【支(ささえ)】【Cycle(循環)】

2008年10月05日

不立文字・池坊の花

ikenobounohana


今回、私の花展に、私が花を習った二人の師匠と三人の花の友人が協力出展に応じてくださいました。中でも「池坊」のM先生は、私が「立花を学びたい」と、明確な目的を持って門をたたいた、花の世界で二人めの師匠です。

立花も、私が習った頃とは、多少、風体が変わっています。役枝...たとえば胴は、トルコキキョウ一輪に省略されています。

「上部の伸びをおおらかに、下部は比較的花数を省略して重心を水際で締める...、いま、そういうふうに立花も変わってきてるのよ...」

修行の頃、私が稽古で生けた立花も、師匠が少し角度を変え、少し挿し口の位置を変えるという、ほんのわずか変更や手直しが入る毎に、なにごとか風体が締まってゆくのを覚えています。
さまざまな花展への出展も、この師匠のときに経験させていただいたのです。

今回、久しぶりに師匠の花を見せていただき、

不易流行(ふえき-りゅうこう)

不立文字(ふりゅうもんじ)

              ...という言葉が頭の中を過ぎりました。

いくらマニュアルや写真、図版を見ても、言葉や文字でいくら伝えたって、決して自分のものにはならない。
その場で師匠の花を生ける手先を見て、一枝挿し口が変わることによって変わるその場の空気の変化や、師匠が次に花の姿のどこに視線を向けているか、それをその場で自分の眼で追って覚えていく以外に、ほんのわずかのニュアンスの違いを覚えてゆくことはできない。花を習うとはそういうことだと思います。

新しい姿でありながら古い。
室町時代から脈々と繋がる「池坊の花」が作り出す空気には、あらためて、日本の「花文化」の奥深さ、花の先人がずっと紡いできた花への思いや歴史の重みを感じざるにはいられませんね...



ikenobounohana


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myokasyo at 22:57│Comments(0)TrackBack(0) 好きな花 

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