玉津島神社は和歌山市南部の和歌川が和歌浦湾に注ぐ河口に鎮座していました。
和歌浦マイマップ
祭神:稚日女姫、息長足姫、衣通姫
稚日女尊(わかひるめ)は、神戸の生田神社の祭神でもあり、
息長足姫が祭りました。
丹生都比売神(にふつひめ)として分霊しました。
玉津島神社の拝殿
以来、衣通姫は「和歌三神」の一柱として、
注)和歌三神の一説⇒柿本人麻呂・山部赤人・衣通姫
根上り松(室町時代には7本の根上り松がご神体)
宮廷歌人山部赤人が詠んだ玉津島讃歌碑があります。
万葉学者・犬養孝氏が揮毫(きごう)されたものですが、
そのうちの反歌の1首です。
若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 葦辺をさして 鶴鳴き渡る (山部赤人)
この歌の’潟を無み’が片男波(かたおなみ)となり、
現在ではビーチの長さ1200mの海水浴場となっています。
山部赤人の万葉歌碑(聖武天皇に随行)
玉津島山の内の3島山(現在海中にあるのは妹背山のみ)
<関連記事>
玉津島神社の参道①奠供山(てんぐ)
玉津島神社の参道②塩竈神社(和歌山市・和歌浦中)
玉津島神社の参道③不老橋(和歌山市・和歌浦中)
玉津島神社の参道⑥和歌浦天満宮(和歌山市・和歌浦西)
玉津島神社の参道⑦紀州東照宮(和歌山市・ 和歌浦西)