日常の極上

毎日の中に“極上の瞬間”はたくさんある。
のどが笑いたくなるような美味しい瞬間。
かけがえのない元気をもらう誰かとの出会い。
そして何気ない風景の中にも…。
ふとした瞬間から生まれる「極上の日常」。

カテゴリ: おいしい時間

最近色々と事件が起きています。悲しいことも嬉しいことも…いっぱい。今日は久々にゆっくり夕ご飯を食べました。疲れているときは、いつもよりほんの少しゆっくり過ごしたい。

台所に小さなラジカセを持ってきて、母が昔のポピュラーミュージックをかけていた。昔に戻ったみたいに嬉しそうに鼻歌を歌っている母を見たら、なんだか嬉しくなって。

「お母さん、今日ゴキゲンだね

リンゴの豚肉巻

酸味の強い林檎や野菜をたっぷり用意して、それに豚肉をまいてちょっと焦げ目が付くくらいまで焼き色をつけていた。酢豚のパイナップルは実は私苦手だけど、こういうのはアリ

林檎と野菜の豚肉巻き。我が家の母は、けっこう「〜巻」というのが好きなような気がする。ゆずの季節には、下ごしらえした大根をお肉で巻いてゆず風味の一品をつくっていたりする。それに春巻きもいじょうにでっかい。

「お母さんって巻物系好きだね〜」と言うと、笑っていた。

 

 

甘みの強い林檎だったらこういう仕上がりにはならないだろうな。

お肉を少なめに、野菜類をたっぷり食べさせたかったらしく、お肉はほんとに薄目だ(笑)決してケチったわけではない(笑)

にんごアップしっかりと酸味も残っていて、食感もいい。林檎の赤い皮の部分が、イイ感じにアクセントになっている。

紅茶でお馴染み、フォウションのブラックペッパーを食べる直前にたっぷりと振りかける。何かソースをかけようと思ったけど、塩胡椒だけで十分旨みがあったので、シンプルに食べた。

今日の母の気分がそのまま出ているような一品。ちょっとトロピカルな感じがした。お肉というよりサラダ感覚。たっぷりの野菜と一緒に食べる食欲の秋に、なんともヘルシーなメニュー。

 

 

「今日は肉団子の甘酢あんかけも作っちゃったよ」と母。ほんとゴキゲンらしい(笑)

肉団子

肉団子アップ

母の肉団子は、片栗粉で衣風にしてあり、箸をいれるとふんわり柔らかい。これは私も好物だった。

お肉の分量を減らし、玉葱をたっぷりいれてふっくらさせる。

甘くって酸っぱくって…昔から食べている普通の肉団子。でもそれがとても嬉しくて懐かしい味なのだ。

 

 

母の肉団子にまで手を出し、今夜はごはん2膳。よく食べると笑われたけど(笑)

ほうれん草のおひたしに、おから、豆スープ。今夜はなにげにヘルシーだなぁ。でもごはんいっぱい食べたから私には同じだったけど(笑)

そんな食卓は昔の歌の話で盛り上がった

私が小学生5〜6年のあの頃、光GENJIや男闘乎組ブーム。卒業文集に各自書く事になり、そこには「好きな歌手は?」という欄があった。私も素直に書いたのだけど、なぜか先生に呼びとめられてしまって…気の弱い私はビックリ(汗)

先生が「好きな歌手のところに、クラスで一人だけ“松山千春”と書いてたから…」。それをきいた両親は笑っていた(笑)普通にそれを家で聴いていた私は、当たり前のようにその歌が好きになっていた。昔の歌っていいね〜と話題が盛り上がる夜でした。

今日もいっぱいごはんを食べて満足満腹

ごちそうさまでした

今夜はずいぶん冷え込む夜になりました。そういえば去年の25日前後ってやっぱりその年一番の寒さがやってきたってスケジュール帳に書いていたっけ。こういう時が一番風邪をひくんだよなぁ。私も珍しく風邪薬を飲んでいたり。今夜は早めに休んだ方がよさそう。

