August 12, 2010

出ました

前回のエントリで予告した著書が出ました。



校正に入った7月から色々とバタバタしまして、後輩にも協力を仰ぐなど色々ありましたが、とりあえずひと段落です。

日本の野球、高校野球に興味のある方はもちろん、日本近代史に興味のある方にも読んでいただけるよう書いたつもりです。なにとぞ一家に1冊、いや、2冊でも3冊でも置いていただけると幸いです。

よろしくお願いします。


mygod_bass at 18:07コメント(7)トラックバック(0)今日の出来事 

May 03, 2010

予告

じゃじゃーーーん!!!!



学生野球憲章とはなにか――自治から見る日本野球史

中村哲也

四六判 予価1,600円+税

2010年7月中旬書店発売予定


2007年春、特待生問題や裏金問題をきっかけに厳しく批判された学生野球のルール=日本学生野球憲章はどのよう成立したのか。大正期に起こった引き抜きの横行、戦中期の国家による統制を経て、敗戦直後、「自治」を掲げて日本学生野球協会と学生野球憲章が誕生して社会的な基準になった過程をたどり、学生野球憲章の今後を照らす。


http://www.seikyusha.co.jp/kinkan/index.html



やべえ。発売予定が7月になってるよ!
8月って聞いてたのに!

早く原稿を書いて出さないと間に合わないよ!!!

mygod_bass at 16:48コメント(12)トラックバック(0)今日の出来事 

February 27, 2010

今日の何切る

年が明けてからまったくブログを書いていなかったことに気付いた今日この頃。

本来であれば、新学生野球憲章について書くべきはずなのに、今日の話題は何切るです。

2010022720gm-00e1-0000-d7fc979c&tw=1&ts=5

東風戦東3局、20600点持ちの3着。
ドラ3含みの確定イーペーコーで1シャンテンになった10順目、ダンラスの対面からリーチが入りました。1発目に持ってきたのは一万。対面には通ってない牌。

降りるなら1ソー、勝負するなら一万でしょうか。

さて、あなたならどうする?






















私は一万切り。

すると

2010022720gm-00e1-0000-d7fc979c&tw=1&ts=5


ドーーーーーーーーーーーーーン

役満でしたorz

mygod_bass at 21:29コメント(2)トラックバック(0)麻雀 

December 09, 2009

赤星憲広電撃引退

阪神の赤星憲広外野手(33)が9日、兵庫県西宮市内のホテルで会見し、現役引退を発表した。守備で首を痛めたことが原因で、プレーを続けることが難しいと判断した。会見で赤星選手は「プロアスリートとして100%のプレーができず、恐怖感を持ったまま試合に出ると考えると、自身で身を引くべきと感じた」と決断の理由を語った。

 赤星は今年9月12日の横浜戦(甲子園)で、ダイビングキャッチを試みた際、過去に故障した首を再び痛めて退場。頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアが悪化したと診断された。しかし、その後に精密検査した結果、「中心性脊髄(せきずい)損傷」と判明。プレーを続けて悪化すれば、日常生活にも影響する恐れがあるとされた。赤星は現役続行の意向を持っていたが、球団側も引退を勧めた。決断は約10日前という。赤星は「気持ちでカバーできる部分ではなかった」と説明。早過ぎる引退について、「実感がわかない。けがさえなければ、来年もレギュラーでやれる自信はあった」と無念さを隠さなかった。当面は治療に専念する。

 赤星は愛知・大府高から亜大、JR東日本を経て01年ドラフト4位で入団。170センチ、66キロと小柄ながらも、俊足を生かしたプレーで1年目からレギュラーに定着。39盗塁で盗塁王に輝き、新人王に選ばれた。05年まで5年連続で盗塁王。打率3割も5度マークし、リーグ優勝した03年と05年にはベストナインに選ばれ、ゴールデングラブ賞には6度選出されている。

 今季はけがの影響で出場91試合にとどまり、打率2割6分3厘だった。プロ9年間の通算成績は出場1127試合で1276安打、打率2割9分5厘、381盗塁。【辻中祐子】 

 ◆赤星の年度別成績◆

年度 試合  打数  安打 本塁打 打点  盗塁 打率

01 128 438 128 1  23 ☆39 .292
02  78 310  78 0  12 ☆26 .252
03 140 551 172 1  35 ☆61 .312
04 138 570 171 0  30 ☆64 .300
05 145 601 190 1  38 ☆60 .316
06 142 566 152 0  20  35 .269
07 121 400 120 0  19  24 .300
08 144 556 176 0  30  41 .317
09  91 338  89 0   8  31 .263
……………………………………………
通算1127 4330 1276 3 215 381 .295

※チームは阪神、☆は盗塁王

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000013-maip-base

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阪神を9年にわたって引っ張ってきた1番バッター、赤星憲広が引退を発表した。近年はずっとけがに悩まされていたとはいえ、私も多くのファンと同様にまだまだできるはず、との思いがあった。

だから、このニュースに接した時は久しぶりに強い衝撃を受けた。いまはただ、赤星ほどの選手が引退試合すらすることなく、そのユニフォームを脱がなくなってしまったことが残念でならない。

赤星が野球の世界の表舞台に登場したのは1998年、プロアマ合同チームで臨んだシドニーオリンピックの時だった。そのとき彼はまだ、社会人チームの選手であったが、俊足を生かした守備範囲の広さ、盗塁の技術の高さはすでに目を見張るものがあった。

それが阪神・野村監督の目にとまり、2000年のドラフトで指名を受け、阪神でプレーすることとなった。プロでも彼の俊足は随一で、入団から5年連続盗塁王を獲得、3割をキープできる打力と合わせて、阪神の1番バッターとして欠かせない存在となった。

そして、2003年、阪神が18年ぶりの優勝までマジック2で迎えた甲子園での広島戦。赤星はサヨナラヒットを放ち、星野監督から熱い抱擁を受けることとなった。(下の動画4分ごろ)



この瞬間は、関東地方でもTVの地上波で生中継された。それをテレビで見ていた私は、一人の部屋で大声を上げたことを思い出す。優勝を待ちわびる多くの阪神ファンにとって、その瞬間を劇的に、忘れられないものとして演出したのは、まぎれもなく赤星その人であった。

また、赤星はプロ野球選手の中でも特に社会貢献活動に対する意識が強かったことでも知られている。赤星の代名詞である盗塁数の数だけ、車いすを寄贈していた。その数は通算300台を超えるという。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000628-san-base

プレーだけでなく、プロ野球選手としての社会的な模範としてもすぐれた人物だった。

そんな赤星が、たった9年間でプロ野球の世界から身を引かなければいけなくなってしまった。本当にそのことがただただ残念でならない。

今までありがとう。そして、お疲れ様。


mygod_bass at 23:17コメント(0)トラックバック(0)野球今日の出来事 

December 05, 2009

博士への道7〜退院〜

1ヶ月以上前のことになりますが、10月23日に博士論文の最終試験、口頭試問が行われました。

当初、終わり次第ここにその内容を書くつもりだったのですが、審査員の一人、K教授のあまりの迫力、怒りっぷり、ツッコミの激しさに私はほとんど茫然自失となりました。

2時間という時間がこれほど長く苦しく、1ヶ月以上たってもまだその時のことが心の中に、なんかこう、澱のようによどんでいる経験は生まれて初めてでした。

指摘されていることの重要さは時間がたつにつれて徐々に理解がふかまっていき、またそれに向けた勉強も始めているのですが、それでもその時のK教授の鬼気迫る迫力を思い出すと、思わず身をのけぞってしまいます。

