真珠
2007年03月20日
明日は休日ですね〜
皆さんこんばんは！
今日もまた大変忙しい日でしたが、無事に業務を終了できました。明日が休日ですから、私もゆっくりとブログが書けます。
いきなりなんですけど、面白いニュースを見つけたのでご紹介しますね。私はテレビを見ないタイプなので、ニュースで取り扱われたかどうかは不明ですが、日経ネットニュースから引用して貼り付けます。
【宝飾大手「ミキモト」（東京・中央）の創業者の子孫を名乗り、虚偽の宝石の取引話で現金300万円をだまし取ったとして、警視庁多摩中央署は20日までに、仙台市青葉区中山4、マンション管理人、武藤克治容疑者（76）を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、武藤容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認しているという。調べによると、武藤容疑者は2000年3月、多摩市の知人女性（58）に「私は御木本幸吉の子孫で、宝石を見る目は確か。宝石の取引でもうけさせてあげるから金を預けないか」などと持ち掛け、現金300万円をだまし取った疑い。同署によると、同容疑者は同社創業者の故御木本幸吉氏の子孫という。ミキモトは「創業者のひ孫に同姓同名の人物がいるが、本人かどうか確認できていない」としている。】
３／２０ １５：０１ 日本経済新聞
このニュースは思わず笑いました。この手の詐欺は非常に多いんです。何が面白いかと言うと、「もしかしたら本当に御木本さんの血縁者かも知れない」からなんです。
多分ないと思いますけど、本当だったらミキモトのブランドに傷がつきますよ。
久しぶりに宝石関連のニュースが出ていたので、今日はこの話から話題を膨らませて行ければと考えています。
皆さん真珠のネックレスや指輪、イヤリングはお持ちですか？？
今でこそ真珠は一般人でも手が届くようになりましたが、一昔前までは大変な金額で取引されていたんです。高貴な身分の人しか身に着けることが出来なかった真珠を、ここまで普及させた功労者が、ニュースにも名前が出ていますが「御木本幸吉」さんなんですね。
１８９３年に世界で初めて真珠の養殖を事業として確立し、日本を真珠大国にまで押し上げた御木本さんは、後に真珠宝飾を専門に扱うブランド「ミキモト」を創始します。１９７８年に愛媛県が真珠生産高日本一(世界でも一番)となり、現在でもその地位は変わっていませんが、きっと皆さんは真珠という言葉と一緒に「ミキモト」が脳裏をかすめるはずです。
タサキ真珠もダイヤモンドを扱うようになってから、急速に拡大しましたが、ミキモトさんの真珠シェアを抜く事は出来ませんでした。
真珠は宝石(厳密に言うと石ではないですが)の中でも非常に難しい物の１つです。恐らく「何を持っていい真珠と言いますか？」という問いにまともに答えられる方は少ないと思われます。
専門知識が必要ですが、私もこの機会を使って皆さんと一緒に学習して行きましょう。
まず真珠の歴史からお話します。
現存する世界最古の真珠は何年前の物なんでしょうか？？
分かりますか？
ちなみに正解は５５００年前です。(見つかったのは日本の福井県)
真珠のエピソードとしては、「クレオパトラ」が「カエサル」に自分の領土がいかに恵まれていて、お金が余り、人々が富んでいるかを誇るために、当時いかなる宝石よりも貴重とされていた真珠を何玉もお酢の中に入れ、飲み干して見せたという記録が残されています。(真珠はお酢に入れると溶けます)
はるか昔のエジプト文明で既に重宝されていた訳ですから、真珠こそ「宝石の中の宝石」と言えそうですね。
１９００年前後と言うと、日本は明治時代になります。日清・日露戦争を控えた時期ですから、世の中も軍国主義まっしぐらで殺伐としていたのではないでしょうか？
そんなご時勢に真珠の養殖を考えた「御木本」さんはやっぱりすごい人ですね。
皆さんは真珠の養殖ってどうしているかご存知ですか？
