野鳥の生活

野鳥の生活を写真で紹介していきます。

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アオサギの挨拶

近くの治水緑地でアオサギが営巣し、3ヶ月あまりに及び子育てを観察ができました。
まだ新設中のコロニーで卵を産んだのはこのアオサギ一家だけで、
他のサギは来年の営巣にかけて調査検討中の段階でした。

<観察期間>
抱卵 2018年3月30日~
育児 2018年4月29日~
巣立 2018年6月9日~

下の写真は抱卵中の雌に雄が巣材を運んできたところです。
雄は上からのぞき込む様に、雌はそれに応えて首を伸ばして挨拶しています。

抱卵中のアオサギの同士の挨拶
抱卵中の親同士の挨拶

下の写真は育児中の雌と雄が留守番を交替するところです。
やはり雌が首を上げて挨拶しています。

アオサギのディスプレイ
育児中の親同士の挨拶

下の写真は子育て中の巣の隣で、子育てを勉強している修行中のヘルパーです。

挨拶も来年に向けての練習の挨拶ですが、こんなに上手に挨拶できれば
来年は間違いなく可愛い雛が産まれることでしょう。

アオサギの挨拶練習
花嫁修行中のアオサギの挨拶練習

この青鷺一家には2羽の雛が産まれ夫婦で大切に育てました。
抱卵中は殆ど雌が抱いていましたが、
孵化すると頻繁に夫婦で留守番交替するようになりました。

アオサギの給餌
アオサギの給餌1

雛に与える餌は一端消化したものを吐きだして与えます。
この時に親の首はとても太くなるので、すぐに分かります。

雛は下から上を向き、親は上から嘴を雛の口に突っ込んで餌を流し込みます。
この上から消化物を流し込む給餌方法は、雛が大きくなっても同じです。
親と同じサイズの幼鳥もしゃがんで上から給餌してもらいます。

アオサギの給餌3
アオサギの給餌2

今回の観察で、この給餌の仕草がアオサギの挨拶の基本形ではないかと思っています。

実際にツバメやコアジサシのように餌を口移しで貰う鳥もいますから
食事と求愛の方法が深く結びついているのは自然の流れでしょう。

アオサギの給餌3
アオサギの給餌3

雛は最初に産まれた方が優位で、大きくて力があり親の給仕を独り占めにします。
親はツバメの様に順番に給餌することはありません。

日が経つににつれ雛の大きさにどんどん差が付きますが、
それでも親は弟を押しのけて口を開ける兄のほうにばかり給仕し、
弟の方は諦めたのか余り競わないようになりました。

アオサギ一家
アオサギ一家(雛の大きさに差)

しかし弟の方は一見餌を貰って無いようですが、死ぬことは無く、
確実に大きくなっているので、どこかで餌を食べていることは間違いありません。

ところが巣立ちが近づくに連れ、弟の方も、
どんどん大きくなり2羽は同サイズになりました。

あるとき下の写真のように弟が兄に挨拶行動をしている姿を発見しました。
兄が全て親の運ぶ餌を独占していましたが、
兄は食べた餌を吐きだして弟に給餌していたものと思います。

アオサギの雛同士の挨拶
アオサギの雛同士の挨拶(同じサイズ)

モズのハヤニエは離乳食

モズは獲物の多い秋のうちに
昆虫やトカゲなどを食べずに
木にさしたまま放置することが知られています。
でもこれは放置ではなく
春育った幼鳥が自分で餌を
捕食するための離乳食なのです。
獲物を干して干物にしているのです。

淀川のモズの幼鳥ですが
バッタのような、はやにえが写っています。

モズの子が数羽もいたら
食べる量も豊富で
テリトリーの木に沢山の
はやにえを用意しているのですね。

はやにえ3


次の写真は、そのハヤニエをパクリと咥えました。

はやにえ2
はやにえを自分で食べたモズの幼鳥

こちらは雌の成鳥が春生まれる子供の為に
ハヤニエを醸造しているところです。
干した魚のように美味しくなるのでしょうね。
はやにえ1
獲物を刺せないので
木の蔓をグルグル巻いて
縛ったようですね。

