秀逸ミュージックビデオ500選

邦楽洋楽問わず、色んな意味でシビれるPVを一挙紹介します。
最近の記事はフル視聴サイトへの直リンクもあるよ。
TOPページはこちら



2006年02月

PV119:ユー・アー・ビューティフル/ジェイムス・ブラント (2005年)4

一人の男(ジェイムス)が立っている。歌いながらおもむろにパーカーを脱ぐ。歌が進む。セーターも脱ぐ。さらに進む。Tシャツも脱ぐ…おい何やってんだ君は!

しかも彼が立っているのは断崖絶壁の海の前、空からははらはらと雪が降っているのだ。寒いよ〜。それでも彼は切なそうな顔をしながら服を脱ぐ。物憂げなメロディとともに一枚一枚服を脱ぎ、ついには上半身裸になる。

James_Blunt画像


次はどうする?セオリーではズボンを脱がねばなるまい。しかし彼は次に靴を脱いだ!テメーは野球拳で往生際の悪い女子か!!本当に何をやっているんだ。続いてポケットの中身をひとつひとつ出しては足元に並べるジェイムス(上図)。なぜ並べる?露店でも開くのだろうか?そんなアホな場面ばかりを想像していたが、オチにはそんな妄想が全部ふっとんだ。終演間際、彼は唐突に後方へ走り出し、絶壁から海へ身を投げるのであった(下図)。服を脱いだのも、持ち物を並べたのも、自殺の準備のためであったのだ。

続きを読む

PV118:恋の歌謡日/ゆず(2002年)5

いいですよこれは。曲が女性一人称の歌詞なんだが、それに合わせてPVでは北川悠仁が完璧に女装(下図)。相方の岩沢を従えた架空の歌謡グループ「ザ・トランポリンズ」のボーカル北見川潤子を演じている。

女装画像


エルレガーデンの「Space Sonic」を見た時に、女装の動機付けのパターンを考えてみたんだけど、この曲の女装はもう完璧に官能性を出していきたがってるというか、「あたしを見て!」っていうオーラがバリバリ放出されている。しかもやたらと完成度が高いよこんな女の人普通にいるもん!!一説によると撮影中に酔ったオッサンにナンパされたという話も伝わっているが、これはウソくさい。なんでビデオの撮影中に酔っ払いがアーティストに絡めるんだよ!!しかしそんな話も信じられてしまうほどにこの女装への力の入れようはハンパじゃない。あまりにあまりすぎて、ゆずを知らない人が見たら完全に昭和のニューハーフ・デュオだと誤認するだろう。美川憲一を遥かに越えて艶っぽい。

しかし、そんな北川の女装のインパクトに隠れているが、本当の主役は岩沢の七三分けである。

増毛
どんだけヅラだよ!!!


PVは、同作品を絡めたドラマ全話も収録した、DVD「恋の歌謡日」に収録。
恋の歌謡日
恋の歌謡日ゆず

トイズファクトリー 2002-08-07
売り上げランキング : 2,051

おすすめ平均 star
star岩沢さん、演技うまい!!!
star映像付きなら楽しさ100倍!
starもう最高!!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ブログランキング・にほんブログ村へ(音楽ブログ村でゆずの最新情報をチェックする)
続きを読む

PV117:Moment I Count/Boom Boom Satellites(2005年)5

ドアを開けたら、その先にはまた同じ形のドアがある。それを開けたらまたドアが。どこまで抜けてもドアドアドアドア……。これは…怖い!想像してみただけで怖い。だってドアというものは、本来今いる内界と、外界とをつなぐための境目であるはずなのだ。それなのにメビウスの輪のように、いくらドアを開けても無限に同じ空間がループしていたなら、これは恐怖以外の何者でもない。

子供の時見た「ドラえもん」で、家を迷路にする「ホームメイロ」という道具が出てきて、調子こいたのび太がそれを使って自宅を大迷路にしてしまい、何度ドアを開けても同じ部屋に出ちゃうっていう話(下図)があって、それが僕の中でものすごいトラウマなんですよ。あとドアを開けども開けども目的に辿り着かずに怪しい注文が客人に出される、宮沢賢治の「注文の多い料理店」にも似たような感じの汗をかきましたね。

のび太
テレビ版の方が怖い


続きを読む

PV116:今すぐ欲しい/倖田來未(2006年)4

倖田來未の毎週12曲連続CDリリース&PV発表のおかげで、しばらくはオカズに(何の!?)困らない日が続くと思っていたのだが、12曲の内ほとんどが5万枚限定なのですぐにヒットチャートから滑り落ちてしまい、ランキング番組などでPVを見る機会がほんとに短くて残念であります。