なので、1ヶ月は経つんですが、口頭試問のことを詳しく書く気にはなっていません。というか、たぶん書けません。もう少し時間ができて書く気になったら、書くこともあるかもしれませんが・・・・



とまあ、そんなこんなはありましたが、最終試験もなんとか合格と認定され、11月末日をもって課程を修了し、大学院を退院しました。

P1030097


P1030098



この場をもちまして、これまで陰に陽に私を支えていただいた先生方、先輩・後輩、友人・知人等のおかげであります。

ここにこれまでの感謝の意を表します。



また、11月末をもって院生ではなくなったので、かれこれ5年以上使い続けてきたハンドルネーム「ダメ院生」を改め、「野球学博士」に変えることにしました。

これからも、何かとお世話になるかと思いますが、よろしくお願いします。(就職は全然決まっていませんので、なにかいいお話をお持ちの方、ぜひともよろしくお願いします)


mygod_bass at 12:54コメント(5)トラックバック(0)博士論文 

October 26, 2009

鳳凰民様

鳳凰民様


7段R2000を超えた者のこと。


それは、天鳳35万ユーザーのなかでわずか600人しかいない選ばれた存在。


ネット麻雀界の頂点に君臨する猛者の称号。



タダでできる天鳳に課金しているキ〇ガイ集団。










鳳凰民様キター



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口頭試問でフルボッコにされた哀れな俺に、雀神様が慈悲の手を差し伸べてくれたものと考えよう。

雀神様、ありがとうございます。


mygod_bass at 15:30コメント(0)トラックバック(0)麻雀 

October 03, 2009

博士への道6 決戦は金曜日

博論を提出してから3ヵ月。

10月23日金曜日、ついに最大の山場を迎えることになりました。そう、博士論文の口頭試問であります。指導教員ら4人の教授が、私の論文に対して、質問という形式をとって集中砲火を浴びせることになります。

この60分間を大過なく終えることができれば、博士になることが確定する、といっていいでしょう(いや、大過があっても博士にはなれるのかもしれないが)。口頭試問があることは論文提出する前からわかっていたことなのですが、日付が正式に確定してからは、緊張感がいやおうなしに高まってきています。

審査のメンバーのなかでも、今年から赴任してきたS教授がどういう発言をするのか、は最も気になるところ。私と専門がむちゃくちゃ近いうえ、私の論文はS説批判を念頭に置いて書いたものといっても過言ではない。これまでにも私の研究発表や論文は目にしているのだが、あまり厳しいコメントをもらったことはなく、どういうかたちで批判されるのかが正直読めないからだ。

人格的には穏やかな人なので、自説には触れずに私の論文の枠組みにのってくるのか、それともその外側から批判されるのか。当日になってみないと分からないところが、不安になる一番のポイントなのだ。

ガチンコでやるのはめちゃくちゃ面白いのだが、同時に大きな不安を掻き立てるものであるのも事実。

今は、わくわくとドキドキとハラハラが同居する、そんなドラゴンボール的心境なのであります。

mygod_bass at 10:46コメント(0)トラックバック(0)博士論文 

September 15, 2009

出ました

一年以上伸びてしまいましたが、ついに出ました。

私も執筆者の一人として加わっている論文集が青弓社から発売されました。

坂上康博・高岡裕之編『幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・身体・都市』





定価は¥4,200と高めですが、現時点における近代日本スポーツ史研究の最前線であることは間違いありません。日本のスポーツの歴史に興味のある方、東京オリンピックを良く知りたい方、坂上ファン・高岡ファンの方、飛田穂洲マニアの方・・・・
ぜひとも上記リンクからお買い求めいただければ幸いです(そうでもしないと、私には現金収入が入らないのです;_;)


mygod_bass at 13:14コメント(4)トラックバック(0) 

September 08, 2009

学生野球憲章改正第1次案検討会

昨日、早稲田大学で行われたスポーツ法学会の研究会で、学生野球憲章第一次改正案が取り上げられました。私は学会の会員ではなかったのですが、学生野球協会のルートから連絡を取ってもらい、とび入り参加してきました。

スピーカーは浦川道太郎・早大法務研究科教授と望月浩一郎弁護士。ともに学生野球協会憲章検討委員会のメンバーで、小委員会で新憲章の条文作成の実務を担っている方々であります。

以下、浦川・望月両氏の見解とフロアーから出た質問から、新憲章の論点を記しておく。


第4条 学生は、合理的理由なしに、部員として野球を行う機会を制限されることはない。

・強豪校で、入学前から野球部員が決まっていて、それ以外の生徒は入部できない、というのを念頭に条文化した
・現場で多く問題になるのは、むしろ部員数が多すぎる場合。事実上球拾いやランニングばっかりやって、試合に出られない部員が多くいる状況を作らないためにも、部員数の制限が必要になる。
・HPでマニフェストのように、部員〜人程度、週〜日練習、といったことを明記しておけば、それを超える部員の入部を制限するのは合理的。憲章でそこまで書くのかどうか
・サッカーのように、試合に出られない部員でクラブチームを作るような方法ができるか


第10条 2 加盟校は、前項の目的を達するために、野球部の活動の時期、時間、場所、内容などについて配慮をしなければならない。この場合、原則として1週間につき最低一日は野球部としての活動を行わない日を設ける。


・一日の休みの日に「自主練」として生徒だけで練習をしていて、事故が起こった場合の管理責任はどうなるのか。事実上、「強制自主練」のような実態が起こることも想定されうる。
・練習日数や休日にまで憲章が縛りをかけるのはどうか。それらは部(クラブ)自治に任せるべきこと。
NCAA(全米大学体育協会)では、大学スポーツの過熱を抑制するために、学校の成績の平均が〜点以下の選手は大会や試合に出場できない、というルールがある。日本ではこうした規約はなじまないと思い、週1日の休みという形で縛りをかけた。


第19条 学生野球団体は、学生野球の発展のために寄付または援助を受けることができる。


・高野連の甲子園球場の使用は無料、NHKも高野連に放映権料を支払っていない。現状では、高野連の収入の大半が甲子園の入場料収入
・広告・宣伝費や放映権料を学生野球団体が一括して受け取り、管理して、加盟校に再分配するべきではないか
・新憲章では、そういうことも可能な条文になっているが、どこまでビジネスとして展開するか、どれくらいの収益をあげるようにするか、は未知数


第21条 野球部は、学校長または野球部長の管理下においてのみ、野球部の運営のための寄付または援助を受けることができる。この場合、野球部は前条に定める諸事項を順守しなければならない。


・後援会、OB会が主体となった寄付・支援の活動にどのように縛りをかけるのか


第24条 指導者は、当該加盟校の教職員の給与に準じた社会的相当性の範囲を超える給与・報酬を得てはならない。ただし、野球を指導するための交通費、宿泊費などの経費についてはこの限りではない。