「寒いからあったかいもの作るからね」と母がさしだした一杯のお椀の中には、我が家の定番の一品が入っていた。

おぼろ汁

あったか「おぼろ汁」。

まさしくこれは母が自分の母親から受け継いできたおふくろの味。

椎茸のもどし汁をいつも冷蔵庫に完備していた母。その汁を元に、椎茸とおぼろ豆腐をたっぷりいれて、醤油とお塩で味をつける。

仕上げに、生姜のすりおろしたものを真ん中にちょこんと乗せて出来上がり

なんにも特別な事はないシンプルなおぼろ汁。

 

これがビックリするくらい美味しいんだよなぁ

片栗粉でとろみをつけてあって、「葛かける」と母はいつも言うけれど、しっかりと椎茸のダシもきいている。だからといって決して茸くささがなくて、とろみのある汁と箸ですくえば砕けてしまいそうな柔らかなおぼろ豆腐がなんとも優しい気持ちにさせてくれた

薄口醤油を使うと、あの独特の香りが鼻につく感じになるといって、いつもシンプルにお塩とお醤油だけで味をつけていた。

「お母さん、これおかわりあるの?」ときくと、嬉しそうに「いっぱいあるよ☆」とニコニコしていた

「隠し味は昆布茶だよ」そおっと小さな声で教えてくれた母。

優しい気持ちになれる一杯。

寒い夜…なんだか体がポカポカしてきた。

生姜がきいているから?いややっぱり母の愛情だろう

いつかの寒い夜、さりげなくこの料理を私も誰かのためにつくってあげたいなぁと思う夜でした

某ビールメーカーの営業マンKさんが、タイのお土産をもってきてくれましたさすがビールメーカー、ビールが進むものをセレクトしてきたなぁ(笑)

タイプリッツ「ラーブ味」。ラーブというと、ハーブや香辛料をたっぷり使ったタイのスパイシーなサラダ。それをプリッツに再現したらしい。グリコもずいぶん遠くまで進出してるんだなぁ。

プリッツ箱

 

タイっぽいデザインだねぇ…なんて言ったはいいけど、行ったことあるの〜なんて話になった(笑)残念ながら私はまだタイの地に足を踏み入れたことがございません。。。

しかし…この味はクセになる大変危険なお菓子でありました。

ムエタイ

箱の横側を見てみると、さすがタイ!と思えるデザインが色々あって。ムエタイが載ってるし…ビックリ(笑)

面白い箱だなぁと思いつつ、今も捨てられずにとってある自分(笑)

 

ビールが欲しくなるプリッツ。日本のプリッツとはひと味違う魚感がある。

プリッツ

これでもかーというくらいに黒胡椒がたっぷりとまぶしてあり、匂いもそそられる香り。これは胡椒いれすぎだってーなんて思ったけれど、これが危険な誘惑のはじまりだったのです。

1本食べたら…お、この味クセになるね〜なんて言いながら、2本目を食べて…喉がピリピリしてきた…あ、辛い!!1分過ぎてもまだ喉が熱くてヒリヒリいってます。辛い辛い…と言いながら、辛いのが大好きな自分…ハマルなぁ、これは(笑)

 

 

 

やっぱりビールが欲しくなってしまいました(汗)

私は料理を食べる時は日本酒党なので、ビールは最初の一杯くらいしか飲まないけれど、ギネスなどこくのあるビールは特別好き。一杯の満足感があるから。

ギネス冷蔵庫にあったギネスを一本とりだし、マイギネスグラスに注ぎクリーミーな泡に見とれる私。いいね〜この上唇につく泡の感じに幸せを感じながらゴクリと飲む。ん〜〜〜〜んまい!

