現地採用日記・ブログ 海外 インドネシア・ジャカルタ

インドネシアでの日常、感じた事を記録していきます。

カテゴリ: おすすめ本

秋元康さん著作の『企画脳』を読みました。





秋元康さんは言わずと知れたメディアのヒットメーカーです。
今更説明不要ですが、ここ数年での最大の仕掛けはAKB48グループでしょう。

秋元さんの仕事は多岐に渡り、AKB48のプロデュースだけではなく、他のアーティストへの詩の提供、ドラマや映画の演出等、様々なメディアで活躍しています。
数ヶ月前のアナザースカイというテレビ番組では、日本だけに留まらず他国からも仕事のオファーが舞い込んでいる様子も描かれていました。そのときはイギリスだったかと思います。

そんな秋元さんの著書ですが、いかに日常の気付きが大切かが書かれています。
毎日の行動の中で、何か一つでもいつもとは違うことをする事により、新しい発想や自分の引き出しを増やすという事を言っています。
その中では、街に出たらいつもとは違う行動を取ることが大切と言っています。

例えば、いつも同じ飲み物をコンビニで買うのではなく、いつもの自分では買いそうもないものにあえて手を伸ばしてみたり、ランチタイムではいつもの決まった定食ではなく、他に気になるメニューを頼むということをしてみることが気付きのヒントになるとの事です。

また、『予定調和を壊す』という事も秋元さんが意識している大きなポイントかと思います。
回りが予想していることをやってもインパクトは残せないので目立たないとの事です。

さらに、意外でしたが、上司と部下のつきあい方など、フリーランスの著者からは想像もできない話も出てきます。

マーケティングの仕事をしている方や日常にスパイスを加えたい方にはお勧めです。
 

井上篤夫さんの『志高く 孫正義正伝 新版』を読みました。




 
こちらの著書は、ソフトバンク孫正義社長の生い立ちや、節目ごとに考えていた内容が書かれています。

孫正義さんといえば恐らく日本の中では知らない人がいないほどの経営者ではないかと思います。
身一つでソフトバンクを起業し、今では時価総額でも日本の十指に入るまでの企業に成長させています。

読み進めていくうちに感じる事は、鋭い先見性を持ち合わせていると感じます。
アメリカ留学時代に立ち上げた会社の話や、ソフトバンクを起業した後に次々と買収を繰り返している内容も、全て先を見越しての行動です。

先見性があるだけで成功したわけではなく、一番すごいところは行動力であると感じます。
アメリカ留学を決断した際にも、四週間の語学留学後に高校中退を決断しすぐに渡米します。
また、当時の日本マクドナルドの社長、藤田田さんの著書を読み感銘を受けたために高校生のときに単身上京します。
その時に、直接面会を申し込み面談に成功しています。

アメリカ留学時代のエピソードも、一般的には考えられない思考力で生活しています。
試験の時間を一人だけ延長する交渉をしたり、学費を稼ぐために特許を取得し発明を考えたり、インベーダーゲームを流行らせたり、、
と、紹介しきれないほど、濃厚なエピソードが多くあります。
本書に書かれていないうようなエピソードでも、インパクトを残した出来事があったと想像できます。

日本テレコムやボーダフォンジャパンを買収した話も面白いですが、現在進行形のロボットの話から今後の未来の展望の話も引き込まれてしまいました。

孫正義さんの軌跡はそのまま情報通信の軌跡であるように思いますので、本書を読んで80年代、90年代の動きを振り返り、今後の情報通信のあり方を考えるきっかけになる一冊です。

最後に、個人的に面白かった内容は、最後に書かれているファーストリテイリング社長の柳井正さんの解説です。 
読んで満足するのではなく、しっかりと行動に移そう、という内容でした。
ここはその通りだと思いますので、インプットばかりではなく、思ったことは行動していきたいと思います。 

ジャーナリストの池上彰さんの知らないと恥をかく世界の大問題シリーズ第4弾の『池上彰が読む「イスラム」世界』を読みました。



池上彰さんはいまさら多くを説明する必要ないかと思います。
ここ数年では、世界情勢もそうですが、国内の経済ニュースをわかり易く解説されていて、日本にいた頃にはよくテレビで拝見していました。
自分がまだ小さいときは、「週刊こどもニュース」のお父さん役として、子供にもわかり易い解説をされていた印象が残っています。 

そんな池上さんは、フリーに転向して以来、世界各地の現地に訪れ世界情勢をジャーナリストとして追っています。
その中でも、中東、アラブ世界に関心を寄せているようです。

本書では、イスラム世界というフィルターを通して、中東の歴史、戦争の理由、現在の状況などがまとめてあり、 この一冊で広く学ぶ事ができます。
イスラム教徒は、世界げ約15億人おり、その数は徐々に増え続けています。
イスラム世界の情勢を学ぶことは、これからの世界情勢にも繋がりますので、こちらの本でイスラム世界やアラブ諸国の動向を押さえることは大切です。アラブの春がなぜうまくいっていないのか等、今後の中東・アラブ諸国の情勢を把握できる内容になっています。

