2009年08月

2009年08月27日

エノコログサ(狗尾草)一色

IMG_0002


その季節の花材は、思い立ったら、その季節のうちに生けておかないといけない。
...と、最近、思うようになりました。
もし、来年の同じ季節に機会を逸すると、そのうちイメージが色褪せていきそうで、

今年、思い立ったのはエノコログサ(狗尾草)一色。
習作ですが、今年やっておけば、来年には花材のクセや弾力性など、感覚を手や指が覚えていてくれる。
バラッとしていて、立花というような統制感ないんですが、
ワイヤーも水揚げテープもない時代の立花って、こんな感じじゃなかったのかな?とか、生けながら思いました。
花留めは込み藁。いろいろ試してみましたが、込み藁でないと、エノコログサの細い茎は留まらない。
それと、受け筒を使えば、見越しや副えなども作れるかも...





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myokasyo at 05:50|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花 

2009年08月23日

ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン

ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン
ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン
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■庭の周りを見て歩く
...今も時間を見つけては、山野を歩いている。
「でもね、日本の庭はあまり見てない。庭の周りを見て歩くんだよ。京都でもね、そうだったよ。お寺の庭園より、川の周りや、周辺の山を歩き回ってた...(略)山に入って野草を見る時間がいちばん長かったね」
その土地に多くある植物は、そこの環境に合っているということ。だから、丈夫で元気がいい。
「そこにあるものを使って作る形や色彩は、そこの空気に溶け込んだ自然で気持ちいいデザインになるんだと思う」

■どうして日本なのにイングリッシュガーデン?
...土地が変われば、山野の植生も変わる。なのに日本は、同じ形、同じ色の家が、全国どこでも見られる。
植物はそれぞれの土地で個性豊かな表情を見せているのに、どうして家はみんな同じ顔になっていくんだろう。
...洋風の家を建てる。家に合わせて庭も洋風にする。庭仕事をガーデニングと呼びイングリッシュガーデンの本を参考にしてつくる。
「取り入れるのはいいけれど融合がないと浮く。英国種の植物を買ってきて植えて、花が咲いて、それがイングリッシュガーデンと思ったらつらいよね。冬寒くて、夏暑い日本本土の気候は海洋性で穏やかなイギリスとはかなり違うんだ。それも、もっと細かく見ていけば、地域ごとの違いもある。その場所その場所で作る庭、その土地で構成する植物、松山なら松山に、長野なら長野に、合う植物で庭を作っていかないと長続きしないと思う」
...イギリス人だから、イングリッシュガーデン作れよって言われるのがいちばん困るよね。

■なんちゃってレンガの憂鬱
...なんちゃってレンガと僕は呼んでいるけれど、レンガを積むわけじゃなく、ただ模様として貼り付けるレンガがあるよね。それを貼ったイギリス風の家ということだった」なんちゃってレンガに止まらない。なんちゃって石積み、なんちゃって自然石、なんちゃって自然木、今や家の壁や塀には何でもありだ。
...イギリスにある日本庭園を日本人が見たときに『何か違う』と思うでしょ。それとイギリス人である僕が、日本のイングリッシュガーデンという看板が立つ庭で『イングリッシュガーデンというガーデンはないんだけどな』と思うのとは、似てるよね。
                       ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン


常々、「その土地の気候風土に合った植生に適う風景はない...」と、私も思っていますが、どことなく、耳の痛い話ですね(苦
まあ、なんでわが国がそうなるのかと、原因をつきつめていくと「消費」ということに尽きるのではないでしょうかね。
ポール・スミザーさんが日本での仕事で多く用いるススキやチカラシバ、つまり日本のその辺りでふつうに見かける植物では、「消費」に結びつかない。商売にならないんですよね。
だからスミザーさんのいうところの『イングリッシュガーデンというガーデンはない...』はずのイングリッシュガーデンを、せっせと「消費」してゆくことに、わが国と消費者の目的がある...かのごとくにね。
そろそろ商業主義と、コマーシャリズムに惑わされないことも大事かな、と思います。


...どんなにありふれていて、見慣れた植物でも、植え方、組み合わせひとつで、印象が変わるんだよ

...日本の庭がみんな日本庭園じゃないように、これがイングリッシュガーデンだというのもないんだ
                       ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン





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myokasyo at 21:24|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

花火(hanabi)

hanabi


夏の初めに、
仲間同士で「バーベキューパーティーをやろうよ!」...
という話になって、日取りが決まって、
「ああ、夏の終わり頃だな〜」「まだまだ先だな〜」と思っていたら、今夜だった..

