2009年09月

2009年09月26日

【吊花 (ツリバナ】

IMG_00000




ひねくれものの花と花器...

まず花材のツリバナですが、
枝を前に向けるより、背後に向けるほうが、実の爆ぜかたがよい...

煤竹の花器なのですが、
たしかに、こちらが正面(のはず...)なのですが、
立ち上がる竹の角度的に、いかにも背面のような趣き...


ということで、
一緒に行けたセンブリにも付き合っていただきました。

ちょうど運動会シーズンだし、
全員揃って、後ろ向け後ろ...( ̄ p ̄)ピッ!



IMG_0000






にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村






myokasyo at 17:16|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 妙花 

2009年09月22日

【葛(くず)】

IMG_00


コンクリートブロックで打ち固めたれた国道の側壁を、
国土交通省だか、市の保全だかが、
何キロにも渡って膨大に垂れ下がった葛の蔓を、せっせと刈り取ってゆくのですね..

やれCO2削減だ、やれ温暖化防止だ...と掛け声かけるなら、
じゃまにもならない側壁の葛の蔓や葉っぱは残しておけばいいのに...
日本全国なら、きっとCO2削減に効果あるのでは?

「植物は光を吸収して、二酸化炭素を吸い酸素を放出する」
詳しいところは分かりませんが、
労力とエネルギーと予算を使うよりも、
従来の「かくあるべし」というパラダイムを変えてみるだけで、効果的なことって、あるのではないかな?

ロードサイドも、野草たちすっかり刈り取られて、元のアスファルトの道路と元のコンクリート壁。
野草ウォッチャーの私にとっては、淋しくなりましたが、
まあ、わき見運転しない分、安全といえば安全か...







にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村



myokasyo at 19:03|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 妙花 

2009年09月21日

飛べ電磁波の向こう側へ




ナーガールジュナによれば、


 浄に依存しないでは不浄は存在しない。
 それ(不浄)に縁って浄をわれらは説く。故に浄は不可得である。

 不浄に依存しないでは浄は存在しない。
 それ(浄)に縁って不浄をわれらは説く。故に不浄は存在しない。

 事物は自体から生じない、他のものからも生じない。
 自他と他のものからも生じない。

 もろもろの形成されたものは生滅の性を有するものであって、
 縛せられず、解脱しない。
 生あるもの(衆生)もそれと同様に縛せられず、解脱しない。

 ニルヴァーナの究極なるものはすなわち輪廻の究極である。
 両者のあいだには最も微細なるいかなる区別も存在しない。

 諸法実相即ち是れ涅槃..

 もろもろの形成されたものがニルヴァーナに入るということは決して起こりえない。
 人がニルヴァーナに入るということもまた決して起こりえない。
 したがってわれわれは、ニルヴァーナに入るということに執着してはならない。

 一切は無縛無碍..

 「わたしは執着のないものとなって、
  ニルヴァーナに入るであろう、わたしにはニルヴァーナが存するであろう」
 という偏見を有する人には、執着という大きな偏見が起こる。
  
 「束縛と解脱がある」と思うときは束縛であり、
 「束縛も解脱もない」と思うときに解脱がある。

 如来の本性なるものは、すなわち世間の本性である。
 如来は本質をもたない。この世間もまた本質をもたない。

 [宇宙においては]何者も消滅することなく(不滅)、
 何ものもあらたに生ずることなく(不生)、何ものも終末あることなく(不断)、
 何ものも常恒であることなく(不常)、
 何ものもそれ自身と同一であることなく(不一義)、
 何ものもそれ自身において分かれた別のものであることなく(不意義)、
 何ものも[われらに向かって]来ることもなく(不来)、
 [われらから]去ることもない(不出)、


 すでに去ったもの(己去)は、去らない。また未だ去らない(未去)ものも去らない。
  さらに[すでに去ったもの]と、[未だ去らないもの]とを離れた、
 [現在去りつつあるもの](去時)も去らない。
                                         ナーガールジュナ

 でも、すべてを悟り、すべてを理解していたとしても、
 人って、
 
 こらえていた涙を、一粒ゆるした瞬間から、あとは、とめどなく流れる。






にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村






myokasyo at 19:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 娑婆の花 

2009年09月20日

鶏頭立花

IMG_00000


立花は不思議な花だと思う...

現代人の感覚でしてみれば、
口のある瓶に、花を挿せばよほど楽なのに、そうしない。
花、枝物は、上部でどれほど曲がっていても、根幹はまっすぐに水際から立ち上がる。

また、花の取り合わせが独特.. と、思ってみたのですが、
どうやら鶏頭は万葉の時代から日本に渡来していたとのこと..
とすれば、不思議でもなんでもないか... 
昔から日本にある手近の花材を組み合わせて立てたということか..?

では、いったい何が独特なんだろう? なにか独特..

池坊立花では、よく鶏頭の花を目にする...
ここでも鶏頭の大きな花頭を最上部にもってくるのは不思議..
ふつうの感覚でいえば、バランスが悪い..と、思うのだけれど..



