2010年09月

2010年09月27日

彼岸花の咲くころ…

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秋の花展します…

といっても、
このブログはず〜っと匿名で書いているので、
ここではSPしません。

ご存じの方は見に来てくださいね。
場所は2年前と同じ。

前回生けていただいた、ゲストの先生方も、
今回再び3名の方が友情出展してくださいます。


北海道から陶芸家の先生の作品展も同時に開催します。

またここで紹介します…。

野に彼岸花が咲いて、
昼の日差しが秋の深まりとともに落ち着きを増します。
花の運命と自分の運命とを重ねるようにして、
秋のひと時を山里で楽しみましょう…








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myokasyo at 23:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 妙花 

2010年09月26日

秋色おだやか

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はじめて口にするのに、いつかどこかで食べたような味…

見覚えのあるクセを持っていた新しい愛人…

かつて潜んだことのあるような草むら…

数日前に夢の中で見た、同じ現実の情景…

一年ごとに回帰する新しい季節…









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myokasyo at 11:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 妙花 

2010年09月20日

幕(まく)

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やがて幕が下りる。

暑くて長い、夏の忘れもの…
そんなことも、やがて幕を下ろす。
あと数日も経てば、今年の夏がどれほど暑かったかなんて忘れてしまう。

やがて夜の空気は澄みわたり、月光が冴える。

同じように、
よいことも、悪いことも忘れてしまう。
よいことも悪いことも、そう長くは続かない。

季節が変わってゆくように…
雨雲が去ってゆくように…
やがてひとつの状況に幕が下りる。

そして、いつの間にか、
よかったことも、悪かったことも、
みんな忘れてしまう。



花     宗旦槿(そうたんむくげ)・数珠玉(じゅずだま)・水引
器     籠掛花入


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myokasyo at 23:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2010年09月14日

泪(なみだ)


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切腹を控えた利休が死の前に削ったと云われる二本の茶杓。
一本は「ゆがみ(別銘“イノチ”)」と名づけられ、利休七哲の中の一人、細川忠興のもとに…
もう一本は「泪(なみだ)」と名づけられて古田織部のもとに…


「泪」は「涙」ではない…


古く日本人は、人前で泣く姿を見せない。
こらえきれず、流れる泪はそっと袖で隠し人知れず泣いた。

人前で泣く姿を見せるようになったのは現代のこと。
そのころから「泪」は「涙」になったのかもしれない。



泪って、
どれだけこらえていても、
一筋、気をゆるしたときから、

あとは止めどなく流れる…








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myokasyo at 02:32|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 妙花 

2010年09月03日

「嘘」が憎い

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日照りのためにススキが不作…
という記事を
あるフラワーアーティストのブログで読みましたが、

たしかに私の花畑でもヤハズススキが不作です。

暑さで花畑への手入れが行き届かないのも一因なのですが、
最も大きな原因は、このヤブカラシ。
藪も枯れさせるという、この繁殖力と増殖力で、
ヤハズススキ畑を、あれよあれよという間に壊滅させてしまいました。

憎いヤブカラシですが、
よくよく見つめれば、花やつぼみの色は独特で、
じつに毒々しくも美しい奇怪なグラデーション。
一度、マクロレンズでも写してみたい対象です。

このヤブカラシ…
案外、好んで生け始めると、いずれ逆転現象が起こり、
ヤハズススキのほうがそのうちヤブカラシを壊滅させたりするかも。

そんなことも世間ではよくあること…




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myokasyo at 01:33|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 娑婆の花 

2010年09月01日

恋歌(こいうた)

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夜でも暑すぎ…;

でも、
ようやく、
この辺りでも、
秋の虫の声が聴こえ出しました…
蒸し暑い、夜の帳の草叢から、
ひそかな虫の声だけが、染みわたってきます。

このブログにもよく書きますが、
虫とか、
虫の声とか、わりと好きなんですよね… 

車の前を、すいすい飛んでゆくアカネトンボに、
必然の出会いを感じたりするのです。
笑えます…?


さて、このちっぽけな歌は恋の歌である−

目に見えぬ、
未知のものをそこはかとなく恋い慕う歌なのである。
この世の生涯で、こいつが見るとか知るとかいうことは、およそありえない。

遠いはるかな先祖たちも、
野辺の夜の生活や、恋の歌の価値を知っていたものはない。
こいつらは、そこいらの虫屋の店先にある、
素焼きのかめのなかでかえった卵から生まれてきたものだ。
それから後は、籠の中に住むだけなのである。

しかし、こいつは、
いく百万年かの昔から歌いついできたとおりに、
しかも、その歌の調べのひとふしひとふしの正確な意味を理解しているかのように、
間違いもなく、同胞の歌をうたっている。

もちろん歌など教わりはしない。

それは有機的な記憶―
夜ごと、露に濡れた丘の草葉のかげから、その魂が声を張り上げて歌うとき、
いく千万もの同胞の、深いおぼろげな記憶なのである。
そのとき、その歌は恋を― そして死を、もたらした。

こいつは、死のことなど、きれいさっぱり忘れてしまっている。
ただ、恋のほうはおぼえている。

だからこそ、いまこうして歌っているのである―


                           草ひばり「小泉八雲集(新潮社)」


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myokasyo at 02:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 妙花