高津宮(大阪市・中央区・高津)に関する記事です。

高津宮は上町台地の地下を南北に走る谷街筋と
東西に走る千日前筋が交差する谷町九丁目交差点の北西角に鎮座する神社です。

上町台地西側上部の急坂で、上町断層が嘗て動いた場所が境内地です。

高津神社マイマップ

高津宮マイマップ

下の写真を見てもわかるとおり、上町台地の急な上り坂にあり、
上町台地の下り坂には当宮と同じ系統の東高津宮があります。

高津宮南鳥居
高津宮の南鳥居

参道にある石橋は江戸時代に境内を流れ落ちていた伏流水の梅川に架けられた梅乃橋です。

献梅碑や梅ノ井などが残されており2月には献梅祭が行なわれています。

梅乃橋
梅乃橋(梅の名所だった)

元は大阪城大手門の生國魂神社御旅所の南側にありましたが、
現在は千日前筋を挟んで北側が高津宮、
南側が生國魂神社という位置関係になっています。

秀吉の大阪城築城で一時近鉄上本町駅構内に遷座し、
その後東高津宮と現高津宮に分社したとも伝承されています。

高津宮マイマップ

高津宮元地マイマップ

866年、清和天皇が仁徳天皇の難波高津宮の跡地を探し、
推定地の大阪城南西端に社殿を築いて仁徳天皇を祀ったのが高津宮神社の創始です。


祭神:仁徳天皇
左座:仲哀天皇、神功皇后、応神天皇
右座:葦姫皇后、履中天皇

左右の相殿には仁徳天皇の祖父母や父、皇后と嫡子などが祀られています。

高津宮拝殿
高津宮の拝殿

高津宮本殿
高津宮の本殿

現在,高津宮神社が鎮座するこの場所は,
地主神の比売古曽神社(ひめこそ)の社地でした。

天正11年(1583)、大阪城築城のため高津宮神社がここに遷され,
もともと鎮座していた比売古曽神社が境内社となりました。

比売古曽神社  (3)
境内社の比売古曽神社(下照姫神)

高津宮の鎮座地は大地震で警戒される上町断層の活動域で、
北側では段差が剥き出しになっています。

北参道入口では境内北境界の絶壁に築かれた
石垣の西端の石段を上り、神門を潜って参拝します。


高津神社北参道
高津宮の北門入口と上町断層の石垣

高津宮の北西端には縁切り坂とも称される西坂があり、
上町断層が縁切り祈願の場所になっていました。

西坂(縁切り坂)
西坂(縁切り坂)

高津宮の北東端の急斜面は当社の奥宮の様な雰囲気の場所で、
陰陽石や谷末社などが祀られ、断層が豊穣祈願・繁盛祈願の聖地になっています。

陰陽石2
男根の陰陽石

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