私は千葉県の市川市で育ちました。
後年、大阪で歳を重ねる中、
少年時代の自然のなかで育っていった
記憶が鮮明に蘇ってきます。
後年、大阪で歳を重ねる中、
少年時代の自然のなかで育っていった
記憶が鮮明に蘇ってきます。
小学生の頃は待ちに待った夏休みには
埼玉の片田舎・大里郡川本村にある
母方の祖母の家に一人で行くのが毎年の行事でした。
上野駅から熊谷駅まで汽車にのり
数少ないバスで祖母の家まで行く道のりは
半日以上はかかりました。
半日以上はかかりました。
当時の私にとっては胸の躍る旅行というよりは、
スリル溢れる冒険でした。
スリル溢れる冒険でした。
祖母の家の傍には、八幡様(はちまんさま)があり
その鬱蒼とした杜の中に大きなクヌギの木がありました。
早朝行くと、クヌギの出す甘い樹液に、
必ず大きなカブトムシが何匹もいて、取り放題でした。
虫籠一杯になるまで捕って、もう入りきらず
ポケットに入れて、角で鋏まれた思いでもあります。
今住んでいる寝屋川の住宅からの真夏の散歩道で、
樹液が溢れるクヌギの木を見つけました。
樹液が溢れるクヌギの木を見つけました。
ハナムグリや蝶が毎日あつまり、樹液を吸っています。
クヌギの樹液を吸う夏のハナムグリ
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