長田神社(神戸市・兵庫区・長田町)に関する記事です。

長田神社は阪神高速長田駅の北西500m、
苅藻川と湊川の合流点付近、
高取山の東南麓に鎮座します。

同じ様な創始由来を持つ生田神社の南西4.5kmに当ります。

長田神社1

長田神社の参道

長田神社は摂津国・矢部郡・月次相嘗新嘗と記される式内大社です。

主祭神は事代主ですが、本殿神域内に天照大御神、応神天皇を祀っています。

祭神:事代主

長田神社2
長田神社の鳥居

神功皇后は凱旋帰国の途上、
筑紫で誉田別尊(応神天皇)を出産しました。

仲哀天皇の皇子である忍熊王は、
次の天皇が、この幼い皇子に決まることを恐れ、
筑紫から凱旋する神功皇后軍を明石で迎撃しようとしました。

それを知った神功皇后は、明石を回避して、紀淡海峡を迂回して難波の港を目指します。

しかし、難波の港の目前で、船がぐるぐる回って進めなくなってしまいます。

注1)武庫の水門で舟が進まなくなったとするのが一般説です。


長田神社3
長田神社の神門

そこで兵庫の港に向かい、神意をうかがうと、
神々から次々とご託宣があり、それに従って神様をお祭りし、
現在の兵庫を代表する大社になっています。


・天照大神の荒魂を葉山姫が祭る。(廣田神社)
・稚日女(わかひるめ)を海上五十狭茅(うながみ・いさち)が祭る。(生田神社)
・事代主を葉山姫の妹の長姫が祭る(長田神社)



長田神社4
長田神社の神門から拝殿

葉山姫と長姫は姉妹で、二人の父は山背根子ですが、
一体どんな人なのでしょう。
自分なりに推察してみます。

山背根子は玉勝山背根子とも称し、山背(山城)の祖とされる人物です。
山背の水主村(みずし)に居住し、山背の発展に貢献しました。

水主村とは現在の京都府城陽市にあり、
水主神社という式内社で、
10座の最後に山背大国魂命という名前で祭られています。

長田神社5
長田神社の本殿

湊川下流800mの新湊公園には
御船山旧跡があります。
長田大神鎮座の際
神功皇后黄金の船を埋めたと伝承される場所です。


長田神社の拝殿と本殿
長田神社の拝殿(左)と本殿(右)

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長田神社の境内社①蛭子神社と出雲神社

蛭子神社と出雲神社が隣りどうしで、
恵比寿様と大黒様が仲良く並んでいます。

蛭子神社と出雲神社
蛭子神社(左)と出雲神社(右)

長田神社は神戸七福神の恵比須神社としても知られています。

蛭子神社と出雲神社2
恵比寿様(左)と大黒様(右)

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長田神社の境内社②楠宮稲荷社


大樹の緑が見事でした。
台風で増水した境内にアカエイが沢山侵入し
楠宮稲荷社の後ろの楠がアカエイの宿る木として
信仰されてきたそうです。

楠宮稲荷1
楠宮稲荷社の社殿

長田神社入り口にある本社のご神木も見事だったので掲載しておきます。

長田神社ご神木
長田神社の神木の楠

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