2011年05月

2011年05月29日

朴(ホオ)の花が咲きました

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もう10年ほど前になりますが…

朴の木が欲しくて、知り合いをいろいろ当っていたところ。
いろいろな方々から、なんと三本の朴の木が一度に集まりました。

いずれも2〜3年程度の若い株でしたが…
時は経るもの…今年、そのうちの1本の朴の木がたくさん花を咲かせました。
それも、花のついたのは3本のうちの1本だけ。
どうも、これに不思議さを感じたのです。


描かれた黄泉の世界・王塚古墳 (シリーズ「遺跡を学ぶ」)

6世紀前葉と推定される極彩色の壁画で装飾された福岡県嘉穂郡・王塚古墳。
この古墳の玄門前から出土した蓋杯の杯の中に「ホウノキ」の葉が敷いてあったという…

ホオノキは強い他感作用(アレロパシー)を示す植物とWikiにある…
アレロパシー(英語: Allelopathy)とは、ある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果の総称

古代人は樹木の特性を知ったうえで呪術に用いている…というのは勝手な私の説。
たんに葉が大きいというだけでなく、ホオノキが持つ特性を見抜いた上で、
なんらか呪術的な理由で、黄泉の空間の蓋杯に「ホオノキ」の葉を入れたのではないか?


…ホオノキの「朴」とは訓音に対する当て字。
「木」辺に「卜」とは何らか占いの意味があるな…と考える…

「訓音」で考える習慣がいつのまにかついている…


ホオ…?

祝(ほ)?
屠(ほ)?

折口信夫(おりぐちしのぶ)の「花の話」の頁を読んでみた…

「花」というのは、
花の咲いているものではなく、
先触れに うら・ほ・として出て来るもので、先触れの木である。


一種の匂いの高い木で、花ではなく樒など…
          … 問題になるほど目につく花ではなく…

榊に近いもの… 何かの前兆になる神の木の一種類であった…


以上、断章的に拾い集めてみるものの、ホオノキに関する核心的なものは得られない。

ところで、今朝、気づいた、ただの思いつきですが、
「うらなう(卜う)(占う)」とは、
「裏(うら)」を「占(な)」うことだろう…

世界には「表」と「裏」のふたつの世界があって、
目に見える現実の「表」の世界があり、
目に見えない未来、ずっと古い過去、また死後の世界など、
現実では見えない世界を「裏(うら)」の世界とする。
古い時代、花は、きれいきれいと観賞するものではなく、
花の兆しを見て、現実には見えぬ裏側の世界を占うもの。

裏の世界の中でも、
朴(ほお)は穂(ほ)は先端、または未来のことを意味する。
穂(ほ)を、占(な)う…朴(ほお)の花が咲くことは、何かの兆しに違いない…
と、思いつつ…

拡げるだけ話を拡げておいて結果は散漫なまま…
生きて行くほどに気がかりや謎は増えますね…


朴の花…
独特の清廉な香りを部屋いっぱいに放ちます…


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myokasyo at 10:44|PermalinkComments(8)TrackBack(0) 妙花 

2011年05月24日

初夏の野草一味

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一味とは、仲間。集団(グループ)の意。

野草は、石の隙間に根を張り
コンクリートの亀裂からも芽を出して、
たくましく生き抜く姿が生命力の源泉を感じさせ、
自然の力の息吹を人の心に伝えてくれます。

野や河原に、
種々混在しながらも、
一種一種はきちんと自主独立して花を咲かせる姿。

花は野にあるように…

自立する。あなたも私も野草一味。
決して化学肥料やビニールハウスの無風の中で、
綺麗なだけに育てられないように…
嵐も日照りも、また一興。

初夏の野草を中心にあつめてみました。

タツナミソウ
ウマノアシガタ
スイバ
カワラナデシコ
ユキノシタ



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myokasyo at 21:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2011年05月18日

筍と姫射干(ひめしゃが)

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2か月前の地震、津波、原発事故以来、
それまで自分がどんなことを考えていたのか、忘れてしまいました。

とにかく。
全体的に何かが変わる合図なのだろうけど。
日常、日を追い、時間を追っているうちに、
そんな合図は見失ってしまう。

価値観?方法?構造?

何かは分からないけど、
「もう、今までどおりの様にはいかないんですよ…」

みたいな声がどこかで聴こえる。




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myokasyo at 15:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2011年05月10日

黒ろうばい

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 綺麗は怖い 綺麗は怖い
 
 綺麗な花は、怖いも、脆いも、危ういも、併せ持つ。



 
綺麗は穢い、綺麗は穢い…
 霧と濁った風に舞い…

               (マクベス:シェイクスピア)






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myokasyo at 18:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 妙花 

2011年05月07日

いただきもの一枝

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庭師のF氏にコバノツツジ一枝を頂戴しました。

一枝を贈る心、一枝を受け取り喜ぶ心。
気の遠くなるほどの古代から醸成された日本の文化・美意識・心情があるのです。




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myokasyo at 00:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2011年05月03日

不穏な遠山桜

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今年は不思議な年で、
遠望の山に、山桜がまだ咲いている。

里では、すでに藤や山吹や躑躅が咲いているし…
そう思えば、まだ庭の椿は花を残している…

何年か前にも、春の花と夏の花と秋の花が、
同じ時期に咲いていたことがあって、まさに百花繚乱。

ちんぷんかんぷんな思いをしたことがあったけど、
その年の秋、地震が起きた。
有名な鯉の養殖場が被害を受けたことで記憶している。

不安を煽るわけではないけど、
まだまだ注意が必要かも…
何もなければ、それに越したことはなし…


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myokasyo at 02:31|PermalinkComments(2)TrackBack(0)