そのうち、若い人たちは各々花火一本もって、
独自のパフォーマンスをみんなの前で順番に披露し、一同笑い転げた..
若い人たちからパワーもらえる..

暑い夏、厳しい夏... 苦しい夏... 楽しかった夏... 転機の夏...
それぞれの夏が、終っていきますね..
消えてゆく花火みたいに..




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myokasyo at 00:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) よもやまばなし 

2009年08月19日

One Way Bottle

One Way Bottle


...近代の自然科学は、実験科学として大きく発展した。数学の手法によって仮設を立て、実験によってその仮説を確かめるという手続きが、自然科学の基本である。
その際に重要となるのが「追試」ができる、ということだ。
つまり誰かが確かめた実験結果は、別の人の実験によっても、同じように確かめられないといけない。
何世紀も前にニュートンが実験によって確かめた万有引力の法則は、いまの日本の誰が実験しても、やっぱり同じ結果が出てくる。だから、それは科学の法則と言えるのである。自然科学の法則を確かめる実験結果は、それを確かめる人間が異なっても、あるいはその場所が異なっても、あるいはその時代が異なっても、他の環境条件が同じである限りは同じにならないといけない。
昨日誰かがやった実験結果と、今日私がやった実験結果が全然違っていたとしたら、それは科学法則ではないのだ。(P44)

...ところが、そういった追試の実験が原理的に組めない事象が、この世には存在する。
それは何かといえば、ほかならぬあなた自身の人生である。

...あなたが、あるときある場所で生まれ、長い時間をかけて成長してきて、そうしていまここに存在している。
そういうあなたの人生と、あなたのいまここでの存在は、ほかの誰とも取り替えることができない、まさにかけがえのないものである。

...あなたがこの地球上で、ある時刻に生まれ、成長して、老いて、そしてある時刻に死んでいくというこの一回限りの人生は、けっして二度とくり返すことはできない。
あなたの人生は、あなたという唯一人の人間にしか開かれていないのであり、あなたはその一回限りで、ほかの誰にも追体験することのできない、かけがえのない人生を、じぶんひとりで生き切るしかないのである。
その意味で、あなたの人生は二度と繰り返しがきかないし、あなたの人生はその一瞬一瞬がかけがえのない体験の連続なのである。(P45)

...すなわち、自然科学は、いまここで生きて、そして死んでいく我々ひとりひとりの「いのち」というものを扱えないということだ。(P46)

...科学では、この一回限りの私の「いのち」というものが解明できない。
この一回限りの人生の中で、私がいろんな出来事に出会い、いろんな人々に出会っていくということの意味がとらえられない。
一回限りのこの人生の中で、私がいまここで苦しんだり、悩んだりしていることを、そのありのままの姿で研究対象にすることができない。
科学は、そういういのちの瞬間を生きている私と、共にあることができない。(P47)

                            宗教なき時代を生きるために

著者の森岡氏自身が「仮説」として示すのは、「カルト宗教が、一般の人(ここでは主に自然科学に疑問を持ち始めた若者...という設定...)を対象とした、実際の勧誘の際に使う説得」なのですが、この後...

『いまここで生きているこの私の生命というもの、それと生に向かい合えるようなものこそ、あなたは求めているのではありませんか。そういうものとともに、あなた自身が考え、成長しそして癒されていくような、そのようなものが必要なのではありませんか(本書)』
と問いかけ、
『それを与えてくれるのは、宗教だけなのです...(本書)』とたたみかける... 

問題はそのあとなのですが..

