工業団地に関して書いてみようと思います。
インドネシアには、多くの日系企業が進出しています。サービス業はジャカルタ市内にオフィスがありますが、進出しているほとんどの会社が製造業です。
特に、二輪車・四輪車に関する製造会社が多く進出してきており、そのほとんどは工業団地と呼ばれるエリアにあります。
インドネシアのそれぞれの島に工場地帯がありますが、工業団地といえばジャカルタの東側エリア全般の工業団地を指すことが多いかと思います。
工業団地内には、管理事務所や銀行、コンビニ、レストラン(日本食も多数)など、業務に必要な施設が揃っています。
ジャカルタ近郊工業団地としては、
MM2100
EJIP(エージップ)
Lippo Cikarang(リッポー チカラン)
Delta silicon
Jababeka(ジャバベカ)
Deltamas(デルタマス)
KIIC(ケーアイアイシー)
Suryacipta(スルヤチプタ)
KIM(キム)
KIM(キム)
Kota Bukit Indah(コタ ブキ インダ) 等
があります。
後半にはそれぞれの工業団地のホームページをまとめてみました。
詳細を見てみたい方はそちらから直接確認してみてください。
詳細を見てみたい方はそちらから直接確認してみてください。
日本人が多く居住しているのはLippo Cilkarangエリアです。
多くは一軒家を借りるケースです。
3LDK程の部屋で一人暮らしをし、出張者が来たときに余った部屋を使う事が多いようです。
金額は、月額10万円前後が相場かと思います。
家族連れで赴任されている方は子供の学校を考慮しジャカルタ市内に住むことがほとんどです。
単身であれば、工業団地でも問題ないかと思います。
しかし、アパートメントの金額は高い事が多く、月額22万円~30万円程かかります。
1ルームでこの価格なので、日本からこられる方は、色々検討されたほうがいいかと思います。
また、こちらは日本食レストランも多く(10件以上あります)モールや日本人向けスーパーのパパイヤもあります。スターバックスやマクドナルドもあるため、外回りの営業にはありがたいです。
その他に、こちらのエリアには韓国企業のヒュンダイの工場があるため、韓国料理屋も充実しています。
Deltamasは比較的新しい工業団地です。新しい工業団地ですので、開発がどんどん進んでおり、一ヶ月や二ヶ月経つと風景が変わります。
数年後にはイオンモールも入居予定です。 イオンモールが来れば、日本人にもさらに生活しやすい環境になるかと思います。
数年後にはイオンモールも入居予定です。 イオンモールが来れば、日本人にもさらに生活しやすい環境になるかと思います。
また、ここ1年程で日本食レストランも増え(ラーメン屋、洋食屋、鍋屋、イタリアン、お好み焼きなど)、ランチタイムや夕食時には多くの日本人を見かけます。
その他にも、三菱東京UF銀行やりそな銀行が店舗を構えています。
その他にも、三菱東京UF銀行やりそな銀行が店舗を構えています。
上述のLippo Cikarangにも近いため現在でも日本人にとっては十分過ごしやすい環境かと思います。
KIICやSuryaciptaで注意したい点は、周辺が開発中で、発展してきておりますが、
なんとタクシーが走っておりません。聞いた話ですが、このエリアの州の法律で禁止されているようです。
実際に現地では見かけた記憶がなく、このエリアに泊まっている方が別のエリアからタクシーで帰ろうとしたら断られた事があると言っていたので、本当に禁止されているのかもしれません。
また、こちらの工業団地で聞く話では、労働組合の組合活動が活発だということです。
賃金アップのためのデモや、社内での突然のストライキの動きなどが過去にあったようです。
Suryaciptaに隣接したKIMという工業団地と併せると150以上の日系企業がこちらのエリアにあります。
Suryaciptaに隣接したKIMという工業団地と併せると150以上の日系企業がこちらのエリアにあります。
こちらのKIICやSuryaciptaは、Karawang(カラワン)と呼ばれるエリアなのですが、国際空港の建設を計画していて、数年後にもし開港することになれば、より利便性も高まり、ASEAN経済圏での取引も活発になるかもしれません。
Jababekaは、工業団地も多くありますが、土地の開発に力を入れており、大きな大会も開催可能な多目的スタジアムは年内には完成しそうです。さらに、商業施設を開発予定であったり、居住区に関しても高層アパートをいくつも建築予定との事です。実際に、大型スーパーや映画館はすでにオープンしております。
Jababeka工業団地の特徴としては、韓国系の企業が多いと感じました。Samsungの工場もこちらにあります。
日本食レストランもありますが、韓国料理レストランもランチタイムやディナータイムには賑わっています。
Jababeka工業団地の特徴としては、韓国系の企業が多いと感じました。Samsungの工場もこちらにあります。
日本食レストランもありますが、韓国料理レストランもランチタイムやディナータイムには賑わっています。
上述のほかの工業団地にも近いため、居住区やモールが充実すれば数年後には発展する可能性のあるエリアかと思います。
また、Jababekaといえば、ゴルフ場が有名です。ここJababekaとKarawangにあるゴルフ場に通う日本人駐在員の方も多くいます。
MM2100にはゴルフ練習場が設置されていたり、100を超える日系企業が進出しているため、どこにいても日本人を見かけます。
Delta Siliconは、レンタル工場が多い印象です。また、韓国系の企業も多いエリアです。
Kota Bukit indahは、一つ一つの工場が大きい印象と、今回紹介した工業団地の中では一番ジャカルタから離れているため、開発はこれからという印象です。
以下はそれぞれの工業団地のホームページです。
■MM2100
http://marubeni-industrialpark.com/indonesia/
(日本語)
■EJIP(エージップ)
http://www.sumitomocorp.co.jp/indpark/EJIP/ejip.html
(日本語、英語)
■Lippo Cikarang(リッポーチカラン)
http://lippo-cikarang.com/
(英語、インドネシア語)
■Delta Silicon(デルタシリコン)
http://lippo-cikarang.com/products/industrial/delta-silicon-0
(英語、インドネシア語)
■Jababeka(ジャバベカ)
http://www.jababeka.com/
(英語、インドネシア語)
■Deltamas(デルタマス)
http://www.kota-deltamas.jp/
(日本語)
■KIIC(ケーアイアイシー)
http://www.itochu.co.jp/ja/business/general/itochu-realty/solutions/industrial_park/kiic/
(日本語)
■Suryacipta(スルヤチプタ)
http://www.suryacipta.com/
(英語)
■KIM(キム)
http://www.mitrakarawang.com/english/default.html
(英語)
■Kota bukit Indah(コタブキインダ) etc...
http://www.kotabukitindah.com/aboutus.php
(日本語、英語)
こちらはジャカルタ東側の工業団地だけですので、まだその他にも工業団地はあります。
URLは、上から順にジャカルタに近い工業団地です。
それぞれの工業団地では、企業誘致の宣伝文句として、
ジャカルタ近郊(25Km~65Km)
スカルノ・ハッタ空港からもアクセス可能(55Km~95Km)
タンジュン港からアクセス可能(35Km~75Km)
高速道路まで1Km以内
というような内容でアピールしています。
以上、軽く概要をまとめてみました。
こちらにまとめた内容以外にも工業団地は存在しますので、情報を知る機会があればまたまとめてみたいと思います。
今回のまとめを一年後くらいに振り返ってみて、状況を比較してみたいです。



