2010年10月

2010年10月25日

かごめ歌の暗号

0220



かごめかごめ…
籠の中の鳥は、いついつ出やる。
夜明けの晩に、鶴と亀がすべった
後ろの正面だあれ

…カゴメ歌は、不可解な歌詞である。

…籠の中の鳥は、はたして閉じ込められているというのであろうか。
そして、夜明けの晩という矛盾。
何の脈絡もなく鶴と亀が出てくるのはなぜか。
そして、なぜ後ろの正面を推理しなければならないのか…。
知らず知らずのうちに口ずさんでいた歌が、不気味な謎を持っていたことに気づかされるのである。
                                 かごめ歌の暗号


有史以前から、タケ、ササは有用な植物として目をつけられていた。
タケ、ササを素材とした製品は、縄文時代の遺跡からも出土している。
農耕が始まった弥生時代に入ると「籠(かご)」や「箕(み)」や「笊(ざる)」などの生活用具として、
あるいは「櫛(くし)」や「竹玉(たかだま)」などの装身具として、広く竹製品が用いられるようになった。

それらの竹製品は、生活に役立つ道具であるだけでなく、神秘的な呪具としても用いられた。
どこにでも生えている<凡草衆木(ぼんそうしゅうぼく)>とは違って、
≪竹≫には超自然的な働きをする霊力があると信じられていたのである。
それゆえに呪術の用具として竹器が用いられたのだ。
                                 竹の民俗誌


六角目の籠を使うたびに「かごめ歌」を思い出します。

日本の籠目の文様が、ダビデの星である六芒星の紋章と酷似することから、
ユダヤの「失われた10支族」日ユ同祖論の根拠になったりしています。

それはさておき、

日本書紀において、饒速日尊(にぎはやひのみこと)の「天羽羽矢一隻(あまのははや)及び歩靫(かちゆき)」が神武と同じ天神の同族であることを示したように、
古代では、竹籠を六角の目に編むこともまた、同じ部族であることを示す独特の技法、または徽(しるし)であったのではないかと思っています。


器 鳥籠花入れ
花 野紺菊 嫁菜


0250





にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!
 ※いろいろな流派やいけばなが集まっていて参考になります。

myokasyo at 07:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 妙花 

2010年10月22日

タイワンアザミ

0030



頭の中で組み立てたものを、
あらためて再構成する… のではなく。

手にした瞬間にバァーッって、勢いと即興で生けてゆく。
じっさい出来上がってみると、そんな作品のほうが楽しい。

「花」を生けることの醍醐味…って、けっこうそんなときに感じるものです。










にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!
 ※いろいろな流派やいけばなが集まっていて参考になります。

myokasyo at 11:21|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 妙花 

2010年10月15日

微か(かすか)

000



貴方たちがどうやって、自己処理をしているのか。
それが問題なの。

繰り返される最近を、
過去からの時間と、どんなふうにして対比させているのか。

想像だけど、たぶん、とても忘れっぽくなって、
夢を見ているような、ぼんやりとした感情が、精神を守っているはず。
昨日のことも、先月のことも、昨年のことも、全部区別がない。同じように思える。
夢で見たことで、過去にあった現実を改竄する。違うかしら?



「どうする?殺してくれる?」その口がいう。
僕は黙ってギアを入れた。

「さもないと、永遠に私たち、このままだよ」

そうだ、と僕は思った。

「ずっとこのままだ」

けれど…

少なくとも、昨日と今日は違う。
今日と明日も違うだろう。
いつも通る道でも、違うところを踏んで歩くことができる。
いつも通る道だからって景色は同じじゃない。
それだけではいけないのか?
それだけでは不満か?
それとも、
それだけのことだから、いけないのか。
それだけのこと。
それだけのことなのに…。

                                   スカイ・クロラ



いつも眺める橋の上から、眼下の川辺に嫁菜を見つけました。
鬱蒼とした葉々草々の影に、ひっそり開いた嫁菜の花…

微かに数輪…






にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ


myokasyo at 00:19|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2010年10月10日

秋が笑う

008



秋が笑う。

秋の実りが笑う。



思いは実るのかね?

私は笑えるのかね?

急がないと… 

長い冬が来る…












にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!

myokasyo at 08:10|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花 

2010年10月06日

「花の会」の花 2010

099
蔓うめもどき・山白菊:ichi

「花の会」の花、
花好きが集まって毎月一回、思い思いの花を生けています。

2年ぶりの一門会ともいうべき花展。
ここで、すべてを紹介しきれませんが…
私の生徒さんたちと、私の出展作を紹介します。

106
(枯)草ぼたん・オヤマボクチ:かつべさん


107
白花秋海棠・サクラタデ:たわさん



「花の会」の花は、生徒さんが自由に生けたものを、
技術的にはこうするほうがよい… だとか、
花材選びや、枝の使い方… 水の揚げ方など…
私ならこうします…という、いわば相手に合わせた消極的指導です。
教えて教わる… ってことも多々あります。