ともあれ、ここまでで...
たしかにクラっ..と、なんとなく、吸い込まれるような気分にはさせられ...ますわね...
人生は片道切符のOne Way Bottle ... 








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myokasyo at 22:48|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 妙花 

因果は廻るよ♪

miyamakawaratonbo


まあ...
もともと..
それほどHappyに毎日を過ごしているわけでもないので..
そもそも、八月という月は六年前に亡くなった彼女の誕生月でもあって..
最初からテンションは低い..

こんなとき、いろいろ話して、からからからっ!と顔を見合わせて、笑える相手いなくなっちまったし、
あのとき以来、心のひきつり具合が抜ける場って、あまりない..
彼女の連れてた子は、生きてりゃ今年で十歳、小学生なら、もう五年生になるか..?
生きてるこっちだけが、どんどんトシをとる..

よく、人は「人間は忘却の生き物...」とか「時間が解決する...」とかいいますが、「ありゃウソだな」と..
つまりは、記憶の上にフタをして、思い出さないように自分で自分を抑圧しているだけ。

こちらが、一方的にトシをとり、記憶の中のヒトが六年前のままだとすれば、
こちらの現実と、記憶の中とのギャップは年々広がり、より大きく膨らむので、記憶もトシが経てば経つほど苦しいものだと。

と、ここまで書いておいて言うのもなんですが、
うちのオヤジの命日月にも盆にも、何も思い出しも、感じもしないのはなぜか?
あ、やっぱ、ヒトによって「忘却」もするな〜...

まあ、
だから、もともと八月に入った頃から、気は滅入って、ヌケガラかケシズミの状態でいるわけです。
なにも、今や、最近にはじまったわけじゃない。

因果は廻るよどこまでも〜♪ 野を越え、山越え、谷越えて...♪
今、笑ってるあなたにも、やがてそんなときが廻ってくる..かも...




.






..んなことに、
なんないようにね...



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myokasyo at 06:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) よもやまばなし 

2009年08月16日

【屁糞蔓(へくそかずら)】

hekusokazura


夜のうちに露を上げて、
朝には花を咲かせる野草を見ているとパワーをもらえます。

あわてもの、
思い込み...
おっちょこちょい...
勝手...
ひとりよがり...
でも、何があっても、ほかの人に迷惑をかけるようなことしてはいけない。
マレビトの言葉は「カミ」の言葉。
行き過ぎた自分をちゃんと戒めてくれる。


地面から高いフェンスの頂上部まで達して花を咲かせている屁糞蔓。
コンクリートの亀裂から伸び、フェンスに伝わって葉や茎を伸ばす。
あんなに細い茎でよくここまで這い上がってこれるものだ...と、
人間の手で育てられた園芸の「きれいな花」とはちがう、また別のパワーを感じさせてくれます。



hekusokazura




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myokasyo at 11:57|PermalinkComments(10)TrackBack(0) 妙花 

2009年08月13日

残花elegy

zanka_elegy,


いま、
お盆どき...となると、
仕事で使う花が、やや難しくなるのです..
槿などは、よく使うのですが、一日しか使えないので、
しょっちゅう入れ替えないといけない..
あんまり暑いと、野山の花や、一部、庭で育てている花も、生け花で使える種類は限られてくる...
真夏に花摘みに外へ何度も出かけるのは、近くといえど、かなり苦痛... 
一回出れば汗でびしょびしょ...
しかも生ける場所は、クーラーは花を乾燥させるし、扇風機は花を揺らすので、ごく、たまに入り込む自然の通風だけ、
しかしそんな風は、ここのところほとんど吹かない。
暑いです... 作業は屋内ですが、蒸し暑い... 死ぬ... 
女工哀史ならぬ花工哀史...

