります。

一番苦労しているのは寒さだと。慣れるまでは大変ですよね。「朝行くと氷はってんだー」とニコニコしながらさらっと言った一言が全て…どれだけ大変か伝わってきます。

酒造りは水

少し硬度が高く強い水だけれど、吟醸を仕込む上で低温発酵で日数もひっぱることができるので、底力のある酒ができると話していました。

麹蓋風景

麹も全量蓋麹(ふたこうじ)で二人の麹屋さんが造っています。時には蔵人全員で泊まり込みの日もあって。蓋麹もひと箱ひと箱温度も違うし…機械では出せない人の手が醸す大事な麹。一日の仕込みは半仕舞といって2日間で1500舛了店みをするそう。

本当に丁寧に造れる半仕舞

たくさんの造りをするのではなく、丁寧な造りをという蔵の気持ちが見えます。

布団で寝ている麹麹室の壁

ちょうど麹米が布団をかぶって眠っているところでした。麹室の壁も特殊。空気が出たり入ったり呼吸をしているそうです。湿度調整もしっかりと管理できるので、麹には最高の環境が生まれていく…

 

今日の麹屋さんはかなり緊張気味かな(笑)顔がかたまってましたが、笑うとものすごく素敵な方です

そして蔵の真ん中当たりに位置する和釜による甑(こしき)。

和釜

朝米をはって、蒸気があがったら米をいれる。(これをぬけがけと言うそうです)熊谷製造部長さんが丁寧に教えてくれました。

とんつぁんが「寒すぎて米が凍ることもある」って…蔵の温度は常に5度位しておくと言っていたけれど、寒いのは大変だなぁ

 

タンク室ではすごい光景を見ました。

奧のタンクだけ発酵が遅いととんつぁんが言うんです。

試飲したお酒奧のタンク

なぜなら…そのタンクの後ろの扉を開けると…そこはなんと岩山の山肌が…え!!?ビックリ(汗)こんなに山と近いの!!って位近いんです

もう感動越えてビックリですよね(汗)

 

まだまだ発酵途中の大吟醸のもろみと木桶仕込みのもろみを味見させて頂きました。「うまいやっぱり照井とんつぁんの味だ」もろみ担当の作山さんは物静かに色々みんなに教えてくれていました。

 

煙突

岩山を背に堂々と立っている煙突。ずいぶん年期が入ってるなぁと杜氏さんに聞いたら「ちゃんと使ってる」って。

すごいなぁこの煙突。何十年もここから蔵を見て、蔵と一緒に歩いてきたんだよなぁ。それを考えただけでワクワクしますよね。

酒蔵の象徴的な煙突。

守ってるんですよね、きっと

まだまだたくさんの見所が蔵にはいっぱいありました

この間最初に来ててよかったぁ(笑)だって絶対語りきれないもの(汗)

金龍アップ

金龍蔵という小さな蔵が醸し出す酒物語。

今回本当に来れてよかったです。

人・自然・伝統…櫻井社長の大切な想い。

 

一ノ蔵の初代社長さんが身をもって教えてくれたと櫻井社長は話して下さいました。

みんな初代社長を「お父さん」と呼んでいたそうです。

『やること全て成功とは言えないかもしれない。

基本理念がぶれなければ大丈夫』だと。

根っこがしっかりしていれば、どんな状況にあっても必ず原点に戻れる。

『人を大切にすること』の意味をその初代社長は生き様をもって教えてくれたそうです。

櫻井社長が言いました…南部杜氏と金龍蔵を守りたかったと

櫻井社長の気持ちととんつぁんの気持ちを大事にしなくてはいけないと思いました。

私にとって金龍蔵のお酒を伝えたい理由、

櫻井社長の考え方が好きだから、とんつぁんが好きだからの一言に尽きます。。

一ノ蔵看板それでも私は自分の気持ちに正直にお酒を伝えられるのが幸せな事だってわかったから、胸をはって伝えていきたいと思います。

一ノ蔵の皆さん、二日間ほんとうにお疲れ様でした

そして貴重な時間をありがとうございました

 

 

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