集団で営巣・子育てのイワツバメ

普通のツバメが夫婦単位で営巣・子育てするのに対し、
イワツバメは集団で営巣・子育てします。
 
 
いわつばめ3
営巣中のイワツバメ

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オオヨシキリの子育て

今日は早朝からいきなりオオヨシキリの若鳥が
葦の中から出てきました。
隠れてばかりだったのに
今日はサービスデーかも知れません。

おおよしきり
 
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ハクセキレイの子育て


ハクセキレイの3羽の兄弟が水辺で採餌の練習をしていました。

 はくせきれい1兄弟

でも上手に餌のアメンボウは沢山いるのに採れないようで、
諦めて休憩をしてしまいました。
 
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漁の達人ササゴイ

天野川河口の淀川との合流点には魚道があり
そこを往来する魚を狙ってササゴイもやってきます。

ササゴイは漁がとても上手なんです。

ささごい0
このササゴイの獲物はオイカワのようです。

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キジの交尾

キジの雄は繁殖期になるとケンケーンと鳴きながら
羽をバタバタさせて雌を誘います。
 
このディスプレイのことをキジの母衣打ち(ホロウチ)といい
春の淀川河川敷の風物詩です。

母衣打ちの後は藪に隠れてまた母衣打ちを繰り返します。
がこの日はなぜか母衣打ちの後もそのまま隠れません。 
 
きじ2
けんもほろろ:
雉がケンケンと鳴いて、母衣打ちし無愛想に消えてしまうことが語源です。
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野草の絨毯

早春の淀川河川敷は、
色とりどりの野草が咲き乱れ、
その豪華な絨毯の上を歩く野鳥を
狙ってみたいものです。 

野草の上を歩く野鳥の写真を撮るときは、
決して上から撮ってはいけません。
這いつくばるか、土手の下にカメラを設置して、
鳥の目線で撮ることが重要です。

地面スレスレから写すので、
背の高い雑草が刈られた、
整備された広場などが撮影しやすいです。
雑草が刈られたあとから
早春の野草が顔を出しています。 

3月中旬から下旬に咲く
ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリなどを狙って
早朝の淀川河川敷公園に行きましょう。
 


ヒメオドリコソウ
早春のヒメオドリコソウ
 


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背割堤の春

背割堤とは二つの川が平行して流れながら合流する時、
その、二河川の間にある堤防のことで、
スムーズに合流させて水害を軽減させるために
大規模な土木工事をして造ります。

桜で有名な淀川の背割堤は
京阪八幡市駅のすぐ傍にあり、
桂川・宇治川・木津川が合流して淀川となる
三川合流の地点としても知られています。

太閤堤でも知られる豊臣秀吉は
三川の流れを完全に変え
京都と大阪を結ぶ大動脈(淀川)を整備し
関西の経済繁栄のインフラをつくりました。

日本を代表する3つの川が合流する地点は、
かつて伏見にあった巨椋池(現巨椋干拓地)を遊水地として、

秀吉以前の時代から昭和初期に至るまで
大洪水と治水工事を繰り返しつづけた
淀川治水の要衝の地です。

 

明治時代にも大阪市内まで
冠水する大規模な水害を起こし、

水害と完全に縁をきるために
3つの川を完全に作りかえてきた、  

その工事の歴史の一部分が背割提です。
 

背割提は平成元年に公園に指定され

私たちは淀川治水工事の歴史の遺跡で
お花見に狂喜乱舞しているのです。

 

背割提


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珍客ノハラツグミ

2009年2月の寒い日のことでした。


私は朝の7時に京阪の宇治線木幡駅に着きました。

早朝にもかかわらず、

ホームには10人程の野鳥カメラマンが降りました。

野鳥カメラマンと呼ばれる人は90%以上車できますので、

私と同じ電車で来た人が、10人もいるということは

現場にはその何十倍の人が

車で駆けつけている計算になり

大混雑が感じられます。

宇治の木幡池はノハラツグミのおかげで

全国から人が集まり、

徹夜で朝を待ったそうで、

100人以上の大盛況でした。

 