こりゃあ、このお盆、「忙しくなる...」と、踏んだ私は、
2〜3日前に、花屋さんで、和にも洋にも使えそうな花を、いくらか買い求めておいたのですね。
ところが、じっさいには仕事に入るといつも通り...買ってきた洋花は、ほとんど使わない..
花器も、和の花に合う花器のほうが、多いので、
やっぱりどうしても、朝といわず昼といわず、
花を摘みに、暑い中を出かけることになる宿命...(;つД`)

...というわけで、
仕事に使ったあとの残花.. 
いわば、ありあわせのアレンジでして...、

花は、ピンクのケイトウ、ヘリコニア・アンドロメダ、
あとは、庭で摘んだアジサイのドライ、同じく斑入り夏ランの葉...

まだ、いろいろ残っているので、さてどうするか..?



残花elegy_


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myokasyo at 02:47|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花 

2009年08月12日

ハグロトンボの夏...

hagurotonbo


ハグロトンボ、別名ホトケトンボとも呼ばれる...
子どもの頃、捕まえたらバチがあたるよ..と、教えられた...

初夏から、ときどき目にしますが、
お盆の頃になると、河原近くでとくに頻繁に見かけます...

じつに、用心深いトンボで、
野に花を摘みに出る私の足元を先触れして、つい1mほど先に飛んでゆく、
べつに捕まえようというわけでもないのに、近づけば、また、人の気を感じて、つい1mほど先に飛んでゆく、

そのうちに、どこからともなく何匹も何匹も集まってきて、
それらがみな、先触れして道先案内をするかのように、ひらひらと、
またちょうど、手の届かぬ頃合の距離まで、先に飛んでは留まる...
そのしぐさが、どうも人を小ばかにしたような、あざわらうような、じつに小憎い間合いで、
別名のとおり、
「お前のお父さんだよ〜」... 「お前のおじいちゃんだよ〜」...
「お前のおばあちゃんだよ〜」...
「あんたのご先祖だよ〜[自分で自分のこと「ご先祖だよ〜」とは言わないか(笑)]」...

「早くここまでおいで〜」... と言われているようで、

知らず知らず...付いてゆけば、白日、どこか見知らぬ世界につれて行かれそうな、
まるで異次元への夢前案内人のような、ハグロトンボの夏...

お盆になるね...






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myokasyo at 01:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0) よもやまばなし 

2009年08月10日

コタエ... なんてのは、ないので...

IMG_0006


そう、

どうにでも絵が描ける...って、思ったなぁ...
原点に戻れば... 白紙に戻れば...

で、また白紙に戻って絵を描きだす。
ところが、またぞろ、筆が止まる..

陸上競技のハードルは、こちらから走っていって飛び越えるわけですが、
人生のハードルは、こちらが好むと好まざるに関わらず、
向こう側から勝手にやってきて、鼻っぱしらにブチ当たっていってくれる。

時間ばかり過ぎてゆく...
焦りも紆余曲折も... アリアリ...;;
カフカの『城』のように、不合理と不条理に煩わされ。
でも、そのうち、ぼお〜っと、自分のライフワークみたいなものが見えてくる。

あ〜そうか... これをするためにこの世に来たのか...

アタリの目なんてめったに出ない..
チャンスなんて、分かっていても見逃すこと多数..
でも、そんな中、手探りでやっていくわけですね〜...

学生時代の試験のような.. 
コタエ... なんてのは、いっさいナイので...







IMG_0001



花 ミズヒキ アキカラマツ リンドウ ナツハギ
器 蝉籠

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myokasyo at 20:55|PermalinkComments(6)TrackBack(0)

2009年08月08日

夏は夕暮れ時が寂しい...

rindo_etc


八月、第一週木曜日の花の稽古日から、
もうすでに秋色の花材...
なんだ、もう夏終わりか...ってな夏でした。

とにかく、グレゴリオ暦じゃなくて、
平安時代頃からの暦に戻してくれないかな...?
万葉集読むにも、歳時についても、月がずれてややこしくて仕方ない。



雨、雨、雨、曇り...雨、晴れ間、曇り... 雨...
小学生たち、今年の夏は遊びに行けたのかな?
残暑が厳しくなるね...


木曜日の稽古用花材...
花 リンドウ、カワラナデシコ、レッドフォックス、クジャクソウ
器 現代花器




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rindo_etc^^

myokasyo at 17:13|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花