アコヤ貝という貝の中に、貝を削って玉にした素材を押し込むんです。そうすると、その玉をアコヤ貝が自分の体の一部と勘違いをして、たんぱく質とカルシウム分を含んだ液体を出して巻き付け出すんですよ。
そして、長い間放置していると、いつの間にか立派な真珠になっていると言うトリックなんですね。
実は過去に真珠の値段が大暴落した時期がありました。１９６６年が生産のピークだったと言われていますが、作りすぎて余ってしまった訳なんです。それ以来、真珠は価格調整の為に出荷する数量を規制して現在に至っているというのが事実です。
みかんとかリンゴみたいですね(笑)
女性の方には冠婚葬祭で非常に重宝する宝石ですが、もし真珠のネックレスが欲しければご相談下さい。１０mm以上のクラスをかなり安くご提供できます。真珠のオーダーは全てオーダーメイドになりますので、もし入用の方がいらっしゃいましたら、お早めにご相談下さい。(一般参考上代５０万〜６０万前後のクラスを１０万円〜２０万円でお作り致します)
海外で作って帰ってきますので、買い付け前に言って下さると、ものすごく早く手に入りますよ。
なんかニュースからすごい発展しちゃいましたね・・・。
真珠は一回でお話できる宝石ではありませんので、何回かに分けてお話をしたいと思います。今回は真珠の歴史と御木本幸吉さんについてお話しました。次回は真珠の種類・品質評価についてお話したいと思います。
一応真珠の取扱いについて最後に触れておきますね。
真珠は汚れ・衝撃・薬品にものすごく弱い宝石でして、傷をつけようと思えば簡単に切れるし壊れます。扱いは丁寧にして頂いて、使わない時は日の当たらない場所に避難させましょう。
ふう〜今日も書けて満足してます。
あのニュースの真偽はどうなるでしょうかね〜。
本当だったら、天下の御木本の子孫がマンションの管理人って・・切ないです。
嘘だったらポアでしょう。
いずれにしてもなんか寂しいニュースでした。世の中荒んでますね〜
皆さんはどう思いましたか？？
今日はこの辺で失礼します。
(最近写真が載せられなくてごめんなさい。カメラが故障してるんです（ＴДＴ）
今日もまた大変忙しい日でしたが、無事に業務を終了できました。明日が休日ですから、私もゆっくりとブログが書けます。
いきなりなんですけど、面白いニュースを見つけたのでご紹介しますね。私はテレビを見ないタイプなので、ニュースで取り扱われたかどうかは不明ですが、日経ネットニュースから引用して貼り付けます。
【宝飾大手「ミキモト」（東京・中央）の創業者の子孫を名乗り、虚偽の宝石の取引話で現金300万円をだまし取ったとして、警視庁多摩中央署は20日までに、仙台市青葉区中山4、マンション管理人、武藤克治容疑者（76）を詐欺の疑いで逮捕した。調べに対し、武藤容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認しているという。調べによると、武藤容疑者は2000年3月、多摩市の知人女性（58）に「私は御木本幸吉の子孫で、宝石を見る目は確か。宝石の取引でもうけさせてあげるから金を預けないか」などと持ち掛け、現金300万円をだまし取った疑い。同署によると、同容疑者は同社創業者の故御木本幸吉氏の子孫という。ミキモトは「創業者のひ孫に同姓同名の人物がいるが、本人かどうか確認できていない」としている。】
３／２０ １５：０１ 日本経済新聞
このニュースは思わず笑いました。この手の詐欺は非常に多いんです。何が面白いかと言うと、「もしかしたら本当に御木本さんの血縁者かも知れない」からなんです。
多分ないと思いますけど、本当だったらミキモトのブランドに傷がつきますよ。
久しぶりに宝石関連のニュースが出ていたので、今日はこの話から話題を膨らませて行ければと考えています。
皆さん真珠のネックレスや指輪、イヤリングはお持ちですか？？
今でこそ真珠は一般人でも手が届くようになりましたが、一昔前までは大変な金額で取引されていたんです。高貴な身分の人しか身に着けることが出来なかった真珠を、ここまで普及させた功労者が、ニュースにも名前が出ていますが「御木本幸吉」さんなんですね。
