2007年05月08日
糖尿病診療におけるナラティヴ・アプローチの意義

連休が終わったら、急に夏のような気候がやってきましたね。そろそろ夏のバケーション計画を練っておられる頃でしょうか?
さて、今回は「糖尿病診療におけるナラティヴ・アプローチの意義」について、まとめてみました。
写真は「季節の花めぐり」(http://www.hanameguri.info/hana/hanameguri.html)から掲載させていただきました。5月の花というkey wordでヒットしたページです。
お願い:日本糖尿病学会に発表する内容ですので、本ブログに掲載された内容はいずれのページについても、著者・杉本の許可なく、引用することはご遠慮ください。
1. ナラティヴ・アプローチ(NA)は「関係性促進モデル」である。
人が変容するためには「良好な治療者−患者関係の存在」が不可欠。NAでは、患者の語りが尊重され、医療者と共有されることで、患者の満足度が高まり、結果的にアウトカムの改善をもたらす。
2. 特に糖尿病への気持ちをうまく言語化できない患者に対しては、論理実証モードで対するよりも、患者の生きる世界の理解・共感をめざすNAの方が有効である。
3.医師ー患者関係に「水平的人間関係の構築」をもたらす。
従来、医療の現場は「上下関係」を前提としていたが、NAでは真に「水平的な関係」の構築、すなわち、職業的役割を取り払った人間同士の関係の構築を重視している。
4. 文化人類学的見地から、現代医療のもつ“健康一辺倒の価値観”の相対化を図ることによって、行動変容に対する患者の心理的抵抗感を和らげ、患者に新しい物語の創出を促すことが期待される。
(実例)「生活習慣病」という名称には「自己責任化」というイデオロギーが内在し、患者の生活習慣を「良い習慣」と「悪い習慣」に分割し、「病気にならない人生の実現を強要」しながら、益々糖尿病者の「人生の医療化」を促進してしまう懸念が指摘されている。
【参考文献】浮ヶ谷幸代著:「病気だけれど病気ではない 糖尿病とともに生きる生活世界」
人が変容するためには「良好な治療者−患者関係の存在」が不可欠。NAでは、患者の語りが尊重され、医療者と共有されることで、患者の満足度が高まり、結果的にアウトカムの改善をもたらす。
2. 特に糖尿病への気持ちをうまく言語化できない患者に対しては、論理実証モードで対するよりも、患者の生きる世界の理解・共感をめざすNAの方が有効である。
3.医師ー患者関係に「水平的人間関係の構築」をもたらす。
従来、医療の現場は「上下関係」を前提としていたが、NAでは真に「水平的な関係」の構築、すなわち、職業的役割を取り払った人間同士の関係の構築を重視している。
4. 文化人類学的見地から、現代医療のもつ“健康一辺倒の価値観”の相対化を図ることによって、行動変容に対する患者の心理的抵抗感を和らげ、患者に新しい物語の創出を促すことが期待される。
(実例)「生活習慣病」という名称には「自己責任化」というイデオロギーが内在し、患者の生活習慣を「良い習慣」と「悪い習慣」に分割し、「病気にならない人生の実現を強要」しながら、益々糖尿病者の「人生の医療化」を促進してしまう懸念が指摘されている。
【参考文献】浮ヶ谷幸代著:「病気だけれど病気ではない 糖尿病とともに生きる生活世界」
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1. 糖尿病の症状 食事を見直す [ 糖尿病の症状 食事を見直す ] 2007年05月23日 23:22
糖尿病とは、血糖値が高くなる病気のこと。血糖値とは、血液中のブドウ糖の量のこと。糖尿病になると、ブドウ糖が本来エネルギーを必要としている細胞の中に運ばれず、血液の中にあふれるようになり、血糖値があがるわけです。