今のギネスは、フローティング・ウィジェットという白いプラスティック製の球が缶の中にコロコロと一つ入っていて、それがクリーミーな泡を作りだすように出来ています。

アイルランドパブの樽詰めギネスとおんなじですって☆これはギネスファンにはたまらないナイス提案♪

 

 

プリッツを1本食べて、ヒリヒリしながらクリーミーなギネスをゴクリ。口の中が泡とともに辛さが和らげられるのもつかの間…またじわじわ辛くなってくる…そしてそこでもう一度ギネスをゴクリ…うまいなぁ

しめくくりのギネスって、自分的にちょっぴりカッコイイ気がする。

そんな飲み方の似合う自分に早くなりたいなぁなんてしみじみ感じながら、またプリッツに手が行く夜でした。

Kさん、ごちそうさまでした

急な寒さにちょっと皆調子が悪く、私も珍しく風邪薬を飲んでみたり。近頃少々体調が悪い気もしばしば。昼時、母が私の大好物のあまい卵焼きを作ってくれていた。疲れると必ず作ってくれる卵焼き子供の頃からなじんだおふくろの味…やっぱり素直に嬉しくなる。

疲れた時だからこそ野菜をいっぱい食べさせたいと、夕方からせっせと晩ご飯の支度をしていた母。今夜は「和風棒々鶏」を作るとはりきっていた。

和風棒々鶏

たっぷりの新鮮なパセリと長ネギをみじん切りにして、醤油・味醂・酢・ごま油で作った甘めのドレッシングをかけしんなりするまで漬けておく。我が家はちょっと甘めな味付けが好き

玉葱・キュウリ・大根の千切り…そして手でほぐした鶏肉。ガラスの大皿にたっぷりと盛りつけた母は、私がカメラを向けたら嬉しそうに「え?撮るの♪」とニコニコしながら聞いてきた(笑)

パセリが朝摘んだばかりなせいで、全然青臭くなく、ドレッシングのいい感じのアクセントになっていた。お母さん、やるねぇ♪ネギとパセリなんて思いもつかなかった。しっかりと野菜となじんだドレッシングを鶏肉にたっぷりとからませて…おっ全然くどくないよ!旨〜いいくらでも入る感じ

 

「昔はうちも山のようにパセリも庭にあったんだけどねぇ」と昔を語る母。我が家は店の建て直しと同時に、家も建て直し…庭がなくなってしまったから。そのあたりが母にとってに寂しさだったらしい。それを聞いたらなんだか切なくなった。近頃母といる時間が長い。女同士というのは男同士より色々話が出てくる。

スジ肉煮込み

そして明日用にとスジ肉を煮込んでいた母。寒くなってきて、こういうおかずが最高に美味しくなる季節がやってくる

2〜3回煮流して、しっかりとアクをとって再びコトコト煮る。まだトロトロという食感までいかないが、けっこう柔らかくなっていた。「味見してみる?」と母は早速食卓に出した。

ピリリと辛さも秘めていて、甘すぎず、しょっぱすぎず、脂っこくなく…いい感じじゃない佃煮風にして、お弁当にいれるとはりきっていた。コトコトコトコト気長に煮込むスジ肉。おそらく明日になれば、もっと味がしみこんで、もっとトロトロ溶けちゃいそうな位になって…ごはんが進むおかずになるんだろうな♪また明日が楽しみ♪

 

母は今日は腰が痛いけど、気分的に調子がいいらしい。女二人でゆっくり夕食タイム。

そうそう父が昨日の朝から、例の圧力鍋でシチューを作るってはりきっていたっけ。今日はもう食べていいという許可が下りたので、早速味見

シチューアップ

ジャガイモも玉葱も全部トロトロに溶けていた。人参だけが形を残していたけれど。スジ肉もトロトロになり、シチューにコクと風味を与えていた。

フランスパンがあったので、早速焼いてシチューと食べる私。白ごはんを食べたにもかかわらず…本当に風邪なのかと思うほどの食欲。20代女性にしては食べ過ぎである(汗)

さらさらと柔らかな口当たり、だけどしっかりと旨みがシチュー全体を包みこんでくれていた。さすがお父さん。シチューやカレーは得意なんだよね。父のスープは喉が渇かない。もう一杯とおかわりしたくなるスープだ。

 

我が家のごはんが一番だなぁと母や父を見てると思う時がある。

どんなに感動的な料理に出会っても、おふくろの味とおやじの味には勝てないかもしれない。

我が家には、私の体温とピタリと合う味がここにあるから。

今夜もごちそうさまでした

美味しいものをとりかえっこする私のお師匠さんみたいな人がいる。たいたびブログにも登場しているけど。今回、すごいものを送ってきました…初めてです。淡いピンクのししゃもを見たのは…。