先日頂いた鶏頭の残花を立花にしてみました。
花は、鶏頭以外は、家の周りで見つけた花材...

池坊の稽古の頃の花器を、いくつか人にあげてしまったので、いまさら後悔してもはじまらない... 
ああ...また、京、三条新門前あたり、古い銅花器の物色に行きたい..

花 鶏頭、枇杷の葉、シオン、センブリ、ヤブサンザシ、クリビアの葉、キショウブの葉
器 池坊を習っていた頃、師匠から頂いた銅花器..






にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村






myokasyo at 15:59|PermalinkComments(4)TrackBack(0) いただきものうつわ百選 

2009年09月19日

オフィーリア

ラファエル前派―ヴィクトリア時代の幻視者たち (「知の再発見」双書)


大阪に出かけると、
必ず寄るのが、書店のジュンク堂ですね。
今まで、ここに立ち寄って、インスピレーション貰える書籍に出会うこと数知れずです。

Amazonでは、ひとつの興味を、深く掘り下げてゆくのには有効で、
かたや書店というのは、店内をうろうろ歩き回って、さまざまなジャンルにわたって見聞を広めることに有効です。
どちらも一長一短で、併用するのが理想的ですね。

そこで、
先日、つい書店で衝動買いしてしまったのが、創元社の世界文化シリーズ(...このシリーズ、ちょっとした調べものするのに便利なので気に入ってます...)の『ラファェル前派』なんですが、
目当ての本の探し物をしていて、振り向いた瞬間に、背後の棚にあった「オフィーリア」の表紙が目に飛び込んできたのです。

「セザンヌの林檎はプラトニックな食べられないゴツゴツしたものであるが、「ラファエル前派」の描いたそれは水々しく、形態的にも真に重力と弾力をもった感性的な林檎である...」(サルバドール・ダリ)
                              (シュルレアリスムのために)


サルバドール・ダリはを「(ラファエル前派の...)美は可食的」である...と、そのことばが、学生の頃に読んだ本の中で、妙に印象に残っていて、その後、幾数十年...
「ラファエル前派」の画家たちの作品を、一挙にまとめてある本に出会えるのは奇遇です。


中でも、表紙にもなり、とりわけ鬼気迫る、ジョン・エヴァレット・ミレーの「オフィーリア」について、テオフィル・ゴーティエの評...

子供のように自然にどこまでも忠実に従ったために、この絵には妙な雰囲気が漂っている。狂ったオフェーリアにこれほどまで時間を費やした例はかつてなかった。しかし描写に、いわゆるロマンティックな感じやシェイクスピアらしさがあると思ってはいけない。この作品は忍耐が作った空想の世界なのである。
どんな緻密な植物学者でも、この草むらの中に不正確な葉っぱ1枚、葉脈1本、花びら1枚、めしべ1本見つけられはしまい!
             (テオフィル・ゴーティエ『ヨーロッパの芸術』1855年:本書より

私たちは、つい錯覚しがちですが、じつは、狂気は狂気を描き出さない。
むしろ、徹頭徹尾、理性的で、巧緻で完璧な技術によって、しかも忍耐強く裏打ちされたものの中に、真の狂気が潜む..
ミレーの「オフィーリア」の怖さはそんなところにあるのではないか、と思うのですが..




にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ






myokasyo at 13:36|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 読みかきのこと 

2009年09月17日

塊(かい)

IMG_0001



鶏頭(ケイトウ)を頂いたのですが、
鶏頭の鶏頭部がデカい!
塊(かい)、 ..塊(かたまり)ですね。
これはきっと、ハタケ... 作... の鶏頭だな、...と、

いろいろ生け方は考えられると思うのですが、
まずは、今のところ、オートマティスムかカタルシスのように、手が動く、
四角い器と、塊(かたまり;mass)を楽しむ... 
どうも、いま、この形から離れられないみたい...

角度によって、いろいろ違う見所が楽しめるのですが、
この撮影後、器を倒してしまって、花は飛び散って、ぜんぶバラバラ...
器は無事でしたが、けっこう大きな器なので、
ほぼ満水状態だったため、こぼれた水の量は尋常ではなく、床中水浸し... 
雑巾がけ約三十分〜小一時間で、精も根も尽き果て、
その後、もう一度、花を生け直す気力は消尽した...
写真はかろうじてこの一枚だけ。





にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ





myokasyo at 23:28|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花 

2009年09月15日

Sky Crawlers



スカイ・クロラ [DVD]
スカイ・クロラ [DVD]
クチコミを見る



そうそう...
思い出した。

どうして最近、輪廻のことが、気になったのか。

ずいぶん前に、留学生と『スカイクロラ』の話をしてからだった...と、

「これ、欧米人には分からないだろうな...」と、ふと漏らしたら、
その言葉を断じて聞き流さなかった、スウェーデン人留学生が、

「これ、輪廻のことでしょう?」 ..と、切りかえされて、

一瞬「ちがう...」と、思ったけど、即答できなかった..

留学生もあまり日本語が上手になると、
欧米からの留学生であることを忘れてしまったための..私の失言..