大体見た12作の中で、彼女に対する世間の評価である「エロカッコイイ」の内、「カッコよさ」の部分はひとまずおいておいて、単純に「エロ」の部分に注目すれば、ピカイチなのは「今すぐ欲しい」だ。

内容はと言えば、赤い下着の倖田來未がクネクネしてる(下図1,3)っていう…まぁ、だいたいそれだけなんですけど。一応、細かい小ネタがちょこちょこ挿入されてはいる(例えばカップルの部屋の壁に丸めたボール紙をあてて中の様子を伺うマセガキの図/これはちょっと笑った:下図2)が、レッド・アンダーウェアーに全て食われてるねー。

こうだくみ画像

倖田來未盗聴
将来は田代の方向で。

続きを読む

PV115:ナム/アンコール/ジェイ・Z & リンキン・パーク(2004年)3

Linkin Parkの「Numb」とJay-Zの「Encore」をマッシュ・アップさせて作られ大ヒットしたのがこの「Numb/Encore」(←もうちょっとひねれよ!)。日本では布袋寅泰とRIP SLYMEの「BATTLE FUNASTIC」が話題だが、そのビデオは全編通して布袋の立ち位置がセンターで固定されていて、RIPが動きづらそうだった。日本の縦社会的な因習をミュージックシーンに見たね、ぼかぁ!(そんな大げさなもんじゃない)

対して、欧米のマッシュ・アップビデオはどうか。やはりライブ映像を基調にした構成になっているが、こちらはちゃんと、Jay-Zが歌ってる時はLinkin Parkのボーカル、チェスターは後ろに下がっている(下図)し、チェスターが歌ってる時は彼がセンターに立つ役割分担がちゃんとしているのだ。それでいて映っていない方の存在感が消えているかと言えばそんな事はなく、お互いがお互いを意識した何かこう、メラメラしたモノを感じるのは、音楽的な混ざり合いの完成度が高いからだと思う。だからわざわざビデオでもムリヤリ二人を同じフレームに等しく映そうとする必要はないのだ。

Jay-Z画像


フィーチャリングゲストものでもそうだけど、歌ってない方にもスポットライトを当てようと下手に映しちゃうとねー、時にすっげー手持ち無沙汰な様子が見えちゃって、笑えるのだよ。ラッパーなんか、苦し紛れに「Yo! Yo! Yo! Yo!」とかムダに合いの手連発したりしてね。

リンキンパーク画像
クライマックスでの満を持しての
二人センターはかっこいいぞ。


PVは、全編マッシュ・アップアルバムの「コリジョン・コース」(限定盤)の付属DVDに収録。共闘する二組の生き様を見よ!

音楽ブログランキングへ


関連作品「PV157:デジャヴ feat. Jay-Z/ビヨンセ」続きを読む

PV114:BATTLE FUNKASTIC/HOTEI VS RIP SLYME(2006年)3

布袋寅泰の「Battle Without Honor Or Humanity」とRIP SLYMEの「FUNKASTIC」が融合し、全く新しい曲となってリメイクされた。この手法をマッシュ・アップと呼ぶそうだが、そうして生まれた「BATTLE FUNKASTIC」は、早くも今年一の名曲が決定したと思えるほどにめっちゃくちゃカッコいい全く違うジャンルの曲がこうも均一に交じり合って新たな世界を魅せてくれるのか…!!

布袋とRIPという意外な組み合わせそれ自体も魅力的だ。当然PVでは、両者が同じステージで暴れ回る興奮の曼荼羅画がスパークしている。いるのだが…なんかちょっと違和感あるぞこれ!

HOTEI VS RIP SLYME 画像


違和感の正体は何か?
続きを読む

PV113:衝動/B’z(2006年)4

そ…それでいいのかB'z!

B'zと言えば日本のJ-POP界を背負って立つ大御所バンド。デビュー20周年も近く、その間、常に第一線を疾走し続けている。しかもサザンと違って決しておちゃらける事なく、マジメな音楽で僕らを勇気付けてくれる頼れるアニキなのだ。

そんなB'zのニューシングル「衝動」のPV では、習字の大家として知られる武田双雲氏とのコラボレーションが実現。B'zが歌うバックには巨大な半紙が敷き詰められており、そこに双雲氏が達筆で歌詞を綴り、それが背景に映し出されるという構成(下図)になっている。申し分なくかっこいい。PVに歌詞を印象的な書体で映すというのは、映像で歌心を伝える常套手段だ。邦楽では他にロードオブメジャーがアホみたいに毎回やってたりして、いささか飽きられた感もある古典的手法だ。しかし双雲氏の達筆と、筆さばきそれ自体が、そんな食傷を吹き飛ばすほどインパクトのある力強さでリスナーを魅了してくれる。その迫力たるや、まさに「衝動」のタイトルにふさわしい。

B'z画像1


しかし…続きを読む
  • ライブドアブログ