・学校の知名度を上げたり、監督・コーチが高い報酬を得たりすることに選手が利用される、選手が使い捨てられることになるような事態を防止することを目的として明記。5条・11条とセット。だいたい、校長の給与よりは低くなるものと想定。
・監督の給与の制限で効果はあるか?色々な名目で裏金がわたされる温床になるのではないか。
・投手の連投の禁止・制限など、選手の健康管理ルールを作った方が有効ではないか
・投手の連投制限には現場が猛反発する


第29条 日本学生野球協会は、学生野球団体、野球部、部員、指導者、審判員及び学生野球団体の役員が本憲章に違反する行為をした場合は、制裁を科すことができる。
2 日本学生野球協会は、加盟校の学校法人の役員または前項以外の教職員、応援団、もしくはその他学校関係者が、本憲章に違反する行為をした場合には、当該校の指導者または野球部に対して制裁を科すことができる。


・連帯責任の範囲を明記すべきではないか
・連帯責任はなるべくなくすべきではないか
・非行にはしりそうな野球部員の行動を自制させ、そうした部員を野球部につなぎとめておくために、現場の教員や監督・コーチから連帯責任の条項は残しておいてほしいという要望がある
・制裁の量刑(判例)集みたいなものを学生野球協会審査室は持っている。(望月氏は)それを公開してもいいと思っているが、反対する審査室委員もいる。
・部員や指導者などの違反行為が、野球部に対する制裁になる場合がある、と読めるように条文を変える必要がある

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予定の2時間を30分ほどオーバーして、だいたい以上のような議論が行われた。プロアマ関係についてはもっと多くの議論があったが、憲章に明記すべき(できる)内容は少なかったように思われるので割愛した。

今回の議論を聞いていて、私がさらに疑問に思った点

1.第2条? 学生野球は、一切の暴力を排除し、いかなる形の差別も認めない。

女子部員の公式戦への参加を認めるのか?男子スポーツにおける女子の参加を認めないことは、差別に当たるのか、当たらないのか

2.第10条 4 学生野球団体は、大会を開催するに際して第1項の目的を達するために、大会の開催時期などに配慮をしなければならない。

野球なので、12月から2月までの対外試合禁止は明記してもいいのではないか。週1日の休みよりは、厳密でかつ有効な活動制限になると思う。

3.野球部の活動自粛・大会出場辞退に対する部員からの異議申立

N体大陸上部やK畿大ボクシング部のように、一部部員の不法行為・不祥事によって、学校が活動自粛を決定したり、部を解散したりすることがあったとき、その不法行為・不祥事とは無関係の部員まで被害をこうむることになる。第4条で、野球部員の野球に参加する権利を保障していることを踏まえて、そうした無関係の部員が活動を行ったり、参加する権利を認めてもいいのではないか。これは憲章に書くべきことかどうか、という問題もあるし、憲章が前提としている「学校を単位とした学生野球」という考えを崩す可能性もあるため、実は問題の射程は広いようにも思う。ただ、私としてはそれくらい選手の権利保障を重視したいとは思っている。


11月中旬に改正第2次案が発表されるため、第1次案は事実上10月中には取りまとめる必要がある。10月の初頭にもう一度憲章第1次案の検討会が開かれるので、ここはどうなってるんだ、こうしたほうがいいのではないか、という意見がありましたら、コメント欄なりメールなりでご意見をいただきたいと思います。


mygod_bass at 17:21コメント(1)トラックバック(0) 

August 31, 2009

日本学生野球憲章第一次改正案

世論が衆議院選挙における民主党の歴史的大勝に沸くかげで、ひっそりと「日本学生野球憲章」(以下「憲章」)の第一次改正案が発表された。1950年の制定以来、若干の字句修正や条文の改訂は行われてきたが、全面的な見直しは今回が初めてである。

今回の改正の目玉は、「特待生」を容認するか否か、というものではなかった。かつて「憲章」制定を主導した外岡茂十郎は、「憲章」を学生野球の憲法と言った。その言い方に従えば、今回の改正は独裁国家の憲法が一気に民主主義を基本原理とするものに生まれ変わった、とでも評すべき革命的なものである。

簡単にいえば、現「憲章」は学生野球を「健全」なものにするためとして、禁止事項と罰則規定のオンパレードだった。

しかし、新「憲章」(まだ草案だが)では、前文において「学生の教育を受ける権利を前提とする教育の一環としての野球」を前面的に打ち出した。禁止則によって選手たちを縛ることが中心だったものから、選手のもつ基本権を保障するものへと生まれ変わったのである。これを革命的と言わずして何と言おうや。

選手がもつ基本権は4条、5条、10条、11条に記されている。


4条 学生は、合理的理由なしに、部員として学生野球を行う機会を制限されることはない。

5条 部員は、学生として教育を受ける権利が保障される。
2 部員は、本憲章に基づく学生野球を行う権利を有し、かつ、本憲章を遵守する義務を負う。

10条 野球部の活動は、部員の教育を受ける権利を妨げてはならず、かつ部員の健康を害するものであってはならない。
2 加盟校は、前項の目的を達するために、野球部の活動の時期、時間、場所、内容などについて配慮をしなければならない。この場合、原則として1週間につき最低1日は野球部としての活動を行わない日を設ける。(以下略)

11条 加盟校および指導者は、部員に対して、定められた教育課程を履修することを保証しなければならない。



おそらく、特定性問題のなかで色々な問題が発覚し、提起されたことで4・5条がセットで打ち出されたのであろう。特待生の人数制限等のガイドラインは、高校・大学それぞれの大学野球連盟に一任し、「憲章」ではそれに伴う諸弊害の発生を防止することを重視したのであろう。
つまり、4条により、C弁和歌山とかPLG園(w)のように、一般学生の入学と野球部員の入学が全く別枠で行われ、一般学生は野球部員になれないことを禁止している。
一方5条では、特待生として入学したものの、怪我や不振など期待にこたえることができなかった場合でも、トカゲのしっぽのように退学に追い込まれるようなことを禁止しているのである。

野球部の活動が、選手たちの健康を害するものであってはならない、ということが明記されたのも評価できる。

さらに、もう一つ大きくかわったのが、処分についてである。これまで、高校であれ大学であれ、不祥事が発生した場合には、「部」→「都道府県高野連、地方大学野球連盟」→「高野連、大野連」→「日本学生野球協会審査室」というルートで情報が伝達され、この審査室で決められた内容は、最終的で絶対的なものであった。
しかし、新「憲章」改正案では、次の規定が明記された。


第32条 学生野球団体が行った決定に対して、対象者は日本学生野球協会規則で定めるところに従い、日本学生野球協会に対して不服申し立てができる。
2 前項の不服申し立てに対する日本学生野球協会の決定になお不服がある場合は、対象者は日本スポーツ仲裁機構に対して学生野球団体が行った決定の取り消しを求めて仲裁の申し立てを行うことができる。



これまで一審制であった裁判が、事実上三審制へと生まれ変わることになった。一審制と三審制のどちらが人権を保障することに慎重であるか、は論をまたない。特に、32条2項が重要なのは、スポーツ仲裁機構が仲裁を行うためには、原告側のみならず被告側がそれに同意しなければならない、という原則があるからである。スポーツ団体は、自らが不利になりそうな事例については、仲裁に同意しないという方法もあり得るのだが、新「憲章」が発効すると学生野球協会は、すべての仲裁を受けて立つことになるのである。