１８９３年に世界で初めて真珠の養殖を事業として確立し、日本を真珠大国にまで押し上げた御木本さんは、後に真珠宝飾を専門に扱うブランド「ミキモト」を創始します。１９７８年に愛媛県が真珠生産高日本一(世界でも一番)となり、現在でもその地位は変わっていませんが、きっと皆さんは真珠という言葉と一緒に「ミキモト」が脳裏をかすめるはずです。
タサキ真珠もダイヤモンドを扱うようになってから、急速に拡大しましたが、ミキモトさんの真珠シェアを抜く事は出来ませんでした。
真珠は宝石(厳密に言うと石ではないですが)の中でも非常に難しい物の１つです。恐らく「何を持っていい真珠と言いますか？」という問いにまともに答えられる方は少ないと思われます。
専門知識が必要ですが、私もこの機会を使って皆さんと一緒に学習して行きましょう。
まず真珠の歴史からお話します。
現存する世界最古の真珠は何年前の物なんでしょうか？？
分かりますか？
ちなみに正解は５５００年前です。(見つかったのは日本の福井県)
真珠のエピソードとしては、「クレオパトラ」が「カエサル」に自分の領土がいかに恵まれていて、お金が余り、人々が富んでいるかを誇るために、当時いかなる宝石よりも貴重とされていた真珠を何玉もお酢の中に入れ、飲み干して見せたという記録が残されています。(真珠はお酢に入れると溶けます)
はるか昔のエジプト文明で既に重宝されていた訳ですから、真珠こそ「宝石の中の宝石」と言えそうですね。
１９００年前後と言うと、日本は明治時代になります。日清・日露戦争を控えた時期ですから、世の中も軍国主義まっしぐらで殺伐としていたのではないでしょうか？
そんなご時勢に真珠の養殖を考えた「御木本」さんはやっぱりすごい人ですね。
皆さんは真珠の養殖ってどうしているかご存知ですか？
アコヤ貝という貝の中に、貝を削って玉にした素材を押し込むんです。そうすると、その玉をアコヤ貝が自分の体の一部と勘違いをして、たんぱく質とカルシウム分を含んだ液体を出して巻き付け出すんですよ。
そして、長い間放置していると、いつの間にか立派な真珠になっていると言うトリックなんですね。
実は過去に真珠の値段が大暴落した時期がありました。１９６６年が生産のピークだったと言われていますが、作りすぎて余ってしまった訳なんです。それ以来、真珠は価格調整の為に出荷する数量を規制して現在に至っているというのが事実です。
みかんとかリンゴみたいですね(笑)
女性の方には冠婚葬祭で非常に重宝する宝石ですが、もし真珠のネックレスが欲しければご相談下さい。１０mm以上のクラスをかなり安くご提供できます。真珠のオーダーは全てオーダーメイドになりますので、もし入用の方がいらっしゃいましたら、お早めにご相談下さい。(一般参考上代５０万〜６０万前後のクラスを１０万円〜２０万円でお作り致します)
海外で作って帰ってきますので、買い付け前に言って下さると、ものすごく早く手に入りますよ。
なんかニュースからすごい発展しちゃいましたね・・・。
真珠は一回でお話できる宝石ではありませんので、何回かに分けてお話をしたいと思います。今回は真珠の歴史と御木本幸吉さんについてお話しました。次回は真珠の種類・品質評価についてお話したいと思います。
一応真珠の取扱いについて最後に触れておきますね。
真珠は汚れ・衝撃・薬品にものすごく弱い宝石でして、傷をつけようと思えば簡単に切れるし壊れます。扱いは丁寧にして頂いて、使わない時は日の当たらない場所に避難させましょう。
ふう〜今日も書けて満足してます。
あのニュースの真偽はどうなるでしょうかね〜。
本当だったら、天下の御木本の子孫がマンションの管理人って・・切ないです。
嘘だったらポアでしょう。
いずれにしてもなんか寂しいニュースでした。世の中荒んでますね〜
皆さんはどう思いましたか？？
今日はこの辺で失礼します。
(最近写真が載せられなくてごめんなさい。カメラが故障してるんです（ＴДＴ）