北海道鵡川町。ここは日本でNO.1のししゃもの町。その中のNO.1の漁師さんがとった白いピンクのししゃも…実は試験的に出したものらしいのです。今回わずか50箱だけ獲れたと…早速お師匠さんは、我が家にもその味を教えたいと自分の取り分5箱のうちの1箱を送ってくれました。

お礼の電話と一緒に、最高に美味しい食べ方を教えてもらい…

ししゃも

普通ししゃもと思って食べているものは、実は「キャペリン」と言う魚で、カナダなどから輸入されたもの。

この白いピンクのししゃもこそ真の「ししゃもの真水干し」

真水を飲んだししゃもは黒っぽい色になり、真水を飲まないししゃもは白いピンクの色になる。そう真水と川の水のもみ加減こそ最高のししゃもが生まれる条件だ

なんて色っぽいししゃもなんだろう…艶といい色といいふっくら感といい…すごすぎる。

 

 

そう…鵡川こそししゃもにとって最高の場所。

身の40%が脂というししゃも。焼いている間、ししゃも自身から出た脂でジリジリジリジリ焼けていく。

焼いてるししゃも

まず串をぬいて、塩水を作り、ししゃもをなぞる。魚臭さがまったくないこのししゃも…美味しそうな香り…

アルミホイルの上に乗せ、上下から熱を出すオーブンレンジにいれて身がほぐれる寸前まで焼き続ける。チリチリジリジリ…と加熱されていく…その間はじーっと根気よく見守るのが美味しさのコツ。

 

最後に一気に火を強めて焼き上げ…脂がどんどんししゃもからあがってくる…しっぽが焦げるかなと少し浮いてきたその時こそ絶妙のタイミング

ししゃも焼きちょっちょっと…これは匂いからわかる…絶対うまい!!ここで上等のポン酢をドワ〜ッと一気にかける。いわきに行ったときに買ってきた旨いポン酢がタイミングよくあったんだよな〜♪やはり食もご縁なのか。

 

 

撮影したくて身をほぐしてみた…

ほぐしたししゃも

皮の下には上品な凝縮感のあるクリーム色の身が…箸を入れると入れた感覚さえ忘れてしまう柔らかな身…

まさに一口の感動がここにあったのだ

「あ…あ・あまい!!!?」

ふっくらと口の中にいつまでも閉じこめておきたいような旨みを醸し出し、あぁ〜旨いと余韻にひたろうかと思ったまさにそのとき、サラサラと口の中で溶けてしまうな・なんて上品なししゃもなの

 

これは最高にうまいキスを食べているような感覚にもなる。身の40%が脂だと言ったけれど、それは全て旨みそのもの内臓の苦みもなにもなく、溶けてしまうこの食感…なんてはかなくも最高にうまい逸品なんだろう

少々酸味のきいた日本酒を用意しておけばよかった…と今頃後悔。

ごはんは用意しておかなくてよかった(笑)なぜならゴハンが足りなくなるから。

口の中で惜しげなく溶けていくししゃもの身。「白いピンク」の色をしたししゃもの真水干し。次にこの魚にお目にかかれるのはいつになるのだろう…それを考えると気が遠くなるような気がした。

お師匠さん、ごちそう様でした

「咲いてる花を探すより 自分で花を咲かせる人に…」と言ってくれた私の憧れの女性がいる。

仙台でも何店舗も飲食店をつくりあげている凄腕の女性。一言に言えばカッコイイ人。今回仙台駅ビルの地下リニューアルに伴いイタリアンの店をオープンした。名前は『Di VERDE(ディベルデ)』。本格派なのに入りやすい雰囲気づくりはさすが。