イスラム教はユダヤ教の厳格な戒律を引き継いでいたり、イエス・キリストは元々ユダヤ教徒だった事や、身体がないと天国へ行けないため『火葬』は考えられないなど、知らなかったことも多く出てくるので参考になります。 

イスラム教以外にも、ユダヤ教、キリスト教の成り立ちや現在に続く宗教間対立などわかり易く解説してあります。
節々に、現地を直接取材しなければわからないであろう事も書かれており、ジャーナリストとしての池上さんの顔が伝わってきます。
また、内容もテレビでの解説同様、わかり易く頭に入ってきます。

本書は、一つの事柄を掘り下げる内容ではなく、イスラム世界というカテゴリーを広く浅く取り上げている事が特徴かと思います。
各宗教、アラブ諸国の情勢を知りたい方への入門書としてお勧めします。 




メジャーリーガーの上原浩治投手の『覚悟の決め方』お読みました。
こちらに関しての感想を書きたいと思います。

上原投手は、読売ジャイアンツ時代から活躍を続けていました。
新人の年に新人王と先発投手の最高勲章である沢村賞を獲得しています。
第1回のWBC日本代表でも活躍し、初代王者に貢献しています。
そしてメジャーリーグへ活躍の場を移した後でも活躍を続け、2013年には日本人初のワールドシリーズでの胴上げ投手にもなりました。
さらに、昨年オフに新たに2年契約をボストン・レッドソックスと結びました。
上原投手は1975年生まれなので今年で40歳になります。
メジャーリーグで40歳の投手と2年契約を結ぶことは異例といっていいと思います。

この活躍を見ると、野球エリートで華々しい道を歩んできたように見えます。
しかし、上原投手の球歴を振り返ると、エリート街道を突き進んできたわけではなく、自ら掴み取ってきた事がわかります。

中学生の頃は野球部がなく陸上部に所属していたり、高校生の頃は同級生に元レンジャーズでのチームメートでもある建山投手の2番手投手でした。
さらに、大学への進学時には、1年の浪人経験を過ごして入学しています。

上原投手の背番号が『19』なのは、この時の気持ちを忘れないためにとの事でこの数字を背負い続けています。

本書の中では、上原投手の経歴を追いながら、その時に感じた事を細かく振り返っています。
また、タイトルにある『覚悟の決め方』に関することも繰り返し出てきています。

私が読んでいて感じたことは以下の点です。

・何事にも最大限の準備をして臨むこと
・不安やプレッシャーは悪いものではなく、不安があるからこそ準備を怠らずにできる
・運は、準備をした者にだけ呼び込む事ができる
・高い目標を立てるよりも低い目標を確実にクリアして目標に近づく
・『行動しなかった』事に対する後悔にいいことはない


野球に興味がある方はもちろん、仕事で不安や後悔をする事がある方にはおすすめの本です。

『俺のイタリアン 俺のフレンチ』を読了したので、こちらに関して書いていきたいと思います。



元々、当時話題になっていた新橋の俺のイタリアンには行ったことがあり、安くおいしいイタリアンが食べられるお店として記憶に残っています。
立ち飲みスタイルも斬新で、本書の中にも出てくるようにコンパクトな店内で活気があり、一度行ったら忘れられないインパクトがありました。

著者の坂本孝さんは、ブックオフの創業者です。
ブックオフといえば、中古本を中心に取り扱う最大手の中古品販売・流通店です。
そこから、飲食業に参入し、俺のシリーズを次々に開店させていきます。

坂本さんのビジネスモデルは、『競争優位性』があること、『参入障壁が高い』ことです。

今まで、高級イタリアンやフレンチを食べようとすると、一般の人には手が出せない価格帯でした。
そこで、立ち飲みスタイルというスタイルを考え、回転効率を追及した結果、リーズナブルな価格で、一流のシェフが一流の食材を使用するにも関わらず提供する事を可能にしました。
一流のシェフも伊達ではなく、ミシュランの星持ちの精鋭が集まっています。

着眼点としては、景気もあまり良くない時代で、連日、お客さんで溢れている店舗に共通点があると気付いたことでした。
それが、立ち飲み屋だけは、回転率をキープしつつ賑わっている、ということでした。

そこに、一流の料理人が一流の料理を作る、ということを組み合わせて俺のイタリアンが誕生しました。

普段から、マーケットを意識していなければ、そういった組み合わせの発送は出てこなかったと思います。

絶対に次が追随できないような参入障壁をどれだけ作るかが、企業のポイントと仰られています。
このことは、企業に限らず、日々の仕事でも同じことが言えると思います。
どれだけ回りと差をつけること、違いを出すことができるのか、ということを意識させてくれる内容になっています。

また、要所で登場する稲盛和夫さんの言葉、経営理念にも注目してみてください。

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