102
ケイトウ:なるみちゃん


108
彼岸花・おひしば:ユイコさん


「花で人間をいけるので、人間が花を生けるのではない…」という、
勅使河原蒼風氏の言葉を借りれば、個々、人の個性で花が変わって当然と考えているので、

基本的な技法さえ学べば、あとは自身で創作してゆけばよいと思うのです。
器によって、花材によって、知恵によって、ひとつひとつ解決してゆけばよいと…

最近は、ほんの近く… ひとり橋の上から、ぼ〜っと流れる川を眺めます…
両岸に咲く、いろいろな草花、雑草と呼ばれる草木の姿、枝、茎の伸び、抑制、花のつき、向きなどを飽かずに眺める…
画家が丹念に自分の線を探り出すように… 自然の情景から自分の線をつかみたい… とか…、



no title




にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!
 ※いろいろな流派やいけばなが集まっていて参考になります。








myokasyo at 14:11|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花 

2010年10月05日

ichiの花会・ゲスト作品紹介

no title
風草;ichi

今回の花会は、『野草一味の花会』と題しました。
野に種々混在しながらも、一種一種はきちんと自主独立して花を咲かせる野草のように、
花好きの一味(いちみ=仲間)が集まり、
組織やカテゴリーにとらわれることなく自由に花を生けて楽しみ、見て楽しみましょう…という意です。

今回、ゲストで出展いただいた先生方の作品を紹介します。


■草月流K先生の花

以前にもこのブログで紹介していますが、
草月流のK先生とは、かれこれ10年来のおつきあい。
出会いは某花展で木賊の貸し借りがご縁のはじまり。
今回は『野草一味』のテーマ通り、
里山風景の広がるがる会場周辺で調達した花が中心。

0^


0^^^


0^^


0^^^^


0^^^^^




■寧楽未生(ならみしょう)流:M先生の花

00


00^^^


結果として… 私は未生二流派と池坊を学んだのですが、
生け花と最初の出会いをしたのが、寧楽未生のM先生です。
今回も快く出展に応じていただきました。
どれだけ草真の体を成していても、花の約束事はきっちりと押さえられています。

この先生の花を見ていると、右も左も分からない… 花に初めて触れた頃の自分を思い出します。



■未生陽風会S家元の花

01


01^


どこの流派にも属さず、会にも属さない…そんな私を、
いろいろな花展に、私の花を出展させていただく機会を、与えていただいた…
 
いま、思い出せば「葉蘭つながり…」。
生花に生けた私の葉蘭を観ながら思わず話がはずんだ… って、そんなご縁…
直接、花の教えを受けたことはありませんが、人生の中の大切な恩師です。



花の道も、一歩一歩、歩んでいるうちに、
その道すがら、花を介していろいろな方々と出会うのです。







にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!
 ※いろいろな流派やいけばなが集まっていて参考になります。



myokasyo at 11:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生け人しらず 

2010年10月03日

竹垣の中…

001^^^



今回、花展のメインに生けたのは、
テーマ:「竹垣の中」… なんですよね…

秋が垣根から顔を覗かせる…

竹垣も自主制作。
よって、
いちおうプロの造園屋さんに習ったものの、
初心なんで竹垣独特の棕櫚の結び目が大小ちぐはぐでしょ?
今ではだいぶ上手くなったとは思っているのですが…(笑)
ちなみに、手袋をつけずに結んだので、練習も兼ねての回数で、指の皮が剥けました(笑)

000^


ところで…
ここでも、日本人の知恵…みたいなものを学びました。

棕櫚縄の一方はリールのまま、もう一方の動作で結び目を作ってゆく…
つまり、<結び>という行為の中で、縄のロスを最小に抑える…という知恵を感じるのです。

「縄(なわ)」は呪力…
「結び」は呪力…

一筋の棕櫚の繊維も無駄にしない。
そして、滑りやすく「逃げる…」丸ものの竹を結合してゆく…

深夜、こつこつとそんな作業をやっていると、
この国の、深い深い… 古い古い… 知恵や想念に出会うような気がします。




001^^


001^^^^








にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!
 ※いろいろな流派やいけばなが集まっていて参考になります。



myokasyo at 22:02|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2010年10月02日

野草一味(やそういちみ)

094


花展終わりました…

この場を借りて御礼。

…と、いっても、ここでは何のことだか分からないわけですが…

華道家は私を含めて四人…
私の生徒さん十人…の、併せて十四人が花を生けます。


006


テーマは「野草一味(やそういちみ)」。

秋も深まるにつれ、野草、山野草がさまざまな花を咲かせ、愛でる人の目を楽しませてくれます。
野山に種々混在しながらも、一種一種はきちんと自主独立して花を咲かせる野草のように、花好きの一味(いちみ=仲間の意)が集まり、
組織やカテゴリーにとらわれることなく自由に花を生けて楽しみ、見て楽しむ。
そういうことがテーマです。

けっこうたくさんの来場者ありました…

生徒さんや、ゲストで出展していただいた各流派先生方の
個々の作品などは、追ってまたここで紹介します。


007





にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
▲にほんブログ村 ・生け花ランキング参加中!
 ※いろいろな流派やいけばなが集まっていて参考になります。


myokasyo at 21:44|PermalinkComments(6)TrackBack(0)