『花の会』十周年記念花展不立文字・池坊の花

2008年10月05日

【支(ささえ)】

sasae_1


いや...
まあ...疲れました。

花展にゲスト出展いただき、お世話になった池坊の先生を車で送り届けて、家に帰ってきてから、少し寝ました。
...ということで、またヘンな時間に目覚めてしまったのですが。
もう大丈夫です。
明日から日常の生活に戻ります。

sasae_3


まあ...いろいろ反省点もありますが、楽しかったです。
はじめて花の世界と出会った師匠・寧楽(なら)未生流の先生と久しぶりにお話したのですが、
今からちょうど十七年前が私の「花の世界との出会い」ということです。まあ...いま振り返ってみれば、けっこう花と出会って楽しい十七年でした。

そして、この十七年間に出会ったさまざまな花繋がりの友人、各流派の師匠、旧友ともこの機会に再会できたってのが、今回、この花展をやってよかった...って思うところです。
なんでも漫然と続けるよりも、どこか、何かの「節目」ってものは大切なことだな...と、あらためて気づかされました。

sasae_5


創作ではミツマタを制作したのですが、花を知る人ならご存知だと思うのですが、ミツマタという花材は、枝が三つに分岐していて、株側の分岐から枝の先まで、どれだけ細くなってもまるで法則のように三つに分岐していて、そのどこかにほかの一本を「支える・支えられる」ようになっています。先端では、まるで紙縒り(コヨリ)のように微かな分岐でも、別の一本のミツマタを「支る・支えられる」。
これは制作している過程で考えた理屈ですが...どんな些細な「縁」でも互いに「支え、支えられる」ってことが、「人の道」みたいなもんだなとつくづく思ったものです。

sasae_7

二日間の展示なので、途中で崩れるなんてハプニングがないように、いちおう支柱三本、先端部の柱三本だけはコンパネの裏からボルトを入れましたが、接着剤やワイヤーなど一切使わない、ミツマタ同士の組み合わせと差込みで、構造を支え合って立ち上がっています。剣山もオアシスも使わず、枝や茎の微かな組み合わせと重力だけで花が留まることが、抛入の技術の基本。あともうひとつは、残材を出さないこと。根元から枝の先端に至るまで、ほとんど無駄なものはありません。

会場のキャパの都合上、作品の幅を当初の予想よりひと回り縮小しましたが、イメージに近いものができたと思っています。
角度によって「龍」にも見え、「猪」にも見え、「鳥」にも見える。制作中に私も思った同じことを見ていただいた方々も異口同音に語っていただきました。
来ていただいたすべての方々とお話ができたわけではありませんが、好、不評を問わず、何か感じていただければそれ以上のものはありません。

八才のなるみちゃん、十四才のやっくんを含めて、たった十二人の小さな「花の会」の十周年花展に、二日間で、ご来場いただいて、記帳していただいた方々が二百人超。この数が多いのか少ないのか分かりませんが、当初の予想をはるかに超えて多くの方々に御覧頂き、また励ましのお声をいただき、またお忙しい中、協力出展いただいた先生方にも、ほんとうに感謝しています。

あなたと私は、「支え」合って生きている... なんてね。



sasae_4


▼ブログ村Rankingへ... いつも応援感謝〜!ヽ(´ー`)ノ
にほんブログ村 花ブログ 生け花・華道へ
Blog Rankingへ▼
Ranking






myokasyo at 03:25│Comments(0)TrackBack(0) 妙花 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
『花の会』十周年記念花展不立文字・池坊の花