昨年7月、第2回検証検討委員会に呼ばれた際に、私が主張した点は次のようなものだった。

1.プロアマ関係の改善
2.選手をスポーツする権利をもつ主体として位置づける
3.学生野球協会による野球の普及、振興

また、処分に対する不服申し立てのシステム確立も委員の一人に対して訴えてきた。

新「憲章」では、こうしたこれまでの主張がほぼ全面的に認められることとなった。また、私の書いたものを読んでもらっているせいか、歴史的な叙述の細部に私の見解が反映されている点も個人的にはうれしい。まあ、反映されていない点も多いのだが…

最後に、それでもなお残る新「憲章」の問題点に触れておこう。これは大きく分けると2点である。

1.アマチュアリズムの確立を打ち出している点

新「憲章」においても、旧「憲章」からアマチュアリズムを受け継ぐことが明記された。ここで問題になるのは、学生野球の商業的利用の禁止と学生野球関係者の無報酬主義である(私は、選手に対する金銭授受の禁止や企業からの物品提供の禁止には同意する)。

商業的利用の禁止が問題になるのは、やはり高野連や大学野球連盟が大会の開催を通じて現在よりも多くの利益を上げ、その収益によって野球の普及・拡大や給付型奨学金の創設などの社会貢献活動が可能となるという見通しがあるからである。大坪正則によると、春・夏の甲子園大会を商業的にうまく利用すれば、100億程度の収益を上げることはそれほど難しくないという(「野球界をリードすべき高野連、その戦略について」『ベースボーロジー9』2008年)。

こうした収益を上げることに対して禁欲になるのではなく、それを堂々と受け取り、管理して立派な社会貢献活動を行う。それは、別にスポーツを貶める行為でも何でもない、と私は考える。

そして、学生野球の不正を防止し、国内外から注目を集める一大イベントとして成立させるためには、そうした活動に専門的に取り組む職員の存在が必要不可欠である。学校の先生や新聞記者の片手間の活動に依存するのではなく、野球団体が必要とする専門知識をもった職員を育成するためには、資金と報酬は必要不可欠である。

2.情報公開

多くの改正点が評価できるなかで、私がもう一つ付け加えておいてほしかったもの。それは野球団体内部の情報公開である。これもいくつか理由がある。

ひとつは、これまでにも閉鎖性を指摘されてきたように、高野連や学生野球協会は、処分の決定過程や理由、組織の運営方針の転換といった事柄について、一般の選手や監督といった下部の構成員は知るすべをほとんどもたなかった。そうした組織の体質が、問題を一層混乱させたといってもいい。同じ過ちを繰り返さないよう、内部の情報の公開は必要不可欠である。

さらに、不服申し立ての権利が認められたからといって、学生野球団体と一個人では持っている情報量に大きく差がある現状では、権利そのものを形骸化させかねない。少なくとも、個人の努力によって最低限の内部情報くらいは得ることができるようにすべきである。

もう一つは、前項の学生野球の商業的利用とそれによる社会貢献活動の充実と関係する。学生野球団体にも専門知識をもった職員が必要であることは書いたとおりだが、あくまで無報酬の高校生・大学生の試合をもとにしている以上、職員が受け取ることのできる報酬が社会通念上からみて、あまりに莫大なものであることは許されない。職員の報酬が適正なものであるかどうか、をチェックするためにも情報の公開は必要不可欠であろう。

ほかにも問題点はあるかもしれないが、長くなってしまったし今日のところはここまでにしておく。意見がある人は、学生野球協会HPに行けば、メールで意見を投稿することができます。

mygod_bass at 15:49コメント(2)トラックバック(0)スポーツニュース野球 

July 10, 2009

前期授業最終日

ここに書くのをすっかり忘れていたのですが、今年の4月から家の近くにあるまう大学(サイバラの出身校、と言えば分かる人も多いはず)で非常勤講師を務めておりました。

担当したのは教養科目の体育実技、種目は卓球。実は、私自身も大学1年の時にスポーツの授業で卓球を履修していたのですが、まさか10年たって自分が授業を担当することになるとは、夢にも思っていませんでした。

なにせ、学部生時代の私は非常にふまじめな人間でして(それは今でもか?)、卓球というスポーツが好きでもなく、担当教員のヨボヨボのジイさんは出席を取るだけが仕事のような人だったため、出席を取った後、その教員のスキを見計らって体育館から抜け出して遊びに行くこともありました。

そんな私が、初めて大学でもつ授業が卓球なんですから、これもなんかの因縁でしょうか。卓球を担当することが決まってからおよそ3ヵ月間、卓球経験者である後輩TMの指導のもと、基本的な技術を身につけて、4月から授業に臨みました。そして、授業をすること都合13回、本日がその最終日でした。

私の卓球の授業では、グループ学習という方法で授業を行いました。これは、学校体育研究同志会という民間教育団体のオハコともいえる指導方法でして、

1.受講生を卓球の経験者・未経験者、男女比の割合をなるべく均等にしたグループに分け、このグループを中心に活動を行う。グループの活動は毎週ノートに記録して、活動の目的や感想、反省等を記入する。

2.グループ内の経験者やリーダーが中心になって練習計画を立て、技術や戦術の指導を行う。ゲームもグループごとの対抗戦形式で行う(リーグ戦)。

というものです。

この方法が意図することは、

1.教員が教えて学生は指導を受ける、という形式の授業ではなく、学生相互が教えあい/学びあう。

2.学生の自主的・自立的な活動の重視

3.自主性を尊重することでスポーツを楽しむことを味わう

というものです。学校の授業であっても、スポーツを規律訓練の手段とするのではなく、スポーツの本質(あえてこういう言い方をしておく)である楽しさを基盤にして、学生の活動の主体性や自律性を養成しようというのがこの授業方法の狙いなわけです。

とはいうものの、私自身は体育学の専門家ではないどころか、体育学の授業を受けた経験すらないものですから、それが果たしてどこまでうまくいったのかわからない。そこで、先週と今週に受講生にアンケートを行って、授業の感想を書いてもらいました。

まず、私が何よりうれしかったのは、この授業が楽しかった、という感想がすごく多かったこと。ほとんどの学生が「楽しめた」「楽しみながら練習できた」「楽しくまじめにやれた」ということを書いてくれました。なかには、「前期の授業で一番楽しかった」「今までの体育の授業で一番楽しかった」というものまでありました。

「楽しくなければスポーツじゃない」というのは、私の論文にも貫かれている信念とでもいえるものだったので、この感想は非常にうれしかった。やはり、一部のトップアスリートを除けば、スポーツにおいて「真面目」と「楽しい」は両立するし、楽しいからこそ上達も早いのだということを実感しました。実際、受講生のなかにはわずか週1回で13回の授業であるにもかかわらず、見違えるほど上達した人もいましたからね。

経験者からは、「グループの活動を自由にやらせてくれたので、自主的に授業を組み立てることができ、それが班の実力やチームワークを上げるのに役立った」いう指摘もありました。「放課後に卓球をするようになった」「市民体育館に卓球をしに行った」ということを書いている学生もいて、スポーツの楽しさが基盤にあるからこそ、自発的な活動も促進されることがわかりました。