その店へようやく時間がとれて行くことが出来た。

ピザ屋店舗アップ

いつも横を通るたび混んでいるなぁ。。この日も私達の前にも行列が…。来ているお客さんの年齢層はかなり幅広い。2人でいったので、すぐテーブルに案内された。

静かな間接照明、イタリアの家庭を思わせる落ち着いたトーンの壁に、まっ赤な花の絵がとても映えていた。そうそう彼女は赤い花が好きなんだっけなァ。

 

地元食材にこだわるメニューに目にとまる。近頃、あらためて「地元食材」がとても大きなキーワードになってきている。気が付かないだけで、実は隠れたグルメがたくさんある食材王国宮城。

スタッフの方の対応がとても丁寧だといつもここの系列の店に入ると感じるなァ。当たり前のことだけど、それも美味しさに繋がってくる

ピザ全景

蔵王モッツァレラチーズとリコッタチーズと挽肉のぴざ。そして大好きなカルボナーラを注文最近美味しいカルボナーラを食べられる店が減ってきたなァ…余談だが、保守的な自分といつも感じるのが「カルボナーラ」。どこへパスタを食べに行っても必ずカルボナーラを注文する(汗)

お待ちかねのピザがテーブルに運ばれてきた♪

ふっくら焼き上げられた生地とたっぷりのチーズ。…この香り…なんだか懐かしい香りが…美味しそう〜〜♪

 

 

ではいただきまーす♪

ピザアップ

モッツァレラチーズを惜しげなく使ったこのとろりとした食感、そして「再び煮る」という意味のリコッタチーズのほのかな自然な甘み、そして懐かしいミートソースのような味わいの挽肉…生地もモチモチっと食感もよく、それでいて重くない…シンプルだけどいいな〜この感じついついクセになるシンプルで立派すぎない美味しさ

 

 

重すぎず軽すぎず満足感のある一枚のピザ。ワインで乾杯したくなるピザの味。うちとけやすい旨さ…でもついうっかり食べ過ぎちゃいそうだなァ(笑)

秋空

見上げれば高い高い秋の空。

色んな形の雲の隙間を流れる夕陽。

ついつい眺めて立ち止まってしまいそうな空。

秋だなァ

明日のブログは日本酒に合うチーズのお話です♪

お楽しみに♪

 

今日は朝から忙しい一日だった。雨だというのに、たくさんの方が松島を訪れけっこう混んでいた。紅葉にはまだちょっとだけ遠いけど、この一雨一雨が秋を色づけていくような気がする。そして食欲の色も…(笑)

最近ほんと牡蛎を食べる機会を多い気が…週3回は牡蛎を食べている気もするし。母が何年かぶりの同窓会で外出していたため、今日は父が担当晩ご飯。店をしめて、残った仕事をしていたら「もうごはん出来たよー」とわざわざ呼びに来た父。あたたかいうちに食べさせたいと、うちの両親はいつも呼んでくれる。

牡蛎の中華飯

「牡蛎と鶏肉の中華飯」。父が得意とする料理のひとつ“中華飯”。鶏肉は片栗粉をつけて、しっかりともんでやると臭みが消える。豚肉もしっかりともみほぐすことで、旨み成分が表にでてくる。きっとテレビかお得意さんの調理場かどこかで聞いてきたんだろうな。「ためしてガッテン」とかけっこう見ているし。

たっぷりの鶏肉とたっぷりの野菜、そして主役の牡蛎ぷるるんと柔らかな牡蛎の身、そしてシャキシャキの歯ごたえを残した野菜、鶏肉もふっくら仕上がっていた。

「お父さん、これ美味しいよ」というと、嬉しそうに料理の説明をしはじめた父。好きだからこだわる性格なのです。

 

そしてもうひとつの得意料理が食卓にならんだ。

そう…それは「スープ」

牡蛎のスープ

父のスープのとろみ加減は最高に旨いと思う。「これずいぶんコクがあるけど、バターか何かで最初炒めたの?」と聞くと、「牡蛎と相性のいいスジ肉を少しだけいれたんだ。旨いだろう?」と嬉しそうに話す父。

最近、うっかり濃いめに仕上げてしまうと気にしていた父は、「あれ、薄いかな」と思うくらいで味付けをやめる。そうするとやっぱりあんばいのいい味になる。

たっぷりの野菜と溶き卵、そしてこれにも主役の牡蛎が…おぉ〜たっぷり入っているじゃありませんか!!

