あらすじ
ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。


感想
 軽くて読みやすい。でも深みはない。エンタメで面白い。でも設定も登場人物も現実離れしすぎ。

 アマゾンレビューに普段小説を読まない人にちょうど良いと書いていたが言い得て妙と思った。

 映像化に非常に向いてると思う。連続ドラマでも映画でも。
 舞台が観覧車っていうのが大変なのか映像化は今の所されてないみたいね。

 観覧車をジャックするという理由のこじつけ感は否めないし、その他諸々ツッコミ所は満載だがこの著者の小説にいちいち重箱の隅を突くのもおかしな話で、「こまけーことはいーじゃん」のノリで読むのが1番良いと思う。

 ゆえに読みやすいし、笑えるし、面白いんだけどでもこのノリがあるからこそ、本来は感動的な大二郎の最後のシーンなんかは小説のノリが邪魔して感動の度合いは薄まったのも事実であったり。

 本書がシリアスなお話による観覧車ジャックだったらそれはそれで良さそうな気もするかな。

★★★★(4点)
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