ただその一方で、「先生から直接指導を受けたかった」や、経験者の学生から「教えるのが下手なので、先生がもっと説明してほしかった」というのもありました。教員が直接指導することはなるべく控えることを旨とするグループ学習と、こうした学生の要望を両立させるのはなかなか難しいようにも思いますが、一部の生徒の負担が重くなりすぎることがないように、教員がこうした学生の相談にのったり、アドバイスをすることも必要だと思います。

また、「ちょっと放置しすぎ」「たまになげやり」といった私自身への批判がある一方で、



先生やさしーかっこいー(原文ママ)



という感想もありました。

とにもかくにも、授業担当者として残すは成績評価のみ。これもやってみないと分からないんですが、とりあえず今日はここまで。

mygod_bass at 23:57コメント(2)トラックバック(0)今日の出来事 

June 30, 2009

博士への道5 論文提出

昨日、研究科事務室に論文その他必要書類を提出しました。9月から10月のどこかで、指導教官など4人の教員によって論文の口頭試問が行われ、それに無事合格すれば11月に博士の学位取得となります。

まあ、口頭試問で落第したという話は聞いたことがありませんので、事実上学生としての身分が11月で終わることはほぼ確実となりました。

これからは、大学教員となれるように本格的に就職活動を行っていくこととなります。すでに、現時点で1件の提出が完了し、近日中にあと2件提出する予定です。

博士論文というハードルが低いものとも思いませんが、公募に合格して大学教員になるというハードルはさらに高いものであることは間違いないでしょう。なんせ、人文系の博士取得者の就職率はおよそ35%程度ということですから。

私のこの先の人生がどう転ぶことになるのかの見通しはさっぱりありませんが、また何かありましたらここに書きたいと思います。

mygod_bass at 16:02コメント(0)トラックバック(0)博士論文 

June 13, 2009

博士への道4 入稿

予定から遅れることおよそ9ヵ月、本日、博論を入稿しました。これで論文は私の手を離れ、印刷・製本され、月末までに研究科事務室に提出、という流れになります。

今後の予定は、9月から10月くらいに審査があり、それを順調に消化できますと11月に修了で、めでたく社会学博士を名乗ることができるようになります。

これまで私の研究生活を実り多きものとし、様々な形でご助力いただいた皆様方に、この場を借りてお礼を申し上げます。

私にとって「先生」に当たる方々、博士論文を提供いただいた方々、論文を執筆するにあたり史料を提供いただいた方々、私の研究と近い研究をされている方々等には、論文の製本が終わりましたら、お送りさせていただきます。そのほかにも、もし私の論文がほしい、という方がおられましたら、メールをいただければ添付ファイルでお送りします。製本されたのじゃないんかよ、と思われるかもしれませんが、予算の都合上、製本できる部数には限りがありますので、ご容赦いただきたいと思います。

mygod_bass at 19:48コメント(1)トラックバック(0)博士論文 

April 29, 2009

やっぱり降段

くそー

やっぱり降段しちまったぜ。ばかやろー

結局降段戦となった牌譜


あと1ラスで降段となる状況だったので、こんな時はザコ狩りでポイントを集めるに限る、ということでいそいそと上南を予約。

しかし始まってびっくり、対戦相手が6段×3人(俺含む)と5段とはどういうこと!?

お前らちゃんと特上でうてよ!!!

何が楽しくて特上面子と上南で打たなきゃならんのだよ。

まあ、他の6段もRが1900とか1950くらいしかないから、俺と同様にポイント貧乏なんだろうな。

結局勝負手は南3局の俺の三色対下家のチートイドラドラだったが、あの場面は押すところだと思うんだが、実際どうなんじゃろ…

まあ、麻雀ばっかりやってないで、論文やれ、ということなんだろな。

mygod_bass at 12:20コメント(2)トラックバック(0)麻雀 

April 01, 2009

三度、六段へ

5c005c49.JPGすぐ落ちる気がプンプンですが、また六段になりました。
そんな事やってる場合じゃない、という気分もプンプンなので、簡潔に報告まで。

mygod_bass at 16:45コメント(0)トラックバック(0)麻雀今日の出来事 

March 24, 2009

こだわりに賭けた原采配の勝利

院生をしていることで利益を得る、ということは決して多くないが、このWBCの期間ほど、時間の融通がきくということのメリットを得たことはないのではないだろうか。そう思わずにはいられないくらい、私のような野球バカの院生にとって、この3週間は至福の時間であった。

ご存知の通り、原辰徳監督率いる野球日本代表が、第2回WBC決勝戦において韓国を5-3で下して、2連覇の偉業を成し遂げた。大会前は、北京五輪での惨敗を受けての監督人事のゴタゴタ、中日の選手の代表辞退の続出があったし、大会が始まってからはイチローが絶不調に見舞われるなど、決して日本代表をめぐる環境は恵まれたものではなかったが、ファンの熱い期待にこれ以上ない結果を出した。選手をはじめ、チーム関係者には心から称賛を贈りたい。原監督は、様々な困難をはねのけて栄冠を手にしたことで、球界での地位を盤石のものとするだろう。

前回のエントリで、原采配を批判する記事を書いたが、今回の原采配の特徴は、特定の選手へのこだわりを貫いた点にある。1番イチローはもちろんだが、準決勝までセンターで起用し続けた福留、左対右を軸とした打順、そして3本柱の先発投手でも自らのこだわりを貫いた。

日本シリーズやクライマックスシリーズでもそうだが、短期決戦においてこうしたこだわりを貫くことは、まさしく賭けである。こだわりを貫いたものの、その選手が結果を出さなければ「逆シリーズ男」として、敗戦の責任を一身に背負わされることとなる。もちろん、その選手の起用にこだわった監督の采配も「融通の利かなさ」「頑固」として、批判の対象になる。特に、今回の日本代表のように、優れた控え選手が待機している状況では、監督が批判にさらされることは避けられないであろう。

先発3本柱は誰が監督をしてもこの起用になったであろうが、彼らを中心に日本の投手陣は大会を通じて最高のパフォーマンスを見せ、世界一の質を誇るものであることを実証した。

原監督が最後までこだわったイチローの起用と左対右を軸とした打線も、最後において、監督の期待にこたえた。決勝戦のイチローは6打数4安打、さらには決勝タイムリーを放つという最高の結果をのこした。結局、WBCでのイチローは44打数11安打、打率.250とおよそ普段通りとは言えない成績に終わったが、それでも球界最高のスーパースターは、自らの地位をすんでのところで守ることに成功した事も確かであるが。

ただ、「こだわり」の原采配がすべてうまくいったわけではないことも記しておかなければならないだろう。準決勝での福留の起用は、セカンドのエラーがなければ完全に失敗だったと言えるものだったであろうし、決勝戦でも、8回2/3まで岩隈を続投させた判断が、延長という結果を招いたことは原采配に起因する問題であったことは間違いない。原監督が作り出した1番イチローに始まる打線は、投手陣におんぶにだっこを強いる貧打線であった。

