昨年12月からヘンデルの「ラルゴ」(ピアノ譜、全音版)を練習し始めました。和音で進行していく、厚みと響きが美しい、明るくて荘厳な曲です。
IMG_3747
苦手な和音…。できないところはひたすら愚直に繰り返し、一音ずつ指に刻み込むように練習。その甲斐あって、調子のいいときは大きなミスなく弾ききれるようになりました。ただし、少しでも集中を欠くと間違えまくってガタガタになるし、暗譜も無理ですが。

旋律と和声が美しくて、弾いていると気持ちが昂り、自然と浄化されるような曲です。高揚ポイントがいくつかあって、そこではふわーっというか、プワァーッというか、キラキラした光と浮遊感に包まれる感じ。弾きながらすごく気持ちよくなってきてしまうのですが、興奮しすぎて我を忘れるとどこを弾いていたかわからなくなるので、冷静さを失わないことが大切です。

いら立っていたり焦っていたり、心がざわついているときは自分でもびっくりするほど間違えます。なんでこんな簡単なところをミスしているの?とか、あれ、今どこ弾いてるんだろうと迷子になったりとか、曲の流れがさっぱりわからなくなって指が動かないとか…。

それにしても、こんなにいい曲だったなんて驚きです。昔はこのよさがわからなかったんだなぁ。出合い直せてしみじみ嬉しい。

全音ピアノピースでは「難易度A」。一番簡単なランクのため、過去に何度か自主練を試みたことはあるのですが、あまり魅力を感じないし気乗りしない。なのに和音が多くて厄介。

心底弾きたいわけじゃない曲を根気よく練習する気持ちには、なかなかなれないものです。
和音、面倒くさっ。やーめたっ。いつもこうでした。

今回はなぜ投げ出さなかったのか不思議です。昔の自分より少し上達しているからだとしたら嬉しい。

荘厳な曲調から教会音楽だと思っていましたが、解説によると、オペラ「セルセ」の中のアリアで、プラタナスの木陰への愛をうたったものだそうです。

木陰への愛…。やや拍子抜け。そりゃ緑の木陰は素敵ですがね、褒め称えるって、そんなに?大げさすぎない?と思ってしまう。

演奏しながら情景を思い浮かべてもしっくりこない。やはり、高い天井の窓から光射す教会のイメージです。

↓ランキングに参加しています。よろしかったら押していただけるとうれしいです。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村