「ZR10の試用でモードメモリがうまく機能してないように感じた」件だけど、モードメモリが働くのは「電源オンオフ」の局面ってことなのね。
 要は、モードメモリ項目のBS/HSモードの「入/切」ってのは、撮影中にオートパワーオフなんかで電源断した場合に、電源を入れ直した際に該当モードに復帰するかどうかってことだった。
 各モードの状態を保持するってものではなかった。
 だから、BSやHS系の撮影モードからAUTOボタンで通常撮影/プレミアムオートに移行して、次に再度BS/HSに移行したときに選択項目が「BS/HSメニュー先頭、通常撮影モードアイコン(初期選択項目)」に戻ってしまうのは「仕様」であると。BS/HSメニューでは毎回希望する項目を選択する操作が必要になる…ということらしい。
 つーか、なんでシーンモードであるBS/HSメニュー内に「通常撮影モード」があるのかと小一時間…まあ「ここがホームポジション」的な位置づけでこれも「素人対策」なんだろうけど。正直クソックラエですのw
 過去に選択したBS/HSメニュー項目を再度BS/HSを呼び出したときにも記憶していてくれるのが、少なくともこれまで真辺が慣れ親しんできたインターフェースだし、操作の手間を省く意味でもこれがデフォルトのほうが好ましいと思うんだがなぁ…。

 プレミアムオートとHSのHDRをループする場合、現状は、

AUTOボタンでプレミアムオートを呼び出す→HSボタンでHSメニューを開く→十字カーソル右2回、SETボタンでHDRモードを呼び出す→AUTOボタン2回(通常撮影→プレミアムオート)でプレミアムオートに復帰→HSボタンでHSメニューを開く→(選択がメニュー先頭にリセットされているので)十字カーソル右2回、SETボタンでHDRモードを呼び出す

 真辺が本来望んでいる動作は、

AUTOボタンでプレミアムオートを呼び出す→HSボタンでHSメニューを開く→十字カーソル右2回、SETボタンでHDRモードを呼び出す→AUTOボタン2回(通常撮影→プレミアムオート)でプレミアムオートに復帰→HSボタンでHSメニューを開く→(前に使用したHDRモードが選択状態)SETボタンでHDRモードを呼び出す

 これでもHDRの項目がメニューの先頭に近いから十字キー操作が少なくて済んでいるのであって、一番選択に手間なシーンモードと通常撮影/プレミアムオートを行き来することを考えたら、現状がどれだけウンコな仕様か想像できようと言うもの。

 パナ機なんかはもう一歩進んでて、上記での「メニューを開く」も省略してモードダイヤルで「SCN」を選んだ時点で即座に過去に選択していたシーンモードで撮影に移れる(LZ10もLX3もそうなってる。シーン選択メニューを出したければ「MENU」を改めて押せばいい)。
 多少ボタンが増えようとどう考えてもパナ機のUIのほうが「ユーザーにとって自明の再選択操作」が不要なぶん優れている。
 こういう部分をおろそかにしないのって本当は大切だと思うんだけどね。

 要するにZR10は、HS内モードを1回使用した後はHSボタンを押した時点で前回選択時のシーンモードで撮影スタンバイになり、メニューを表示したかったらあらためてHSボタンを押す(つまり二度押しする)という仕様にすればもっと快適になるし、カタログ数値には表れない部分のレスポンスも向上するってことになる。
 もっと徹底するなら、「現状のまま、常に最初はメニューが表示されたほうがいい」というユーザーと共存できるように、MENUボタン内の環境設定で「HSボタン押下時の動作」みたいな項目で「メニュー表示/撮影画面」を選べるようにすればいい。メニュー表示なら現行仕様。撮影画面なら真辺が上で要求している動作となってくれれば理想的。
 いくらハードを高速化したって、こういう部分でまだるっこしかったりすればトータルでマイナスになりかねないんじゃね?
 過去、フジ機(F31fd)でも同じことを感じたが。あれもハードは極力機敏に動くように作ってあったが、ソフト面で「待たされる」部分があり実用性能が落ちていた。