金山彦神社の参道③宿奈川田神社(柏原市・高井田)に関する記事です。

宿奈川田神社はJR大和路線・高井田駅の南60M
大和川に架かる国豊橋北詰に鎮座しています。

国豊橋マイマップ

国豊橋マイマップ

高井田は大和川が生駒山脈と葛木山地に挟まれた谷から、
河内平野へ流れ出る場所で、石川が大和川に合流する少し上流の地点です。

国豊橋は竜田越奈良街道が通る橋で、南詰で長尾街道と交差する要衝地です。

宿奈川田神社1
高井田と国分を結ぶ国豊橋

宿奈川田神社は河内国・大県郡鎮座と記載される式内小社です。

地図や看板でも白坂神社と表記されていますが、
中世には「白坂大明神」と称していたためです。
明治5年(1872)に村社に列格し、白坂明神から現社名に改称しています。

祭神:宿奈彦根命,高皇産霊命,級戸辺命

近くにある天湯川田神社とともに、
当地を拠点としていた鳥取連が祖神を祀ったものとみられます。

宿奈川田神社3
宿奈川田神社の鳥居

日本書紀では、天湯河板挙が皇子の譽津別命の為に、
出雲まで追って捕らえた白鳥を献じて、皇子は喋れるようになりました。

古事記ではこの時点では皇子はまだ喋ることができず、
出雲大神の祟りを解くために、2人の腹心の部下と供に出雲へ旅立ち、
出雲大社に参拝するとやっと喋ることができるようになります。

宿奈川田神社4
宿奈川田神社の社殿

譽津別命は出雲大社の参拝の帰りに
檳榔(あじまさ)の長穂宮に泊まり、肥長比売(ひなが)と結ばれます。

注)檳榔:椰子の実

しかし、肥長比売の正体は蛇で、皇子は恐れて逃げます。
肥長比売は光を照らして、海を船で追いかけていきます。
皇子はますます恐れて、御船を大和に逃げ上りました。
  
大和へ帰ると垂仁天皇は喋れるようになった皇子を見て、
出雲大神のお告げどうりに出雲に豪華な宮殿を造らせます。