こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です!
拙著「一冊からもっと学べる!エモーショナルリーディングのすすめ」
発売から1週間ほどが経ちましたが、多くの方に書評を書いて頂きました。
この場を借りてお礼を申し上げます。
【書評を書いて頂いた方々】
(再掲)技術屋かずのつれづれ日記
http://t-kazu.blog.jp/archives/201411240001.html
北真也さん
http://mediamarker.net/u/beck/?asin=4799315927
さとまるさん
http://bookmeter.com/cmt/43184769
ぷぅコッコさん
http://pukokko.jugem.jp/?eid=1261
杉本禎浩(読書王子)さん
http://ameblo.jp/sugiyuzu/entry-11957339287.html
浅沼ヒロシさん
http://d.hatena.ne.jp/pyon3/20141130
【書評を頂いて感じたこと】
上記の方々のうち、かずさん、ぷぅコッコさん、杉本さん、浅沼さんには、
僕の提唱した「エモーショナル・リーディング」の本質の部分を、共感して頂けたようで何よりです。
同じ読み方をしていた方がいる事をとても嬉しく思います。
というか、実は執筆当時から思っていたのですが、
「読書中に、自分に湧き上がった感情をストックしておく」「ストックしておいた感情を、書評と一緒にアウトプットする」
という行為は、書評家の方ならば、誰もがやっている事なのではないでしょうか?
本が好きな人ならば、一冊の本を読んだら、いくつものアイデアやリアクションが心の中で起こります。
「これはすごい!」「これは新しい!」「言われてみればもっともだ!」
「あ、自分と同じだ!」「自分はここまではできないなぁ」などなど。
そういったアイデアやリアクション=「感情」を、
書籍の概要、要旨と併せて記述しているのが、書評家の方々だと常々思っています。
ただ、これはおそらく皆さん無意識にやっているかなとも思ったのです。
僕も最初はそうでした。
ただ、僕の場合は、文章媒体で活躍する書評家の皆様と違い、
音声媒体での書評を行うので「感情」というのは自然と意識せざるを得ない領域でした。
【音声媒体だと「感情」を意識せざるを得ない、とは?】
試しに、これをお読みの方、
山田社長は「経営とは利益が第一だ」と述べています。
一方、鈴木社長は「経営とは顧客が第一だ」と述べています。
上記の文章を実際に声に出して読み上げてみて下さい。
どうでしょうか?どんな声が出ましたか?
スマホの録音アプリなどを使って、ご自分の声を確かめてみると面白いですよ。
きっと最初は、ごく平坦な、機械的な読み上げを行ったかと思います。
では、山田社長か鈴木社長のどちらか好きな意見を決めて、
それを誰かに話すように喋ってみたら、どうなるでしょうか?
文章の細かいところは変えても構いません。
・・・抑揚、スピード、声量、声色。
色々と変化があったと思います。(変化が無かった人は、身振り手振りも加えてみましょう)
ニュースをお伝えするアナウンサーさん達とは違い、
僕のようなラジオパーソナリティは、一つの文章の中に、何かしらの感情を込めます。
そして、文中の事実と一緒に、声に乗せて感情も伝えるのです。
僕の場合、上記の例でしたら、
「経営とは利益が第一だ」
の部分で、「一理あるけど、本当にそうかな~?」というニュアンス。
簡潔に言えば「疑問に思う」という感情を。
「経営とは顧客が第一だ」
の部分で、「そうだよね~、やっぱりお客様は神様だよね」というニュアンス。
簡潔に言えば「同意する」という感情を入れるでしょう。
すると、普段、僕が行っているような番組の喋り口になり、
パーソナリティとしても個性が出てくるというわけです。
こういった積み重ねで、番組を続けていった結果、
僕の中では文章に対し感情を入れるという行為が当たり前になり、
次第にノウハウ化していきました。
そのノウハウを一般の方の読書にも活かせないか、と思い
執筆したのが、拙著であるというわけです。
【結び】
ですので、拙著をお読み頂くと、
元々熱心な読書家の方は「言われてみればその通り、てか当たり前じゃん」
くらいの感想を抱くかなと思ったのですが、
想像よりも好意的に捉えて頂いて、ホッとしております。
こういった「自分の感情を交えた読書」「能動的な読書」
すなわち「エモーショナル・リーディング」が、
一般の、普段ビジネス書をあまり読まない方々や、
ビジネス書にもう飽きてしまったという方々に広がるよう、
今後とも頑張っていきたいと思います。
・・・うーん、文章表現って、どうやって終わりにすればいいのか、いまいち掴めていない。
この文章から僕の「感情」は伝わったのでしょうか?
ではでは!