坐摩神社の参道⑱大黒橋(大阪市・中央区・南船場)に関する記事です。

大黒橋は戎橋の西、金屋橋との間にある道頓堀川に架かる橋です。

道頓堀

道頓堀マイマップ

大黒橋が架けられたのは、元和元年(1615)大阪の陣が終り、
産業目的に道頓堀川が開削された時です。

大黒橋
大黒橋

大黒橋の名称は、南1kmにある大国主神社に由来します。
江戸時代には戎橋が今宮戎神社の参道だったように
大黒橋は大国主神社の参道として親しまれていました。

大国主神社
大国主神社

難波村も木津村も畑作の村で、大黒橋には青物の朝市が開かれていました。

大黒橋の青物市は、天満青物市場との対立を繰り返しながら、
やがて木津卸売市場の開設へと繋がっていきました。。

木津卸売市場
木津卸売市場(大黒町駅の東側)

安政南海地震(1854)では大阪は津波に襲われましたが、
木津川から道頓堀川へ津波がさかのぼり、西道頓堀川の橋は全て壊れました。

津波で遡上してきた船や橋が大黒橋に引っ掛かり岸へ乗り上げた為に、
周辺の家屋が壊され、甚大な被害を被りました。

道頓堀川河口の大正橋には安政大津波の碑が置かれ、
21世紀の南海トラフ地震への警告を伝えています。

安政大津波の碑(大正橋東詰)
安政大津波の碑(大正橋東詰)