朝来た私は、三脚を設置する場所が無いので、

手持ちで人の隙間から撮影して

そのまま退散です。

それにしてもノハラツグミ、

大砲のようなカメラの列を無視してすぐそばまで来て

のんびりと羽繕いを始めました。


noharatugumi01-1
 宇治に現れたノハラツグミ


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七身の木と鴛

私は学生時代、登山が大好きで、
年に何回も槍ヶ岳・穂高に行きました。
  
山行の最終日は飲みたい水も我慢して
一気に槍穂から上高地まで駆け下りるのが常でした。

河童橋で最高のビールを飲みながら、
穂高を眺めるために水は我慢しました。 

その河童橋の下を流れる梓川の清流には
オシドリが泳いでいました。 

オシドリは日本の北部でも繁殖し
夏は上高地でも普通に見られます。

雌が子育てしているとき
エクリプス中の雄はこんな地味な姿で
梓川の清流を泳いでいます。

注)雌は嘴が黒色系ですが、雄の嘴はピンクです。

おしどり5
梓川を泳ぐエクリプス期のオシドリの雄
 
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かぶと虫の木

私は千葉県の市川市で育ちました。

後年、大阪で歳を重ねる中、
少年時代の自然のなかで育っていった
記憶が鮮明に蘇ってきます。

小学生の頃は待ちに待った夏休みには
埼玉の片田舎・大里郡川本村にある
母方の祖母の家に一人で行くのが毎年の行事でした。

上野駅から熊谷駅まで汽車にのり
数少ないバスで祖母の家まで行く道のりは
半日以上はかかりました。 
 
当時の私にとっては胸の躍る旅行というよりは、
スリル溢れる冒険でした。

祖母の家の傍には、八幡様(はちまんさま)があり
その鬱蒼とした杜の中に大きなクヌギの木がありました。

早朝行くと、クヌギの出す甘い樹液に、
必ず大きなカブトムシが何匹もいて、取り放題でした。

虫籠一杯になるまで捕って、もう入りきらず
ポケットに入れて、角で鋏まれた思いでもあります。

今住んでいる寝屋川の住宅からの真夏の散歩道で、
樹液が溢れるクヌギの木を見つけました。

ハナムグリや蝶が毎日あつまり、樹液を吸っています。

はなむぐり
クヌギの樹液を吸う夏のハナムグリ
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季節のムクドリ

5月末から6月上旬 
寝屋川近辺の野鳥たちは、巣立ちでとても賑やかです。
椋鳥も子供を連れて、治水緑地にやってきます。

下の写真は親がいい加減に他の餌場も教えてあげるから、
一緒に飛びましょう と巣立ち雛を促しているとこです。

むく1
雛を促すムクドリの母
 


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セッカの綿紡ぎ

初夏の淀川河川敷での野鳥撮影の楽しみのひとつに、
土手一面に咲くカラシナにとまるセッカがあります。

通常の設定で撮ると、
シャッタースピードが早くなりすぎるので、
カラシナが黒ずんでしまいます。

露出をプラス側に補正すると
カラシナの色が綺麗に出ます。

私はセッカが来る前にカラシナの花だけ
撮ってみて露出を調整しています。

フワフワ3せっか
カラシナにとまったセッカ


 
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偏西風の贈り物

日本やヨーロッパなど中緯度エリアでは
偏西風が西から東へ吹きます。
(赤道付近では東から西へ貿易風が吹きます) 

エルニーニョが発生する年は、 
その偏西風が蛇行し 
南の熱気を運んだり、北の寒気を持ち込んだり
激しい気候の変化が繰り返されます。
図1
2010年はエルニーニョの影響で
偏西風が大きく蛇行し、
野鳥の渡りにも様々な影響がありました。

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プロフィール

なまさや

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