すべてがうまくいったわけではないが、最終的にはうまくいった。そんな感想がもっともあてはまるのが今回の原采配であったと言えるだろう。

さて、今回のWBCを総括してみると、最大の驚きはなんといってもオランダがドミニカを破ったことだったであろう。勝負事であるがゆえに、そうした番狂わせは常に起こりうるわけでが、それにしても戦前にオランダが波乱の主役になると予想した人はおそらく皆無であったであろう。こうした番狂わせは、大会の魅力の一つであるし、次回以降も楽しみな要素の一つである。日本もいつか、そうした役回りを演じることになる可能性は多分にある。

次回のロンドンオリンピックでは、野球が競技種目から外れることとなり、野球関係者やオリンピック委員会は次々回オリンピックの東京招致と合わせて、野球の復活キャンペーンに精を出している。しかし、私の個人的な意見としては、オリンピックに野球はいらない(サッカーもいらないと思っている)。野球連盟の幹部のなかにも「選手は、オリンピックの方がWBC以上の重圧を感じた、と言っていた」と公言し、オリンピックの野球復活にまい進している人がいるのだが、私は何でもかんでもオリンピックでなければならない、とは思わない。むしろ、オリンピックが各大陸の様々な国で開けるものとするためには、大きな財政負担をかける施設の建設を強いるような競技や、単独競技でも採算の取れる種目の大会は、開くべきではないと思っている。WBCが開催回数を重ね、世界中でその認知度や人気が高まることによって、大会が権威づけられていく方が、野球にとってもオリンピックにとってもメリットが多いように思う。

WBCが野球の真の「世界一」を決める大会として名実ともに機能する布石としては、今大会は大きな意味があったのではないかと思う。チーム世界一を決める大会も開かれるようになるとさらにいいのだが。

mygod_bass at 16:12コメント(3)トラックバック(0)野球 

March 17, 2009

頭がいい人、悪い人の野球

【状況】

1点差で負けてる8回、1アウトランナー1塁、バッターは2番。こんな状況の時、あなたが監督だったらどういう作戦を指示しますか?

【頭が悪い人の考え方】

野球で勝つにはどうしたらいいか?それはもちろん、相手よりも1点でも多く点を取ることです。そして、点を取るためには、ランナーがなるべく先の塁にいることが重要です。1塁よりも2塁、2塁よりも3塁。当然ですね。1塁ランナーがホームに帰ってくるためには最低でも長打が必要なのに対し、2塁ランナーだとシングルヒット1本でも同点に追いつく可能性はかなり高いです。野球のレベルが高くなればなるほど外野の守備位置は後方になりますので、プロともなればかなりの確率でシングルヒットで1点になります。

なにより、盗塁やヒッティングという強攻策では、それぞれ盗塁失敗、ダブルプレーという最悪のシナリオが想定されます。ランナーが死んでしまっては元も子もありません。ここは2アウトになるのを覚悟の上で、確実に得点圏にランナーを進めるバント。これこそが有効な作戦なのです。

この判断は、実はかなり難しいのですが、こういう作戦をとる場合が高校野球などのように1回負けたら終わりの大会などではよくみられます。はて、実際はどうなんでしょうか。

【頭がいい人の考え方】

野球の作戦を立てる上で最も根本にあるべきもの。それはなんでしょうか。私なりの答えを言えば、確率です。あたりまえですが、この状況でも、次のバッターが3割打者なのか、打率1割にも満たない打者なのか、では大きく異なります。1割以下の打者に強攻を指示して内野ゴロゲッツー、ではいくらなんでもボンクラ監督でしょう。

しかし、基本的には強攻すべきです。それをデータをもとに検証してみましょう。(以下、データ出典はすべて、加藤英明・山崎尚志『野球人の錯覚』2008年、東洋経済新報社。2005年のNPBのもの)

まず、1アウト1塁と2アウト2塁のときの得点確率(そのイニングに1点でも入る確率)と得点平均(そのイニングでとった得点の平均)のデータを見ていただきましょう。

       得点確率  得点平均
1アウト1塁  27.5%   0.564点

2アウト2塁  22.1%   0.323点

得点確率で約5ポイント、得点平均で約0.2点も1アウト1塁の方が上回っています。得点確率で約25%、得点平均では約75%も1アウト1塁の方が上回っているのです。単純に言って、2アウト2塁よりも1アウト1塁の方がチャンスなのです

これは何もNPBに限ったことではありません。少し古いデータですが、同書には1958年のMLBのデータも掲載されていますが、そのデータでも同様の傾向が確認されています。3番バッターが2番バッターよりもいいバッターであることは多いのですが、打率が25%の差、2番バッターの打率が2割ちょうどだとすると、3番バッターは2割5分以上、2割5分だと3割1分3厘以上、3割だとなんと3割7分5厘以上というほど、2番バッターと3番バッターの打力に差がない限り、送りバントは有効な作戦とは言えないのです。

しかも、これでも送りバントの成功率が100%と換算しての話ですから、実際は30〜40%程度も両者の打率に差がないと、送りバントは見合わない、と見るべきでしょう。打率が1割と3割のバッターならバントは有効な作戦ですが、2割5分と3割ぐらいの差では、強攻の方がましな作戦だと言えるでしょう。

【新しいセオリーは】

お気づきの方も多いと思いますが、これはWBC東京ラウンド決勝戦、日本対韓国での原監督の采配です。日本が1点を追う8回、1塁ランナーがイチローの場面で、原監督はバッター中島に送りバントを命じたのでした。バントは成功したものの、続く青木が倒れてこの回日本は0点に終わり、結局敗戦となりました。青木がいくらいいバッターとはいえ、ヒットが出る確率は3割程度、7割程度はアウトになるわけですから、青木一人に責任を負わせるのは酷な話です。

中島、青木という3割バッターが二人続く場合、およそ5割の確率で1本はヒットが出ます(両者がアウトになる確率は、0.7*0.7)。もちろん、中島が内野ゴロを打ってダブルプレーになると、チャンスは潰れますが、実際にはダブルプレーになる確率はそんなに高くはありません。アウトといってもその内訳には、内野ゴロだけでなく三振とフライが含まれますし、内野ゴロになったとしてもダブルプレーになるとは限りません。だからこそ、1アウト1塁の方がチャンスだというデータが得られるのです。少ない確率の最悪の事例を恐れて、自ら確率の低い作戦を選択するのは明らかに愚策です。

この采配をめぐっては、キューバのカストロ議長までが原采配を批判した、という記事になりましたが、カストロでなくてもこの作戦は、はっきり間違いと指摘すべきです。

WBCは、メジャーリーグが肝いりで創設した野球世界一を決める大会です。オリンピックなどよりも、高いレベルの野球が展開され、見る者をうならせるようなプレーをファンは心待ちにしているのです。しかし、その大会で、こんなレベルの低い采配をみせられてはたまったもんではない。監督が本当に原でいいのか、大いに疑問です。

さらに問題なのは、当日テレビで解説を務めた古田や栗山といった頭脳明晰な解説者でさえ、この采配を明確に間違いである、と批判していないことにあります。誰かひとりでも日本の解説者がこの原采配を批判したのでしょうか。古田、栗山といった頭脳明晰な解説者ですら、こうした野球のデータに関する知識をもっていないのです。それ以外のいい加減な解説者では、何をかいわんや、です。