 

 

スプーンですくいあげた牡蛎は、片栗粉を軽くまぶしたせいかとろりとした食感に。

かみしめると牡蠣の身の甘さが口の中に広がっていく。

牡蛎スープアップ

スジ肉のコク、これも入れすぎてはダメらしい。私用に使う予定のスジ肉は、父がほとんど使ってしまった。。。仕方ないけれど。

私は大切な友人の母から教わったスジ肉の煮込みとゴボウを加えた佃煮風を作る予定でいたから。また次のチャンスをみはかろう♪

 

 

牡蠣ってすごい食材だな。こんなにいっぱい栄養があって、こんなにいっぱいの調理法にもこたえてくれる。寒くなるほどに身ももっと旨みが凝縮してくるはず。

今週牡蠣メニュー4回目です(汗)

今日は母親感謝デー月に2回か3回は美味しいものを母に大奮発プレゼント企画というのを心に決めている。朝から母の病院の検査に付き合い、午後3時頃に遅めのランチを食べにいった。やはり出歩くときは女同士が気楽だったりする(笑)

「お母さん、今日は“すし哲”に行こう♪」

すし哲店内

仙台駅の地下、改札口のすぐ横に塩釜にある「すし哲仙台店」がオープンしてずいぶん時間がたった。ワクワクするような…寿司の基本はしっかりと持っていながら、日々創作寿司に取り組むすし哲。

「いらっしゃいませー」と元気な声。カウンターから調理場が見渡せる明るい店内、私達はお座敷のテーブルにむかった。お薦めが書かれた手書きの黄色のメニューが壁に貼ってあり、あぁやっぱりすし哲だなぁと。夕方から運転の予定があったので今日はウーロン茶。

母は塩釜物語というにぎりのメニュー、私は大好物のまぐろ丼。そして目抜のみそ汁を頼もうと思ったら、北海道産おおつぶあさりのみそ汁が今日あるんですよとの一言にそちらに変更♪

 

すし哲の酢飯の量が自分的にとてもちょうどいい。多すぎず、少なすぎずいいあんばい。

あさり汁

三つ葉を散らしたあさりのみそ汁…ずいぶん大きなアサリだなぁ♪アサリの風味をしっかりと残したみそ汁は、旨みがあるのにあっさりとして、最後飲み干すまでのどが乾かないシンプルなみそ汁だった

目抜の濃厚なみそ汁も大好物だが、昼時にはもってこいのみそ汁。ほどよい満足感。

大きなすり鉢風の器にぷりぷりとした肉厚なあさりと新鮮な三つ葉の色合いの美しさ…さすが、みそ汁ひとつにしてもプロの味。

 

 

私はお寿司というと、どうしても昔から「まぐろ丼」を注文してしまう。子供の頃からそうだった。みんながにぎりを頼んでも、自分は必ずまぐろオンリー♪本当大好きな魚。

まぐろ丼アップ

刺身の切り方がうまいと感じるとろける食感。スジを一切感じない、食べればごはんとからみあう…あぁ〜まぐろ万歳

こういう丼物はネタを小皿の醤油につけながら食べるのが一番旨い…と、ここでまた注文追加。

 

やっぱりすし哲にきたら必ず頼んでしまう…(笑)

まぐろ串焼き

まぐろの串焼き。私…あぶったまぐろもステーキも生姜焼きも大好きなんですよね。我が家でも生のまぐろが苦手な弟には、まぐろとネギの生姜焼き丼を作っていつも出している。

胡椒のピリッとした刺激的な風味と外はカリっ、中はジューシーなまぐろの串焼きはやはり旨いのであった。。。

 

 

そしてそして今日の至福の食がこの「ねぎとろ巻」だった

ねぎとろ巻

トロの脂身とトロすきをネギと一緒に食べる…こんなに美味しいネギトロ、初めて食べました。。。お母さんと半分こ。

口にいれた瞬間に溶けてなくなるネギトロ…あぁっもう食べちゃったよ…(泣)と切なくなるほどにふわっと…皿の上に形のあったあのネギトロが、口の中で消えてなくなるこのすごさ…身は甘く、でしゃばらないネギの風味、決してしつこくはないこのとろける味わい…口の中の空気と化すネギトロ様…なんて旨いんだ