その後、彼女が帰国して。そのことを、忘れては思い出し、思い出してはまた忘れてしまってた...

今思えば...
もしかしたら、日本人って、
昔から「こうだ」といえるような、明確な死生観って持ってないんじゃないか?
死んでなお、審判を受け、善悪二元で裁定されて、
理不尽とも煩わしさとも、思わせるような死ではなく、
また死と生が六道に輪廻して、永遠に繰り返して連鎖する、
気の遠くなるような概念でもない。


むしろ... あらゆる論理のプロセスをすっぽかして、
あなたのクセは、死んだおじいさんにそっくりだから、きっと生まれ変わりだ...とか、
鳥や蝶など、羽のあるものは霊の使いで、
お盆には先祖の霊が、天の一角から山を通って帰ってくる...だとか...
非論理的なほうが、よほどこの国の死生観を捉えるにはしっくりくるように思えるのではないか...

でも、「かなわぬ何か」は、絶えず心のどこかに持っていて、
なんとなれば、隣の部屋のドアを開けるように、易々とドアの向こう側にいってしまう..

死生観か、「終わらない日常」の煉獄か、時間論か、
それとも「神」や「法則」という、絶対に勝てないものの存在か、

賛否両論あるけど、何度でも観ることの出来る映画って、そうない...








にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ





myokasyo at 06:06|PermalinkComments(3)TrackBack(0) よもやまばなし 

2009年09月13日

お宝を前に海賊が謳う

IMG_00221

IMG_0040

...という、タイトルなのですが、

なんか、そう見えませんか?
週末、風露さんで(モーディアル)パフィオっていうランを買ったのですが、
これがまたかわいいランで、
見れば見るほど、どこかで見た、
悪そうでマヌケな、海賊か盗賊キャラの顔に似てる...

IMG_00190

中には、歌ってる仲間を尻目に、
奪ったごちそうを隠れて一人で喰ってるやつがいたりする..


IMG_00200

そのうち海賊らしく仲間割れ...でケンカが始まる...
最初からごちそう喰ってるのは、そのまんま知らんぷり...とか、

少し、花を挿し変えると、いろいろな表情に変わって楽しめます。
一人だけ目に黒い眼帯してるとか、鉤の手とかアクセントをつけると、いっそう臨場感出るかもしれませんね?
まあ、日曜日なんで、そんなことして一人で遊んでるわけです...
いいトシしてばかですね..

IMG_00201

最後は、海賊全員仲直りして、♪ドゥワ〜♪
             ...ってオチでいかがでしょうか?





にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ











myokasyo at 15:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 妙花 

2009年09月12日

【韮(にら)】

IMG_73030



田舎は、
山奥に近いほうから、休耕の田畑が多くなり、
いまもし、まだ耕作が続いていたら、
おそらく観光名所になったろうな、と思われるような見事な石垣の棚田さえ、
何年も手付かずの状態で、よくいえば自然... 悪く言えば雑木林...に戻ってゆきます。

そんな姿を見るにつけ、わが国の将来の食料自給率はどうなるんだ?などと思いますが、
自分自身も若い頃から、そんなことを何か、ずっと考え続けてきたわけでもないので、
そんな自分が、いまさら心配しても、なんとも致し方ない気持ちになります。
あえていうなら、世間の価値観は、いままで、そのようには動いていなかったし、
できることがあるとすれば、いままで私たちが持っていた価値観を、いまから、かえてゆくことでしかない。


田畑は怖いもの... 
子どもの頃は、田で遊ぶと、よく大人に叱られたものですが、
いま、ここでは、その叱る大人の姿も見えない。
雑木林の中に、かろうじて痕跡を残す、山肌の中腹にまでかけて組まれた石垣の波、
かつては、膨大なエネルギーをかけて人手が入ったことを物語ります。

かつて、人手が入った痕跡を物語るものが、もうひとつ。
どう見ても、自然のものとは似つかわしくない場所に、
韮の花が、白い花をひっそり咲かせています。


IMG_73030^





にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ




myokasyo at 02:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 妙花 

2009年09月11日

マニュエル・ゲッチングな朝



あの頃、大阪では、
マニュエル・ゲッチングは、なかなか手に入らなかった..ですね..
私は、まだ学生だったんですが...

クラフトワークやタンジェリン・ドリーム、クラウス・シュルツはメジャーだったけど、
マニュエル・ゲッチングの、やや過去に遡る作品は、その頃でもなかなか手に入らなかった..
テリー・ライリーが1枚手に入った... 大手レーベルから、1枚だけ発売されたから..

あの頃、日本に限界感じたナ〜
学生の分際で買える枚数も限界あったしね...
いまはもっと限界感じるけど(笑


でも、いい時代になりましたヽ(´ー`)ノ
欲しけりゃAmazonで買えるし、
これさえあれば夜通し絵が描けますョ...


E2-E4
E2-E4
クチコミを見る



うわ!高っ! (; д ) ゚ ゚
とうぶん、Youtubeで...








にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ



myokasyo at 07:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) よもやまばなし