日本の解説者は、まず間違いなくプロ野球の一線級で活躍した偉大な選手たちです。しかし、彼らのプレーは一流でも、解説が優れているから解説者になったわけではありません。ここで示したように、彼らは野球に関する知識が不足しています。野球に関する新しい知識を取り入れようという意欲に欠けています。だから、こんな本1冊でわかるような初歩的なこともしらないのです。日本が「野球世界一」を目指すならば、野球の技術だけでなく、作戦や分析、批評も世界一の水準が求められるでしょう。しかし、日本の現状はそうした分野で「世界一」を誇れるものではないのです。

mygod_bass at 23:04コメント(3)トラックバック(0)野球 

January 28, 2009

かなしいとき

かなしいとき〜(かなしいとき〜)

単位不足で卒業できないとわかったとき〜

かなしいとき〜(かなしいとき〜)

それが理由で3月に博論が出せないと知ったとき〜

かなしいとき〜(かなしいとき〜)

準備していた公募にも出せなくなったとき〜

かなしいとき〜(かなしいとき〜)

こんなさむいネタを研究室でひとり書いてるとき〜



mygod_bass at 18:34コメント(4)トラックバック(0)今日の出来事 

January 02, 2009

朝鮮日報の記事

皆様、新年明けましておめでとうございます。

なにぶんにも筆不精のため、年賀状すら出さない不義理をここの読者の多くの方々にもしているわけですが、大目に見ていただき本年もお付き合いいただければ幸いです。

さて、本年一発目の記事は、本日付の『朝鮮日報』の記事であります。(以下引用)

部活と学業:日本の学生野球の歴史
小中高の全国大会試合は休日だけ

 「われらの野球は日本の学生野球として学生たることの自覚を基礎とし、学生たることを忘れてはわれらの野球は成り立ち得ない」

 学生野球の基本理念と行動原則をうたった日本学生野球憲章の前文だ。同憲章は大学と高校の野球を総括する財団法人日本学生野球協会が1946年に制定したもので、憲章の制定経緯やそのルーツを見れば、日本の学生スポーツがどのようにして今日の姿になったかが分かる。

 日本における野球は1910年代に全国に普及し、爆発的な人気を呼んだ。小学校では軟式野球が盛んになり、軟式野球のボールを製造するゴム関連企業がスポンサーとなって、全国大会が乱立した。中学校では15年、朝日新聞社が主催する全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高等学校野球選手権大会=夏の高校野球)、24年に毎日新聞社が主催する選抜中等学校野球大会(現在の選抜高等学校野球大会=春の高校野球)など、メディアや企業が主催する大会が急増した。

 すると、中等学校チームの中には、年間30回以上も他地域のチームと試合をする学校まで現れるようになった。大学では東京大学野球連盟の1年間の入場料収入が40万円を上回ったという。小学校教員の初任給が45−55円という時代のことだ。こうした中、選手のスカウト合戦が加熱したり、大会出場や勝ち負けをめぐり金品の授受が行われたりして、選手の学力が低下した。また、一部選手と女優のスキャンダルが新聞の社会面を飾ったこともある。このように学生野球が「興行化」「商業化」すると、文部省(現・文部科学省)は学生野球の健全化を図り、32年に訓令第4号で「学生野球統制令」を制定した。統制令の主な内容を見ると、小学校は全国大会禁止、試合は必ず土曜日午後や日曜日などの休日に行い、入場料や出場料の徴収を禁止する−などとなっている。

 中等学校は全国大会の数を3大会に制限し、学力低下を防ぐため、留年した選手は出場停止にした。こうした内容は以降、日本における学生スポーツの基準になった。

 学生野球統制令は46年12月、日本学生野球協会が結成されたのに伴い廃止されたが、主な内容は同協会が制定した学生野球憲章にも引き継がれている。

 これまで同協会はプロとアマの交流を全面的に禁止していたが、「時代遅れ」という批判を受け、学生野球憲章検討委員会を組織し、2010年までに改正するかどうかを話し合うことにしている。委員長を務める石井紫郎・元東京大学法学部長は「スポーツのためにも一定の知力が必要だという社会的な共通認識がある。学生の学習を妨げるような野球部の活動は、今後も不可能なままだろう」と話している。

東京=閔鶴洙(ミン・ハクス)記者


http://www.chosunonline.com/article/20090101000029

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ほーう、『朝鮮日報』まで「野球統制令」に関心もつようになってきたのか・・・・・



って、おい!!!



この記事をつぎの文章と読み比べてみよ!!!(以下引用)

発令時の学生野球の状況

訓令が発令されることとなった要因は、大正期から昭和期にかけての野球人気の高まりの一方で、小学校から大学にいたるまでの学生野球に統一的なルールがなかったため、学生野球の商業化、興行化、選手のマネキン化などの問題が指摘されていたためである。

小学校レベルでは、大正期の軟式ボールの開発によって、軟式野球が全国的に普及した。そのため、軟式野球大会が全国的に開催されることとなったが、これらの大会の主催者の多くが、軟式ボールを製造・販売するゴム会社であった。自社製品の宣伝と販売を目的として、小学校の野球大会が開催されるようになっていた。ゴム会社は大会開催のために、出場チームの遠征費を負担することが一般的になっていた。

中学校レベルでは、朝日新聞社主催の全国中等学校優勝野球大会(1915年(大正4年)開始、後の全国高等学校野球選手権大会)、毎日新聞社主催の選抜中等学校野球大会(1924年(大正13年)開始、後の選抜高等学校野球大会)を筆頭に、新聞社や電鉄会社などの営利企業が主催する野球大会が全国各地で開催された。さらに、都道府県や市町村の体育協会や、中学・高校・大学野球部が主催者となったリーグ戦も行われ、一年間に30試合以上も県外のチームと対戦する学校もあらわれた。

大学レベルでは、東京大学野球連盟(東京六大学野球連盟のルーツ)が一年間に40万円(当時の小学校教員の初任給は45〜55円)を超える入場料収入を得ていたが、その会計の処理は不明瞭であった。さらに、私立大学による中学選手の引き抜き、選手の学業低迷や女優との交際の報道なども問題とされた。

大正期に学校を中心として野球の普及と人気の拡大があり、その結果、大会の乱立や様々なかたちでの金銭の授受が行われるようになった。このような状況は、学生野球の「興行化」「商業化」「選手のマネキン化」などとして、当時から批判的にとらえられていた。しかし、当時の学生野球にはそれらの問題の発生や拡大を抑制・防止するための全国的な統一団体や統一規則は存在していなかったのである。


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非常によく似てます。

・軟式野球大会をゴム会社が開いた
・東京大学野球連盟の年間収入が40万円を超えた
・当時の小学校教員の初任給
・中学校チームの年間試合数が30試合以上
・選手と女優のスキャンダルが報道された
・「興業化」「商業化」
・選手の引き抜き、学力低下

など。

下の記事は何かと言いますと、これがwikipediaの「野球統制令」の項目なのであります。

執筆者は、もちろん私。


学生野球協会の方からのメールでこの記事の存在を知ったのですが、正直言って読みながらドキドキしましたw。だって、明らかに俺の文章のパクリだと確信がもてたから。論の展開の仕方とか、ひかれる事例が明らかに俺しか使ってないものだったから。