あまりの美味しさに撮影もままならず母とふたり、至福の時に身をつつみました。

食後はサービスのシャーベット。今日は今旬のキャンベルのシャーベット。しっかりと葡萄の皮の部分の旨みが濃縮されていて、最初「全部食べられないよ」と言っていた母もペロリとたいらげた。

「今日は贅沢しちゃったね〜」と私。「美味しい物を食べると元気になるね。ありがとうね」と母。

たまの女二人極上ランチ。今度はどこに連れていこうかな♪

「今度牡蛎カレー作るからな」と最近父が話していた。というのは、実はまた父の友人から牡蛎を頂いたからだったそれ専用に大きめの圧力鍋も新しく買ってきていたし(笑)牡蛎三昧の日がまた今週訪れた我が家。牡蛎は色んな調理法を楽しめる☆我が家は生より熱を加えた牡蛎の方が好きだから。

牡蛎パスタ

仕事の休憩であがってきたら、キッチンに大盛りの牡蛎パスタが置いてあった。父がわざわざ作っておいてくれてたみたい♪我が家の父はパスタ・カレー・シチュー・おでんなどかなり得意な人間。あれこれ試行錯誤をくりかえし、より美味しくできるように毎回工夫をこらしてくる。

今回のパスタはオイルを使わずパターのみ使用。牡蛎の風味を逃がさないように最初に軽く中がレアな位に焼き上げ、一度フライパンから取り出す。そしてそこにゆであげたばかりのパスタをいれる。我が家の醤油風味のパスタは「たまり醤油」を使う。鷹の爪を少々いれていたようで、ピリリと辛さのアクセント。

食べたら父に感想を言おう♪

 

久々に父のパスタを食べた…いやぁ旨い!!味の濃さもしょっぱすぎず甘すぎず絶妙な味付け。パスタを口にいれると、ふわんと牡蛎の風味が口の中に広がり、醤油のコクと甘みが牡蛎にベストマッチング☆さすがお父さんだなぁ…だから他の店でトマトソースや和風パスタを食べようと思わないんだよなぁ…だって父の作るパスタは天下一品だもの牡蛎も贅沢にたっぷりなんだか頂き物って大胆に使うんだよなぁとつい笑ってしまった。

圧力鍋カレー

この日の朝から仕込んでいたのが、おニューの圧力鍋で作りあげた牡蛎カレー。いつもは3日くらいかけて父はカレーを作っている。ジャガイモも人参も玉葱もとろとろになり、風味を出すので少々いれた牛スジ肉もとろとろとろり

 

 

あぁ〜いい匂い♪早く食べたいけど、一晩我慢ガマン。

翌日熟成して旨さをパワーアップしたカレー。

牡蛎カレー自宅で食べるときは、つい大胆にたっぷりとかけてしまう(笑)

炊きたてのアツアツ新米サラサラしたルーだが、なんとも旨みも凝縮されていて、一口食べるともう一口もう一口という気になってしまう。なんてまろやかなカレーなんだろうこんな時、美味しいカレーを作る父を尊敬してしまう私。牡蛎もたっぷり、全ての材料の美味しいところだけが、この一杯につまっているのだ

我が家は父のカレー・母のカレー・私のカレーと三人それぞれ違ったカレーを作る。母はやはりソースなど加えたおつなカレー。私は玉葱とカレー粉と小麦粉を炒って作る和風カレー。我が家のカレーはいつもたっぷり作る。でもしっかりとなくなっているところが我が家のすごいところかもしれない(笑)

 

とろとろさらさらの牡蛎カレーはやはり絶品。

牡蛎カレーアップ

真っ白なごはんを包み込む牡蛎カレー…ほんと旨いなぁ。もう一杯いけそうになる。

そしてもう一つおまけに…父が買ってきたガーリック風味のフランスパン。それをカレーにつけて食べる。普通のフランスパンよりも風味が豊で、一本筋の通ったような旨さがあって…「もう食べられないよ」といいながら、フランスパンに手がいく私。

