こんにちは。少し間があいてしまいました

さて、当ブログの足跡などを見てみると、皆様COBSMDの違いなんかをよく確認されているようですので、今回はCOBSMDについてもう少し詳しく書いていこうと思います。

簡単に表にしてみましたのでご覧ください。
smdcob1
まず、給電端子ですが、
COBは上面SMDは裏面にあります。これが一番の特徴と言っていいと思います。応用品(例えば電球など)への固定方法は、COBはネジで締め付けたり、樹脂や放熱シートなどで貼り付けたり、裏面にハンダ用メッキがかかっていればハンダで留めることもできます。それに対し、SMDは裏面の給電端子をハンダで固定するという方法で固定と給電の両方を済まします。
搭載チップの数は、COBは多くSMDは少ないです。COBのチップ数は少なくても20個は載っていると思っていただいていいかと思います。それに対しSMDは多くても10個くらいでしょう。
使われている基板の材質は、COBにおいてはアルミかセラミックがほとんどで銅ベースもたまにあります。主要メーカーでは日亜化学だけがセラミックのようで、その他(CreeOSRAMLumileds、シチズン等)はアルミのようです。それに対し、SMDは樹脂やセラミック、プリント基板等、裏面に端子をもってくることができるものが使われています。
使用用途としては、SMDは多岐に渡っているのに比べ、COBのほとんどは照明用と考えていいと思います。特に高光束を必要とするような灯具では、SMDを並べるよりもCOBを使うとメリットがあります。

そのメリットを説明します。

例えば、1000lmの灯具を作りたいとします。仮にCOB11300円で1000lmSMD1100円で100lmのものがあるとします。これを使って目標の1000lmの灯具を作るとして、(灯具に組んだときの光の損失を考えないとしたら)COBを使えば1(1300)で、SMDを使えば10(1000)でできます。単純に部材のコストだけを考えればSMDのほうが安いです。しかし、SMD10個を実装しないといけません。一方COB1個をネジなどで固定し、給電端子を付ければ終わりです。つまり生産コストで上回る可能性が出てくるということです。何が言いたいかと申しますと、高出力・高光束を必要とされる灯具の場合、パッケージ自体が高光束用に設計されているCOBのほうがハンドリングしやすい場合があるということです。

また、灯具の特性を考えても1個の光源で済むCOBのほうに利点があります。SMD10個実装すると10個の光源ができます。この状態で何かを照らすとそのものの影が多重に重なってできます。これは非常に不快に思うようで、安価なLEDスタンドライトの下で勉強したりものを書いたりすると疲れたり、気分が悪くなるのはこれが一つの原因と言われています。
smdcob2

このように、高い光束を必要とする灯具(電球やダウンライト、街路灯、等)に使用する場合、COBのほうが使い勝手がいいケースがあり、十分な需要が見込まれます。このことから近年どのLEDメーカーもCOBを製品ラインナップに入れています。

因みに、上記のように
SMDを多数並べて使用することをLOB(LED On Board)と言います。

今回もお読みいただきありがとうございました。

                                           代表:佐藤