著作権の侵害じゃないのか、とあわてて自分がこれを何に書いたものだったのか、これまで書いたものをあわてて見直しましたよ。

まあ、そうしたらwikipediaに書いたものだったので、俺の著作権の侵害だー、とはならなかったんですが、wikipediaの引用基準から見るとかなり微妙だと思う。厳密には引用ではないけれど、元の記事との類似点が多くて、これを見て記事を書いたことは明らかだから。

しかも、「全国大会が乱立」とか「一部選手と女優のスキャンダルが新聞の社会面を飾った」などは、微妙に事実誤認だし(大会は乱立したが、「全国」大会が乱立と言えるほど多かったかは微妙、選手のスキャンダルの報道は雑誌が多くて、新聞の社会面にあったかどうかは確認していない)、「選手のスカウト合戦が加熱したり、大会出場や勝ち負けをめぐり金品の授受が行われたりして、選手の学力が低下した。」は因果関係がおかしい(スカウト合戦の過熱や金品授受が学力低下の要因じゃないだろう)。

自由に使われることを前提にしてwikipediaに書いたものなので、今のところ『朝鮮日報』に対しては何もアクションをとっていないのだが、以前『静岡新聞』でwikipediaの記事の無断引用が問題となっていることから、これもそうした事例に当たるものかもしれない。

さてさて、どうしたものでしょうか・・・・

mygod_bass at 00:32コメント(3)トラックバック(0)今日の出来事 

December 15, 2008

WBC日本代表 1次登録メンバー

WBC日本代表の一次登録メンバーが発表された。このメンバーで合宿を行い、2月25日に最終登録メンバー28人に絞られるようだ。そのメンバーは以下の通り。

○投手 16名
岸孝之(埼玉西武)
涌井秀章(埼玉西武)
小松聖(オリックス)
ダルビッシュ有(北海道日本ハム)
渡辺俊介(千葉ロッテ)
田中将大(東北楽天)
岩隈久志(東北楽天)
馬原孝浩(福岡ソフトバンク)
和田毅(福岡ソフトバンク)
杉内俊哉(福岡ソフトバンク)
内海哲也(巨人)
山口鉄也(巨人)
藤川球児(阪神)
松坂大輔(米大リーグ・レッドソックス)
黒田博樹(米大リーグ・ドジャース)
斎藤隆(米大リーグ・ドジャース)

○捕手 4名
細川亨(埼玉西武)
阿部慎之助(巨人)
石原慶幸(広島)
城島健司(米大リーグ・マリナーズ)

○内野手 8名
中島裕之(埼玉西武)
片岡易之(埼玉西武)
松中信彦(福岡ソフトバンク)
川崎宗則(福岡ソフトバンク)
小笠原道大(巨人)
栗原健太(広島)
村田修一(横浜)
岩村明憲(米大リーグ・レイズ)

○外野手 6名
稲葉篤紀(北海道日本ハム)
亀井義行(巨人)
青木宣親(東京ヤクルト)
内川聖一(横浜)
イチロー(米大リーグ・マリナーズ)
福留孝介(米大リーグ・カブス)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081215-00000018-spnavi-base


まずはピッチャーから。今の日本代表のあり方を象徴するようだが、豊富な先発陣と貧弱なリリーフ陣、といえよう。先発は、メジャー18勝の松坂大輔、NPBで21勝を挙げてシーズンMVPも受賞した岩隈久志を筆頭にダルビッシュ、小松、岸、左は杉内、内海とそろう。涌井と和田は今シーズンのデキは決してよくなかったが、涌井は日本シリーズでは好投したし、和田も北京の韓国戦でもホームラン以外はほぼ完ぺきだった。

左の先発が少ないこと、和田や内海が不安材料を抱えていることを考えると、帆足、山本省吾、大隣のうちの誰か1人くらい入れてもよかったのではないかと思うが(私ならタイプ的にも将来性からも大隣を選ぶが)、まあこんなもんだろう。

一方、リリーフはと言うと、藤川は当然としてもそれ以外のメンツが馬原と斎藤隆、左は山口だけ、というのはどうだろうか。岩瀬が辞退したからなのだが、馬原の今期の成績はいくら故障があったといっても、21試合0勝2敗11セーブ、防御率2.79、というのじゃね。

藤川の、63試合8勝1敗46セーブ、防御率0.67と比較するのはかわいそうかも知れないが、不安があるのは否めない。斎藤隆も、メジャーで18セーブを挙げたとはいえ、防御率は2.49。2006年の24セーブ2.07、2007年の39セーブ1.47と比較すると、衰えは否めない。ドジャーズもクビになってしまったし。

左のリリーフピッチャーにいたっては、今期の成長株山口だけ、というのはどうだろうか。2年続けて活躍できるかどうかは未知数だと言わざるを得ないし、経験不足と言うのも否めない。昨年ほどの出来は期待できなくても、やはりメジャーの打者を知っていて、大舞台の経験もある岡島が選ばれなかったのは疑問だ。

北京の時と同様、田中あたりは中継ぎにまわるんだろうが、原が藤川までの継投をどのように考えているのかは、よくわからない。


ついで捕手。これはこんなもんなのでコメントなし。しかし日本人捕手で若手があまり成長していないことは問題だ。


野手。一番わからんのは、西岡が外れていること。貴重なスイッチヒッターだし、足もあれば守備も上手い。ショートだけでなく、セカンドだってできるだろう。今シーズンの成績を見ても、116試合、打率.300、ホームラン13本、盗塁18は日本代表に選ばれる資格は十二分にある。

中島は守備力に問題があるから、代表でショートを守ることはないだろうし、片岡はセカンドが専門。川崎が故障を抱えていることも含めて考えれれば、なぜ西岡が選ばれてないのかさっぱりわからん。


さらに問題なのは、外野手で亀井善行が選出されていること。今シーズンは巨人のスタメンに定着したとはいえ、96試合、打率.268、ホームラン5本、打点23、盗塁7。成績はいたって平凡なものだし、過去の実績もない。コマの少ない右打者でもないし、数字には表れないような特筆すべき能力があるとも思えない。

日テレが中継するから、どうしても巨人から選ぶなきゃならんとしても、せめて鈴木尚広だろうが。言わずと知れた足のスペシャリストだし、今季は打率も、.300を超えた。

原よ、亀井に一体何を期待しているのか。


打者は全般的にみて、左に偏っているのも弱点になるだろうな。村田、城島、栗原、内川、細川、中島、片岡しかいない。特に外野手は内川だけ。イチローは絶対に外せないし、青木・稲葉・福留から2人外して、守備力の劣る内川を入れる、という選択はどうだろうか。そういう意味ではGG佐藤がつかえなくなったのは厳しい。やはりここも、左右のバランスを考えるならば、亀井ではなくスイッチヒッターで足のある福地という選択肢もあったはずだ。

もし、北京五輪の韓国戦の時と同様に、左の変則ピッチャーをぶつけられ、村田・栗原・内川・中島が同時に起用されることとなるならば、守備力と機動力の上で大きな代償を払わなければならないことになる。

そういう意味でも西岡を外したのはやっぱり解せない。

こんなんで本当に大丈夫なのか、日本代表?!

mygod_bass at 19:30コメント(3)トラックバック(1)野球 
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