 

美味しさの秘密は根気と愛情だろうか。父のカレーはコクがあるのに澄んでいるというか、食べても重たくないのがすごい。もはやプロの味だよ、お父さん

ブログに載せることはまだ秘密。気が付いたらどんな顔をするだろうか(笑)

 

今日は残暑がまた戻ってきたかのような蒸し暑い日中になりました松島も行楽シーズンを迎え、かなりの大混雑。かわら版会員のお客様もたくさん来店され、本当嬉しい気持ちでいっぱいになりテンションも一気に上昇。

いつも松島に来ると寄って下さるお客様が…なんと雄勝で仕入れてきたという生きた帆立をたっぷりお土産で持ってきてくれて。「酒粕のお礼」と一言…なんて律儀な人なんだと感心感激ですすぐにバーベキューに向かうとのこと、お酒を仕入れて店を後にしました。ごそごそとビニール袋の中でうごめくから付き帆立…おぉ〜今夜は帆立づくしで早速心して頂こう

店が終わってから早速母と帆立さばきに大奮闘。今夜は女二人の食卓だから。

袋の中からざくざくでてくる帆立のお宝…幸せだなぁ

帆立と包丁

帆立さばき

指をはさまれる私…痛い(泣)そりゃぁ生きている帆立なんだから、殻から包丁をいれようとしたら閉めようとしますよね(汗)帆立くらいはさばけないとお嫁にいけませんもの。なるべく魚介類をさばくときは母と一緒にやるようにしています。でも少々てこずったかしら…(笑)

殻を開けると…ぷりっぷりの帆立の身が顔を出しました

おぉきれいな貝ひも!つややかな海の幸…あぁホタテ様ホタテ様これほど生きがいいのだから、シンプルメニューでいきたいところ。今夜はお刺身・バター焼・貝ひもの佃煮のメニューで決まり

帆立フライパン

帆立バター焼き

バター焼きは私の担当♪ワインをふりかけ、ジュージュー音を立てながら変貌をとげる帆立の身。溶けるバターの香りがまたたまらないのです。

 

焼きすぎないように…中身はレアで仕上げたいところ。最初に身を取り出し、少々バターソースを煮詰め、艶を出す。おぉ〜美味しそうな帆立のバター焼きの完成これがまた帆立の甘みがなんとも最高に旨い!ぷるぷると口の中で揺れる帆立さん。ひとくちかむと、中はほんのりあたたかく、コクのお醤油、食欲増進バターの香ばしい香り…あぁ旨い

帆立刺身アップ帆立刺身と醤油

やはり生きた帆立ときたらはずせないお刺身。今夜は少々贅沢にいこうと、あまり薄くさばかずに食べ応えたっぷり身を半分にきって食卓へ。このそそられる風情…なんて美味しそうな帆立なんだ

 

ぷりぷりと甘みと一緒に溶けていく帆立。特製醤油をちょこんとつけてご飯にのせて食べる…日本人に生まれてよかったなんでこんなに身が甘いのだろう帆立の天ぷらも大好きだが、やはり浜っこ…刺身となると幸せひとしおクリーミーな帆立…海の神様万歳

母が「帆立だけでこんなにお腹いっぱいになるなんて、幸せだね」と。

帆立貝ひも佃煮とごはん

帆立さばきに奮闘している間、母が横で貝ひもで洋風佃煮を作っていた。バター醤油風味の懐かしい味わい…ご飯、もう一膳いけそうですね(笑)より旨さを引き出すおふくろの味。

しっかりすみからすみまで帆立を堪能しました。

 

美味しいお土産…なんて嬉しいお土産頂いた瞬間、嬉しくて嬉しくて素直に喜んでしまいまう大人げない自分…だけど美味しいものって笑顔になるなぁ。

母が「あんたはよく食べるねェ」と笑っていました。明日の元気になるからいいのだ

本当ごちそうさまでした

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